恋人 연인 2023年放送 MBC 金土 全20話
neroさん |
第3話視聴率5.5
第3話あらすじ
オランケが攻め入ったとの知らせを聞き、ヌングン里の村は大騒ぎになる。翌朝、真っ先に立ち上がったのはギルチェ(アン・ウンジン)が想いを寄せるヨンジュン(イ・ハクジュ)だった。村の若い衆を集め、王がいる南漢山城へ向かおうと声を上げるヨンジュン。
これに対し、オランケの恐ろしさを知るジャンヒョン(ナムグン・ミン)は、「王は民を捨てて逃げたというのに、なぜ民は王を救うのか」と一言。
義兵には加わらず、避難を選んだジャンヒョン。唯一気がかりなのは、男たちが戦に出た後、村に残されるギルチェのこと。ジャンヒョンはギルチェに一緒に避難しようと誘うも、もちろん断られてしまう。
「オランケを目にしたことは?」とギルチェに尋ねたジャンヒョンは、彼らは文字は読めなくとも、人を殺す方法を知っていると話す。そして、毎日のように机に向かって勉強ばかりしてきたヨンジュンが、果たして彼らとやり合えるかどうか、とジャンヒョン。
ジャンヒョンの言葉に不安になったギルチェは、出発に備えるヨンジュンのもとへ。先ほどジャンヒョンから聞いた言葉をそのまま伝え、戦争に出向くのは辞めて欲しいと話すギルチェ。しかし、ヨンジュンの決意は揺るがず…。
このままではいけないと考えたギルチェは、親友のウネ(イ・ダイン)にヨンジュンを説得して欲しいと頼む。ところが、ギルチェの作戦は思わぬ方向へ。ウネから説得されたヨンジュンは、出発の前に婚礼を済まそうと言ったというのだ。
思いがけずウネとヨンジュンの婚礼を後押しする形になってしまったギルチェは、悲しみに暮れた。そんななか、小間使いの一言にヒントを得たギルチェは、自分が他の男性と結婚すると知れば、ヨンジュンの気持ちも変わるかもしれないと考える。
さっそくヨンジュンと同じく義兵に名乗り出たスニャク(パク・ジョンウク)を呼び出し、それとなくアプローチするギルチェ。これに本気になったスニャクは、皆の前でギルチェにプロポーズ。
いち早くギルチェの魂胆に気づいたジャンヒョンは、「こんなことでヨンジュンの気持ちが変わるとでも?」と呆れる。そして、決してヨンジュンがギルチェを選ぶことはないと断言。
それでもヨンジュンを諦められないギルチェ。見かねたジャンヒョンは、自分が2人の結婚を阻止してやると話す。
その夜、武器の確保に手こずる義兵たちに自分が集めた武器を譲ると告げ、代わりに村の若者たちの婚礼を延期して欲しいと提案するジャンヒョン。戦争で命を落として未亡人となった女性たちは、新たな縁を結ぶことも許されず、夫の死と同時にその未来を失うというのがジャンヒョンの主張だった。
翌日、スニャクから婚礼の延期を聞かされたギルチェは、同じくウネとヨンジュンの婚礼も延期になったと知り、気をよくする。しかし、浮かれ気分のギルチェの目に入ってきたのは、2人が口づけを交わす姿だった。それでも婚礼が延期になってよかったと、自分に言い聞かせるギルチェ。
義兵たちの出兵の日、女性たちは自分の物を渡し、男性たちの無事を祈った。そんななか、ウネに声をかけられたジャンヒョンは、ギルチェのもとへ。しかし、相変わらず義兵には加わらずに避難するだけというジャンヒョンに、ギルチェは何も渡そうとしない。代わりにジャンヒョンが差し出したのは、布に包まれた短刀だった。そして、「あの山の上に煙が見えたら、なんとしてでも逃げるんだ」とジャンヒョンは伝える。
予定通り王のいる南漢山城へ向かった義兵は、そのふもとで勤王兵(王や王室に忠誠を誓う兵士)と合流。ところがオランケの奇襲に遭い、兵はまたたく間に敗退してしまう。
一方、避難先でオランケの軍にモンゴル兵が混じっていたと聞いたジャンヒョンは、彼らがオランケとは違って別の目的を持っていることに不安を抱いた。
第3話感想
ヨンジュンをはじめとしたヌングン里の義兵たちは、オランケの奇襲によってあえなく敗退。最後までギルチェとの約束を守ろうと、ヨンジュンのそばを守るスニャクの姿がなんとも切なかったです。果たして、皆は無事なのでしょうか。
そして、義兵や王の安否については無関心を貫くジャンヒョンでしたが、オランケの中にモンゴル兵が混ざっていたという言葉に、不安をあらわにします。モンゴル兵の狙いは財物と女。。村に残されたギルチェらが心配ですね。
邪険に扱われながらも、なにかとギルチェを気にかけるジャンヒョンが健気でした。一方のギルチェはというと、ヨンジュンの気を引くためにスニャクを誘惑するなど、ちょっと暴走が過ぎましたね。汗
今話、印象的だったのは、ギルチェの親友ウネ。ウネはオランケが攻め込んできたという知らせを受け、一番にジャンヒョンを見つめたギルチェの視線に気づいていました。しかし、ジャンヒョンからその件について聞かれたリャンウム(キム・ユヌ)は、なぜかヨンジュンだと答え…。リャンウムは一体何を考えているのでしょう。
戦が本格的になり、ますます目の離せない展開がつづきます。
第4話視聴率5.2
