ポッサム-運命を盗む 보쌈-운명을 훔치다 Bossam: Steal the Fate
2021年放送 MBN 全20話
第15話視聴率6.197% 8.842%
daisySSさん |
第15話あらすじ
チャドル(コ・ドンハ)の産みの母でバウ(チョン・イル)の友人と夜逃げしたと言われていた妻が現れ、両班出身だと知ったバウの母は、息子が戻るまで屋敷に彼女を滞在させます。チャドルの母ハン氏(チョン・ギョンスン)はスキョン(ユリ)を後妻あつかいすると、スキョンが過ごしていた部屋を使うことを主張します。北方で苦労するバウ(チョン・イル)が心配になるスキョンは、大騒ぎを避けたく、ハン氏に部屋を譲るとチョ尚宮(シン・ドンミ)と共に部屋を使うことになります。
明の将軍に捕まったバウとイ・デヨプ(シン・ヒョンス)は、牢獄の中。。。彼らの命を助ける方法は、光海君(キム・テウ)が明の将軍に食料と軍事資金を提供すること。しかし、明と対立する女真族(満州族)の反感をかう可能性があるため、光海君(キム・テウ)は悩みます。バウを犠牲にすることは避けたいものの、朝鮮の政治な立場を考慮する必要がある。
決断を迫られた王は、中立的な態度を取ることを決め、バウを犠牲させる決定をします。一方、牢獄の中、父イ・イチョム(イ・ジェヨン)から明の将軍宛に書かれた手紙をイ・デヨプが持っていることに気づいているバウは、手紙を将軍に渡し命拾いをするようデヨプを説得しますが、父から預かった手紙を見せることはなく。。。
チャドルはこれまで恋しがっていた母が戻ってきたことを知り、初の再会、、、しかし、産みの母との間に距離を感じ、不安を見せスキョンから離れない。そんな息子の姿にガッカリしたハン氏はスキョンに腹を立て、バウの心配で居ても立っても居られないスキョンとは違い、バウの屋敷でのんびり。
僧侶のデウォンを通じて牢獄から逃げる鍵を渡されたバウは、キム・ジャヨムから王が明の将軍と取引きすることなくバウを犠牲にすると決めたと知らされると、脱出を図ります。最後のチャンスだと父から宣告されたにも拘わらず、良心にもとにバウに協力して共に脱出を図るデヨプ。その過程でイ・ウォンヨプが送った刺客の攻撃を受けながらも、脱出。しかし、その後は女真族(満州民族)の攻撃を受け、捕まります。
脱出の際に使用した明の軍服姿のバウとデヨプは、出身を明かしますが信じてもらえず、危機を迎える。一方、バウの屋敷に若い女性が滞在していることを知ったイ・イチョムは、女性の正体を確認するために小間物屋を送りますが、スキョンが急いで身を隠したことで彼女の存在には気づかない。
第15話感想
バウが留守中の間、彼女の正体がイ・イチョムに発見されてしまいそうになりましたが、発見されることはなく、無事に一話を終えることが出来ました。スキョンが身を隠しているのをイ・イチョムに気づかれそうになるのか、ハラハラしながら視聴しました。
戻ってきたチャドルの母、ハン氏とスキョンが自然と比較される展開、、、昼夜を問わず、バウのことを心配し、お祈りするスキョンとは対照的なハン氏の姿。意地悪で本妻であることを理由に、スキョンに失礼な態度を取るハン氏ですが、彼女が部屋で干し柿を食べながらのうのうと過ごす姿をバウの母が目撃したことで、これまではチャドルの将来の出世を考えてハン氏を受け入れたバウの母に、変化が起こるのでしょうか。
朝鮮の北、北方では明と満州民族である女真族との対立が激しくなった様子。イ・イチョムの狙いは明の力を借りて反乱を起こす計画でしたが、結局イ・デヨプは父から渡された手紙を明の将軍に渡すことなく、父を再び裏切るような選択をしたこと、、、果たしてどのような結果を招くことになるのでしょう。王が自分を見捨てたことを知ったバウは自力で明の拘束から脱出することに成功しました。しかし、今度は女真族に捕まることになり、新たな危機を迎えることになります。
今話、攻撃を受けた際にバウをかばうイ・デヨプの姿が登場しました。通常の時代劇の場合、宿敵である二人が対立しお互いに剣を向け、結末へと進む展開が多い中、このドラマで見せるバウとイ・デヨプの関係もオーソドックスな流れを迎えるのか否かが、気になります。
近年、時代劇の放送が少なくなる傾向にある中、ファンタジー的な要素は入っていますが、歴史的出来事も盛り込まれ、話を重ねても見やすい展開が続きます。第16話での緊張が高まることを予想させるエンディングを迎えた第15話。
バウが留守中の屋敷で、スキョンは王女であることを隠していつまでもバウを待ち続けるのでしょうか。スキョンのバウへの気持ちがすごく伝わった話しでした。
