最愛の敵~王たる宿命~

最愛の敵~王たる宿命~ 11話・12話 あらすじと感想






最愛の敵~王たる宿命~ (赤い丹心) 붉은 단심 Bloody Heart 2022年 KBS放送 全16話

daisySSさんより

第11話視聴率6.1%

第11話あらすじ

ユ・ジョン(カン・ハンナ)が襲われた事件が偶然ではなく、計画された刺客によるものだったと知った王のイ・テ(イ・ジュン)は、チョ・ウォンピョ(ホ・ソンテ)に、国舅(王の義理の父)は彼が唯一であると伝えると、彼の娘であるチョ・ヨニ(チェ・リ)を淑儀として待遇すると伝えます。

その後、チョ・ヨニにも同じことを伝える。王の言葉が何を意味するのかに気づいたチョ・ウォンピョは、ユ・ジョン(カン・ハンナ)を訪ねると、刺客を利用して彼女を殺害しようとした事件は、チョ・ヨニではなく、王妃のチェ・カヨン(パク・ジヨン)が計画したことだと伝える。

ユ・ジョンは大妃が自分を殺害しようとしたことを明かそうとすると、大妃を守るためパク・ゲウォン(チャン・ヒョク)が動きだす。パク・ゲウォンは自分が都落ちをすると約束すると大妃の罪を明かさないで欲しいとお願いします。

一方、大妃チェ・カヨン(パク・ジヨン)は、新たな計画を進める中、パク・ゲウォンが刺客の件を解決するために、都落ちを決意したことを知ると、「私に三日間だけ時間をください」とパク・ゲウォンを説得します。パク・ゲウォンは、王宮内での大妃の地位が危険にさらわれることはないと、彼女を安心させる。

雨が降らない日々が続き、三日後、王による祈雨祭が行われることに、、、儀式は無事に終わり、雨が降り始めると、突然口から血を流して倒れた王イ・テ。王が倒れた原因は、毒物によるもので意識が戻らない王。

王の意識がないことが伝えられると王妃は、王に代わり垂簾聽政を行うと意思表示をしたことで、パク・ゲウォンをはじめとする家臣たちの反感をかいます。

ユ・ジョンを訪ねたパク・ゲウォンは、祈雨祭が行われる前は、必ず断食をするはずの王が毒を摂食したことは説明ができないと、王妃が垂簾聽政を行うのではなく、調査をするべきだと説得します。しかし、ユ・ジョンは調べを始めるとパク・ゲウォンが望む結果となるはずだと彼を疑う。

内官のホ尙膳はこれまで自身がお金を渡してきた官僚たちの名前が書かされた帳簿を大妃に渡すと、これからは彼女のために働くと語ると復職をお願いします。大妃は彼を復職さえ、王に代わり政治を行う準備を始めます。大臣たちの意見を受け入れることなく、勝手な行動を続ける王妃に、パク・ゲウォンは、立場を明確にします。

「これまで築き上げた朝鮮を、あなたが一生をかけて大切にしてきた朝鮮を、私はつぶそうとおもいます」と語ると、引き下がらない大妃。「私を廃位するためには、王様が目をさまさないと、、、」と語り、強気。

パク・ゲウォンは、引き下がらない大妃を悲しく見つめ、、、その時、「王様が目をさましました」と告げるユ・ジョン。

第11話感想

大妃の反乱が始まる??

刺客を送りユ・ジョンを殺害しようとした大妃の計画は失敗に終わります。しかし、このままひきさがることができない大妃は更なる計画を進めます。パク・ゲウォンがユ・ジョンを王妃に選んだことで、王宮内での自分の立場、将来がないことしる大妃にとって、何もしないわけにはいかない状況に追い込まれたのでしょうか。

軍を動かす力を持つ兵曹判書が誰と手を息子とになるのか、今後のドラマの展開に関係するようです。今話、ユ・ジョンを殺害しようとした背後にチェ・ヨニがいることを知った王は、自分の立場をヨニと彼女の父チョ・ウォンピョに明確にします。暗殺事件に娘が関与していないことを王妃のユ・ジョンに伝えるチョ・ウォンピョ。

倒れて意識のない王に代わり政治を行うと宣言した大妃、、、果たしてチョ・ウォンピョと彼女が協力しあうことになるのか、ハラハラする第11話でした。大妃とチョ・ウォンピョが会う前に、チョ・ウォンピョと会っていた人物はユ・ジョン。大妃の計画に対抗するためにユ・ジョンも本格的に動き出したようです。

パク・ゲウォンのために自身を犠牲にした大妃チェ・カヨン(パク・ジヨン)が、これまでとは違い、、パク・ゲウォンに対立する姿が今話描かれ、果たして今後どのような展開を迎えることになるのか、ますます面白くなってきました。大妃はひきさがることがなく、このまま強硬な姿勢を見せ続け、死を迎えることになるのか、ハラハラします。

王の意識が戻ったと告げるユ・ジョン。しかし、王はまだ意識がなく、ユ・ジョンの嘘でした。彼女の嘘が新たな危機を迎えることになるのか、それとも危機を回避する出来事へとつながるのか、目が離せない展開は続きます。

