ポッサム-運命を盗む 보쌈-운명을 훔치다 Bossam: Steal the Fate
2021年放送 MBN 全20話
第1話視聴率2.498% 3.132%
daisySSさん |
第1話あらすじ
深夜、生計のためにポッサム(寡婦を連れ去って再婚させる風習)を代理で行うバウ(チョン・イル)と仲間のチュンベ(イ・ジュニョク)、、、未亡人をポッサムすると巡邏(市中を巡回警備した役人)を避けて依頼を受けた両班宅に未亡人を届けます。
多額の報酬が約束される新たなポッサムの依頼を受けたチュンベは、バウ(チョン・イル)を誘います。依頼者と女性の年の差が大きいことを理由に仕事を断るバウ。成均館の儒生たちの間で争いが起きたと聞かされ、事を解決するために力を貸して欲しいとの妓房からの連絡に、両班に扮して問題を解決します。その場にいたイ・デヨプ(シン・ヒョンス)はバウに興味を示し、友人になることを提案。
妓房から朝帰りのイ・デヨプを迎えたのは、義理の姉のスキョン(ユリ)。左議政を務め莫大な権力を持つ父イ・イチョム(イ・ジェヨン)の末っ子であるイ・デヨプが夜通し帰宅しないことを心配して、朝まで待っていたスキョンは、王の娘。婚礼を上げた後、初夜を迎える前に夫を亡くし3年間未亡人として、素服(ソボク/朝鮮時代の白い喪服)を着たまま。義理の母はスギョンへの不満を隠すことなく厳しい言葉を浴びせる。
お金が必要なバウはチュンベの誘いに乗り再びポッサムの仕事を受けることになります。依頼者から指定された屋敷に向かい女性を風呂敷で包むと、彼女を肩からかつぎ、急いでその場を立ち去ります。一方、部屋で居眠りしていたスギョンの乳母、チョ尚宮(シン・ドンミ)はスギョンを連れ去るバウを目撃すると、屋敷に泥棒が入ったと声を上げます。
ポッサムを依頼された屋敷に到着したバウとチュンベは、慌ただしい屋敷の様子に何か起きたのか慎重に周辺をうかがいます。
チュンベは残り情報を集め、ポッサムした女性を隠すために自宅に戻ったバウ、、、母のいないバウの息子チャドル(コ・ドンハ)は、ついに母ができたと喜びます。状況が把握できず気になったバウは絶対に中を確認しないよう息子に注意をすると、チュンベと合流して事情を伝えられる。ポッサムを依頼した男性が突然死したため、お金を受け取ることもできず、女性を元に戻すしかない状況で、、、バウは衝撃的な事実を知ります。
父の言葉を守らずポッサムされてきた女性が心配になったチャドルが風呂敷を開けると、女性の顔を確認すると驚きます。女性はお寺で見た王女だった。自宅に戻ったバウは、息子からポッサムされた女性が王女だと伝えられ、息子の言葉を信じないバウは彼女をポッサムした時のことを思い浮かべ。。。
第1話感想
ロマンスフュージョン時代劇!
チョン・イルと少女時代出身のクォン・ユリが共演する時代劇は、第1話から注目を十分に集める内容でした。儒教の考えのもと、夫をなくした女性は未亡人として一生一人で生きていかないといけない習慣があることから、「ポッサム」というのは未亡人となった女性を連れ去り再婚する風習があったようです。
今話登場した最初のポッサムのエピソードをみると、依頼した両班の男性とポッサムされた女性は全く人見知りではなく、非公式的に恋していた二人のようです。両班の身分でポッサムをすることができないことから、お金を支払い、女性を連れさる仕事をバウに依頼したようです。
現代的な考えからすると、女性の意思を反映しない拉致のように考えることもできますが、朝鮮時代の背景を考えると、それほど敏感になることなくドラマを視聴するべきだと感じました。
バウがポッサムした女性がよりによって王女だったことから、バウとスギョンの運命がどのように変わることになるのか、楽しみです。
スギョンが嫁いだ先は父、光海君を王にした最高権力者イ・イチョムの家門でした。早速、義理の弟イ・デヨプ(シン・ヒョンス)とスギョンの関係が気になり、バウを含め三角関係へと発展することになりそうです。
賭博、盗み、ケンカ、ポッサムに熟達したごろつきのバウ役を演じるチョン・イルは、多くの作品で主演を演じていますが、出演した時代劇をみると「ヘチ~王座への道~」、「夜警日誌」や「太陽を抱く月」等があり、始まったばかりですが期待を裏切ることにない俳優!
