還魂 (かんこん) 환혼 2022年放送 tvN 土日 全20話
neroさん |
第9話視聴率5.204%
第9話あらすじ
世子との戦いに勝利し、みごと精進閣の術士になることを認められたチャン・ウク(イ・ジェウク)。真っ白な正服に身を包んだウクを見て、ムドク(チョン・ソミン)は言葉にできないほどカッコイイと褒めます。そんなムドクを抱きしめ、礼を言うウク。
その頃、天附官の副官主チン・ム(チョ・ジェユン)は、真の団主である王妃ソ・ハソン(カン・ギョンヒョン)と会っていました。暴走したキルジュを討ったのが、ウクの父チャン・ガン(チュ・サンウク)ではないかと疑う王妃。そんな王妃に、チン・ムはウクに弾水法を伝授したイ先生が怪しいと話します。そして、今から10年前、チン家の長女ブヨンを連れ、チャン・ガンが封印した氷の石を取り出した日のことを振り返るチン・ム。今もなおブヨンを必死に探すチン・ホギョン(パク・ウネ)に偽のブヨンを差し出すことで、鎮妖院を我が物にしようとチン・ムは考えます。
ウクが精進閣へ入ったことを祝って、チソル楼では歓迎会が開かれることに。珍しく酒に酔ったソ・ユル(ミニョン / NU’EST)は、通りかかったムドクに道に迷ったと話します。そんなユルの手を握り、「私についてきて下さい。考え事をしている時に道に迷うのは、あまりにも多くの物ごとに目を向けているからです。今は私だけを見て、私の後についてくればいいんです」とムドク。
ユルの手を取って歩き出したムドクは、以前ユルの前に現れた自分の幻が何か言っていたかと尋ねます。すると、自分を慕っていると言っていたと話すユル。動揺するムドクに花を渡し、お礼だと言ってユルはその場を後にします。
ウクが皆と酒を飲んでいると、そこへ突然現れたのは世子コ・ウォン(シン・スンホ)。先日の決闘の件は水に流し、今日はウクを祝いに来たと世子はいいます。世子が持参した酒を飲み干し、泥酔してしまうウク。そんなウクを連れて松林へ戻ろうとするムドクでしたが、門で止められてしまいます。これまでは客人として出入りを許可されていたものの、ウクが精進閣の術士となった以上、今後はウクの世話は松林の下人が行う決まりだというのです。こうして門前払いを食らったムドクは、必死に門をくぐろうとしますが、力を失ったムドクではどうすることもできません。
一方、娘ブヨンと似たような年頃の盲目の少女を連れ帰ったチン・ウタク(チュ・ソクテ)。幼い頃の記憶がないと話す少女を、ホギョンは鎮妖院の前へと連れて行きます。いくら記憶を失っていても、チン家の娘であれば、かならず門は開くはずだとホギョン。しかし、皆の期待も虚しく、鎮妖院の扉はびくともしません。これには失望の色を隠せないホギョン…。
降りしきる雨のなか、必死に門の前で待つムドク。そんなムドクの前に現れたのは、ユルでした。「どんな手を使ってでもかならず松林へ入ってみせる、だからそこで待っていて下さい」とウクへの伝言を頼み、とぼとぼとその場を後にするムドク。その頃、何も知らないウクは繐竹院で治療を受けていました。
翌朝、昨夜自分を看病してくれたのがホ・ヨム(イ・ドギョン)の孫娘ホ・ユノク(ホン・ソヒ)だと知ったウクは、それがキルジュを追っていた際に出会った女性だと気付き、ハッとします。自分がキルジュを討った術士だとバレてはマズイと考えたウクは、慌ててユノクのもとへ。
その頃、何としても松林へ入る方法を見つけようと奮闘するムドク。チソル楼へ向かったムドクは、松林へ出入りする際に使う令牌を手に入れたいと話しますが、そう簡単ではなく…。そんななか、ムドクはじき松林で働く下人を選抜する大会が開かれる予定だと聞かされます。
第9話感想
念願の松林に入ったものの、今度はムドクと引き離されてしまったウク!
果たして、2人はふたたび一緒になれるのでしょうか。お互いの不在を嘆くウクとムドク・・なんとも切ないエンディングとなりました。
そんななか、新たにムドクのライバル(?)として登場したユノク。実は以前、暴走しそうになるキルジュを追ってチソル楼へ行った際、ウクはユノクと顔を合わせていました。危ない所を助けてくれた恩人として、ウクに好感を持つユノク。一方、ウクは一切興味はないといった感じですが、今後どうなることか…。
チョヨンとちがってムドクを陥れるようなことは無さそうですが、むしろ人のいいユノクの方が手強い気も。。キム・ドジュもすっかりユノクとの仲を応援している様子でした。
そして、チン家の長女ブヨンが失踪した背景も明らかに!ブヨンを連れ出したのは、他でもなくチン・ムだったのです。さらに氷の石を見つけ出したのがブヨンだったことからも、ブヨンが相当な神力を持っていたことがわかります。死んだと思われたブヨンは、恐らくムドクに間違いなさそうです。ムドクが鎮妖院の扉を開けたことが、何よりの証拠。
ホギョンがチン・ムに騙されて偽のブヨンを受け入れる前に、真実が明らかになればいいのですが・・ムドクに会いに来たという謎の少女の存在も気になります。次回の展開にも期待!
