還魂 (かんこん) 환혼 2022年放送 tvN 土日 全20話
neroさん |
第17話視聴率7.566%
第17話あらすじ
王妃に還魂したと思われる巫女チェ氏について調べようと、ケマ谷へ足を運んだチャン・ウク(イ・ジェウク)。するとウクの前に現れたのは、天附官の官主チャン・ガン(チュ・サンウク)でした。目の前に立つガンが自分の父親であるとは気づかず、剣を抜くウク。そんなウクに向かって、「ここはケマ谷だ。この場所でむやみに天附官の剣を抜くのは危険だ。」とガンは言います。
一方、チン・ム(チョ・ジェユン)に連れられて鎮妖院へ向かったソイ(ソ・ヘウォン)は、チン家の血筋の者しか開けられないという鎮妖院の扉を開けることに成功。しかし、その背後に立つムドク(チョン・ソミン)の姿を見て、思わず顔を引きつらせるソイ。ソイと一瞬目が合ったような気がしたムドクは、それが先日家の前で会った盲目の少女だと気付きます。
鎮妖院からの帰り道、同じくケマ谷から戻ったウクと合流したムドク。するとムドクは、先ほどソイが杖の代わりとして持っていた傘に見覚えがあると話し…。それが自分がソ・ユル(ファン・ミニョン / NU’EST)にあげた物だと思い出したムドクは、慌ててユルのもとへ。ユルの話から、チン・ムがブヨンとして連れてきた少女こそがソイだと知ったムドクらは、自分の正体がバレるのを恐れて人々を殺したのだと考えます。
その頃、ブヨンの部屋でチン家の刺繍が入った眼帯を目にしたソイは、ムドクがかつて付けていた物と同じだと気付きます。それは他でもない、ブヨンの母ホギョン(パク・ウネ)が作った眼帯でした。ムドクこそが本物のブヨンだと知ったソイは、もし本当のことがバレれば自分の命が危うくなると不安がります。一方、ほくろの位置も腕の怪我も同じながら、耳の形が娘ブヨンとは違うソイに、人知れず不信感を募らせるホギョン。
そんなホギョンのもとへ、チン・ムが訪ねてきます。すぐにでもブヨンを鎮妖院の院長の座に就かせろと急かすチン・ムでしたが、ホギョンは急ぐ必要はないと一言。するとチン・ムは、かつてホギョンがブヨンを救い出す為、鎮妖院にあった氷の石をチャン・ガンのもとへ持っていたことを知っていると口にします。そしてその氷の石は今、チン・ムの手に。何事もなかったかのように氷の石を返却する代わりに、松林と対立するようにとチン・ムは言います。
しばらくして、松林のパク・ジン(ユ・ジュンサン)には何の連絡もなしに万長会を召集したホギョンは、皆の前で氷の石を公開。そして、氷の石の管理に関する議論は松林ではなく、鎮妖院で行うとホギョンは言います。これには納得のいかないジン。氷の石を松林の外へ持ち出すのを防ごうと考えたジンは、術士たちを使って出入り口を塞ぎます。すると、すべてはソ・ギョン先生の意向に従うべきだとし、先生が書いた心書にその意向が書かれているとウク。
チン・チョヨン(アリン / OH MY GIRL)とパク・ダング(ユ・インス)が鎮妖院に保管される心書を取りに行く間、ウクは世子と接触をはかることに。世子を呼び出したウクは、王妃の身体に入っているのが巫女チェ氏であると明かし、協力を仰ぎます。
その頃、氷の石が実在すると知った王は、この場でその力を証明してみせろといいます。王に指名されたのは、他でもないムドク。すると、むしろ氷の石の力を手に入れるチャンスだと考えたムドクは、自ら実験台になると言い…。
ホギョンの術で意識が途切れそうになった瞬間、ふとムドクの脳裏に過去の記憶が蘇ります。そして、ホギョンに向かって「お母様」と呟き、そっと目を閉じるムドク。
第17話感想
ついにムドクの記憶が戻った!?