第12話視聴率7.3%

第12話あらすじ

家臣たちを集めたユ・ジョン(カン・ハンナ)は、侍医から王イ・テの状態を説明させると、大妃の要求通りに垂簾聽政を許す場合、王を裏切った行為としてみなすと、立場を明確にします。

ユ・ジョンはパク・ゲウォンの息子パク・ナムサンを通じて、パク・ゲウォン(チャン・ヒョク)の考えを聞かされる。大妃に会うために王宮を訪れた僧侶の姿を目撃したパク・ゲウォンは、僧侶を疑い監視させる。僧侶は大妃に「大妃様の敵はパク・ゲウォンです」と告げ、彼を警戒し敵対するべきだと助言します。

意識が戻らない王イ・テ(イ・ジュン)の側を守るユ・ジョンは、「一緒守ると」語る王の夢を見たあとに目が覚めると、王の目が開いたあと閉じる瞬間を目撃。侍医から意識が戻っていたいと聞かされたユ・ジョンは、侍医を疑い。チョン・ウィギュンは、王宮の外で王の治療を行うことを提案する。

垂簾聽政を行うために弘文館(王宮の経書、書籍、文書の管理や王の諮問に答えた機関)のキム・チウォンを脅迫する大妃。息子の命を奪うと脅されたキム・チウォンは姿を隠し、、、キム・チウォンの息子の命を奪うと脅す場面をチョ・ヨニ(チェ・リ)に聞かせると、「王妃にはなれませんが、大妃にはなれます」と彼女を巻き込もうとします。

王イ・テの転地療養を提案したユ・ジョン。パク・ゲウォンは王宮の外で治療を続けることが危険であると告げると、別宮に向かうイ・テを守ると約束し、ユ・ジョンはパク・ゲウォンの言葉を信じることにします。

王は王宮から出ますが、チェ・ヨニが現れてユ・ジョンをとめたことで、ユ・ジョンは王宮に残ることになる。大妃からの命令があったと伝えるチェ・ヨニは、ユ・ジョンが王を毒殺しようとした上書があがったことを伝えると、調査を始めると告げます。

トングムが危険だと気づいたユ・ジョンは秘密の通路を通じてトングムを脱出させようとしますが、通路の存在に気づいた内官のホ尙膳により、捕まる。チョ・ヨニは上書を書いたのがドングムだと認めると命は助けると約束しますが、トングムは拒否。その後、拷問を受けるトングム。。。

大妃は各大臣たちに垂簾聽政に賛成するよう圧力をかける手紙を送り、チョ・ウォンピョ(ホ・ソンテ)も受け取ることに、、、大妃を阻止するべきだと動き出したチョ・ウォンピョをとめたのは、娘のチョ・ヨニ。

便殿に集められた家臣たちに自分の意思を伝える大妃。その頃、パク・ゲウォンは僧侶を疑い、僧侶の父を捕らえます。大妃が一人で計画することはできないと考えるとパク・ゲウォン。僧侶の父から賭博の謝金を払えず娘を売ったと知らされたパク・ゲウォン、、、僧侶はシウォルで、チョン・ウィギュンが彼女を引き取り、息子として育てたことを知ります。

僧侶の正体を知ったその時、王イ・テが目覚める。

第12話感想

ドキドキハラハラする第12話!

これまでで一番面白く視聴することができました。大妃は引き下がることなく、強く動き、、、王に代わり権力を手に入れるために暴走を続けます。

ユ・ジョンが王を王宮から出そうとした理由は、彼の意識が戻ったことに気づいたからでしょうか。意識が戻っていたいと告げる侍医の言葉を疑うユ・ジョン。結局、大妃を操っていたのは王のイ・テでした。大妃がここまで暴走することになったのは、僧侶から彼女の未来を予言されたからで、告げられた言葉の通りに進む状況から王妃は、自分が王宮で生き残るために垂簾聽政を口にだすという展開となったようです。パク・ゲウォンまで彼女の計画に反対する中、僧侶の正体に気づいたパク・ゲウォンは、彼がとる行動は?

王の計略通りに動かされたことに大妃はいつ気づくことになるのでしょうか。

すべては王の計画通りに順調に進んだようですが、最も守りたい王妃が王宮内に残された状況、、、果たしてイ・テはユ・ジョンを危険から守ることができるのか、第13話が楽しみです。これまでパク・ゲウォンは自らの権力というよりは、朝鮮を守るため、王の暴走を阻止するために動いてきたと強調しています。

しかし、本当に権力への野望はなく、朝鮮を守るために動いてきたのか疑問は残りますが、大妃を動かしていた背景に王イ・テだと知って、大妃を守るため動くのか、王権に挑戦した大妃と対立することになるのか、気になります。

まさかすべては王イ・テの計画だったことが明かされ、彼が王権を強化するために長年準備してきたことが分かり、大逆転でした。パク・ゲウォンの望み通りに動きかよわく見えた大妃の豹変に驚き、あとにひけなくなった大妃の決意をパク・ゲウォンがどのように対応することになるのかにも注目です!


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