王になった男

王になった男 7話・8話 あらすじと感想






王になった男 왕이 된 남자 全16話 2019年放送 tvN 朝鮮時代

第7話視聴率 8.375%

quetalsurinoさんより

第7話 あらすじ

お寺の中で拘束されているイ・ホン(ヨ・ジング)を兄、ハソン(ヨ・ジング)だと思った妹ダルレ(シン・スヨン)は、イ・ホンを助け。兄に水を飲ませるために外に出た相手、イ・ホンは王宮へと急ぎます。シン・イギョンから受けた暴力のショックで声を出せなくなっていたダルレは、姿を消した兄を呼び続けます。

街まで兄を追ってきたダレルの声に気づいた王イ・ホンは、そのまま先を急ぎ、妹の声を聞いたように思ったハソンは王妃、ユン・ソウン(イ・セヨン)と街の散策に出かけます。王宮の外での初めてのデートを楽しむハソンとソウン。ソウンはハソンにコンパスをプレゼントすると、「必ず王様をお待ちします。」と気持ちを伝えると、ハソンはソウンの温かい言葉に感動します。

その後、急いで王宮に戻ったハソン(ヨ・ジング)は、チョ内官の表情を確認すると、遅れたことを詫びる。。。しかし、チョ内官の表情が晴れることなく、聞こえてくる王・イ・ホン(ヨ・ジング)の冷たい声にハソンは急いで土下座します。

ハソンを追って部屋に入ったチャン・ムヨンは、王イ・ホンとハソンを確認するとひどく戸惑います。ハソンが王のふりをしていたことに気づかなかったチャン・ムヨンの姿に、自分の不在にも拘わらず、王宮の中はこれまでと変わらないことに苛立ち感じる王。王の姿が消えたことを知った都承旨イ・ギュ(キム・サンギョン)は急いで王宮に向かい、王イ・ホンを前にする。反乱だと語り、ハソンの命だけでなく、これまで関わったすべての人物を処分することを語り、イ・ギュにハソンの命を奪うことを命令します。

しかし、王を守るためにたてた影武者のハソンが消えた後、イ・ホンが再び厳しい状況に置かれることになると、王を説得するイ・ギュ。ハソンは、その過程で王が振り回す刀に怪我を負い、虎の餌にでもなればよいと、王の命令で森の中に放置されることになります。

王妃ユン・ソウン(イ・セヨン)の部屋を訪ねたイ・ホンは、これまで冷たい反応しか見せなかったソウンの笑顔を目にすると怒りを抑えきれない!冷たく豹変した王の姿に表情を変えたソウンが、王の手を冷たく払います。

その頃、森の中にハソンを捜しに来たチャン・ムヨンは、灯りを照らしてハソンの姿を探し始めます。しかし、どこを確認してもハソンの姿は見えない。諦めかけた瞬間、誰かがチャン・ムヨンの手を強く握る。。。その手に光をあてると、疲れ果てた姿のハソンがいた!

 

第7話 感想

本物の王、イ・ホンが王宮に戻ってきたことで、命を奪われる危機を再び迎えることになったハソン!

身分の低い道化師で影武者のハソンがもたらした王妃の変化に、王の顔がますますこわばると思ったら、乱暴が言動まで。冷たかった王妃ソウンが明るく笑顔を絶やさない姿に、逆上したイ・ホンの姿が描かれ、ソウンとの間にすごい緊張が走りました。ピリピリした王の姿に、まさかソウンも気づいてしまったのでしょうか。同じ顔をした二人が存在することに。。。

すぐに理性を失う王と、物腰の柔らかいハソンの態度や表情で、イ・ホンとハソンを簡単に区別することができますが、このドラマの場合、カメラがとらえる横顔やアングルの違いで、同じように見えて全く違う人物を実感する時が多いような気がします。

ロマンスにおいては、ハソンとイ・ホンの接し方が全く違うことが、気持ちを絶妙にアップ・ダウンさせる。ドキドキ、ハラハラ、切ないばかりのロマンスではなく、イ・セヨンの演じる王妃が上品だけど、自分の気持ちに正直なところが素敵。出来事中心よりも、人物中心の話の展開が劇をさらに盛り上げます。

