放送予定
【日本放送】
●BSP4K (2024/4/7から)放送 日曜日21時から 吹替[二]
●NHK BS 全20話(2024/4/11から)木曜日深夜24:25から 吹替[二]
【韓国放送期間】 2023年 2月6日~ 4月11日
原題:青春越壁
邦題:青春ウォルダム 呪われた王宮
青春ウォルダム 呪われた王宮 (青春越壁) 청춘월담 |
2023年放送 tvN 月火 全20話 |
視聴率平均視聴率 3.69% 시청률 最低視聴率第16回3.242% 最高視聴率第20回4.877% |
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あらすじミステリアスな呪いがかけられた朝鮮の王世子と、一夜にして一家殺人事件の犯人として名指しされた天才少女の物語を描くロマンスドラマ。世子のイ・ファン(パク・ヒョンシク)と名門家の令嬢ミン・ジェイ(チョン・ソニ)はそれぞれ幽霊の呪いと一家殺害の濡れ衣によって絶体絶命の危機に直面することになる。 |
相関図 |
キャストイ•ファン
パク・ヒョンシク イ・ファン役 王世子 一度見たことをすべて記憶してしまう、怪物のような記憶力の持ち主。兄ウィヒョン世子が亡くなった後、東宮殿の主となった。大君だった頃はよく笑い、心温かく、茶目っ気が多かったと東宮殿のソ内官は言うが、今ではその言葉を信じる者はいない。 気難しく、傲慢で、簡単には本音を表さず、勝手に気ままさと意地悪さに、東宮殿の女官と内侍たちは死にそうだ。その根深い闇に、密かに隠された秘密がある。それは「鬼の書」だ。 世子の冊封の礼が行われた晩、東宮殿に忽然と現れた「鬼の書」。これは誰の呪いであり、どうして予言どおりのことが起こるのか!誰を信じなければならず、誰を疑わなければならないのか。 ある日、混乱したイ・ファンの前に、師匠だった開城府尹ミン・ホスンと家族を殺した犯人である、開城の殺人者ミン・ジェイが現れる。世界中がジェイを汚くて凶悪な言葉で罵るが、ジェイは人を見抜く、深くて透明な瞳を持っている。 「この世に幽霊はいません。幽霊より怖い、人間の騙しのテクニックがあるだけです」 ミン・ジェイの一言に、長く心にあった不安が吹き飛ばされていくようだ。この女を信じたくなるが…。 ミン·ジェイ
チョン・ソニ ミン・ジェイ役 開城の殺人者 幼い頃から普通の士大夫(両班)の女性とは違って、突拍子のない行動をするタイプだった。好奇心が旺盛で、世の中のすべてが不思議だった。疑問が多いから口数も多く、人情深いから、涙もたくさん流し、性格が明るいからよく笑った。 着物がない人を見れば自分の服を脱いであげ、飢えた人がいたら米を分け与えた。無念にもひどい目にあって横たわっている人を見ると、無実を証明してあげたくなった。 死人がいるという話を聞くと、どうして死んだのか気になった。父に内緒で、事件記録や律文、法律を箇条書きにした文書を読んだ。迷宮入りした事件に遭遇すると、こっそり現場を調べ、手がかりを集めて一人で推理をした。推理が終わると、兄ミン・ユンジェに事件を整理した記録を渡し、捜査官のミン・ユンジェの名前で解決された事件が開城一帯に広まった。 そんなある日、婚約者との婚礼を控えて彼女が用意した食事を食べた父と母、兄が同時に血を吐いて死んでしまう。ジェイは一夜にして家族を皆殺しにした殺人者、逃亡者の身分になった。手配令が下りた後、ジェイは追手を避けて山を越え、世子が父親に送った密書を思い出す。ジェイはすべてを正すため、命をかけて世子に会いに行く。 ジェイはついに、朝鮮のすべての風評の主人公、王世子のイ・ファンに出会う。 「私の濡れ衣も、殿下の呪いも、どれも邪悪な悪だくみをもった人の仕業に過ぎません。私の力で必ず、真実を暴きます!」 ミン・ホスン(開城府尹)ミン・ジェイの父親、ファンの師匠 シム・ヨン(男) ミン・ジェイの情人として噂になった人物 ガラム
