高麗契丹戦争 고려거란전쟁 2023年放送 全32話
daisySSさん |
第31話視聴率12.0
第31話あらすじ
顕宗/ヒョンジョン(キム・ドンジュン)は、開京に残っている兵士たちと力を合わせて契丹(きったん)と戦う計画で、そのための準備を始めます。
志願した民たちを兵士として戦えるようトレーニングをさせ、女性たちも戦争に備えます。
ソベアプは開京を攻撃する前に城の状況を確認させるために、斥候兵を派遣します。顕宗/ヒョンジョンは、契丹側が開京の状況を直に把握させなくするため、斥候兵を攻撃させます。
チ・ジェムンとユバンをはじめとする将軍たちは、契丹の斥候兵を残さず殺します。
ソベアプへ開京の状況が伝わっていなかったため、作戦は成功。しかし、翌日新たに、斥候兵を送るだろうと予想する高麗軍。
一方のソベアプは、、斥候兵が戻らないことに、、、考えます。高麗側が何を企んでいるのか気づいたソベアプは、再び、斥候兵を派遣するよう命じます。
再び、斥候兵が送られてくると予想する王は、契丹軍に高麗の大軍が現れたように演じることを提案します。
高麗側の犠牲を減らして契丹軍には高麗軍に囲まれている・・・ように演出をして恐怖心をあおる作戦を進めるよう命じる王。
宮女たちから宦官たち、、、家臣たちまでかがり火を手にして、開京に大軍がいるように見せ掛けます。
しかし、ソベアプは動きがない火を見ると、自分たちを騙そうとしていると気づきます。
その時、開京の人々がかがり火を持って集まり、その数が増えていくとソベアプは迷い始めます。
開京には高麗軍がわずかしか残っていないと思いながらも、不安になります。
高麗軍の鉄甲騎兵隊が向かってきているとの報告を受けると、このままでは挟み撃ちにされると、撤退を命じます。
契丹軍が突然、再び北部に向けて移動を始めたとの連絡が届いたカン・ガムチャン(チェ・スジョン)は、王が無事だと知ると安堵します。
その後、敵をギィジュに追い込み全滅させる計画。。。
一発勝負に出たカン・ガムチャンは、ソベアプに手紙を出します。「ここで我々がこの戦争に終止符を打たないと、戦争は続くことになる:と書かれた内容に、ソベアプはカン・ガムチャンの申し出に応じることを決めます。
ソベアプは開京には大軍もいなく、鉄甲騎兵隊も不在だと気付き、、、カン・ガムチャンの首を収めて契丹に帰ることを決意します。
カン・ガムチャンは鉄甲騎兵隊の不在を知る契丹軍は必ず、戦いに挑むと予想。また、鉄甲騎兵隊が必ずバックアップのために現れると考えます。
契丹軍と高麗軍の戦いが始まり、砂風のせいで高麗軍は不利な状況に陥ります。身を隠して高麗軍に突撃する契丹軍。。。
逆風のせいで高麗軍が放った弓は、契丹軍には及ぶことなく。。。角度を高く変えて契丹軍の攻撃が始まると、高麗軍はまともの攻撃すらできず、、、防御をするだけ。
苦戦する高麗軍をあざ笑うかのように、契丹軍の形成が逆転します。戦争は出生のチャンスだとポジティブに戦いに挑む契丹軍とは違い、高麗では攻撃を受けて悲鳴の声が響きます。
こんな状況でも全く揺れることなく、カン・ガムチャンは必ず、鉄甲騎兵隊が応援に現れると信じ、部下たちに持ちこたえるよう命じます。
第31話感想
高麗の歴史上最も有名な戦いとなる「亀州(クジュ)大捷」が、最終話で本格的に描かれることになります。
今話では強い王の姿を見せた顕宗/ヒョンジョンの姿と、彼を支持する家臣たちの姿に加え、民まで王をサポートして戦争を勝ち抜くために協力する姿が感動的でした。
できることはするためにアイディアを出す王、、、王が出したアイディアにソベアプが迷う姿、、、両者とも相手の戦略を見抜くために奮闘する姿が非常に面白かったです。
個人的には、第30話を本当に楽しく視聴することができました。
クライマックスを迎える前の一話として、何が起こるのかハラハラするエンディングまで、最終話に向けて大きく動き出した気がします。
何度も戦った経験があることからソベアプとカン・ガムチャンがお互いの戦略や戦い方を知る分、騙す側も騙される側も悩む姿は、個人的には今話の見どころのポイントとなりました。
高麗軍にとっては鉄甲騎兵隊の不在は契丹軍の攻撃を阻止することができないため、鉄甲騎兵隊が到着するまで、持ちこたえることはできるのでしょうか
また、ソベアプ対カン・ガムチャンの最後の戦いとなるこの戦争で、高麗軍はどのようにして勝利を手に入れることになるのか、気になります!
