イニョプの道 第3話のあらすじと感想
（３）「非情な現実」
イニョプとウンギの婚礼の最中に兵士たちが踏み込み、イニョプの父クク・ユを捕まえる。今は亡き高麗（こうらい）の再興を画策する秘密結社マヌォル党と手を組み謀反を企てたというのだ。クク・ユは無実を主張するが、信頼していた下男のトックが不利な証言をする。友である重臣キム・チグォンに自分の無実を証言してほしいと頼むが、証言をすれば自分も謀反への加担を疑われ、娘イニョプの命も保証できなくなると拒否される。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/inyopu/story/
| teikoさんより |
韓国時代劇につきものの裏切り，謀反というセオリー通りの流れ。会えそうで会えないもどかしいシーンや拷問，残酷な処刑シーンまでのシッカリ織り込まれており，これぞ韓流と言える，期待できそうな展開です。
幸せの絶頂から一瞬のうちにどん底へ突き落とされたイニョプ。たった一人で父親の帰りを待ち，やっとつかみかけた幸せだっただけに，父親の処刑，身分剥奪という現実が一層切なく思えます。両班のお嬢様の頃は，傲慢と思えるほどの言動でしたが，それはそれで気品を感じられました。そんなお嬢様が，罪人の娘，下女になってもなお，これまでの姿勢を通す姿が見事。父親の処刑場へも足を運び，最後まで目を背けようとしなかったイニョプ。凜とした威厳を感じとても綺麗でした。
「ファン・ジニ」や「太陽を抱く月」などで主人公よりの役柄だったチョン・ミソンさんが敵役で違和感を感じます。オ・ジホさんは，「新入社員～スーパールーキー～」や「ファンタスティック・カップル」，「僕の妻はスーパーウーマン」などのコメディ作品も多く，どちらかと言えばコメディの方が好きです。個人的にはキム・ドンウクさんより良いかな。今後のイニョプとの関わりに期待大です。
（４）「裏切りの連鎖」
重臣ホ・ウンチャム家の下女となったイニョプ。屋敷を抜け出して、父と暮らしていた自分の屋敷に行く。しかし、ムミョンに見つかり連れ戻され、罰として、食べ物も水も与えられず地下室に監禁される。一方、ウンギも父キム・チグォンによって部屋に軟禁されるが、イニョプがホ・ウンチャムの家にいると知り…。
| teikoさんより |
食べる事もせず，生きようとしないイニョプに対し，ムミョンが発した「復讐」というワードのおかげ？か，イニョプは希望を持ったようです。父の残した「生きよ！」の遺言を思い出し，生きようと前向きになってきました。ムミョンは，オ・ジホさんが演じていることから敵ではないと思いつつも，イニョプに対して，恐ろしい程冷淡な態度で接したり，優しく見守ったり，救いの手を差し伸べたりと正体が不透明。
日本のドラマは，俳優・女優のキャスティングは，ある程度善・悪が決まっていることが多く，主演クラスの俳優が悪役を演じることは希。しかし，韓国ドラマの場合は，ほとんどの役者さんが作品によって善・悪両方をこなし，善役悪役の隔たりはないようです。
日韓同時デビューを果たしたアイドルCHI-CHIのシャインが，本作では意地悪なユノク役。日本ではアイドルの悪役もあり得ないです。敵味方が途中で翻る事もあり，登場人物全てがどうなるか分からない面白さがあります。謎だらけだったシーンが少しずつ線につながりつつあります。処刑直前に父が残したメッセージ。王様の隠し子の存在とその母。ムミョンの正体。次回が楽しみです！
イニョプの道 第5話のあらすじと感想
（５）「悲しき決意」
イニョプは父が残した血文字で書かれた布を手に入れる。しかし、９つの文字が並んでいるだけで意味が分からない。戸惑うイニョプ…。ウンギは計画通りに今すぐ２人で都を出ようとイニョプに伝える。そんなとき、ウンギにイニョプを諦めさせるため、イニョプを下男に嫁がせる話が進められていた。そして、ウンギにも縁談が…。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/inyopu/story/
| teikoさんより |
ついにイニョプは指輪を外してしまいました…。これまでどんなに辛いことがあっても，指輪があったからウンギをそばに感じられた。そんな象徴だった指輪。どんな思いでその指輪を外したのか…。イニョプの健気さが心が痛みます。
ウンギの気持ちも分かりますが，イニョプのほうが冷静で大人。最大のチャンスをも投げだし，ウンギの事だけを考えての決断。ウンギを思いつつも，凜として品ある言動をとるイニョプは素敵すぎる。まさに「悲しき決意」。ムミョンのイニョプへの接し方に変化が見られてきました。イニョプが遭遇した様々なシーンをその目で見てきたムミョン。今となっては，誰よりもイニョプのことを理解する存在かも。ムミョンの正体が明かされたものの，本性は敵？なのか味方？なのか。父の残した血文字の意味とは？王の隠し子も今回は進展無し。まだまだ謎が多いです。
余談ですが，ユノクの母・ユン氏を演じているチョン・ミソンが悪人というは，どうしても馴染めません…。
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