ピョ・イェジン チャン・ガラム役 ジェイの小間使い 開城ではジェイの小間使いだった。 ジェイはガラムにとって、たった一人の家族であり、大きな日よけになってくれる人であり、師匠であり、友人だった。 ジェイが行こうと言えばどこでも一緒に行き、ジェイがやるなら何でも一緒にした。ジェイについて歩きながら世の中を学び、生きる方法を学び、自分自身がどんな人なのかも知った。 ジェイと男装をして歩き回ったのがバレて奥様にムチを打たれても、2人が一緒なら怖いことはなく、世界中が嬉しかった。 道を歩きながら1人が歌い始めると1人が加わり、目が合っただけでお互いの気持ちが分かった。ある時、ジェイは言った。前世で私たちは姉妹だったと。卑しい私がお嬢様と姉妹だったわけがないが、その言葉が嬉しかった。 ジェイの婚姻を前に、ジェイについて漢陽に行く予定だったが、開城府尹宅が殺人事件に見舞われる。ジェイが濡れ衣を着せられて逃避した後、ジェイと会う約束した場所でキム・ミョンジンに出会う。ジェイに少しでも役に立つためにミョンジンの弟子になったが…この若造、本当に考えがない。 名高い士大夫の子だと言いながら品位はなく、男であることは明らかだが度胸もなく、少し…いや、かなり突拍子もないような感じもする…師として尊敬するところなどない者だ。 しかし、不格好だが、たくましいミョンジンの本心が分かっていって…。 ハン·ソンオン
ユン・ジョンソク ハン・ソンオン役 兵曹正郎 朝鮮の根幹を築いた時から労苦を共にしてきた、名門家(ヨンサンハンムン)の宗孫。まっすぐで剛直で、温かい。生まれ持った気品と学識、愛民の心まで備え、経国才能と称えられる。ファンが大君だった時代、同じ師匠のもとで共に学び育ってきた友人だったが、ファンが世子の座に上がると関係は遠ざかった。ファンは呪いの文章に「友が君に背を向けて、刀を向けるだろう」と書いてあるのを読んで、ソンオンと距離を置いているが、理由が分からないソンオンは、ファンが無情に思えて寂しい。 そんなソンオンに舞い込んだ、青天の霹靂のような知らせ!婚約者ミン・ジェイが浮気して、自分と結婚したくないと一家を毒殺して消えたなんて!!一体私の何が足りなくて、こんなにひどい侮蔑を与えたのか。 その醜聞は一つの傷もなく生きてきた、ソンオンの孤高の自尊心を粉々に砕くのだった…。
チョ・ソンハ 左議政ハン・ジュンオン役 兵曹正郎ハン・ソンオンの父。朝鮮の根幹を築いた時から万苦の忠臣として歩んできた、名門家(ヨンサンハンムン)の首長。武臣として、50歳を超えた今でも、若い武士3、4人ぐらいは一人で相手できるほどの気迫を持つ。王に忠心から諫言することを恐れないまっすぐな性格で、民の尊敬と恐れを一身に受けている。 キム·ミョンジン
イ・テソン キム・ミョンジン役 マンヨン堂の主人。領議政キム・アンジクの末息子。父親に似て幼い頃から神童として有名だった2人の兄は、条件が満たされる前に大科に合格して官職についた。周囲は、末息子のミョンジンも兄たちのようになるだろうと、期待してやまなかったが…。ミョンジンが四書三経の代わりにすらすらと覚えているのは法医学書である新註無援録で、出入りするのは漢城府と義禁府、そうでなければ共同墓地だった。 「人の死には必ず原因があり、死体はその原因を話しているのに、どうして無視できるのか…」彼の頭の中にぎっしり詰まっているのは死体だけだ。 そんなミョンジンには縁談が来るどころか、漢陽の士大夫の娘たちがとても嫌がる「絶対に嫌な新郎候補、第1位」になってしまう。 そんな時、開城一帯で起きた事件を、開城府尹氏の息子ミン・ユンジェが優れた捜査力で解決していると噂を聞く。ミョンジンは知っている!5年前に初めてミン・ユンジェが解決したあの事件…ミン・ユンジェが解決できたはずがない。その時、ミン・ユンジェは文科別試に合格し、弘文館の修撰を務めというのに、どうして開城の事件を解決することができるのか!!! 開城の名捜査官は間違いなくミン・ホスンの娘、ミン・ユンジェの妹であるミン・ジェイだと、ミョンジンは固く信じている。そんなミン・ジェイが親族殺人だって…? ミョンジンにとっては、あり得ないことだ。 生きている間にミン・ジェイに会って、一緒に事件を解決し、検視官として実力を認められたいのだが…。
ソン・ビョンホ キム・アンジク領議政 領議政。キム·ミョンジンの父親。 剛直な人柄と高い学識の持ち主。血も涙もない王宮で、堅く世子の側に立つ、ファンの助力者。
キム・ギド、イ・ミンジ マンドク役とボクスン役 居酒屋兼、安宿を経営する夫婦。人情深いことで有名だ。夫婦2人ともよく笑い、人情に厚く、優しく、親切だ。夫の名前はマンドクで、妻の名前はボクスン。