第10話視聴率6.958%
第10話あらすじ
基礎訓練として渡された書物に目を通したウクは、あっという間にそれを書き写します。これまで12回もの破門を経験してきたウクにとって、それらの書物の内容はすべて頭に入っていたのです。しかし、そんなウクに新たな書物を差し出すパク・ジン(ユ・ジュンサン)。パク・ジンがウクに渡したのは、「心書」と呼ばれる書物でした。
実は最初からウクに修行をさせるつもりなど、端からなかったというパク・ジン。ウクが松林に入ったと知れば、彼の父チャン・ガンが姿を見せるだろうと考えたのです。もちろんそんなこととは知らず、パク・ジンから受け取った心書に目を通すウク。しかし、まともな修行を受けたことがないウクには、ただの白紙にしか見えません。
その頃、ムドクを心配したユルが、チャン家で働くムドクを訪ねます。一緒に街へ出かける2人。一方、なんとかムドクに一目会いたいと考えたウクは、脱走を図ります。ちょうどその時、ウクに会いに松林へやってきたユノク。ユノクのおかげで、ウクは見張りに気付かれずに外へ出ることに成功します。
街で買い物をするなか、ふと松林の下人募集の貼り紙を目にしたムドク。何かを決心したムドクはユルに別れを告げ、どこかへ。ムドクが向かった先は、下人の選抜大会の申請会場でした。受け取った100番台の番号札を見つめ、大きくため息をつくムドク。大会で選ばれる下人は、なんと5名だけだといいます。
サリ村で出会ったムドクを頼りに、街へやってきたソイ(ソ・ヘウォン)。そんななか、偶然街を歩くムドクを発見しますが、盲目のムドクの目が見えることに驚きを隠せません。さらに詐欺の被害に遭った男たちに追いかけられるなか、そんなソイを救ったのはユルでした。目が見えないふりをするソイに、先ほど買ったばかりの傘を手渡すユル。ユルの優しさにすっかりときめくソイでしたが、ふと背後に迫る黒い影…。その後、何者かに襲われたソイは、そのままどこかへと運ばれて行きます。
一方、せっかく松林を抜け出して家に戻ったというのに、肝心のムドクが不在だと知ってがっかりするウク。結局、ウクはムドクに会えないまま家を後にします。しばらくしてウクが来ていたことを知ったムドクは、慌ててその後を追うことに。ちょうど船に乗って戻ろうとするウクの姿を目にしたムドクは、「待っていろ!私がそこまで行く!」と声をかけます。ムドクの顔を見て、ほっと安堵した表情を浮かべるウク。
ふたたび訓練館へ戻ったウクは、相変わらず何も見えない心書をじっと見つめることしかできません。そんなウクのもとへ、イ・チョル(イム・チョルス)が。このままでは心書を読むのに1年以上かかるだろうと告げたイ先生は、「この心書に書かれているのは、恋文だ」と助言します。
そんななか、待ちに待った松林の下人選抜大会が開かれることに。ユルや世子らの協力もあって、なんとか筆記試験と実技試験に合格したムドク。最終課題である体力試験に挑んだムドクは、最後の1枠を巡って接戦を繰り広げます。一方、イ先生から心書の内容が恋文であるというヒントをもらったウクは、様子を見に来たパク・ジンに、書物の筆者であるソ・ギョンが想いを寄せた盲目の女性の名前を尋ねます。女性の名前を知ったウクがふたたび心書を開くと、そこには文字が!
なんとか心書を読むことに成功したウク。同じ頃、ムドクは最後の1人を抜かして見事選抜大会に合格。部下から報告を受けたパク・ジンは、ふとこれまでウクが窮地に陥った時、そのどの瞬間にもムドクが隣にいたことに気付きます。
ムドクと2人きりになったウクは、ムドクが寄せた恋文の返事を伝えます。「俺も会いたかった、それが俺の返事だ。」
第10話感想
加速する2人の想い・・
どんな時もストレートに自分の感情を表現するウクが、なんとも素敵です。一方、これまでウクに対する特別な感情をひた隠しにしてきたムドク。しかし今話のラストでは、自分が送った下人募集のチラシが恋文であることを認めるムドクの姿が登場しました。ムドクの中でも、ウクの存在が日に日に大きくなっていることがわかります。
選抜大会に合格し、見事松林の下人となったムドク。今後もウクとのケミが見られると思うと、嬉しい限りですね。そして、そんなムドクにナクスの影を重ねるユル・・これまで一度も規則に反したことがなかったユルでしたが、ムドクがナクスの還魂人であることを内緒にする辺り、やはりこれまた別の感情があるのでは?と思ってしまいます。ユルはこのまま、自分がムドクの正体を知っていることを隠し通すつもりなのでしょうか。
そんななか、ムドクの存在を注視するようになったパク・ジン。ムドクの正体がバレるのも時間の問題かもしれません。。ムドクがナクスであることがバレてしまえば、事態はより深刻に。気の抜けない展開が続きます。。