王は愛する 왕은 사랑한다 全40話 (オリジナル話数)
衛生劇場 全20話
(※オリジナル第1回2回が第1話にあたります。以下第3回4回が第2話に)
第1回視聴率7.8% 第2回視聴率8.1%
quetalsurinoさん |
第1話あらすじ
ワン・ウォン(イム・シワン)は3歳に太子となるものの、父である高麗の忠烈王は、祖父である元皇帝がバックにあることから、警戒し続けます。王としての統治には全く興味がなく、狩りや女性に溺れ、王妃は太子のウォンを厳しく教育します。
ウォンにとって唯一の心の交わせる友であり、家族のワン・リン(ホン・ジョンヒョン)は一生を共にし、死をも覚悟する仲です。二人はある日、身分を隠して王宮の外に出ます。步擊毬をしている青年?の一人に意地悪をするウォンですが、相手が胸ぐらをつかむと、ウォンはその相手が誰なのかを思い出します。
7年前、
高麗王朝の序列一位のワン・ヨンはまっすぐで王座への野望のない人物ですが、リンの兄ワン・ジョンは太子を反対する勢力で、ジョンは高麗一の資産家ウン・ヨンベクの娘と結婚する計画を立て、野心家のソンインの協力を得ます。ソンインは忠烈王の策士で莫大な力を手に入れようとする人物です。二人の計画は。。。
出かけたサンを盗賊に襲わせ、危機一髪のところで王子ジョンが彼女を救い、結婚禁止令の下る13歳までに結婚をすることでした。計画通りに進められるかと思うと、サンは自身たちを狙ったお男の手の入れ墨を見てしまいます。目撃者を消そうとしてサンを殺そうとしますが、仕えていた小間使いのビヨンが代わりに、その剣に傷ついてしまいます。
すべての様子を見ていた太子のウォンとリンは、サンを助けに駆け付けます。着てきた服でサンを小間使いだと勘違いします。助けに行ったウォンとリンに、命を落としかけたサンの母は娘への言付けを残して亡くなります。ウォンは、亡くなった婦人の娘だとは知らず、サンに母の最後の言葉を伝えます。その時にサンがウォンの胸ぐらをつかみます。
ジョンのサンとの結婚計画は失敗に終わります。傷ついた子が娘ではなく、彼女の小間使いだったことを知った父のウン・ヨンベクは娘を守るために、顔に傷があるとの噂を流し、娘サンを遠くに送ります。お嬢様としていきれなくなったサンは、動安居士として知られる学者のイ・スンヒュの弟子となります。
ウォン(イム・シワン)とリン((ホン・ジョンヒョン)は学者イ・スンヒュのもとを訪ねます。二人はサンと2度目の再会を果たします。イ・スンヒュに質問があるウォンは、擊毬をして通過した場合チャンスが与えられると知り、サンを相手にゲームに加わります。しかし、先生イ・スンヒュが大切にしているお酒を割ってしまいます。大切なお酒を見つけてきた者の質問に答えるとする先生の案に、ウォン、リンとサンは険しい山を登り、古い橋を渡ることになります。三人で渡っている途中、古くなった橋が切れ、危機一髪の状態で三人は助かります。
第1話感想
韓国ではすでに有名な同名小説をドラマ化した作品です。最近多い、実在した人物に作家の想像をプラスさせたファクションドラマです。ロマンス小説ですが、歴史的背景などをリサーチされ描かれた作品です。
ただ、高麗王朝第6代となる忠宣王(ドラマの主人公のワン・ウォン)に関する記録は少なく、もしもワン・リンという友人とサンが存在したら?の想像から始めるお話しです。なので、ワン・リンとウン・サンは想像上の人物ですが、ワン・ウォンをはじめ実在した人物も登場するので、ドラマの進行と共にご紹介できればと思います。
ワン・ウォンは高麗初の混血王子でした。母はクブライ・ハン(クビライ・カァン)の末娘です。モンゴル帝国の第5代皇帝で、中国を治めた元の初代皇帝を父に持つことで、忠烈王(高麗王朝25代)は王妃をはじめ生まれてきたウォンも警戒するようになったようです。母への反発と父の冷たい態度に早くから政治には無関心に見えたウォンですが、内面にひそめた野心が芽生えてくるのでしょうか。
歴史ドラマではないため、若き頃のウォン、リンやサンのロマンスが中心に描かれています。原作の小説をご存知の方は、ドラマのエンディングが最も気になるのではないでしょうか。ドラマが始まったばかりなので、ゆくゆく簡単に小説との違いに触れていきたいと思います。