次の話では「亀州(クジュ)大捷」がどのように描かれるのでしょう。
第32話視聴率13.8
第32話(最終回)あらすじ
鉄甲騎兵隊が到着することを待ち、高麗軍は契丹(きったん)軍を相手に、戦いを続け、、、多くの犠牲者を出します。
高麗軍にとっては鉄甲騎兵隊の有無は重要で、限界に達した結果、第1軍は契丹軍に破られてしまいます。
その勢いに乗り、ソベアプは本陣への攻撃を命じます。第2軍の出陣を命じますが、既に多くの犠牲者が出た事から、兵士たちの離脱が目立ち。。。
カン・ミンチョムは、離脱する兵士の首を飛ばしてでも、軍を維持することに注力するべきだとの意見を出します。
しかし、カン・ガムチャン(チェ・スジョン)は、高麗軍の離脱者を処分するよりは、自ら兵士たちの士気をあげる方法を選択します。
「高麗は勝利する」を叫び、突き進むカン・ガムチャンの姿に、離脱した兵士たちが集まり。。。そのタイミングで待っていた鉄甲騎兵隊が到着し、情勢が変わり始めます。
これまでとは違う状況を迎えたソベアプが率いる契丹軍は、高麗軍に包囲されて不利な状況に陥ります。
ソベアプもあきらめることなく戦いを続けます。しかし、長い戦いの後、、、勝利を手にしたのは高麗軍でした。
敗北した契丹軍は山の方に逃げて、カン・ミンチョムは追撃をすると言い出しますが、カン・ガムチャンは、彼らを追って命を奪うことを望まず。。。
顕宗/ヒョンジョン(キム・ドンジュン)のいる開京城に戻ったカン・ガムチャン。長い戦いだった契丹との戦争に勝利したことに二人は喜びます。カン・ガムチャンは涙を見せ。。。
契丹に戻ったソベアプは、死を覚悟します。戦争に負けたことに怒りをぶつけるヤユルユンソ。
しかし、ヤユルユンソは大事な部下の命を奪うことができず、彼を許します。
戦争が終わった高麗では、カン・ガムチャンが辞職を願いでます。しかし、まだ契丹から高麗を守る必要があると、王は彼に申し出を受け入れることができず。。。
カン・ガムチャンは王に、契丹との関係を改善するようアドバイスをします。契丹の皇帝は、高麗からの使臣が和議を求める文書を持って訪れ、、、高麗の王として即位を認める場合は、契丹を上国として敬意をみせるとの内容を確認します。
戦争に負けた立場の契丹に対して、勝利をおさめた方である高麗からの申し出に、ヤユルユンソは、怒りを覚えるも冷静に考え始めます。
契丹の平和のためにも、高麗からの申し出を断らないようアドバイスをするソベアプ。宋が高麗に協力関係を申し出ていることから、他の選択肢がないヤユルユンソは、和議を受け入れ。。。
高麗の平和のために顕宗/ヒョンジョンが選んだのは、中立的な外交でした。カン・ガムチャンのアドバイスを受け入れて、平和がもたらされると知った顕宗/ヒョンジョンは、彼の辞職を承認します。
家臣としての任務を終えて、王宮を去るカン・ガムチャン。。。
第32話(最終回)感想
ついに、「高麗契丹戦争」の最終話を迎えました!
個人的にはチェ・ジルの乱が予想していた以上に長く描かれて、緊張感が失われたと感じていました。
しかし、最終話で描かれた「亀州(クジュ)大捷」の様子は20分ほどの分量にとどまり、これまで長い時間をかけてドラマを視聴したのが、この20分のためだったのか・・・、と思うと寂しい気持ちになりました。
KBSで制作される大河ドラマは、特に戦争シーンが個人的には好きで、今話も大変面白く視聴しました。
カン・ガムチャンの役もすごくよかったと思いました。また、顕宗/ヒョンジョンを演じたキム・ドンジュンの演技もよかったです。
年齢を感じさせるひげがのびた顕宗/ヒョンジョンの姿も似合っていましたし、キム・ドンジュンの時代劇っぽい演技も満足のいくものでした。
第16話で、ヤン・ギュが亡くなるあたりが、主観的ではありますがドラマを視聴する上で最もクライマックスだった気がします。
その後は、どの様な最終話を迎えるのか、「亀州(クジュ)大捷」はどのように描かれるのかが、気になりました。
チェ・ジルの乱やパク・ジンが登場する分量の調整をして、正直、もっと短い編成でドラマが放送されていたら、緊張感が増していたはずなのに、、、と残念な点もありましたが、最後まで所長ができて、安堵しました。
高麗の王や将軍たちだけでなく、2023年末に行われた演技大賞などでも、注目を浴びていたのが、ヤユルユンソやソベアプでした。
最終話まで登場する重要なキャラクターとして、特にソベアプというキャラクターに、個人的には惹かれました。
実際に高麗は契丹との間に26年間、戦いを続けて、「亀州(クジュ)大捷」で勝利した後、150年間は東アジアに平和をもたらしたとして顕宗とカン・ガムチャンに対する歴史的評価が高いようです。
ドラマを視聴して、いい終わり方だったので、歴史的な評価が高い理由に共感できました!
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