パク・ヒョジュン サムチル役 マンヨン堂の大家。領議政閣下の末息子ミョンジンに、マンヨン堂を賃貸ししている。 毎日何をしているのか?1日中、爆発させるのが頭痛の種だったが、ある日突然弟子だという男が現れただけではなく、怪しい若造2人まで現れ、人数がさらに増えた。サムチルはそこに集まった4人の若造たちに毎日小言を言う。「変なことはどうかしないでください!!!」
チョン・インギョム ムジン法師 さすらいの僧侶 キム·ミョンジンの師匠。白髪が豊かな、ほどいた長い髪を見ると、僧侶ではなく神仙に見える。誰かは道士様と呼び、誰かは法師様と、誰かは僧侶と呼ぶ。 ファンの宮の人々
ホ・ウォンソ チェ・テガン役 ファンの護衛武士 いつもファンの後を影のようについて行く、世子翊衛司に所属する武士。市場町のワルチャペ出身の孤児。10年前、ファンが大君だった時代に初めて会った。若かったファンはテガンの正義心の強さに気がつき、武科を受験するように助けた。 ファンのそばにはいつもテガンがいて、ファンのためなら自分の命もかける準備はできている。 しかし最近は、ファンが急に現れた内官のコ・スンドルを気にしているのが目につく。 くじけず図々しいコ・スンドルを鋭意注視中だ。
チェ・デチョル ソ内官(ソ・サムグ)役 正五品上護、東宮殿の長番內官 無口で忠誠な性格。突然現れた内官コ・スンドルがあまり気に入らないが、世子の命という理由だけで、コ・スンドルの宮殿生活を誠心誠意、助けてくれる人物。 しかし、見れば見るほど内官らしくなく、品格があって博学多識なコ・スンドルが気に入ったソ内官。今日もお使いを見逃してやり、こっそりアピールする。「私だけを信じろ!君を必ず養子にして、贅沢させてやる!」
オ・フィジュン、パク・ウォノ キム内官(右)、チャ内官(左)役 「私たちがこの品階になってまで、掃除をしなければならないのか!若い小官たちがあちこちにいるのに!」ごく少数の人だけを信頼し、居住に対して気難しいファンの、最大の被害者たち。 過重業務で苦しむ二人の前に、ついに新しい内官のコ・スンドルが現れる。いつぶりの人員補充だろう!祝杯をあげなければ…。どこから転がってきたのか、突然世子の信頼を背負って現れたコ・スンドルがあまり喜ばしくない。 ともすると遅刻して、ともすれば消える新入り内官だなんて!! 宮殿
イ・ジョンヒョク 王役 血気盛んで性格が火のようで、気まぐれで敏感だ。そんな彼について、宮人たちはひそひそ話す。卑しい宮婢出身の側室の体から生まれたようだと。彼も一時は多感で聡明で、情け深く善良な聖君になる資質を持っていた。しかし、卑しい出身の側室から生まれた王、嫡長子ではないというコンプレックスが、いつも彼の足を引っ張った。 危険な王座に座った彼が感じたのは、一つだった。この席に座るには、誰よりも強くなければならない。だからこそ、少し遅れて世子になったファンに、もっと厳しく振る舞った。自分が父親としてできることは、世子が倒れないように、強く生き残れるように、厳しく迫ることだけだと思ったのだが…。
ホン・スヒョン 継妃中殿役 現王の継妃であり、右議政チョ・ウォンボのまた従弟の娘。国色(絶世の美女)と呼ばれるほど美しい容姿を誇り、王の絶大な寵愛を得ている現內命婦の主人。 チョ・ウォンボの宴会で王に仕えた後、すぐ側室として宮殿に入った。息子のミョンアン大君を産み、ファンの母親である王后が逝去すると、新しい中殿になった。 以後、中殿の席に上がっても自分の息子であるミョンアン大君よりも世子であるファンとハヨン公主に真心を込めて接し、ファンが右腕を怪我した時には朝夕に回復を祈り、気絶までしたという話は、昨日のことのように生々しく語られている。 もし世子の座を脅かす勢力があるならば、中殿が誰よりも先に乗り出して防ぐだろうということを、誰も疑わない。
チョン・ウンイン チョ・ウォンボ右議政 継妃である現中殿の親のまた従弟にあたる、叔父。代々、内命婦に家門の女性を送り込んで権力を維持してきた、外戚勢力の名家の首長だ。王妃を家門から輩出することを家訓のようにしてきた先祖のおかげで、勢力は現在朝鮮で最も強く、この家の下人にでさえ、むやみに触れないという話があるほどだ。 「我々を横目でも睨んだ者で、生き残った者はいない。今までもそうだったし、これからもそうだろう!」 片手に何かを握っていると、もう一方の手にも握りたいし、両手に握っていると、手が二つしかないことが悔しい。軽薄でせっかちで、強欲な人物。彼は貪欲を隠さない。 刀は人を斬るための物であり、権力は使えば使うほど強くなるものであり、力を見せてこそ、人々がひざまずくのが世の常だ。
