最愛の敵~王たる宿命~

最愛の敵~王たる宿命~ 13話・14話 あらすじと感想






最愛の敵~王たる宿命~ (赤い丹心) 붉은 단심 Bloody Heart 2022年 KBS放送 全16話

daisySSさんより

第13話視聴率8.0%

第13話あらすじ

別宮で意識を取り戻した王の・テ(イ・ジュン)は、過去、母とのことを回想。王妃は、息子の命を守るため、イ・テに少しずつ毒を飲ませ、毒に慣れた体を作ることを決め。生きるために毒を口にする息子の姿を、涙を流して見守る。そのおかげで、毒を飲まされても、意識を取り戻すことができた王。

一方、大妃のチェ・カヨン(パク・ジヨン)を動かした背後に王がいることに気づいたパク・ゲウォン(チャン・ヒョク)は、チョン・ウィギュンを調べさせます。ジョンラの監察司(士)ハム・チャンイクは王をバックアップするために移動を始めます。

これまで陰で王を助けていた僧侶のシウォルを初めて直接会った王は、これまでの彼女の努力に感謝の気持ちを伝え、二人が会うことが危険だと心配していたチョン・ウィギュンに対して、最後まで彼女を見捨てることなく、守るよう命じます。

シウォルからユ・ジョン(カン・ハンナ)の命を狙った刺客を送ったのが大妃だったと聞かされると、王宮に残っているユ・ジョンの救出を急ぐ必要があると判断するチョン・ウィギュン。まだ、残された任務があるシウォルは王宮に向かい、大妃チェ・カヨン(パク・ジヨン)がコントロール不可の状態になったことを知り、シウォルを心配そうに見送ります。

捕まったトングムを尋問するも、全く口を開かない為、不安になるチョ・ヨニ(チェ・リ)。軽率な行動を取った娘チョ・ヨニを心配しながらも、チョ・ウォンピョ(ホ・ソンテ)は娘の「助けてください」とお願いする言葉に、「できうことはないと」断ります。

二人が一緒にいることを知る大妃が現れ、チョ淑儀と共に反乱を企んだ罪に問われるか、ユ・ジョンとパク・ゲウォンを排除するかの選択を迫られたチェ・ウォンピョ。自身が持つ兵権を狙って娘チョ・ヨニを利用したと気づき、大妃の圧力に言葉を失う。

一方、王は王権を強化するため、人々の力を集め始めます。過去、大妃(イ・テの母)を毒殺した罪を掛けられたユ・ハクスの無実を明かすと、自然と力は王に集まると聞かされると、必ず約束を守ると語るイ・テ。

トングムが心配で王宮から出ることができないユ・ジョンは、チョ・ヨニを訪ねると、トングムを助けて欲しいとお願いします。しかし、チョ・ヨニにできることはなく、断る。諦めず、大妃が代わりに政治を行っている便殿に向かったユ・ジョン。内命婦が便殿に足を踏み入れることが許されていないと知りながらも、大妃との対面を望むユ・ジョンの強い意志を知った大妃、、、彼女を通します。

トングムの件を内命婦ではなく、内官部が取り締まることに不満を見せますが、ユ・ジョンの意見を取り入れることのない大妃に、妊娠していることを打ち明けます。

ユ・ジョンが妊娠していることを知った大妃は、トングムを内命婦に引き渡すことを許し、急いでドングムの元に向かうユ・ジョン。酷い拷問を受けたトングムを発見したユ・ジョン。トングムは「気を抜いたら話してしまいそうになって、、、休んでもいいですか?」との言葉を残すと、ユ・ジョンに抱きかかえられた状態で息を引き取ります。

ユ・ジョンの命を狙われると考えたチェ尚宮は、ユ・ジョンを眠らせ、トングムの遺体とユ・ジョンをすり替え、王宮の外にユ・ジョンを脱出させます。そのことに気づいた刺客団がユ・ジョンを追いますが、王イ・テが先に彼女を発見し、確保。

一方、王宮内では大妃チェ・カヨンによってつくられた殺生簿に基づき、大臣たちの命が奪われ、後から王宮に駆け付けたパク・ゲウォンは、大妃に剣を向ける。

第13話感想

大妃チェ・ガヨンの変わり果てた姿!

彼女は権力を手に入れるために多くの命を奪う計画を立てたのでしょうか。それとも自身が王宮で生き残るためなのでしょうか?

僧侶の予言通り、ユ・ジョンが妊娠したことを知ると、「王子が生れるかも・・・」と語り、ユ・ジョンに祝う言葉をかけるも表情は暗く、、、その後、再びユ・ジョンの命を狙う刺客送るなど、チェ・ガヨンはとどまることなく暴走を続けた一話でした。

彼女が書いた殺生簿には果たして、パク・ゲウォンの名前がのっているのかの疑問を残し、今話のエンディングでは、大妃とパク・ゲウォンが対立する姿が登場し、恋人同士だった二人がこんな状況を迎えたことに切ない気持になりました。

もう一点切ない気持にさせたポイントは、トングムが亡くなるシーン。トングムはチョ・ヨニ(チェ・リ)の下女で、過去病気になったトングムを助けたユ・ジョン。ユ・ジョンのために、ひどい拷問に耐え続けたトングムは、ユ・ジョンが来るのを待っていたようで、ユ・ジョンを確認すると、二人が幸せな時を過ごす夢を見ながら、、、息を引き取り、本当に切ない気持になりました。

トングムを残して一人だけ王宮から出ることができなかったユ・ジョンですが、トングムが亡くなったことで、ユ・ジョンの反撃が始まることになりそうです!