これまでの恋愛ドラマと比較して明確な違いは、主人公サンが恋する相手が太子のウォンではなく、ウォンとは強い友情で結ばれたリンであることです。サンとリンが結ばれることで、ウォンは悲劇的な結末を迎えることが予想されます。三角関係のロマンスに加え、ウォンとリンの「ブロマンス」も楽しめる作品になりそうです。
ワン・ウォンを演じるのはイム・シワンですが、「ミセン」の出演以降、演技力が高く評価されました。「太陽を抱く月」にも出演していますが、この作品を通してその後活躍している俳優が多いのが目立ちます。入隊が決まったイム・シワン。華麗なルックスで理想の君主を演じてくれそうで、今後が楽しみです。
個人的に注目したい俳優は、ワン・リンを演じるホン・ジョンヒョンです。「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」では欲望のあまり兄弟を殺害する残酷な第3皇子を演じました。ドラマの影響から悪役のイメージがいまだ残っていましたが、「王は愛する」で演じるリンは全く違うキャラクターで、橋が崩れ崖にぶら下がったサンの足をそっと下から押してあげる支える姿に、ドキドキします。
高麗の時代を舞台にした新たな青春宮廷ロマンスが始まりました。今後が楽しみになる作品です。
第3回視聴率5.1% 第4回視聴率6.0%
quetalsurinoさん |
第2話あらすじ
無事にお酒のある場所にたどり着いたウォン(イム・シワン)、リン(ホン・ジョンヒョン)とサン(ユナ)は、山の中で一夜を過ごすことになります。一方で、忠烈王はウォンが王宮から出て民を見回る行為を好ましく思わず、ウォンをすぐに宮廷に連れ戻すよう命令します。ソンインの従兄のソン・バンヨンはウォンが王になると、高麗は元のものになると、王にウォンを廃位させるよう告げます。反対勢力が中心となってウォンを廃妃させようとする動きがあると気づかず、リンとサンとの時間を楽しむ太子ウォン。
三人はお酒を持って学者のイ・スンヒュのもとに戻ります。サンはウォンにお酒を譲り、ウォンは希望通りに一杯のお酒と引き換えに、これまで答えを求め葛藤してきた質問を投げつけます。ウォンの質問に答えるイ大先生は、彼が太子のウォンであることに気づきます。
王はウォンを廃位させための企みを知った王妃の元成公主は素早く動きます。王宮に戻ったウォンは、酔っぱらったふりをして危機を乗り越えます。サンは久々に開京(ケギョン/高麗の首都)に戻ります。サンのことを気に掛けるウォンを心配したリンは、サンを陰で見守りながら彼女の正体を探ります。サンがウン・ヨンベクと会っているところを見て疑問に思うリン。
8年前の出来事が明らかになることを嫌ったサンは、彼女の正体を知るウォンとの関わりを断とうとウォンを脅します。しかし、ウォンから意外な返事が返ってきます。
第2話感想
サンがウン・ヨンベクの実の娘であることを知らないウォンと、ウォンが太子であることを知らないサンの関係がどのように発展していくのかが楽しみです。8年前の出来事の後、ウン・ヨンベクは娘が貢女としてのウォンに連れていかれることを避けるため、顔に傷を負った小間使いをサンとしてすり替えたことが分かりました。
ウォンを廃位させようとする勢力にリンの兄ジョンが加わっていることを知りながらも、ウォンの側で彼を見守るリン。落ち着いて性格のリンは、ウォンがサンに特別な気持ちをいただき始めたことに気づきます。気持ちを隠すことなく大胆なウォンとは違うリンは、サンが隠している秘密をいつ知ることになるのでしょうか。
歴史ドラマとして楽しめる要素がありそうなので、ウォンを警戒する王と、王よりも権力を持つ王妃の対立が面白く展開されることを期待します。
ヒロインを演じるウン・サンを少女時代のユナが演じでいます。「君は僕の運命」に出演以来、女優としての実績を着々と積み上げていることから、ヒロインとして適役だと思いました。
【豆知識】撮影地:韓国中部の清州市(チョンジュ市)で45%以上が室内セットで撮影されました。撮影に使われたセットはCheongju Craft Biennale 2017までそのまま残されるようです。近年、撮影地として人気の高い清州市ですが、ドラマ「クリミナルマインド」も撮影されています。
王は愛する あらすじ 視聴率 キャスト 感想 相関図 |
この記事へのコメントはありません。