還魂:光と影 환혼: 빛과 그림자 2022年放送 tvN 土日 全10話
neroさん |
第5話視聴率7.134%
第5話あらすじ
定期的に薬を送りつけていたのがソイ(ソ・ヘウォン)だと知ったソ・ユル(ファン・ミニョン)は、自分の身体をむさぼる“何か”の正体について尋ねた。するとソイは、それがチン・ムタクから渡された血虫だと明かす。ユルが自分のあげた薬を一度も飲まなかったと知ったソイは、自らナイフで腕を斬りつけ、もう一度血虫を戻すよう迫った。
しかし、すでに血虫はユルの身水源(体中の水気が集まる場所)に住みついており、中の気がなくなればユルは命を落とすという。ユルを助けたい一心で自分がした選択が、結果的にユルを苦しめていると知って絶望するソイ。
一方、目を覚ましたチャン・ウク(イ・ジェウク)は、隣に寄り添うチン・ブヨン(コ・ユンジョン)にキス。てっきりウクが夢の中で自分と誰かを勘違いしていると考えるヨンだったが、「夢じゃない」とウク。その日、ウクはブヨンの神力のおかげで3年ぶりにぐっすりと眠りにつく。
ナクスが現れたと噂を流したのがチン・ム(チョ・ジェユン)だと知ったユルは、ウクにそのことを伝える。しかし、最初からチン・ムの仕業だと予想していたウク。ナクスを救えなかったこと、そしてナクスを暴走させてしまったことに今も責任を感じるユルだったが、ウクはムドクの目に宿る青い光を見た瞬間から、すべては自分の責任だったと語った。
屋敷に戻ったウクはブヨンがいなくなったと聞いて、辺りを捜索。頭痛を訴えていたというわりには元気そうなブヨンを見て、呆れるウク。その後、ウクはブヨンを連れて王妃に会いに行く。先日の宴を台無しにしたお詫びだと話すウクだったが、目的は他にあった。王妃と2人きりになったウクは、氷の石をふたたび降らせる為にチン・ムが鎮妖院を手に入れようとしたと知る。
ウクの力で自分を還魂してくれと頼む王妃に向かって、「今度また私の周りの人を傷つけるようなことがあれば、その時は私の中にある力をご覧になるでしょう」とウク。
追躡糸(チュソプサ)を消してくれたお礼を言うと、ブヨンはウクの手を握る。そして、「このくらいの距離でずっとあなたの傍にいる」とブヨン。それはかつて、ウクがムドクと交わした約束だった。
しきりにムドクの記憶を使って自分を混乱させるブヨンに、苛立ちを隠せないウク。ブヨンは少しでもウクの心が楽になればと思ってしたことだったが、ウクにとっては過去の傷をえぐられるような気分だった。そして、わざと心ない言葉でブヨンを傷つけてしまう。
森の中で麻衣のイ先生と再会したウクは、鎮妖院に行って“火の鳥”と呼ばれる妖器が無事か見てくるよう言われる。しかし、自分には関係ないことだとウク。帰り道、ウクはふと王妃が言っていた、“この世の水をすべて枯らせば氷の石を降らせることができる”という言葉を思い出す。
一方、屋敷を訪ねてきた母ホギョン(パク・ウネ)から、ウクを連れて挨拶に来るよう言われるブヨン。ホギョンが望んでいたのは、ウクからの正式な謝罪と結婚の申し込みだった。もちろんウクが自分の為に頭を下げる人間でないと知るブヨンは、頭を抱える。その後、それとなくウクに一緒に鎮妖院へ行かないかと誘うブヨンだったが、てっきりイ先生の指示だと勘違いしたウクは、それを断ってしまう。結局、ブヨンは一人でホギョンのもとへ。
遅れてキム・ドジュ(オ・ナラ)から事情を聞かされたウクは、慌ててブヨンのあとを追う。ブヨンと一緒に現れたウクを見て、思わず目を疑うホギョン。その日、泊まっていくと言って部屋を用意させたウクは、ブヨンを連れて鎮妖院を目指す。
途中で人目につきそうになると、慌てて身を隠すブヨン。常に誰かの目を気にして隠れながら生きてきたブヨンを見て、不憫に思うウク。するとブヨンは、離れで息をひそめて暮らしていた頃を振り返り、「大きな木のてっぺんに一人でいると思うことにした」と話す。このセリフにまたしてもムドクの姿がよぎったウクは、おもむろにブヨンの手を握る。そして、「お前のせいでおかしくなったみたいだ」とウク…。
第5話感想
しきりにムドクを思い出させるブヨンを前に、戸惑いを隠せないウク。。
やはり2人は運命の糸で繋がっているみたいですね。いくら離そうとしても、自然に引き寄せられる2人。早くブヨンが記憶を取り戻し、ウクもブヨンこそがナクス(=ムドク)だと気付いてくれるといいのですが、、
そんななか、いよいよ本格的に氷の石を降らせようと動き出すチン・ム。チン・ムは鎮妖院に保管される“火の鳥”に似せて作った陶器?を使って、井戸の水を次々と枯らしていきます。この世からすべての水がなくなれば、ふたたび氷の石が降ってくる…?
氷の石は現在ウクの身体に入っているものの、ナクスだと知りながらもムドクをそばに置いていた責任を取って還魂人狩りを命じられたウクは、自由にその力を使うことは許されていません。
チン・ムが言うようにふたたび氷の石が降り注ぐようなことがあれば、世界はどうなってしまうのでしょう。ブヨンの力を使って氷の石を取り出そうと考えるウクもまた、心配です。
全10話ということもあって、シーズン1よりも早いテンポでストーリーが展開。期待を裏切らない面白さ!