ロマンスを中心にフィクションではありますが、朝鮮時代の政治や風習などが組み合わせ展開になるようで、フュージョン時代劇が好きな方なら第1話から予想外の展開に満足のいく内容になっていると思いました。
ポッサムしてきた女性が依頼者からお願いされた女性ではなく、全く違う女性で王の娘、王女だったことを知り衝撃を受けるバウ、、、何事もなかったようにスギョンを屋敷に戻すことができるのでしょうか。
第2話も楽しみです。
【豆知識】ラ・ミランが特別出演しています。
第2話視聴率2.020% 2.960%
daisySSさん |
第2話あらすじ
スキョン(ユリ)が屋敷から姿を消したことをしらされた義理の父イ・イチョム(イ・ジェヨン)は長男と執事テチュルを集めるとスギョンが姿を消した経緯を調べさせます。盗難品はないことから、イ・イチョム(イ・ジェヨン)をターゲットにするために、反対勢力又は恨みがある人物がスギョンを拉致したと判断すると、私兵を集め屋敷の周辺を監視させます。
息子チャドル(コ・ドンハ)からポッサムしてきた女性が王女だと聞かされると半信半疑、、、スギョンに直接確認したバウ(チョン・イル)は、彼女の身分を知ると頭を抱えます。仲間のチュンベ(イ・ジュニョク)は、ポッサムの代金を払ってもらえないことを知ると、連れ去った女性を屋敷に戻すことで問題か解決すると語ると、スギョンが住む屋敷を下見するために訪れます。何事もなかったように静かな様子に安心したチュンベとは違い、屋敷の周辺に私兵が護衛していることに気づいたバウ。
スギョンが屋敷から姿を消したことを隠し、内密に彼女の行方を探そうとするイ・イチョム(イ・ジェヨン)は、王宮に呼ばれ、、、緊張する姿で王の前に立ちます。しかし、王がイ・イチョムを呼んだのは、インモク大妃に関する件と持ち掛けられ安堵します。しかし、スギョンの母、昭儀尹氏(ソイユン氏)がスギョンに会いたがっていることを伝えると、翌日スギョンを連れて王宮を訪れるよう、光海君(キム・テウ)が命じます。
執事のテチュルが集めた情報から、代金をもらってポッサムを代行するグループがいると聞かされると、スギョンがポッサムされた可能性があることに気づき、彼女を拉致した犯人を探すよう命じたイ・イチョム。ポッサムを代行することは違法のため、すぐに犯人を発見することが見込めないことから、悩む様子。。。
スギョンが王女だと知るチャドルは彼女が心配になり、優しいチャドルの気持に逃げるチャンスがあったにも拘わらずスギョンは、バウの自宅に残ります。息子とスギョンが仲良くなる姿を心配するバウは、夜、スギョンを自宅に帰すと約束します。日が暮れた後、チャドルと共にスギョンを風呂敷に入れると屋敷の近くまで運んだバウは、屋敷の前に集まった多くの人々を確認すると、様子がおかしいことに気づきます。
屋敷に集まった人から話しを聞いたバウは、スギョンを連れて自宅に戻ります。約束とは違う状況に問い詰めるスギョン、、、バウの説明を聞くと唖然とします。翌日までスギョンを発見する見込みがないことから、スギョンが亡き夫のあとをついで自ら命を落としたことにしたイ・イチョム。スギョンが死亡したことになり、屋敷には戻れない状況。
その夜、悩むバウはスギョンを殺す決心をしますが、彼女を殺めることができず、、、翌日、彼女を王宮に届け、ハニャンを去る予定のバウ。
ハニャンから離れていたイ・デヨプ(シン・ヒョンス)は義理の姉、スギョンが亡くなったことを知ると急いで屋敷に戻ります。スギョンが亡くなったことを受け入れることできないイ・デヨプは、チョ尚宮(シン・ドンミ)から真相を聞かされます。
王宮に向かうバウ、スギョンとチャドルは、執事のテチュルに発見されてしまい、その場から逃走。見つけるとスギョンを殺害するように命じるテチュルの言葉に緊張する三人は、身を隠します。しかし、テチュルの部下に発見されそうになった時、現れたイ・デヨプによって助けられます。
第2話感想
時代劇としては展開がはやく見やすいです。
スギョンを屋敷に戻せば、すべては解決だと思っていたバウの予想とは違い、スギョンは死んだ人になってしまいました。スギョンがポッサムされたことで極端に運命が変ってしまうことになり、彼女が自分の身分を取り戻すことができるのは、王宮に戻るでしょう。しかし、計画した通りにうまくことが進むことになるのか、心配な展開になりました。
スギョンが姿を消したことを王に告げなかったイ・イチョム(イ・ジェヨン)は彼女の死を偽装し、王に真実を話せない状況で、今後スギョンが生きていることがイ・イチョムにとっては不利なことになるようで、政治的な争いへと進むことになりそうです。
スギョンの乳母のチョ尚宮(シン・ドンミ)は、母と弟を人質としてとらわれ、スギョンの母である昭儀尹氏(ソイユン氏)に、スギョンが自決したとの嘘を伝えるしかない状況に置かされました。しかし、イ・デヨプ(シン・ヒョンス)には彼女が生きていることを伝え、第2話では早くもバウとイ・デヨプが対立姿を見せる。父の部下たちに追われるスギョンを発見したイ・デヨプがバウに剣を向ける場面で今話が終わり、第3話ではどのような展開を迎えることになるのでしょうか。
イ・デヨプを演じるシン・ヒョンスは「仮面の王イ・ソン」、「青春時代シーズン1&2」や「サンガプ屋台」等に出演した俳優のようです。
ポッサム-運命を盗む 全話あらすじと感想 キャスト・相関図 視聴率 |