韓国ドラマ時代劇 あら感

恋人(韓国ドラマ) 11話・12話 あらすじと感想

恋人





恋人 연인 2023年放送 MBC 金土 全20話

neroさん

第11話視聴率7.7

第11話あらすじ

清へ戻る途中でオランケに襲われたジャンヒョン(ナムグン・ミン)は、ギルチェ(アン・ウンジン)と過ごした最後の夜を思い出し、ゆっくりと目をつむる。死を覚悟するジャンヒョンだったが、そんな彼を救ったのは付き人のクジャム(パク・ガンソプ)。

その頃、漢陽に残ったギルチェは約束通りウォンム(チ・スンヒョン)と婚姻し、初夜を迎えていた。一人で外に出たギルチェは、丸い月をながめて物思いにふける。

瀋陽に戻ってもなお、ギルチェのことが忘れられないジャンヒョン。いつものように捕虜を捕まえに出かけたジャンヒョンは、そこでヤンチョン(チェ・ムソン)と再会を果たす。ヤンチョンは先の戦争でオランケに捕まり、捕虜となっていた。幼い子供たちを抱え、不自由な足をひきずってなんとか逃げようとするヤンチョン。そんなヤンチョンを連れ、ジャンヒョンは屋敷へ戻る。

実はこれまで、ジャンヒョンは逃げ出した朝鮮捕虜たちをつかまえては、自腹で彼らを買い取り、食料と寝る場所を与えていたのだ。捕虜のなかには、逃げられないようヤンチョンのように足首を切られてしまった者たちも少なくなかった。

通訳官として清に来る前、ジャンヒョンはヤンチョンらの暮らしていた場所を訪れていた。しかし、すでに屋敷はもぬけの殻で、ヤンチョンはオランケに捕まった後だったという。いまもなおオランケに捕まった悪夢にうなされるヤンチョンに向かって、「生きていてくれてありがとう」とジャンヒョン。

商人としてのギルチェの噂は次第に広まり、ついには宮廷にまで呼ばれるように。そんなギルチェの姿を遠くからじっと見つめるリャンウム(キム・ユヌ)。リャンウムにとって、今やギルチェだけが自分とジャンヒョンを繋ぐ唯一の存在となっていた。

一方、商談で訪れた屋敷で朝鮮人捕虜が王室の女性らに激しい拷問をうける姿を目にしたジャンヒョンは、その中にかつて親しくしていた妓生のヨンランを見て驚く。なんとかしてヨンランを救い出す方法はないかと頭を悩ませるジャンヒョンだったが、クジャムもヤンチョンもこれに反対。とくにヤンチョンは、オランケに身を許した女性たちを毛嫌いしていた。ところがジャンヒョンの決意もまた、揺らぐことはなく。

同じく朝鮮に帰りたいと願う捕虜たちを連れ、ヨンランらを屋敷から連れ出すジャンヒョン。別れ際、オランケに汚された自分自身を卑下するヨンランに向かって、ジャンヒョンはかならず生きて幸せになるようにと告げた。

そんななか、朝鮮側が逃げ出した捕虜を捕まえることに非協力的であることに怒った清は、王・仁祖(キム・ジョンテ)へ圧力をかける。これを受け、朝鮮に戻った捕虜たちをふたたび清へ送り出すという仁祖。

走回人(逃げ出した捕虜)だけでなく、それを匿った者にまで厳罰が下されるという知らせが貼りだされると、やっとのことで朝鮮に戻った捕虜たちはふたたび恐怖に震えた。また、走回人を密告した者には賞金が与えられるとあって、人々はすすんで走回人たちを摘発していく始末。ギルチェの鍛冶場もまた、例外ではなかった。

鍛冶場で働いていた老人が連れていかれると、ギルチェもまた、役所で尋問を受けることに。しかし、ギルチェは最後まで老人が走回人であることを知らなかったと話した。その帰り、老人から孫だけでも助けて欲しいと頼まれたギルチェは、賄賂を渡して少年を連れ帰る。

一方、王から派遣された清の使いは、逃げ出した女性らをかならず連れ帰るよう言われていた。ところが、なかなか女性たちが捕まらないと、別の者を捕虜として連れ帰ろうと考える。そこで白羽の矢が立てられたのが、他でもないギルチェだった。

役所から出て行くギルチェの後をつけた男らは、ギルチェと一緒にいた小間使いのジョンジョンイを捕まえ、連れ去ってしまう。

第11話感想

パート2の初回となった第11話では、またしても運命のいたずらに翻弄されるジャンヒョンとギルチェの姿が描かれました。

清の使いに目をつけられたギルチェは、逃げ出した捕虜として男たちに捕まってしまいます。それにしても、両班の娘で武官の妻であるギルチェが捕虜だなんて、、こんなことがあっていいのでしょうか。

さらにギルチェが清へ連れていかれることになった背景にジャンヒョンが手助けしたヨンランらの逃亡があると考えると、なんとも切ないですね。もしジャンヒョンがヨンランを助けなければ、ギルチェが連れていかれることもなかったかもしれません。もちろん、だからといってヨンランがあのまま捕まっていればと考えるのも、酷すぎますが。。

そして今話のエンディングでは、連れ戻された捕虜たちを出迎える任務を言い渡されたジャンヒョンが、ボロボロになったギルチェと再会…?果たしてジャンヒョンは、ギルチェに気づくことができるでしょうか。それとも、またしても予期せぬ運命が2人を阻むことになるのか。ハラハラドキドキの展開がつづきます。

