還魂

還魂(かんこん) 15話・16話 あらすじと感想






還魂 (かんこん) 환혼 2022年放送 tvN 土日 全20話

neroさん

第15話視聴率6.610%

第15話あらすじ

過去、最上と言われる治水(チス)の段階を超え、換水(ファンス)の境地に達した麻衣のイ先生ことイ・チョル(イム・チョルス)。しかし、魂の抜けたイ先生の身体を弟子のホ・ヨム(イ・ドギョン)が誤って火葬してしまったことにより、仕方なく近くにいた少年の亡骸へ還魂することに。王室へ招かれたイ先生は、自らが還魂人であることを明かします。

一方、鎮妖院の長女ブヨンになりすまそうとするソイ(ソ・ヘウォン)は、天附官のヨムス(チャ・ヨンハク)と一緒に、自分を知る者たちを次々に抹殺。そんななか、ソイに気付いて声をかける仲介人の男。慌ててその場を立ち去ろうとするソイでしたが、ヨムスは容赦なく仲介人の男を斬りつけます。しばらくして、仲介人のもとへやってきたムドク(チョン・ソミン)。そこで血を流して倒れる仲介人を見たムドクは、ハッと息を飲みます。そこへ、間髪入れずにパク・ジン(ユ・ジュンサン)が。

状況からムドクが仲介人を殺害したと考えるパク・ジン。さらに他の部屋でも数名の遺体が発見され、パク・ジンが調査を行う隙にムドクはその場から走り去ります。ムドクが向かったのはチソル楼。すると、チソル楼の門番もまた、消息がつかめないといいます。しばらくして、町外れで見つかった門番2人の遺体。

宮廷内に還魂人がいるのではと恐れる王に向かって、還魂人を探し出す鬼狗(キグ)を連れて来たと話すイ先生。するとイ先生は、門の外にいる鬼狗を中へ連れて来るようにと、チャン・ウク(イ・ジェウク)に命じます。

その頃、このままでは自分の正体がバレるのも時間の問題だと考えた王妃は、慌てて使いを送ります。知らせを受けたチン・ム(チョ・ジェユン)によって、行く手を阻まれてしまうウク。ますます立場を危うくした王妃は、王の体調を気遣うふりをしてイ先生を非難します。王室の中と外で激しい対立が繰り広げられると、イ先生に鬼狗を持ち帰るよう命じる王。

結局、王室内の還魂人を摘発することはできなかったものの、イ先生は先ほどの王妃の態度から、彼女が還魂人であることを確信します。皆が松林へ戻ろうとしたところ、世子コ・ウォン(シン・スンホ)の使いが現れ、別室へ案内します。

キム・ドジュ(オ・ナラ)のもとへ向かったムドクは、自分の無実を証明するよう手を貸して欲しいと頼み、ドジュと一緒にチン家へ。実は仲介人の遺体を発見する前、ムドクはそこでチン家の次女チン・チョヨン(アリン / OH MY GIRL)と顔を合わせていたのです。チョヨンを待つ間、ふとブヨンの部屋に入ったムドクは、そこでブヨンの肖像画と対面。しばらくして、勝手にブヨンの部屋に入ったと知ったチン・ホギョン(パク・ウネ)は、ムドクに対して怒りをあらわにします。

その後、チョヨンの証言によって殺人の容疑を免れることになったムドク。さらに現場を確認したソ・ユル(ファン・ミニョン / NU’EST)は、一緒にいたソイという少女が怪しいと話します。すると、それを聞いたジンは、最初からムドクを疑ってなどいなかったと一言。実はジンがムドクとウクを隔離したのには、別の理由が。

2人の間に大きな秘密が隠されていると考えたジンは、それぞれに会いに行き、この場でその秘密を明かすようにと告げます。もし2人の話が相違した場合、ウクは密室に閉じ込められ、ムドクは死ぬとジン。

必死に頭を巡らせた後、ジンの問いに「お坊ちゃまが好きです。」と答えるムドク。同じくウクもまた、ムドクに想いを寄せていると明かしました。2人の秘密が他でもなく恋愛感情だったと知ったジンは、2人を解放することに。

第15話感想

対になった陰陽玉を差し出し、お互いの気持ちを告白し合った2人!

もちろんムドクが還魂人だと明かすわけにもいかず、悩んだ末、2人が出した答えはお互いを想い合っているという愛の告白でした。それにしても、ここまで息がピッタリと合うなんて、、これはもう運命ですね。

一方、前話のラストで自ら還魂人であることを明かしたイ先生。第15話では、イ先生が還魂人となった経緯が描かれました。まさかの弟子ヨムのミスで、仕方なく還魂人になってしまったイ先生。これまでイ先生が実際の年齢よりも若く見えるというエピソードが何度か登場しましたが、ここに繋がる伏線だったんですね。治水を超え、換水の境地にまで達したというイ先生。さらにイ先生が王妃の正体に気付いたことで、今後の展開がますます気になります。

さらに前回、チョヨンの首筋から赤い糸のようなものを抜き出した父ウタク。それはチン家の血を吸い取って寄生する血虫と呼ばれるものでした。この血虫を使って、チン・ムはソイに鎮妖院の扉を開けさせようと考えたのです。このままではソイが失踪した長女ブヨンになりすまし、鎮妖院を継ぐのも時間の問題。困った展開となりました。

