恋慕 れんぼ 연모 The King’s Affection 2021年放送 KBS 2TV月火 全20話
第17話視聴率8.4%
hg@さらんさん |
第17話あらすじ
殉死したヒョンソルの墓を作ったソクチョはその場所をフィに報告。墓参するフィをそっと見守り見送った後、自分もまたヒョンソルを偲ぶ。ひとしきり後、立ち上がったソクチョはフィが賊に襲われる瞬間に出くわす。フィは衣服の紐を断ち切られ、慌てて前を合わせる。すぐさまフィをジウンがかばうが、絶体絶命だ。さらに刀を振り上げる賊を遮ったソクチョ。ソクチョはさらに主犯格と対峙し、追い募るが惜しくも逃げられる。
2人を襲った賊は確かにチャンウン君だったが、確証がないためにこの件は内密に伏すことに。ジウンはソクチョがこの件をギジェに報告するのかが気になったが、ソクチョは極秘に捜査すると言葉を濁す。一方、チャンウン君はフィの性別に確証を得られず、曖昧な結果にいらつくウォンサン君。が、ジウンの態度できっと女性だという印象を固める。ウォンサン君は王宮を訪ね、双子の臍帯の話を振って大妃の不興を買いつつ、王が狙われた王宮が平常通りなのを見て、間違いなく秘密があると確信する。チャウン君はウォンサン君がチャンウン君の件に絡んでいるとにらむ。
ジウンの勧めでウンソはけがの治療とジルグムの調査の手伝いのため、三開坊の世話になることに。ウンソの圧倒的な威圧感の為にジルグムは腰が引け気味だ。転びかけたヨンジを鮮やかな身のこなしで支え、ヨンジは好印象。ジルグムと一緒に薬問屋を訪ねて、男性客の手の傷に間違いなく見覚えを感じる。それは先王が死んだ時に便殿から出ていったチョ尚膳を首吊りに見せかけて殺した男。それは内医院(ネイウォン)のソ・スンギュ。王を担当する御医だ。ギジェは御医まで抱き込んでいるのだろうか。
その頃、ジウンとフィの間に王と部下以上の関係があるという噂が広まり始める。中殿との共寝をしたがらないことはその証明と面白おかしく尾ひれがつく。噂を聞きつけた中殿のお付き尚宮の報告にも、中殿は聞く耳を持たない。が、噂はどんどん広がりさすがに不安が増す中、夜半にジウンと一緒にいるフィを見てしまう。大妃も噂を聞きつけ、ギジェに疑われることは避けろと助言、中殿となるべく一緒に過ごすように仕向ける。中殿は悩んだ末に噂の真相は求めず、ただ子供だけは授けてほしいとフィに訴える。
チャンウン君はたびたび隠れ家を抜け出していて、ウォンサン君は頭を抱えていた。ある日、とうとう妓楼に出没したチャンウン君は、妓生(キーセン・芸子)たちを大勢はべらせてどんちゃん騒ぎを繰り広げる。その口は羽のように軽く、王が女性だったらと面白おかしく話してしまうほど。とうとうチャンウン君が生きているという噂がギジェの耳に入ることになる。ギジェは真相を探るようにソクチョに命じ、さらにフィとジウンの噂の件で不愉快な感情をあらわにする。
ソクチョはヨンスの家を訪ねて、ジウンとソウンの縁談を持ち掛ける。それがギジェの意思なら受け入れられないというヨンス。ソクチョはそうではなくフィとの噂を打ち消して、ジウンの身を守りたいという本音を打ち明ける。深く考え込むヨンスに対し、ソウンはこの縁談を進めてほしいと懇願する。果たして、ジウンの知らないところで縁談がまとまってしまう。
噂は収まる気配を見せず、中殿や大妃に挟まれて思い悩むフィ。そんな時、便殿にやって来たジウンは、キム尚宮やホン尚膳からフィを取り巻く事情を教えられ、当分の間は便殿に近づかないようにと告げられる。さらに中殿からは、良からぬ噂でフィの立場が悪くなることを憂い、本当の忠臣であるならばジウン自ら王宮を去ってほしいとまで言われてしまう。
沈んで帰った家で母が結納の準備を進めていると知ったジウン。何が何だかわからないジウンに、このままでは命の危険があると泣き着く母。ソクチョは自分の部屋にジウンを呼び、改まって話をする。実はフィが女性であることを知っていると。もし、ジウンがこの結婚にしなければ、自分はフィを殺すと。王が女性であることが知れたなら、殺されても文句は言えないのだ。他に選択肢がないジウンは追い詰められる。