第12話視聴率9.3

第12話あらすじ

訳も分からず、清へと連れていかれるギルチェ。その道中、逃げ出そうとした捕虜たちが次々と殺されていくのを見たギルチェは、どうすることもできずにただ男たちに従うしかなかった。

その頃、姿を消したギルチェを必死に探すウォンム。ふとその脳裏に、かつてジャンヒョンと駆け落ちしようとしたギルチェの姿がよぎる。ギルチェの親友ウネ(イ・ダイン)は、ウォンムがずっと2人の仲を疑っていたと知ってショックをあらわにした。

一方、ギルチェが男たちに連れていかれるのを見たという少年の言葉を聞き、リャンウムはウォンムらにこれを知らせる。ところが、リャンウムがジャンヒョン側の人間だと知るウォンムは、彼の話を信じようとはせず。すると、見かねたヨンジュン(イ・ハクジュ)が、リャンウムと共にギルチェの行方を追うと名乗り出る。

今度は清から農作業を命じられた昭顕世子(キム・ムジュン)。いよいよ清が自分たちを朝鮮へ帰す気がないのだと考えた昭顕世子は絶望するが、ジャンヒョンはそんな世子を奮い立たせ、捕虜を使って畑を耕してはどうかと提案した。

世子のもとへ連れて来られた捕虜の一人は、「農作業が上手くいけば、故郷に帰れますか?」と尋ねる。死んでも朝鮮の地で死にたいと泣き崩れる老人を前に、世子はもし朝鮮に帰ることがあれば、必ずここにいる皆を連れて帰ると約束。

同じ頃、ジョンジョンイはジャンヒョンに助けを求めてはどうかと話したが、ギルチェはそんなことはあってはならないと話す。そして、男たちの視線を避けて血で書置きを残すギルチェ。

瀋陽に着く頃には、ギルチェはフラフラになっていた。それでも言われるがまま、宮廷の前で跪くギルチェ。そこへジャンヒョンが現れるも、ジャンヒョンはそんなギルチェには気づかない。連れて来られた捕虜の内3名が選ばれ、皆の前で足首を切られる。その中には、先日ジャンヒョンが逃亡を手伝った男の姿もあった。

ジャンヒョンは男を捕虜として自分が買うと主人に申し出たが、断られてしまう。結局、なすすべもなくその場を後にするジャンヒョン。

王室に連れていかれたギルチェは、同じく朝鮮から連れて来られた捕虜に頼んで満州語を教えてもらう。しかしそれは、王の寵愛を受けたいという内容だった。王に気に入られたギルチェに嫉妬した王妃は、ギルチェの指を切り落とそうとする。

なんとか拷問を逃れたギルチェだったが、ギルチェを別室へ連れて行ったヤンス(イ・ミド)は、その身体に傷一つないのを見て満足そうに微笑んだ。自分が今から王のもとへ送られると知ったギルチェは、置いてあった花瓶を割って自らの顔に傷をつける。こうして使い物にならなくなってしまったギルチェは、捕虜市場へ送られることに。

一方、清へ向かう途中の村でギルチェが残した置手紙を目にしたヨンジュンは、すぐさまウォンムに報告。ギルチェが本当に清へ連れていかれたと知ったウォンムは、自ら清へ行ってギルチェを連れ帰ると立ち上がった。

その頃、農作業に牛が必要だと知ったジャンヒョンは、牛を手に入れるためモンゴルへ。

捕虜市場へ連れて来られたギルチェは、そこでかつて鍛冶場で働いていた老人と再会。「夫が迎えに来るはず」と訴えるギルチェだったが、これまで親や子供、そして夫を迎えに来る妻の姿は見ても、夫が妻を迎えに来るのは見たことがないと男は話す。これには絶望するしかないギルチェ。

そんななか隣の檻で暴動が起きると、ギルチェは騒ぎに乗じて逃げ出した。必死に走り回るギルチェを追うのは、捕虜狩りを行う謎の女性・カクファ(イ・チョンア)。モンゴルからの帰りに偶然その場に居合わせたジャンヒョンは、カクファが追う先にいる韓服を着た女性の姿を目にする。

次の瞬間、ジャンヒョンはカクファが乗る馬の足元を狙って弓を引き…。

第12話感想

ジャンヒョンは朝鮮から連れて戻された捕虜の中に、ギルチェの姿を見つけることができませんでした。。そしてふたたび、ギルチェの窮地に参上したジャンヒョン。今度こそ、ジャンヒョンはそれがギルチェだと気づくことができるでしょうか。

そして、パート1の終盤からちらちら登場していたイ・チョンアが、ふたたび登場。果たしてイ・チョンア演じるカクファとは、一体何者なのでしょう。見る限り、逃げ惑う捕虜たちを捕まえる仕事を楽しんでいるようにも思えます。

その一方で、ヤンチョンを助けようとするジャンヒョンに目をつむるなど、なんだかジャンヒョンに好意を抱いているようにも見えますね。パート2ではジャンヒョンとギルチェ、そしてカクファの三角関係が描かれるのでしょうか。こちらも気になります。

捕虜として清へ連れて来られたギルチェ。最初はリャンウムの言葉を信じようとしなかったウォンムも、ギルチェが残した手紙を見てことの深刻さに気づいたようです。でもここでもし、ギルチェとジャンヒョンが一緒にいる場面を見たりなんかしたら、ウォンムの疑心は強まる一方でしょうね。

【豆知識】第12話では、捕虜たちが農作業をするシーンで、MBCのバラエティ「놀면 뭐하니?(遊ぶなら何する?)」に出演中のユ・ジェソクとハハがゲスト出演しています。


モバイルバージョンを終了