暗行御史:朝鮮秘密捜査官

暗行御史:朝鮮秘密捜査団 1話・2話 あらすじと感想






暗行御史:朝鮮秘密捜査団   암행어사: 조선비밀수사단 2020年放送 KBS 2月火 全16話

第1話視聴率5.0% 5.0%

neroさん

第1話あらすじ

弘文館の官職ソン・イギョム(キム・ミョンス)は、いつものように友人らと賭け事を楽しんでいました。そんななか、王命によって地方へ出ていた暗行御史パク・チョルギュが、もう1か月以上も連絡が取れないと耳にするイギョム。チョルギュと面識があったイギョムは、彼と最後に交わした会話を思い出します。

一方、チョルギュの失踪を受けて、ここぞとばかりに暗行御史を排除するべきだと騒ぎ立てる官僚たち。しかし、都承旨であるチャン・テスン(アン・ネサン)だけは、暗行御史の必要性を訴えます。これに王も賛同すると、領議政のキム・ビョングン(ソン・ビョンホ)は、あからさまに表情をゆがめるのでした。

その日、遊郭へ向かったイギョムは、門の前でホンラン(クォン・ナラ)という世にも美しい妓女と出会います。しかし、見た目とは違い、高飛車なホンランに気を悪くしたイギョム。遊郭のなかへ入ったイギョムは、「ホンランを呼べ!」と叫びます。

彼女は格が違うと言われ、怒ったイギョムはホンランがいる部屋へと向かいます。するとそこには、ビョングンら官僚たちの姿が。

思わずハッと息を飲むイギョムでしたが、機転を利かせ、挨拶に伺ったと頭を下げます。そんなイギョムを見て、「一杯どうですか?」とホンラン。まんまとホンランに乗せられたイギョムは、芸を披露し官僚たちの機嫌を取ることに。イギョムを見送ったホンランは、人目を避けるようにどこかへと向かいます。

ホンランが向かった先にいたのは、テスンでした。実はホンランはテスンの下で働く、スパイだったのです。ホンランの本名はホン・ダイン。茶母(タモ)という身分を隠し、妓女になりすましたダインは、遊郭で聞いたビョングンらの会話をテスンに報告します。

翌日、消えた暗行御史の行方を追っていた護衛武士チェ・ドグァン(シン・ジフン)が帰還。任務を終え戻ったドグァンの手には、暗行御史の手記が握られていました。手記の内容を目にした王は、一刻も早く新たな暗行御史を手配するようにと命じます。適任者探しに頭を抱えるなか、弘文館で賭博を行うイギョムらの姿を目にするテスン。これによって、イギョムは友人らと共に義禁府に捕まってしまいます。

ドグァンにイギョムの身辺調査を命じたテスンは、イギョムを暗行御史にしようと考えます。イギョムを呼び出すと、「罪を償う代わりに暗行御史になり、任務を遂行すれ」とテスンは言います。半ば信じられないと言った様子のイギョムでしたが、その日の夜、独房に入れられたイギョムの前に、王が。王の登場に驚いたイギョムは、テスンの言葉が本気だったと知ります。こうして王直々に名を受け、暗行御史となったイギョム。

一方、隠れて両親の行方を追っていたダインは、店主の裏切りに遭い、牢屋へ入れられてしまいます。看守を買収し、テスンと会わせて欲しいと頼むダイン。そんなダインに軽率だと怒りをぶつけるテスンでしたが、場所を移したテスンは、ダインに暗行御史に同行するよう命じます。

屋敷を後にしたダインは急いで仕度を整えるも、そんななか、ダインがテスンのスパイだとビョングンにバレてしまいます!遊郭を出ようとした所、ビョングンの息子キム・マンヒ(チェ・ドンヒョン)に見つかってしまうダイン。慌てて逃げ出したダインは、なんとかイギョムと合流することに成功。

一方、テスンが言っていたホン・ダインという女性が、ホンランだと知り驚くイギョム。ダインもまた、イギョムが暗行御史だと知りハッと息を飲みます。

第1話感想

キム・ミョンス&クォン・ナラが贈る、コミカルミステリー時代劇!

タイトルにある“暗行御史”とは、不正や卑劣な行為から民を守る朝鮮時代の秘密捜査官のこと。日本でいうところの、水戸黄門のような存在だそうです。王室の機関とはいえ、暗行御史の任務は華やかなものではなく…。民衆に扮して地方官吏らの悪事を暴く仕事の為、つねに危険と隣り合わせの大変な任務なのです。

第1話は、そんな暗行御史が悪徳官吏の不正を暴くシーンからスタートしました。しかし、そこへ黒ずくめの謎の男らが現れ、暗行御史が殺害されてしまいます!王の命を受けて動く暗行御史を手に掛けることは、王へ手に掛けることと同罪。一体誰が、先代の暗行御史チョルギュを殺したのでしょうか。

チョルギュと連絡がつかなくなりひと月以上が過ぎた頃、反暗行御史を訴える勢力が勢いを増し始めます。これを機に暗行御史を廃止し、自分たちが民の声を王へ届けると話すキム・ビョングン。見るからに悪役チックな彼らが力を持てば、それこそ民の声なんて聞こえなくなってしまいそうですよね。。

そんなビョングンを牽制するのが、アン・ネサン演じるチャン・テスン。普段悪役を演じることが多いアン・ネサンなので、てっきり今回も悪役化と思いましたが、どうやら王側の理解者のようです。(まだ油断できませんが、、汗)

