ポッサム-運命を盗む 보쌈-운명을 훔치다 Bossam: Steal the Fate
2021年放送 MBN 全20話
第19話視聴率7.007% 9.363%
daisySSさん |
第19話あらすじ
バウ(チョン・イル)の叔母がいる西宮に侵入するため高い壁をのりこえることに成功したバウ、、、しかし、現れた番人たちに発見されこえることを失敗したスキョン(ユリ)とチュンベ(イ・ジュニョク)。危機を迎えた二人の前にイ・デヨプ(シン・ヒョンス)が現れ、スキョンを助けます。スキョンを助けるためにデヨプが現れたことを知ったバウは、スキョンを助けに行く前に叔母に事情を説明するため向かい。
スキョンを助ける過程で傷を負ったデヨプ・・・、スキョンへの未練はないことを伝え、翌朝、バウが心配になったスキョンは西宮に向かい、スキョンを助けるために王宮を出たバウと行き違ってしまいます。番人に発見されて逮捕されたのが男装したスキョンだと知ったイ・イチョム(イ・ジェヨン)は、光海君(キム・テウ)に気づかれる前にスキョンをいち早くスキョンを確保するよう命じる。
一方、スキョンが捕まるのを目撃したバウはできることがなく、王を訪ねるとスキョンを助けて欲しいと願い、バウの言葉にスキョンをイ・イチョムよりも先に確保すると、宮女として身を隠させます。イ・イチョムの持つ権力に立ち向かう力のない王の姿に、イ・イチョムを排除する方法として、彼に対立する勢力である西人派(ソイン)の協力を得るべきだと提案するスキョン。
王の命令を受けたキム・ゲシ(ソン・ソンミ)尚宮は、キム・ジャヨムを通じてバウを西人(ソイン)の集まりに参加させ、綾陽君(ヌンヤングン)を中心に、西人派が反乱を企んでいることに気づいたバウは、その場から立ち去り、、、バウを追う綾陽君(ヌンヤングン)は、イ・イチョムを倒すための協力を求めます。
母ヘインダンイ氏(ミョン・セビン)から臨海君(イムヘグン)を毒殺したうえ、刺客まで送ったのが王ではなく、兄のイ・イチョムだったことを打ち明けられたイ・デヨプは、母が持っている殺人の証拠を渡されると、表情が暗く変わります。母の命が危険にさらわれると判断すると、彼女を守るために証拠品を処分。バウに協力する決心を固めたデヨプ、、、協力して事を進める前にイ・イチョムに発見されてしまいます。反乱を起こした後、正当性を理由にイ・デヨプを即位させる計画のイ・イチョムは、キム・ゲシ尚宮と再び手を結ぶことになります。
キム・ゲシ尚宮は王に秘密にすると、スキョンを騙しイ・イチョムに引き渡します。王と対立する存在であるイ・イチョムに捕らわれることになったスキョンを発見した、イ・デヨプは驚く。
第19話感想
バウとスキョンのロマンスだけが描かれるエンディングを迎えると思っていましたが、実際に起きた仁祖反正までも含めての展開となるようで、残す2話では光海君を廃位させ、綾陽君(ヌンヤングン)を即位させるク―デターが起こる様子まで描かれると予想します。
王に内緒でスキョンをイ・イチョムに手渡ししたキム・ゲシ尚宮、、、結局、父イ・イチョムの計画通りにスキョンの命が政治的に利用されることを、イ・デヨプは黙って受け入れることになるのか、予想外の選択をすることになるのか、激しい展開を予想させる兆しを見せ、次の話への期待が高まります。
西宮(ソグン)にいるバウの叔母が仁穆大妃(インモク王后)で、仁祖反正で綾陽君(ヌンヤングン)を即位させる協力者となった歴史的な背景から、バウにも命を懸けた大事な選択を迫られることになるようで、ロマンス中心ではなく政治的に激しく揺れ動く時代背景を反映させた内容となります。綾陽君(ヌンヤングン)はク―デターの後に、朝鮮第16代王に即位した仁祖。
政治的な派閥から、イ・イチョムに対立する西人(ソイン)たちが綾陽君(ヌンヤングン)を中心に動き、今話、家門の復讐のためにも協力を求められたバウ、、、あちらこちらで別の目的をもって反乱を計画していることを肯定的に受け入れることが出来なかったバウを奮い立たせるのは、やはり、スキョンを助けたいと願うバウの気持が大きく動くようになりそうです。
イ・デヨプとバウは最後まで対立する立場に置かれる関係になっていくのでしょうか。これまで父イ・イチョムの意思に反する行動を取ってきたい・デヨプは、果たしてイ・イチョムに協力することになるのか、それともこれまで通り、良心に耳を向ける決断を下すことになるのか、面白い展開になりそうです。
王位を守るために娘スキョンを見捨てようとした王の決断を知ったスキョンの母、昭儀尹氏(ソイユン氏)は、これまでキム・ゲシ尚宮が娘にやった悪事に怒りを爆発させるシーンも登場し、様々な出来事が描かれた一話でした。
第20話視聴率7.143% 9.759%
daisySSさん |
第20話(最終回)あらすじ
