恋人

恋人(韓国ドラマ) 17話・18話 あらすじと感想






恋人 연인 2023年放送 MBC 金土 全20話

neroさん

第17話視聴率11.4

第17話あらすじ

ウォンム(チ・スンヒョン)と離婚することになったギルチェ(アン・ウンジン)は、父と妹を残して家を出る。自分がいることで家族に迷惑がかかることを心配したのだ。ウネ(イ・ダイン)はそんなギルチェを引き留めようとするが、ギルチェの決意は揺らがず。

その頃、心を病んだ仁祖(キム・ジョンテ)は、清と良好な関係を築く世子が、自分に反旗をひるがえすのではと恐れていた。

ジャンヒョン(ナムグン・ミン)に言われるがまま朝鮮に戻ったものの、以前のような生活を送ることはできず、そんな自分自身を情けなく思うギルチェ。

井戸に身を投げようとする女性を救ったギルチェは、それがかつて瀋陽で出会った女性だと気づく。女性を家に連れて行き、食事を与えるギルチェ。また、両親を失くしてお腹を減らす子供たちを家に呼び、ギルチェはお腹いっぱい食べさせてやるのだった。

一方、瀋陽に残ったジャンヒョンは、カクファ(イ・チョンア)と囲碁を楽しんだ。またもや賭けを提案すると、自分が勝てば一生そばにいろと命じるカクファ。カクファが的の中心に矢を放つと、つづくジャンヒョンは的ではなくカクファに向かって弓を構える。

驚くカクファに向かって、「俺は商売人だ。やられたら必ずやり返す。」とジャンヒョン。しかし、ジャンヒョンはカクファに弓を放つことはなかった。そんなジャンヒョンにキスをし、清に残るよう命じるカクファ。じき、ドルゴンが世子を朝鮮に帰還させるというのだ。

同じく世子の帰還の知らせを受けた仁祖は、ますます不安を募らせた。世子が朝鮮に帰ると聞いた捕虜たちはかつて世子と交わした約束を思い出し、ついに故郷へ帰れると歓喜した。ところが、世子を恐れる仁祖は彼が捕虜たちを連れ帰ることを許さず…。

これを知ったジャンヒョンはカクファのそばに残ると約束し、その代わり捕虜たちの安全を保障して欲しいと頼む。

世子が朝鮮に戻ってくるという知らせは、ギルチェの耳にも届いた。今の暮らしをジャンヒョンには決して見せないと誓うギルチェ。そんななか、帰還の一行の列の中にジャンヒョンの姿を見つけたギルチェは、人知れずその帰還を喜んだ。

朝鮮に戻ったギルチェがどうしているか気になるジャンヒョンは、直接会って話を聞こうとする。そんなジャンヒョンを見て、一足先にギルチェに会いに行くリャンウム(キム・ユヌ)。ギルチェが離婚して貧しい暮らしを送っていることを知るリャンウムは、ジャンヒョンに知られる前に自ら姿を見せてはどうかと提案。

リャンウムから華やかな韓服を受け取ったギルチェは、それを着てジャンヒョンに会いに行く。ギルチェがウォンムとの子を身ごもったと知ったジャンヒョンは、さみしく思いながらもそんなギルチェを労わった。迎えの駕籠(かご)が到着すると、ギルチェはジャンヒョンに別れを告げる。そんなギルチェを引き留め、最後に1つだけ頼みがあるとジャンヒョン。

その夜、ジャンヒョンはクジャム(パク・ガンソプ)からギルチェが離婚したと聞かされる。昼間見たのは、自分を心配させまいとついたギルチェの嘘だと知るジャンヒョン。居ても立っても居られず駆け出そうとするジャンヒョンだったが、クジャムに止められる。

ジャンヒョンの最後の頼みを聞くため、ふたたびジャンヒョンに会いに行くギルチェ。リャンウムの歌声を聞いたギルチェは、その場から立ち去ってしまう。つわりが酷いと嘘をつくギルチェに、「いつまで騙せると?」とジャンヒョン。

ギルチェのことを放っておけないジャンヒョンは、改めてギルチェに会いに行く。そこでギルチェが作った手料理を口にしたジャンヒョンは、もう自分たちをさえぎるものは何もないと微笑んだ。

清でオランケに辱めを受けたことを明かすギルチェ。これを聞いたジャンヒョンは、「だったら抱きしめてあげないと。辛かったでしょうに」と言って、ギルチェをやさしく抱きしめる。

第17話感想

ついに結ばれた2人!!

今話のラストは涙涙、また涙でした。ジャンヒョンのギルチェに対する愛が、本当にすばらしい。「どんなギルチェでもいい」と言うジャンヒョンの台詞がなんとも胸に響きました。

そんなジャンヒョンに、清で起きた辛く悲しい出来事を明かすギルチェ。これといった描写がなかったので、てっきりギルチェは無事だったのかと思いましたが、あの状況で無傷なわけはないですよね。ギルチェを軽蔑するわけでもなく、やさしく抱きしめるジャンヒョン。。

大変だったろうに、辛かったろうに、、とギルチェを慰めるジャンヒョンが、本当に素敵でした。涙なしには見られない第17話。これまでも何度も泣かされるシーンがありましたが、今話はその中でもずば抜けてレジェンド級でした。

ジャンヒョン役のナムグン・ミンだけでなく、ギルチェ役のアン・ウンジンの感情演技も圧巻。過去の回想シーンが登場するたびに、序盤のギルチェと今のギルチェがまったく違う表情をしていて、驚かされました。年末の演技大賞にも期待!