第6話視聴率8.237%
第6話あらすじ
目の前のブヨンとかつてのムドクとの思い出の間で戸惑うウク。するとブヨンは、「信じるかどうかはあなたの好きにして。でも今こうして繋いでいる手は私の手で、この手であなたを寝かせるのも私だ」という。
そんななか、人の気配にハッとするブヨン。そこにあらわれたのは、ソイを探しに来たユルだった。その頃、ホギョンに拘束されたソイは血虫を取り出す方法があると聞いて安心する。しかし、なかなか口を割ろうとしないソイに、無理矢理薬を飲ませようとするホギョン。
ウクがイ先生に頼まれたと言ってホギョンを呼び出す間、ユルとブヨンはソイのもとへ向かう。血だらけで倒れるソイを発見したユルは、ひとまずソイを連れて鎮妖院を出ることに。一方、ウクは鎮妖院の中に保管された“火の鳥”を確認した。
ユルが鎮妖院から連れ出したのがソイだと知ったウクは、首を傾げる。目を覚ましたソイは、サリ村から来たムドクがチン家の長女ブヨンに間違いないと話す。そして、先ほどホギョンから聞いたブヨンの正体について、ユルに明かした。ブヨンが他でもないナクスだと知り、愕然とするユル。その後、ブヨンと顔を合わせたユルはその姿にかつてタニャン谷で会ったナクスを重ね、胸を痛める。ブヨンをそっと抱きしめ、少しの間だけこうさせて欲しいとユル。
ユルが鎮妖院へ忍び込んだ理由がソイの為だったと知ったウクは、何かあったのかと尋ねる。しかしユルは「今度は俺の番だ」と言い、ブヨンの正体を明かそうとはしなかった。皆の前でブヨンの手を握り、一緒に屋敷へ戻ろうとウク。そんなウクの態度にブヨンは喜んだ。
チン・ムから火の鳥に似せた陶器を運ぶよう命じられたソ・ユノ(ト・サンウ)だったが、本格的に陶器の調査にとりかかった松林(ソンリム)によって監視が厳しくなったと言われ、船の受け入れが難しくなる。ひとまず陶器を船から捨てるよう指示するユノ。ウクから鎮妖院の火の鳥を狙う者がいると聞いたイ先生は、「戦いに勝てばお前が王になるかもしれないな」と話す。
実はムドクの死後、ウクはパク・ジン(ユ・ジュンサン)から自らの出生の秘密を聞いていた。ウクは還魂術によって父ガンと還魂した先王と母親の間に生まれた子だったのだ。
そんななか、ジンはブヨンの力を使って敬天大湖(キョンチョンデホ)に捨てられた日の鳥の陶器を見つけ出す。ジンからもらった礼牌(ヨンぺ)を自慢するブヨンを見て、ふと過去を振り返るウク。立ち止まって何もしないことを許さなかった師匠について語るウクに向かって、「何もしないなら死んだ方がマシ」とブヨンはいう。
ユノに任せた任務が失敗に終わったと知ったチン・ムは、やはりソイしかいないと考える。手下のヨムス(チャ・ヨンハク)をソイが経営する賭博場へ送り込むチン・ムだったが、そこにソイの姿はなく…。その頃、ソイはユルの計らいによって、西湖城(ソホソン)へ向かう船に乗ろうとしていた。しかし、直前でユルの容態が気にかかったソイは、ふたたび都城へ引き返す。
大きな木を直接見て確かめたいと考えたブヨンは、タニャン谷へ行くという。それを聞いたユルは、道案内を申し出る。2人が出発しようとした時、ソイの子分がユルを訪ねてくる。ソイが危ないと聞き、急いで賭博場へ向かうユル。
ソイを助けようと剣を抜くユルだったが、血虫のせいで思うように身体が動かない。思わず地面に膝をつくユルを見て、その身体に血虫が移ったと気付くヨムス。そんななか、ユルが危険だと知ったソイは隠し持っていた小刀でヨムスを攻撃。トドメを刺そうとソイに近づくヨムスだったが、それをユルが阻む。
力なく倒れこむソイに駆け寄り、声をかけるユル。心配そうにするユルの顔をじっと見つめ、息を引き取るソイ。気を使い切ってしまったユルがその場に倒れると、そこへブヨンから話を聞いたウクが駆け付ける。そして、「誰一人としてここから生きては帰らせない!」と剣を構えるウク。
第6話感想
ウクは自分がどんな運命を背負って生まれたかを知っていました。その上で、自分を消そうとした者たちに利用されてムドクが死んだと知ったウクは、もう何もしないことを決意。しかし、ブヨンから「何もしないなら死んだ方がマシ」と言われ、決意が揺らぐウクの姿が登場しました。
そんななか、親友のユルに危険が迫る…!ソイを助けようとチン・ムが送り込んだヨムスらと戦うユルでしたが、血虫のせいで思うように身体が動かず。ユルはソイのせいではないと言いましたが、なぜそこまでソイを庇うのか、、ちょっと納得いきませんでした。そんなソイも、結局はヨムスの攻撃で命を落とすことに。
そして、駆けつけたウクの前で目を閉じるユル。果たしてユルは無事なのでしょうか。このままユルが死んでしまうなんてことがあれば、、大問題ですね。
タニャン谷へ行くというブヨンの道案内を買って出たユル。おそらくユルは、そこでブヨンを自らの手で殺そうとしていたようです。ナクスの存在を知りながら隠した罪滅ぼしと、これ以上彼女が辛い想いをしないで済むようにと考えた末の決断でしょうか。
なんにしろ、シーズン2のユルは見ていてただただ悲しくなります。ウク以上に、3年前の事件に胸を痛めているように感じました。
この記事へのコメントはありません。