チョン・ダウン ハヨン公主 王に愛される娘であり、ファンの実妹。亡き母と長男である現世子に対する愛情が深い。分別がなさそうに見えるが、心はこの上なく温かく、周りの人たちの面倒をよく見る。たった一人の兄であるファンを盲目的に大切にし、守ろうと努力している。ファンに対する不忠な噂が聞こえると、矢のように駆けつけ、厳罰を命じる火のように熱い少女。
イム・ハンビン ミョンアン大君(ファンの異母弟) 継妃と王の間に月足らずで生まれた、ファンの幼い弟。仮面をかぶっていない者がいない残酷な宮殿の中を、白い素顔でせかせかと走り回る、無邪気な子ども。大臣たちがファンの資格をうんぬん言い、世子交代論を掲げる時に代わりの世子として挙げられる、ファンの唯一の敵手であり危険要素だ。しかし、ファンは無垢な顔で「お兄さん」と駆け寄ってくるミョンアンを手放すことができない。
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スタッフ /演出:イ・ジョンジェ、脚本:チョン・ヒョンジョン |
作成:え.キ、ま |
話数ごとのあらすじと感想
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daisySSさん |
作品感想
●呪われた世子と殺人容疑を掛けられた女性が運命を変えるために協力し立ち向かうドラマ!
2016年に放送された「花郎」に出演以来、時代劇への出演がなかったパク・ヒョンシク。2023年、ついに時代劇で主演を演じることになり、放送前から話題になりました。
主演を務めるのは世子イ・ファン役を演じるパク・ヒョンシクとヒロインのミン・ジェイを演じるチョン・ソニ。
ヒロインを演じるチョン・ソニは短編映画で女優デビューを果たし、テレビドラマに本格的に出演することに鳴ったのは2018年にTvNで放送された「ボーイフレンド」でパク・ボゴムの親友「チョ・ヘイン」役を演じてから。かざらないナチュラルな演技が評価され、2023年「青春越壁」のヒロインに選ばれました。
パク・ヒョンシクとは初共演となり、二人が見せてくれる相愛(ケミストリー)が気になるラブコメ時代劇となっています。
家族を殺害した犯人として追われることになったヒロインのミン・ジェイ(チョン・ソニ)。呪われた運命を持つ世子イ・ファン、、、ドラマの前半部はラブコメのはずが、少し暗い展開が続きます。
殺人の罪を掛けられたミン・ジェイ(チョン・ソニ)には殺人の濡れ衣を着せられ、無実を証明するために、内官として東宮殿(ドングンジョン、世子が生活する宮殿)に身を寄せながら世子と共に事件を解決していくというストーリー。
ミン・ジェイは育ったケソンで起きた難事件を解決してきた人物で、推理に優れ、、、自らの無実をまずは世子に証明するために、ハニャンで起きた殺人事件を解決していく過程で、ミン・ジェイの家族が殺害された事件、その他次々に起きる事件との関連に気づくという、犯罪捜査ドラマでもあります。
身分を隠して王宮での生活を続けるミン・ジェイには、結婚を約束した相手ハン・ソンオン(ユン・ジョンソク)がおり、結婚式を控えた直前に事件が起きたため、男性に変装しているミン・ジェイに気づかず、、、接する姿が描かれ、ミン・ジェイをめぐる世子イ・ファンとハン・ソンオン(ユン・ジョンソク)の三角関係が気になる展開となります。
また、兄を亡くして世子になったイ・ファンには「鬼の書」という呪いがかけられ、呪いを解くために奮闘する姿が描かれます。このドラマでパク・ヒョンシクが演じるイ・ファンは、一度読んだものは全て記憶するという天才。
暗い展開が続いた前半部ですが、後半部にかけても事件を追う展開が続きますが、徐々に明るいロマンスドラマの特徴をいかせる展開へと続き、すべてを解決する鍵となる手がかりを発見するイ・ファン・・過去の事件の意外な真相が明かされ、、、ミステリアスな捜査ドラマとしても楽しめ、ロマンスドラマとしてもドキドキハラハラする展開が続き、見ごたえのあるドラマでした。