時代劇ってどうしても役職など覚えるのが大変で、ちょっと苦手意識があったのですが、このドラマはコメディータッチに描かれていて、非常に見易いです。とくに主演のキム・ミョンスと彼の付き人イ・イギョンのやり取りが、本当に面白い!2話以降も期待です。

第2話視聴率5.5% 5.8%

neroさん

第2話あらすじ

なんとかイギョムらと合流したダインでしたが、すぐに追っ手がやってきます。物陰に身を隠すと、ダインは本当にイギョムが暗行御史なのかと尋ねます。そんなダインに、暗行御史の証である馬牌(マハイ)を見せるイギョム。

山奥の廃屋を見つけた一行は、そこで夜を明かすことにします。なかなか寝付けないダインは、部屋を抜け出し、近くの川で水浴びをすることに。そこへ、イギョムが現れ…!慌てて身を隠すダインでしたが、すぐに見つかってしまいます。川からあがったダインに、テスンとはどういう関係なのかと尋ねるイギョム。するとダインは「命の恩人だ」と答えます。幼い頃、ダインの父親はダインと母を残し家を離れ、母はダインの目の前で首を吊って亡くなりました。

詳しくは覚えていないと話すダインに、テスンはダインを信用して同行させたかもしれないが、まだ俺はお前を信用していないとイギョンは言います。

翌朝、村を荒らすイノシシについて書かれた注意書きを目にするイギョム。その後、守令(スリョン=地方官のこと)が暮らす屋敷へ入って行く一行を見たイギョムは、近くにいた民衆に男の正体を尋ねます。男は守令の息子で、人々は彼を“小さな守令”と呼んでいるのだとか。それを聞いたイギョムは、イノシシを捕まえ守令に接近しようと考えます。その日、ダインは夜中にうなされて「スンエ…」と口にするイギョムを目にします。隣で寝ていた付き人のチュンサム(イ・イギョン)は、知らないふりをして欲しいと言います。

本格的に暗行御史としての任務を行うことにした3人。ダインはふたたび妓女に扮し、守令の屋敷に潜入します。ダインの目的は、行方不明となった暗行御史が残した手記に書かれた、サウォルという妓女を探すことでした。しかし、サウォルは現在妊娠中で、精神を病んでいると言われ…。サウォルに会いに行ったダインは、門前払いを食らってしまいます。一方、イノシシを捕まえようとするイギョムは、弓矢を手に山奥へ。

屋敷を後にしたダインの前に、テスンの命を受けたドグァンが現れます。身元がバレたようだと伝えると、ドグァンはすぐにテスンに報告すると言います。そして、引き続きイギョムの様子を観察しろと告げるドグァン。

山にこもったイギョムは、見事イノシシを仕留めることに成功します。それを持って、守令の屋敷へと向かうイギョム。すっかり気を良くした守令はイギョムをもてなします。その頃、チュンサムは夫を亡くした女性が男たちに絡まれる姿を目にします。なんとか女性とその子供を助けようと、イギョムから預かった馬牌を掲げるチュンサム!これにより、守令の耳にも暗行御史が現れたことが伝わってしまうのでした。

突然現れたイギョムが気に食わない守令の息子は、イギョムを山に連れて行きます。そこで守令の息子は、狩りと称して、生身の人間を弓で射るのでした。これを見たイギョムは、その場に立ち尽くすことしかできません。しばらくして、屋敷に戻った守令の息子と手下の話を盗み聞きするなか「暗行御史は死んだ」と聞き、愕然とするダイン。

慌てて民家へ戻ったダインは、イギョムが生きていると知り安堵します。そんなダインを送って屋敷へ向かう道中で、「自分の死に泣いてくれる誰かがいるというのは、気分が良いものだな」とイギョムは言います。するとそこへ、サウォルが。

サウォルに案内され、山奥へとやってきたイギョムとダイン。震えながらサウォルが口を開こうとした瞬間、どこからともなく矢が飛んできて、サウォルの胸元に命中します。

第2話感想

本格的にイギョムの暗行御史としての任務がスタート!

しかし、やっと口を開こうとしたサウォルが、何者かによって襲撃されてしまいます。サウォルを狙ったのは一体…?サウォルを狙った凶器が弓矢だったので、守令の息子が怪しいなと。そもそも、サウォルが身ごもった子供の父親も気になるところです。

さらに自ら暗行御史のふりをして、人前で馬牌を見せてしまったチュンサム。もちろん私利私欲ではなく人助けの為にでしたが、あれはまずかったような。。これによって、村に新たな暗行御史が派遣されたと知られてしまいましたからね。チュンサムが救おうとした母子が、どうか無事でありますように。

一方、今回ちょっとドキッとしたのが、暗行御史が死んだと聞いてダインが駆け付けたシーン。目に涙を浮かべてイギョムを心配するダインの姿が、印象的でした。そして、そんなダインに向かって、自分の死を悲しく誰かがいてくれて良かったと話すイギョム。なんだかラブストーリーが始まる予感??2人の距離感がなんとも心地いいですね。

そんななか、夢でうなされるイギョムの姿も。夢のなかでイギョムは、何度も女性の名前を呼んでいましたね。果たしてこの女性の正体とは?こちらも気になります~。

本業の悪者退治はもちろん、それぞれのラブラインにも注目したいと思います!毎回くすっと笑えるシーンがあって面白いです。

暗行御史:朝鮮秘密捜査団 3話・4話 あらすじと感想

暗行御史:朝鮮秘密捜査団 全話あらすじと感想 キャスト・視聴率

 


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