相変わらず奇数回は展開がちょっとスローな印象。次回でまたどんでん返しがあることに期待して、今夜の放送も楽しみに視聴したいと思います。

第16話視聴率7.453%

第16話あらすじ

ジンの問いに、お互いを想っていると告白したムドクとウク。その後、橋の上でふたたび再会を果たした2人は、お互いの無事を知ってほっと安堵します。一方、鎮妖院から持ち出された鬼狗が松林にあると知ったホギョンは、ウタクとチョヨンを連れて松林へ。今すぐ鬼狗を返却するよう騒ぎ立てるホギョンを前に、不信感をあらわにするジン。

そんななか、鬼狗を宿した犬が突然吠えだすと、チョヨンに向かって飛び掛かろうとします。慌てて術を使って鬼狗を焼き払うホギョン。その後、チョヨンがパク・ダング(ユ・インス)との恋仲を成就させるために術を使ってお札を作ったと知り、ホギョンは激怒します。両家の反対にあってもなお、お互いの愛を貫こうとした2人は、しばらくの間、ウクの生家で世話になることに。

鬼狗が消滅したことを受けて、ここぞとばかりに王と松林を対立させようと動き出す王妃。不安症を患う王は王妃の言葉を真に受け、松林に対する不信感を募らせていきます。そんな王と王妃を前に、顔をしかめる世子。

ジンのもとへ向かったイ先生は、ジンが予想した通り、王妃がチン・ム側の人間だと話します。しかし、現時点で真っ向から王室と対立するのは得策ではないとジン。そしてジンは、今こそウクの父チャン・ガン(チュ・サンウク)が必要だと言います。その後、イ先生に呼ばれセジュク院へ向かったウクは、そこでヨムからナクスの剣を受け取ります。ムドクに剣を渡し、先ほどヨムから言われたイ先生の伝言を思い出すウク。「誰かがこの剣を抜くことがあれば、かならずその相手を殺せ。」イ先生からの伝言を受け、ウクはムドクにもし剣を抜いて誰かを狙うことがあれば、その時は一番最初に自分を狙えと告げます。

天附官での一件から、しきりに王妃の周囲を警戒する世子。その日も王妃の隣にキム内官の姿がないことを不審に思うと、オ内官にその行方を調べるよう命じます。一方、こちらも内密に王妃の正体を探るジン。ヨムの孫娘ホ・ユノク(ホン・ソヒ)の話によると、もし本当に王妃が還魂人だとすれば、本物の王妃は今もどこかで生きている可能性が高いといいます。

同じ頃、自分が還魂人であることを松林が気付いたようだと不安がる王妃。そんな王妃にチン・ムは、新たに魂を移す身体をすでに用意済みだと伝えます。チン・ムが言う新たな身体とは、他でもなくソイのことでした。ソイを長女ブヨンとして鎮妖院へ送り込んだ後、その身体に現在王妃の中に入るチェ氏の魂を還魂させるつもりだというチン・ム。

しばらくして、チョヨンに頼まれてチン家へ向かったムドク。ちょうどその時、ブヨンに扮したソイがチン・ムと一緒に鎮妖院へ来ていました。右腕の傷痕と耳の後ろにある赤いホクロを確認したホギョンは、ソイを鎮妖院の前へ連れて行きます。ソイが鎮妖院の入り口に手をかざすと、ゆっくりと扉が開き…。これを見て歓喜の涙を流すホギョン。しかしその時、ホギョンらの後ろにはムドクの姿が。

一方、チン・ムとキム内官の会話から、王妃の中に入るのがタンゴルネ・チェ氏だと考えたウクは、チェ氏の行方を追うことに。チソル楼の女主人に言われた場所へ向かったウクは、そこで内官を従えずに歩く世子と遭遇。実は世子もまた、騒動以来姿の見えないキム内官の行方を追っているというのです。ひとまず行動を共にする2人。そんななか、背後に不審な男の気配を感じたウクは、世子と別れて路地裏へ入ります。しばらくして、振り返ったウクの前に立っていたのは、なんと父ガンでした。

第16話感想

ついに姿を現したウクの父チャン・ガン!!

これまで長い間姿を消していたウクの父ガンが、ついにその姿を現わしました。果たして、ガンはこれまでどこで何をしていたのか。そして、一体どんな理由があってウクの前に再び現れたのか。その詳細が気になります。

一方、これまたついにブヨンとして鎮妖院へ送り込まれたソイ。チョヨンの首筋から抜き取った血虫を使って鎮妖院の扉を開けさせようと考えたチン・ムでしたが、どうやら扉が開いたのは、その背後に立つムドクのおかげ?それにしても、よりによってあのタイミングでムドクが立っているとは。。予想外の出来事に驚きの連続でした。

理由はなんであれ、ソイが鎮妖院の扉を開けたのは事実。このままではソイが本当にブヨンになってしまいそうです。さらに今話、チン・ムの恐ろしい計画が明らかに。なんとソイをブヨンとして鎮妖院へ送り込んだ後、その身体に現在王妃に入り込んでいるチェ氏の魂を還魂させようというのです!このままでは、ますますチン・ムの思うつぼ。一刻も早く王妃の正体を明かし、計画を阻止しないと取り返しのつかない事態に陥ってしまいます。

そんななか、唯一の救いは世子もまた、王妃とその周辺に不信感を抱いているという点。王妃に言われるがままの王は信用できないので、後は世子がどのような活躍を見せてくれるか、期待ですね。

いよいよクライマックスに向けて、気が抜けない展開となってきました。残り4話でどんなストーリーが展開されていくのか、楽しみです!


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