第16話視聴率6.026% 8.440%
daisySSさん |
第16話あらすじ
女真族(満州族)に捕まったバウ(チョン・イル)とイ・デヨプ(シン・ヒョンス)は明の兵士ではないことを伝え、イ・デヨプの父が朝鮮の左議政政イ・イチョム(イ・ジェヨン)であることが明かされると、デヨプの命か危険にさらわれると気づいたバウは、何があってもイ・イチョムとの関係を隠すよう助言。しかし、デヨプは女真族(満州族)の将軍に自らの正体を明かすと、手紙に書かれたキム・デソクが一緒に捕まったバウであることを話します。
バウは解放され、イ・デヨプは捕らわれたままの身。女真族に長年捕虜として捕らわれているカン・ホンリプと出会ったバウは、デヨプが殺されると聞かされると、デヨプの命を助ける必要があることを訴えます。女真族の将軍と話し合える機会を得たバウは、デヨプが殺されると報復を目的とした戦争が勃発する可能性があると、伝えます。光海君(キム・テウ)は女真族(満州族)と戦うことを望んでいない、、、明と手を結ぼうとしたのはイ・イチョムであると訴え、その証拠としてデヨプが明の将軍に渡そうとしていた手紙をあげる。
バウに説得された女真族(満州族)の将軍は、条件付きでデヨプを釈放すると、、、争いが起きるのを避けるための目的をもって朝鮮に戻ってきた二人。
計画とは違いバウが生きて戻ったことを知ったイ・イチョムは、明の将軍の怒りを買ったバウを、処罰すべきであるとの意見を出し、再び明の将軍にバウを送り返そうとします。しかし、バウと共に朝鮮に戻ったのがイ・イチョムの息子であることを強調する光海君(キム・テウ)の態度に、一歩引き下がったイ・イチョム。一方、朝鮮に戻ったバウは、女真族の将軍と交わした約束を果たすための計略を王に伝えます。孤立している明の将軍を女真族が攻撃するように見せかけ、朝鮮が仲裁の役を果たすことで、戦争を回避することが出来る。
ハニャンに戻ったバウは、夜逃げした妻ハン氏が戻っていることを知ると、彼女を屋敷から追い出そうとします。ハン氏はスキョンが王女だと気づいていたことから、屋敷から追い出されるとスキョンの秘密を明かすと脅します。バウは母に、過去、スキョンをポッサム(寡婦を連れ去って再婚させる風習)したことをすべて打ち明けると、彼女が王女であることを明かし、バウの母は再びイ・イチョムとかかわることを恐れ、ハン氏もスキョンも屋敷から出すよう忠告します。しかし、バウは母にスキョンへの気持ちを伝える。
ハニャンに戻ったイ・デヨプはスキョンが心配になり、彼女に会うためにバウの屋敷に現れ、チョ尚宮(シン・ドンミ)は、危険だと知りながらデヨプを屋敷の中に入れ、二人を会わせます。心配するデヨプの言葉に、「私は大丈夫です」と答えるスキョン。一方、チュンベ(イ・ジュニョク)とチョ尚宮の会話を盗み聞きしたハン氏は、屋敷の中を荒らすと貴重品を持ち逃げ、、、その足で、スキョンの義理の父イ・イチョムを訪ねると、王女の居場所を教える代金を要求。
スキョンが生きていることやバウの屋敷に身を寄せていることを知ったイ・イチョムが部下たちを連れ、バウの屋敷に現れる。義理の父を待っていたかのようにドアを開けた、スキョン。
第16話感想
スキョンが生きていることに気づいたイ・イチョム!!
命を落とす危険な場面を乗り越えハニャンに戻ったバウ。何があってもスキョンへの気持ちを諦めることはないと、強い意志を見せました。しかし、今度はスキョンの身に危険が及びました。スキョンが生きていることに気づき、ついにバウの屋敷に押し寄せたイ・イチョム。
チャドル(コ・ドンハ)の母ハン氏が結局、スキョンの居場所を教えることになるとは。。。口が軽い女だと、彼女を始末するよう命じるイ・イチョム。長年政治の世界で生き残ってきただけに、今話でも家門の存続をかけて、順次に動く姿が印象的でした。イ・イチョムを警戒していた王は、娘の命を犠牲にしてまで王の座を守ろうとしましたが、結局はイ・イチョムと最終対決するのはバウになるようです。
以前は、義理の父と呼んでいたスキョンが今話のエンディングではイ・イチョムに対して「お元気でしたか?左相大監(デガム)」と語り堂々とする姿を見せ、これまでとは違う立場にいることを意味するように感じました。これまでは嫁として接していたとすれば、これからは王女として父である王の家臣として、立場を明確にさせようとするようにも見えました。
これからスキョンの反撃が始まることになるのでしょうか。最終話の前のクライマックスに向けて大きく動き出した第16話でした!
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