チャウン君はチャンウン君をみつけて追いかける。王に見つかれば殺されてしまうと必死に逃げるチャンウン君の前に立ちふさがる私兵たち。その後ろにはソクチョが。チャウン君が剣を抜き私兵たちと戦っているうちに、さらに逃げるチャンウン君は剣を持って迫るソクチョに、ウォンサン君の悪だくみの全てを話してしまう。王の秘密を知っていると知ったソクチョはチャンウン君を絶命させてしまう。
他に方法がないと悟ったジウンは婚礼を挙げる決意を固める。それがフィを家族を守るただ一つの道であるから。フィは中殿からソウンとジウンが婚礼を挙げると聞き、心穏やかではない。一日中姿を現さなかったジウンを気にかけながら夜の散歩をするフィの前に、やっと姿を現したジウンはフィの望む答えはしてくれず…。
第17話感想
ジウンがフィと深い係わりがあることも思い悩む要因の一つでありますが、ソクチョが王が女性であることをギジェに伝えるってことは、自分が本当のフィを殺してしまったと打ち明けることになるということですよね。それは、ソクチョもギジェに対して立場が悪くなるってことでしょう。
ソクチョはジウンが結婚して、都を離れて暮らすことを望みます。もう命がありさえすれば、なりふり構わぬ所存なのです。そこはやはり親なんですね。ジウンもこればかりは拒否することもできませんでした。だって、フィを殺されるなんて考えたくもないし、母親は泣いてすがるわけですし。だけど、今やジウンを支えにしていたフィがこれからどうやって生きて行けばいいのか…。
チャンウン君とウォンサン君の悪だくみを知ったソクチョは、ギジェの許可も得ずに殺してしまったことになります。それは問題にならないのかなぁ?! それに、ウォンサン君が黒幕であることを知ったソクチョがこれからどう出るのか、大変気になるところです
第18話視聴率9.4%
hg@さらんさん |
第18話あらすじ
フィを失いたくない、ただそれだけの心で涙の別れをしたジウンはソクチョの言う通り結婚すると告げる。その代わり、フィの秘密を必ず守ってほしいと。すでに秘密を知るチャンウン君を闇に葬ったソクチョは息子の願いを受け取る。王宮ではジウンの仕事の後継も決まり、フィは無心に剣の稽古に明け暮れる。ジウンの結婚話を聞きつけたチャウン君はジウンを殴りその理由を問い詰める。
ウンソの言う通り、御医が先王の殺害に関与しているのかを確かめるため、自室に呼び寄せるフィ。熱い湯薬を持って入って来たホン尚膳は、計画通りに御医の腕にそれをかけ、失敗に見せかけて手首の傷を確認する。退室した御医の後を追うと、ギジェに事細かに報告していることを突き止める。それは先王の殺害に関与している証拠だろう。
ジウンは山を這いずり回って先王の死の原因とされる「不消花」をみつけ、三開房を訪れる。ジルグムは薬剤商と本当の原因とみられる「蘇朗草」の取引を取り付けたという。ジウンは心配してウンソを連れて行くように言うが、ウンソはフィの命で出張中だという。ジルグムは結婚を控えている自分の心配をしろと突っつくが、無表情のままのジウン。そこにやって来たソウンはジウンが自分との結婚に前向きではないことを感じ取る。
床入りの準備が始まった中殿殿では、お付き尚宮が思わぬ告白をする。ギジェに内密に呼び出され、恐ろしさのあまり床入りの日に寝具が二つ用意されていることを話してしまったという。それを知った中殿はフィとどうしても床入りを遂げようとする。が、それに応えることができないフィはただ中殿を抱きしめて、必ずその理由を中殿にだけは打ち明けると約束する。涙にくれる中殿には戸惑いだけしか残らない。