第18話視聴率10.8

第18話あらすじ

ギルチェを抱き寄せたジャンヒョンは、その唇にやさしくキスをする。「私を憎んだことは?」と聞かれ、どんなに憎もうとしても憎めない自分自身がむしろ憎らしかったと答えるジャンヒョン。こうして2人は、一夜を共にした。

一方、宮廷に戻った昭顕世子(キム・ムジュン)は、父・仁祖に改めて清に残してきた捕虜の受け入れを願い出る。しかし、世子のいう捕虜が謀反を企む兵ではないかと疑う仁祖は、聞く耳を持とうとしない。

隣でぐっすりと眠りにつくジャンヒョンを愛おしそうに見つめるギルチェ。目を覚ましたジャンヒョンは、ギルチェにやり残したことがあると話し、ひと月ほど瀋陽に行ってくると伝える。そんなジャンヒョンに、ギルチェは鍛冶場で作った銀のカラクチ(指輪)を差し出す。

家を出たジャンヒョンは、その足で世子のもとへ。しかし、世子に仕える内官のオンギョム(ヤン・ヒョンミン)は、捕虜の件はこれ以上言及するなとジャンヒョンを突き放す。世子が捕虜を見捨てたと考えたジャンヒョンは、世子に決別を宣言し、一人で捕虜たちを迎えに行く。

その頃、捕虜たちを連れたヤンチョン(チェ・ムソン)は、慎重に朝鮮へ向かう川を渡っていた。実は朝鮮に戻る前、カクファに捕虜が無事に朝鮮に来られるよう頼んでいたジャンヒョン。約束通り捕虜を朝鮮へ送り出したカクファは、ジャンヒョンが来るのをじっと待った。

川辺でヤンチョンらと再会を果たしたジャンヒョンは、ほっと安堵する。ところが、そこへ現れたのは武器を持った大勢の男たち。今すぐ清へ引き返せと言われ、一同は困惑した。そんななか、男たちが捕虜を攻撃し始めると、ヤンチョンはひとまず川に戻るよう告げる。

男たちを送り込んだのは、他でもない仁祖だった。世子が大事にする捕虜たちを、世子の兵だと信じてやまない仁祖。

引き返してきた捕虜のなかにジャンヒョンの姿が見えないと、カクファはジャンヒョンが自分を裏切ったと考える。しかし、負傷したヤンチョンを運んできたクジャムから事情を聞き、ジャンヒョンらが朝鮮の地で何者かに襲われたと知ると、安否が不明なジャンヒョンを心配した。

逃げ遅れた捕虜たちと負傷したジャンヒョンは、宮廷へと連れて行かれる。誰の指示かと聞かれ、仁祖らが首謀者と考えるヤンチョンのフリをするジャンヒョン。小屋に残されたジャンヒョンは激しい拷問を受けるも、最後まで彼らがただの捕虜であることを主張。その頃、内需司の怪しい動きを知ったヨンジュン(イ・ハクジュ)は、師であるチャン・チョル(ムン・ソングン)にこれを報告する。

なんとか逃げたリャンウムは、世子に助けを求める。仁祖が捕虜たちを襲ったと知り、慌てて宮殿へ向かう世子。

宮殿に駆けつけた世子は、王に捕虜の解放を求めた。しかし、涙ながらの世子の訴えも、王の耳には届かず。宮殿を出た瞬間、世子はその場に倒れこんでしまう。

何も知らないギルチェは、ジャンヒョンの帰りを心待ちにしていた。そんななか、ギルチェの商売相手で後宮のソヨン趙氏(ソ・ユジン)の使いが現れ、世子に従う者たちが皆捕まったと聞き、ギルチェは耳を疑う。ソヨン趙氏の頼みごとを受け入れ、宮廷に忍び込んだギルチェは、内需司を目指す。そこで男たちが遺体のようなものを運ぶのを目にしたギルチェは、緊張した面持ちでその後を追った。

見張りがその場を離れるのを待って、遺体の山に近づくギルチェ。その内の一人の顔に被された布を外すと、それは他でもないジャンヒョンだった。見張りが戻ってくる音を聞きつけ、慌てて遺体の山に身を隠すギルチェ。

その後、ゆっくりと見張りの背後に近づいたギルチェは、手にした石で男の頭部を殴りつけた。男が倒れたのを確認し、ふたたびジャンヒョンのもとへ駆け寄るギルチェ。ギルチェの呼びかけに応えるように、ジャンヒョンはゆっくりと指を動かすが…。

第18話感想

またもや窮地に立たされたジャンヒョンとギルチェ。。ギルチェは果たして、ジャンヒョンを連れて無事に宮廷の外に出ることができるでしょうか。

清に残してきたヤンチョンと捕虜たちを助けるため、一人立ち向かったジャンヒョン。てっきり瀋陽でカクファに捕まってしまうかと思いきや、敵はもっと近くにいました。世子の存在を不安に思う王・仁祖は、世子が朝鮮に連れ戻そうとする捕虜が自分を陥れるために用意された兵だと疑います。こんな人が王とは、残念でなりません。

世子の必死な訴えもむなしく、王はまったく聞き耳を持とうとせず。すっかり心を病んでしまった王。これではもう、国を守ることは不可能でしょう。一刻も早く世子が王になってくれるといいのですが、ここに来てソヨン趙氏まで何かを企んでいる様子で、不安な展開がつづきます。ソヨン趙氏がギルチェに頼んだ用事とは、一体…。

今話は、世子役のキム・ムジュンの演技が光りましたね。涙ながらに王に訴える世子の姿に、思わずもらい泣きしてしまいました。


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