ヨ・ジングの演技に関しては、ハソンよりも暴君のイメージのイ・ホンの方がインパクトあって、意外にも似合っています。個人的には、「100日の郎君様」でExoのディオ(ト・ギョンス)が演じた王子が大好きだったので、ワンドゥク(ト・ギョンス)をこえるほど魅力のある時代劇の王子又は、王のキャラクターが登場しないのが残念に思えました。

ロマンス時代劇としては、ドキドキが少し足りない気がしますが、王イ・ホンとハソンが入れ替わり登場することで、緊張感があって面白いです。でも、イ・ホンは最後まで暴君の姿のままなのか、今からエンディング気になり始めました。

2014年に放送された「王の顔」も、主人公は光海君。人相学に基づき、「王に相応しい観相(クァンサン、顔占い)」を持つ王は?をテーマにした作品で、これまで描かれたことのない観点から光海君の話を描いていく話がすごく面白かった記憶があります。光海君を演じたのがソ・イングクで、王の人相って本当に存在するのか、本気で疑問に思ったほどでした。朝鮮史上、最も暴君だと称される光海君だけに、様々な想像力を働かせることができるのでしょうかね。

本物の王が戻ったことで、今後のハソンに何が起きてしまうのか、ハラハラする展開を今後も期待します!

第8話視聴率 9.455%

quetalsurinoさんより

第8話 あらすじ

森の中から助け出されたハソン(ヨ・ジング)に、逃げるよう伝えるチャン・ムヨン。しかし、ハソンは、王宮に戻る決心を固めます。一方、王宮に持った王、イ・ホン(ヨ・ジング)は、都承旨イ・ギュ(キム・サンギョン)を呼ぶと、王妃ユン・ソウン(イ・セヨン)を廃妃にすることを命じ、ソウンの命まで奪う準備をするよう命じます。王妃を犠牲することができないイ・ギュは、葛藤。。。

王妃に拒まれたイ・ホンは、酷い頭痛を訴えると部屋に戻り、体調不良に陥ります。眠る王のもとで、これまで葛藤した気持ちを語ったイ・ギュは、王を王宮から連れ出す計画を実行し、生きて戻ってきたハソンを迎えます。逃げることができたにも拘わらず、王宮に再び戻った理由を尋ねると、「力が欲しい。大切な人を守られる真の王になりたい」と答えるハソン。ハソンのかたい意思を確認したイ・ギュは、広大ハソンを本当の王にするため、何があってもハソンの側を守ると約束し、計画を進めます。

翌日、王妃ソウンが心配になったハソンは、彼女の元へ急ぎ、ソウンを見つけると優しい言葉をかけます。ハソンとイ・ホンが入れ替わっていることに気づかないソウンは、温かいハソンに癒され、お互いの気持ちを確かめます。

戻ったイ・ホンが内密にシン・チスを訪れ、大同法を廃止することを約束したことを知ったイ・ギュとハソンは、シン・チスから権力を奪うための策略を練り、シン・チスから見事に左議政の座を奪うことに成功します。しかし、王に顔がそっくりの道化師がいることを側近から聞かされると、これまでの王の姿を振り返ります。その頃、キム上君は、イ・ホンの耳にあった傷痕が消えていることに気づき、疑問を持ち始める。

王宮では王の誕生日の準備で忙しく。。。

側室のソンファダンは立派な誕生日プレゼントを贈りますが、王妃ソウンは準備したプレゼントを渡すことに迷い。王妃ソウンが直接準備したスープを味わうと幸せそうな微笑みを浮かべるハソン。

一方で、イ・ギュの計画で王宮の外に連れ出されたイ・ホンは、最も信頼する家臣イ・ギュと寂しい誕生日を迎えます。

王子だった頃、よく訪れていた浜辺にイ・ホンを誘った都承旨イ・ギュ(キム・サンギョン)は、誕生を祝うお酒を注ぎ、疑うことなくイ・ホンがお酒を飲みますが、その後、力が抜け倒れてしまったホン。ハソンが生きていることを直感した王は、イ・ギュが裏切ったことに気づき、段々と力が抜けていく。

その姿を涙目で見つめていたイ・ギュは、王に最後の挨拶を告げます。

第8話 感想

王が亡くなった?

