放送情報
●BS12 トゥエルビ(2017/3/10から)集中再放送 月~金曜日16時から
http://www.twellv.co.jp/event/hongirudon/
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感想
funさんの感想より |
英雄が教えてくれる本当の愛
韓国に古くから伝わる「ホンギルドン」、彼と周囲の仲間たちを愛嬌深く作品にしたコメディです。
ホンギルドンは人の命や絆を大切にする明るい人物ですが、そこに中華服の少女イノクが現れました。彼女もまた明るく活発で、民衆が様々な不条理に巻き込まれそれを目の当たりにして悲しむギルドンにとって、そんな彼女の単純さが時に彼の心を慰めてくれるようでもありました。
似たもの同士、ふたりは次第に打ち解けあいますがそんなふたりの前に公子という若者が出現します。公子は冷たく、心を閉ざしているようで、イノクにも自分の事を「私は生きている人間じゃない」と説明しました。
彼は過去のトラウマからある意味、孤独の中に生きていた人と言ってよいでしょう。それでも彼にイノクは「公子はいい人だよ」と言いました。ひとりきりで抱え込む公子も、無邪気なイノクだけには心を許していました。
しかしこの公子、実はギルドンの愛する民衆を様々な窮地に陥れた張本人でもありました。
公子とギルドンは互いの方向性が合わず、対立します。混迷した王の時代、彼らふたりの志は国を再建することにありました。
しかし、ギルドンはいたたまれない人々を守ることに、公子は自らの出生が皇族であるため王位につくために、その目的を異にして両者はまさに共に行くことの出来ない運命を背負っていました。そんな時にもイノクは成長しようとしていました。ホンギルドンを男性としてではなく隊長として、ギルドンが民衆を守ろうと組んだ仲間達の同伴として彼を尊敬する事ができると、イノクはギルドンに告げました。
こうして二人の愛はより一層深まりました。
印象的なのは、ある時公子が事件に巻き込まれ倒れた時の事です。ギルドンにはライバルとしての敵意はなく、危篤の公子を全力で助けようとしました。イノクも公子の状態に泣きますが、他の男のために目の前で大泣きするイノクを見てもギルドンには嫉妬の一切もありません。これはギルドンが、イノクがここで悲しんでいるのを人としての純粋な喜怒哀楽が普段からそうであったものと理解しているからだと思います。
ホンギルドンの登場人物たちは様々な愛や絆の形をあなたに示してくれます。
管理人 |
ちょっと変化球的な時代劇作品といった印象があります。全24話ですが特に初めのほうはコメディ色が強く、本格派時代劇をお望みの方はちょっと肩透かしを食らった感があります。
正直、好き嫌いが分かれる作品かもしれません。個人的には何か足りない、あとワンステップなにかあるといい作品と呼ばれたのかなぁ?と感じます。
恋愛的にはよくある 2{男 }×1{女} +1{女}パターン ホン・ギルドン×イ・チャンフィなのですが、恋愛色が薄い感じがします。もっとはっきり描いたほうが、感情移入もしやすい。
主役もホン・ギルドン (カン・ジファン)なのですが、むしろイ・チャンフィ (チャン・グンソク )を前面に出し、2TOP主役のほうが盛り上がったかも。あと脇役が弱い感じで物足りない。ギルドンの仲間たちは個性があって面白いのですが、いわゆる名脇役級がいない。
なにか、作品感想というよりも作品批評になっていますが、とにかく、悪い作品ではないが、何か物足りないというのを非常に感じた作品でした。
a2ko1581さん. |
実話をもとにした物語ではなく、この時代の人々の願望などが今で言うマンガのような形で出来上がった物語の様です。実際ありえない様な場面が沢山出てきますが、そこがまた笑えます。イカサマ薬売りの親子は本当の親子ではないのにいつも明るく前向きで楽しませてくれます。ホンギルトンとイノクには結ばれてほしかったのですが最後は残念です。
ホンギルトンのお父さん役の方はいつもはおかたい役で時代劇にでているのに、この作品は少し色ボケしている箇所もあり意外でした。
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