第4話あらすじ
ヌングン里を後にしたジャンヒョンは、オランケが攻め入ったとの知らせを聞いたとき、ギルチェが一番最初に見たのは誰かと聞く。これに対し、「ヨンジュンでは?」と嘘をつくリャンウム。ジャンヒョンもまた、そうだろうなと納得した。
ジャンヒョンらと別れて王に忠誠を誓う兵士たちと合流したヨンジュンだったが、敵の奇襲によって兵は敗北。ふたたび目を覚ましたヨンジュンは、目の前に広がる光景を見て絶望した。すっかり士気を失う仲間たちを前に、自分は一人でも王のもとへ行くと話すヨンジュン。
一方、避難したと思われたジャンヒョンは、山道の途中でオランケらの動きを見張っていた。遠くから馬のひづめの音を聞き、オランケがすぐ近くまで来ていることを察するジャンヒョン。そんななか、リャンウムが村に降りたと聞いたジャンヒョンは、慌てて助けに向かう。
同じ頃、山の方から煙が上がるのを見たギルチェは、ジャンヒョンの言葉を思い出す。すぐさま村の人々にそれを伝え、避難を仰ぐギルチェ。船着き場で船を待つギルチェだったが、危険を察すると、ウネらと共に山の方へ。
村で唯一戦争経験のあるソンチュは、村に残ってオランケを迎え撃つ。弓矢で次々とオランケを倒すソンチュだったが、応戦もそこまで。妻のイランと共に、ソンチュはその場で目を閉じた。
様子を見にヌングン里へ戻ったジャンヒョンは、雪の下で寄り添うソンチュとイランの姿を目にする。2人の亡骸を弔い、2人を殺したオランケに復讐を誓うジャンヒョン。
山へ逃げ込んだギルチェらは、足跡を消してオランケの追跡を防いだ。ところが、一緒にいたウネの小間使いパンドゥネ(クォン・ソヒョン)が産気づき、足止めを食らってしまう。血を見て気絶したウネに代わって、自ら赤ん坊を取り出すギルチェ。赤ん坊は無事に生まれたものの、このままでは凍え死んでしまう危機に。慌てて外に飛び出したギルチェは、遺体から防寒具を奪い、それをパンドゥネと赤子に被せた。
そんななか、ギルチェを探しに洞窟の外に出たウネがオランケに襲われそうになってしまう。後ろから近づいたギルチェは、ジャンヒョンからもらった短刀を抜いてオランケの背中に突き刺した。その後、オランケの死体を崖から落とし、手に付いた血を川で洗い流すギルチェ。
今日のことは2人だけの秘密にしようと誓い、ウネとギルチェはお互いを強く抱きしめ合った。辺りが明るくなると、ギルチェは先ほど出産を終えたばかりのパンドゥネを背負って、目的地を目指す。
その頃、女たちを連れて山道を下ろうとするオランケ軍と対峙したジャンヒョンは、素早い動きで次々にオランケを倒していく。同じくその後ろから、弓で援護するリャンウム。
辺りが暗くなり、ギルチェらは身体を寄せ合って暖をとった。ふと夢のなかで、いつもの男性を見つけたギルチェ。その後ろ姿に抱きついたギルチェは、「とても怖い…。」と言って涙を流した。
物音で目を覚ましたギルチェは、人影を見てそれが夢で見た未来の旦那様だと思う。しかし、それは旦那様ではなく、オランケだった。慌てて逃げ出すギルチェらだったが、すぐに捕まってしまう。身ぐるみを剥がされそうになった時、そこへ現れたのはジャンヒョン。
ほっと安堵したのも束の間、オランケの一人がジャンヒョンに向かって襲いかかろうとすると、ギルチェはとっさに「危ない旦那様!逃げて」と叫んだ。ギルチェの声に間一髪身体をひるがえしたジャンヒョン。オランケを倒したジャンヒョンは、目の前で震えるギルチェに怪我はなにかと尋ねる。
そして、「…、さっき旦那様と呼ばなかったか?」とジャンヒョンはいたずらに微笑んだ。
第4話感想
ギルチェのピンチに駆けつけたのは、やはりジャンヒョン!
ラストのニヤリと笑うジャンヒョンに、思わずノックアウトされてしまいました。ナムグン・ミンのアクションシーンもさることながら、アン・ウンジンの切迫した感情演技もすばらしいです。
前回、最後まで自分はかたくなに避難すると言っていたジャンヒョン。しかし、彼が向かったのはヌングン里につづく山道の途中で、何かあったときには自分の手でギルチェを守ろうと考えていたのでした。
結局、ジャンヒョンが恐れていた通りの事態が。。集まった兵士たちに奇襲をかけたオランケは、つづいて周辺の集落を次々と襲っていきます。雪の下で冷たくなるソンチュとイラン夫婦がなんとも悲しかったです。そして、ギルチェとの婚礼を楽しみにしていたスニャクもまた、敵の攻撃に倒れてしまいました。なんとか生き残ったヨンジュンは、懲りずに王のもとへ向かうと言い…。
ヨンジュンの気持ちもわかりますが、今は一刻も早くウネらのもとに戻ってあげて欲しいです。ウネも十分頑張っていると思います。
さて、運命の再会を果たしたギルチェとジャンヒョン。果たして、2人の運命はどのように動いていくのでしょうか。
1~2話も面白かったですが、オランケの侵攻が始まった3~4話で一気に物語が盛り上がりを見せてきたように感じます。これぞ韓国の時代劇!といった緊迫感溢れる展開に、目が離せません。つづきも楽しみです。