王宮に戻ってきた本物の王は、最も信頼していた家臣のイ・ギュに毒殺されました。王が死んでしまう意外な展開に驚きのエンディング!イ・ギュやチョ内官(チャン・グァン)、護衛のチャン・ムヨンまで、ハソンが生きて王宮に戻ってきたことを喜ぶ姿から、それまで如何に王のイ・ホンが暴君だったのかが分かりますね。身分の低い広大のハソンが本当の王になるのか、最終話までハラハラする展開が待っているようですね。

左議政の座から追われたシン・チスが、王に瓜二つの広大がいることを知り、同じ頃、キム上宮もハソンが王のイ・ホンではないことに気づきました。大妃もこのまま黙っているようには思えないので、シン・チスかキム上宮と手を組んで、ハソンの秘密を暴こうとしそうです。ドラマの半分が終わったところで、王が死ぬことになるとは思ってもいなかったので、なかなか新鮮で面白い展開でした。

今話で驚いたのは、王とハソンを演じるヨ・ジングではなく、都承旨イ・ギュを演じるキム・サンギョンの演技でした。演技が上手なのは分かっていたけど、最後のシーン、命を捨てる覚悟をしてまで王イ・ホンではなく、ハソンを選択したイ・ギュの決心が伝わり、切なくなるエンディングでした。イ・ホンは生まれてすぐに母を亡くし、辛い幼少期を送った人物なので、誕生日の日に命を落とすことになるって皮肉で、可哀そうでした。

イ・ホンの幼い弟、イ・ユルが毒殺されるシーンが登場しました。毒を使って幼いイ・ユルの命を奪ったのは、イ・ギュでした。そこまでして王にさせてイ・ホンだったのに、王を殺害することを決心させたのは、明るいより良い時代を夢みて、築くための選択だったんでしょうが、観ていて複雑な気持ちになりました。

イ・ホンは死んだはずなのに、もしも生きていたら?と、第9話がとても気になります。ハソンと王妃ソウンのロマンスにドキドキさせられましたが、最後、倒れたイ・ホンと側で泣き崩れるイ・ギュの姿がとても印象深く残りました。

キム・サンギョンの熱演!次の話でも続くのでしょうか。

王になった男 9話・10話 あらすじと感想

王になった男(韓国ドラマ) 視聴率 あらすじ キャスト 感想 相関図

 


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コメント

  • コメント (2)

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    • upanddown1225
    • 2019年 1月 30日

    ようやくquetalsurinoさんの感想に出会いました。
    映画(BS放送版)を何度も見るくらいお気に入りでドラマ化には一抹の不安がありましたが、
    映画のストーリーを踏襲しながらも独自の展開、私のお粗末な想像力を超えた意外性や映画に
    近い撮り方、ベストマッチな音楽のつけかた8話まで最高です。8話のラスト 海辺のシーン
    は思わず涙してしまいました。キム・サンギュンさんの姿が不器用に苦悩しながら理想を実現
    していく大王世宗の時の世宗と重なってしまい、いいキャスティングだと自己満足。
    100日の郎君様は見ていないのでなんともいえませんが、独断と偏見で言えば王になった男の
    方がより正統派史劇で女子のトキメキ度が少ないストーリーのような気がします。なのであまり
    ハソンがステキ過ぎても過ぎなくてもダメである意味難しいかも それに王子ではなく王様と
    いう立ち位置ですから。ヨ・ジング君は8歳くらいの作品から見ているので思い入れが強く、
    話が失速しないように視聴率が伸びますようにと祈りながら見ています。
    君を憶えてるのトギョンが本当にお気に入り、ソ・イングク,パク・ボゴムも出ていましたが。
    100日の郎君さまは機会があれば是非見てみたい作品です。
    koariやその他の情報を参考に韓国語放送をそのままみていますのでquetalsurinoさんの分かり
    やすいあらすじや感想 本当に助かります。ありがとうございます。

      • jidai
      • 2019年 1月 30日

      管理人です。コメントありがとうございます。ご記載通りこの記事はquetalsurinoさんに書いて頂いています。
      こちらの「韓国ドラマ時代劇 あら感」は時代劇専門なので作品数が少ないですが、姉妹サイト「韓ドラの鬼」の方は
      たくさんの作品をUPしておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

      今後ともよろしくお願いいたします

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