ジウンはジルグムが心配で薬剤商に向かうが、そこに待ち受けていたのはソクチョだった。毒草を探している者の存在を把握しているギジェの指示で、ジルグムは命の危機に対面する。ジウンは生きる勇気を失った時、自分を救ってくれた兄妹を見捨てられないと、ソクチョが止めるのも構わず飛んでいく。ジルグムを襲う者たちとの間に割って入ったジウンは戦って逃げる途中で深手を負う。ジウンのあわやの危機に駆けつけたソクチョは自分からギジェに報告するとして、無理やり仲間を追い払ってしまう。その後、ジウンが担ぎ込まれた三開房で介抱していたソウンはジウンの本音を知ってしまう。
消息を断ったチャンウン君を探し回るウォンサン君。チャンウン君のせいで「王が双子で女性に入れ替わった」という噂はすでにギジェの耳に入っているというのに、肝心のチャンウン君は依然見つからずいらだつ。ウォンサン君が部下に指示を出すのを聞いたチャウン君はその理由を問いただす。「チャンウン君はすでに死んでいる」そう告げ、ウォンサン君の行動を止めようとする。一方、黒幕がウォンサン君だと突き止めたギジェはウォンサン君を捕えに来る。「女性は王にはなれないのだ。」勝負をかけて自らギジェに捕まるウォンサン君。
ウォンサン君はギジェに向かい、自信満々で自論を繰り広げる。チャンウン君がフィを襲った件をソクチョが隠していることまで明かして、間違った札を放して自分の手をつかめと持ち掛ける。たわごとと決めつけ、ウォンサン君を投獄する。その後、中殿を見舞ったギジェは「心配ない」と言いながら、中殿の手が震えていることを見抜く。一方、チャウン君はウォンサン君が全てを知り、ギジェに伝えるだろうことを急ぎフィの耳に入れる。すくみ上るキム尚宮とホン尚膳。フィは残された時間があまりないことを痛感する。
「蘇朗草」の所在がつかめないことが気がかりだが、御医が殺害に絡んでいるのは間違いない。そこを切り口Bに問いただそうと決意したフィはウンソを呼び寄せる。一方、ギジェはチャンウン君の襲撃という事実を報告しなかったことをソクチョに問うが、王命に従ったという答えに不信感を持ち、すぐさまソクチョを監視下に置く。
いざ行動を起こそうという直前にフィを訪れたギジェ。ギジェは聞いた話として面白おかしく冗談めかして話し出す。王宮には荒唐無稽な話が多すぎると笑い飛ばしながら、フィの出方によっては冗談ではなく、秘密を知る者全てをあの時のように亡き者にできると、キム尚宮とホン尚膳を一瞥して立ち去る。フィは二人をすぐさま王宮から出し、一人で戦うことを決心する。「私は死なない、きっと勝って迎えに行く」という決意を伝えて送り出すフィ。二人はフィを一人で残すことに涙しながらもチャウン君について行く。キム尚宮はその足でジウンの元に立ち寄り、フィがタミであることを伝える。
ジウンは走る。王宮に向かって。フィいや、タミに向かって。走りながら、昔のことから今までのことが走馬灯のように頭の中に駆け巡る。一方、フィはたった一人になって戦う前に、気持ちの整理をつけるように、大切にしてきたジウンとの思い出を整理する。その姿を認めたジウンは「タミ…」と声をかけ…。
第18話感想
話は一気に進んで息を呑む展開に目が回りそうです。ギジェはほぼ99%フィが女性であることに確信を抱いたようです。10年前、フィとタミが不幸な事件により入れ替わってしまったことを。そして、腹心の部下でずっとギジェの殺害指示を遂行してきたソクチョがここに来て不審な行動をとるようになってしまったことも。
ギジェは本当に怖いですね~ブルブルッ!! 今回はギジェの出番が多くて、その恐ろしさがめちゃくちゃ強調されていました。見ているこちらも震え上がってしまうほど迫力がありました。キム尚宮とホン尚膳は無事に逃げられるでしょうか。心配でたまりません。ウンソが一緒に行くかと思ったら、チャウン君でしたし。
ジウンはもう頭がくらくらです。フィがタミ、タミがフィ。タミはもう死んだと信じていましたし、フィが女性であるのを知った時にきっと打ち明けようとしたけど、そのままになってしまったんですね。ジウンが駆けつけてくれたのはうれしいけれど、果たして足手まといにはならないのか…心配ですね。
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