王の一声で命の危険に晒されることとなったムドク。果たしてムドクは、無事に氷の石の力で蘇ることができるのでしょうか。その場にウクがいないことをむしろ良かったと考えるムドクでしたが、後からその事実を知れば、ウクはショックを受けるでしょうね。
そして、サリ村で出会ったムドクこそが、本物の鎮妖院の長女ブヨンだと知ったソイ。このままでは自分の身が危ないと感じたソイは、不安を隠せません。それにしても、ユルが渡した傘がきっかけでソイの正体がバレるとは。。ユルに自分が買ってあげた傘を誰に渡したのかと尋ねるシーンで、ムドクがまるで浮気を追及しているような姿が笑えました。
一方、ホギョンもまた、どこかソイに違和感を感じ始め…。この様子だと、意外とアッサリとソイの正体がバレるかもしれないなと感じました。ただ、すでにそれも予想して、王妃の身体に入るチェ氏を一刻も早くソイに還魂させようと考えるチン・ム。気の抜けない展開が続きます。
さらに今話の終盤で、昏睡状態だった還魂人(カン客主)が目を覚まし、母親を襲うシーンが登場。このままカン客主が暴走すれば、これまた厄介な事態になりそうですね。
ここに来てストーリーが大きく急展開を迎え、ますます面白くなってきました。残り3話で、どこまで進むことができるのか。そしてシーズン2の行方も気になります。
第18話視聴率9.295%
第18話あらすじ
一度死んで生き返ってみろという王のありえない提案にも関わらず、ムドクが笑みを浮かべたことが気にかかるジン。広場では氷の石の力を証明する為、ホギョンがムドクに術をかけていました。「お母様」と呟いたムドクにハッとするホギョンを見て、その場にいたソイは気が気ではありません。このままムドクが氷の石の力で生き返ってしまっては困ると考えたソイは、ムドクの方に向かって飛んでいく氷の石を割ってしまいます。
その瞬間、大きな竜巻に飲み込まれ、広場から飛ばされてしまう2人。上空に立ち込める濃い霧を目にしたウクらはすぐに万長会が開かれていた訓練館へ戻ろうとしますが、なんと精進閣の周りには結界が…。
竜巻に巻き込まれて飛ばされたムドクとソイは、しばらくして精進閣の敷地内で見つかります。皆から一体何事かと聞かれるも、2人は何も語ろうとはしません。実は氷の石の力によって、かつての力を取り戻していたムドク。タイミングを見て別の身体に還魂し、氷の石を手に入れようとムドクは考えたのです。
ムドクは竜巻の中で幼い頃のブヨンと会っていました。氷の石の力を手にすれば、代わりにその代償を支払うことになるとブヨンは言います。ウクに力が戻ったことを明かし、別れを告げようとするムドク。しかし、誰にも気づかれずに氷の石の力を手に入れる方法はないかと話すウクを前に、ムドクは思わず言葉に詰まってしまいます。さらにもし自分が氷の石の力を持って逃げれば、その責任はすべてウクが取ることになるというムドクに、「いくらでも予想できたことだ。既に覚悟はできている。」とウク。
その頃、精進閣の周辺に結界が張られたと知った万長会の長たちは、なんとしても氷の石の力を手に入れようと、術士たちを呼び集めていました。チン・ムに自分と会ったことを隠し、何も知らずに必死にブヨンのフリをするソイを哀れに思うユル。そんなソイの前に、セジュク院を抜け出したカン客主が現れます。
カン客主に襲われそうになったソイは、他の術士を代わりに連れてくると言ってその場を回避します。そして、布団を取って来て欲しいと頼み、ムドクをカン客主がいる場所へ誘導するソイ。
一方、精進閣に閉じ込められた術士たちは、結界の中では術が上手く使えないと知ることに。それだけでなく、術を使おうとすればその分身体の水気が奪われてしまうといいます。同じくこの事実を知ったムドクは、自分が氷の石の力を使って還魂すれば、この場にいるすべての術士たちの水気を奪うことになると考えます。
しばらくして、ムドクの代わりにユルが布団を取りに行ったと知ったソイは、慌ててその後を追います。しかしそこには、すでにカン客主の姿が。必死にカン客主の相手をするユルでしたが、結界によって術を使えないユルにとってはあまりにも不利な状況。
一般の術士と違って、還魂人は結界の影響を受けないと知ったウクは、自らカン客主を誘導して密室に閉じ込めるといいます。ムドクが到着すると、すでに密室の扉は固く閉ざされていました。
閉まったドアを愕然と見つめたムドクは、壁のスイッチを押して中へ。そしてナクスの剣を抜くと、そこに佇むカン客主に向かって攻撃を仕掛けます。弾水法でカン客主を倒したムドクの目からは、涙が。しかしそこへ、別の足音が聞こえてきます。ウクが無事だと知り、ほっと安堵するムドク。
剣を抜いたムドクに向かって、ウクは約束通り自分を殺せといいます。しかし、ムドクは剣をそっと下ろして、次の約束をしてみろと一言。そんなムドクを抱きしめ、キスをするウク…。
第18話感想
最後はなんともロマンチックなエンディング!
かつての力を取り戻したムドクが選んだのは、ナクスとして生きることではなく、ウクと築いていく新たな未来でした。これまでは人を殺すことをなんとも思わなかったムドク。しかし、ウクとの出会いを通して誰かを愛することを知ったムドクに、少しずつ変化が…。
なぜ力が戻ったことを隠していたのかと聞かれ、「お前が死んでもいいと思ったからだ」と答えたムドク。そして、だったらどうしてここに来たのかと尋ねるウクに、「お前が死んでしまうんじゃないかと思って…」と明かすムドクのセリフが、なんとも印象的でした。ムドク自身も、どうすればいいかわからないといった感じでしたね。そんなムドクのリアルな感情が胸に響きました。
術を使えないユルの前にカン客主が現れた時は、もうダメかと思いました。さらにウクまでもが自らを囮にカン客主に立ち向かい、このままどうなってしまうのかとハラハラドキドキの展開。そんななか、ついに力を取り戻したムドクが登場!
ムドクが剣を抜いてカン客主に向かって行く姿は、同性ながらも惚れ惚れしました。そんななか、ムドクがこのまま皆を犠牲にして氷の石の力を手に入れてしまうのかと不安もよぎりましたが、最後はウクと一緒に生きる道を選んでほっと一安心。残り2話でどんな展開が待っているのか、こちらも楽しみです。
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