イ・デヨプ(シン・ヒョンス)を即位させる計画を進めるイ・イチョム(イ・ジェヨン)は、デヨプの心をつなげるためスキョン(ユリ)を屋敷で監禁。王になると想いを寄せるスキョンを自由にできると語るイ・イチョムの言葉に、、、スキョンは反発を見せます。イ・デヨプは父のペースに飲み込まれないよう冷静を保つ。
スキョンを助けるために、西人(ソイン)が中心となる反乱を仁穆大妃(インモク王后)が承認したことを綴った手紙を手に入れるため、バウ(チョン・イル)は西宮に幽閉された叔母の仁穆大妃を訪れます。光海君(キム・テウ)、イ・イチョムと北人を追い出すための反乱の必要性を訴え、バウに協力する大妃。大妃の手紙をキム・ジャヨムに伝えるバウは、反乱が起きた後、王、昭儀尹氏(ソイユン氏)とスキョンの命を保証するよう求め、キム・ジャヨムはそれに応じます。しかし、キム・ジャヨムへの言葉を信じることが出来ないバウ。
スキョンの助けるためにはイ・イチョムに協力する必要があることから、イ・イチョムの計画に協力する意思を伝えたデヨプ。スキョンと共に実の父、臨海君(イムヘグン)の墓を参拝したいと申し出るデヨプに許可するイ・イチョム。既にデヨプの計画に気づきながらも、参拝に出かけることを許可した理由は、すきを狙ってバウがスキョンを助けるために現れると、予想したから。
スキョンと共に参拝に向かう途中、イ・イチョムの予想通り、スキョンを助けるために現れたバウ。私兵にバウを攻撃させますが、右腕のテチュルがイ・イチョムを裏切りデヨプについたため、バウはスキョンを助け出すことに成功します。バウとスキョンを逃がした後、イ・イチョムに剣を向けるデヨプは、父を殺害した伯父イ・イチョムを斬ることが出来ず、刀を捨てその場を立ち去ろうとします。
復讐を諦めたイ・デヨプとは違い、、、彼が捨てた刀を手に取ったイ・イチョムがデヨプを刺し。デヨプが心配になって戻ってきたバウとスキョンは、血を流しているデヨプを発見し、二人に見守られ息を引き取ったデヨプ。
王宮では反乱が計画している動きがあるとの報告を受ける光海君(キム・テウ)は、キム・ゲシ(ソン・ソンミ)尚宮にキム・ジャヨムの動きを探るよう命じます。キム・ジャヨムは反乱を企んでいることをキム・ケシ尚宮に隠し、王に嘘の報告をします。しかし、王はすべてを知りながらも知らないふりをしていただけ、、、バウを王宮に呼ぶと、娘スキョンを守って欲しいこと、何があってもイ・イチョムが反乱を起こさないよう阻止して欲しいと語ります。
西人(ソイン)がイ・イチョムよりも先に反乱を起こし、仁祖反正(ク―デター)は成功。光海君は廃位され、綾陽君(ヌンヤングン)が即位。スキョンと昭儀尹氏(ソイユン氏)はサンウォン寺に身を寄せます。復位した仁穆大妃(インモク王后)の甥となるバウの立場を察したスキョンは、出家を決意します。
出家のため、髪を切る準備をするスキョンの前に現れた覆面の男、、、ポッサム(寡婦を連れ去って再婚させる風習)屋に扮したバウでした。スキョンはバウにボッサムされ、、、一緒になる。
第20話(最終回)感想
エンディングは予想よりもロマンチックでした!
バウが相手を間違ってボッサムをしたことで、過酷な運命を迎えることになったように見えたスキョン、、、結局、運命的な恋に落ちて、バウと幸せなエンディングを迎えることが出来て、最終話まで楽しめたフュージョン時代劇でした。
儒教の考えがベースにあった朝鮮時代の背景から、ボッサム(寡婦を連れ去って再婚させる風習)が第1話から登場して、新鮮な展開でどんどんストーリーにのめり込み、結果的には最終話まで楽しく視聴できた内容でした。愛するスキョンのためにすべてをかけて奮闘したバウの姿が素敵でした。
ク―デターが起きて、光海君は廃位さえ王宮から去り、王宮の新たな主としてそれほどしたのは予想した通り、綾陽君(ヌンヤングン)でした。仁穆大妃(インモク王后)と16代王である仁祖が並んで登場する短いシーンが登場し、歴史的に起きた出来事も再現され、そこまでロマンス中心の展開ではなかったので、歴史的事実をもとに描かれる時代劇が好きな方でも楽しめる内容になっていると思いました。
ただ、イ・デヨプは結局、伯父であるイ・イチョムに殺される結末を迎えたので、最後まで可哀そうなキャラクターでした。父の復讐をとどまった理由は、イ・イチョムを伯父ではなく、父として慕っていたからでした。イ・デヨプが命を落とす結末になったのは個人的には残念でした。
スキョンが出家する前にバウが現れて彼女をボッサムする、、、その側にはバウの息子チャドル(コ・ドンハ)の姿があり、ほっとさせられるエンディングでした。素朴だけど二人だけの結婚式も挙げた後だし、王も二人の婚姻を認めた後、未亡人をボッサムして再婚する習慣があったことから、これで二人は社会的にも幸せな人生を送れることになりますね。
最後まであきらめず愛を突き通すバウも素敵でした!
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