第14話視聴率

第14話あらすじ

これまで作り上げた朝鮮をチョ・ヨニ(チェ・リ)がダメにすると判断したパク・ゲウォン(チャン・ヒョク)は、彼女に剣を向けます。しかし、斬ることができず捕らわれたパク・ゲウォンは、、、義禁府に送られることになりますが、彼を心配したチョ・ヨニ(チェ・リ)は義禁府ではなく、大妃の監獄に入れる。

大妃が勝手に家臣たちを殺害したことと、パク・ゲウォンが逮捕されたことをしった王のイ・テ(イ・ジュン)。しかし、まだ動く時期ではないと判断し、その時を待ちます。

ユ・ジョン(カン・ハンナ)が妊娠したことを知った王は喜びを表現する一方で、大妃と対立する過程で、ユ・ジョンの身に危険が及ぶことを心配し始めます。「私は大丈夫です。2度も結婚相手が誰なのか分からず揀擇で選ばれました。相手はどちらの王様です。私たちの間には特別なご縁があります」とイ・テを安心させます。

監獄に入れたパク・ゲウォンに「私を殺すつもりでしたか?」と尋ねる王妃。「同じことも2度起こると反乱です。必ず大妃様を廃位させます。命を懸けても、必ず」と大妃と対立する立場に立つパク・ゲウォン。

毒を飲んだはずの王の状態が悪化することないことから、イ・テの状態を確認するために彼が滞在する別宮の状況を調べさせる大妃。僧侶ヘガンの安全を守るため、避難さえると王は、元気になったことを大妃に伝わることになると知りながらも、何もしない。

僧侶ヘガンとして生きたシウォルをこれ以上巻き込みたくない王と育ての父。しかし、シウォルは死を覚悟し、父宛に手紙を残すと、大妃のもとに向かいます。イ・テが自分を騙したこと、すべてがイ・テの計画だったことに気づいた大妃は、僧侶ヘガンを拷問し、王の計画を自白させます。

王イ・テが全国の監察司(士)たちを呼び集める準備をしていることを知った大妃は、発兵符(軍隊を動員する標識)が自分の手にあることから、逆に発兵符を使って軍隊を動かせ、王のいる別宮を攻撃する計画を立てます。

大妃の動きを伺っていた王は、大妃の計画を知ると、、持っている発兵符(軍隊を動員する標識)を各地に送り、軍隊を別宮に集める命令を下します。大妃は王宮にある発兵符が偽物だと気づかず、、、チョ・ウォンピョ(ホ・ソンテ)から発兵符を受け取った内官のホ尙膳は、すぐに大妃に渡します。

その頃、京畿の監察司と共に王宮に戻る王。王が軍隊を連れて戻ること知った王妃は、王宮の門を閉じさせると王を中に入れないよう命じます。しかし、王が到着すると、大妃チェ・カヨン(パク・ジヨン)の命令に従わないチョ・ウォンピョ(ホ・ソンテ)が直接、門を開けて王を迎え入れます。

王が戻った状況にも大妃は動揺することなく、母への親孝行を重要視する風習から、王が自分に害を加えることはないと判断すると、「私はまだ王様の母上です。親不孝なことができますか?」と堂々とする。

王と共に王宮に戻ったユ・ジョンは、自分を王宮の外に出したチェ尚宮と宮女たちが生きていることを確認すると安堵します。大妃の罪を問うかわりに、彼女の命令で動いた家臣たちを処分し、自分の味方に立ってくれる家臣を代わりに起用します。

一方、パク・ゲウォン(チャン・ヒョク)への罪を問わない王を心配するユ・ジョン。ユ・ジョンを守り、大妃を排除するためにパク・ゲウォンを利用する計画を立てる王。大妃を廃位するよう要求する王の提案に、パク・ゲウォンは大妃を廃位させると約束します。

すべては王イ・テの計画通りに進むはずが、王妃に摂政させたのが初めからイ・テの計画だったと気づいたユ・ジョンは、「王様なの計画でしたか?」とこわばった表情で、王に問う。

第14話感想

第14話も興味深い展開が続きました。

残されたのは2話のみ、、、登場するキャラクターのそれぞれの選択が、どのような結果を招くことになるのでしょう。大妃を動かす王の計画は彼が予想した通りに進みましたが、その過程でトングムやシウォル、、、大臣たちの命を落とす結果となり、王の計画に気づいたユ・ジョンの反応から、王を非難するようなエンディング。

大妃の廃位を求める王の要求をのむパク・ゲウォン。パク・ゲウォンだけではなく、彼の妻ユン氏夫人のカリスマと存在感のある人物像を描き、マンパワーを感じる一話でした。王にコントロールされて反乱を起こした大妃も、全く引き下がらないところがすごい!

主人公は王のイ・テとユ・ジョンですが、ドラマの後半部は主人公たち以上に、ストーリーの中心に立ったパク・ゲウォンと大妃チェ・カヨンの存在感が圧倒的で、主人公が王と王妃ではなく、この二人?と錯覚するほど、個人的にはこの二人が引っ張るストーリーが本当に気に入りました。

時代劇はストーリー性も重要ですが、誰がどの役を演じるのかも大事ですね。主人公をチャン・ヒョクが演じていませんが、さすが!チャン・ヒョク!!


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