韓国ドラマ時代劇 あら感

還魂(かんこん) 13話・14話 あらすじと感想

還魂





還魂 (かんこん) 환혼 2022年放送 tvN 土日 全20話

neroさん

第13話視聴率6.290%

第13話あらすじ

還魂術によってムドク(チョン・ソミン)の身体に入り込んだナクスを心配するソ・ユル(ファン・ミニョン / NU’EST)は、セジュク院に運ばれた還魂人を見て、パク・ジン(ユ・ジュンサン)に石化した人間を救う方法はあるのかと尋ねます。しかし、一度暴走してしまえば、元には戻せないとジン。さらにユルが氷の石について口にすると、それは人間が手にしてはならない力だとジンは言います。

その頃、石化した内官の気を吸い取ったムドクは、自分もまた暴走してしまうのではと不安に。そんなムドクを抱きしめ、「大丈夫だ」と声をかけるチャン・ウク(イ・ジェウク)。そんななか、2人がいる数星(スソン)台の天井が開くと、そこへ雷が!落雷を受けて数星台が破壊されると、またしても一時的に目が見えなくなってしまうムドク。

目の見えないムドクを連れてこのまま天附官を抜け出すことは不可能だと考えたウクは、「助けを呼ぶしかない」と言います。ウクが呼び出したのは、なんと世子でした。しばらくしてチン・ムがふたたび部屋に戻ってくると、じき世子が内官の遺体に仕込んだ陰陽玉に導かれてこちらへやってくるとウク。こうして時間を稼いだウクは、駆けつけた世子に先ほど見たすべてを明かします。

しかし、証拠がないことをいいことに、すべてウクの嘘だと主張するチン・ム。どちらの言い分を信じるべきか悩んだ世子は、還魂人であることが疑われるキム内官の安否を確認しようと言います。するとそこへ、内官を連れた王妃が…。

チン・ムが氷の石を使って内官を生き返らせたと考えたウクは、王室に氷の石があることを確信。ひとまず今回の件は自分の勘違いだったとし、駆けつけたジンと共に天附官を後にするウク。その後、改めて事情を説明しようとするも、ジンは最初からチン・ムを疑っていたと明かします。

そんなジンに氷の石の存在を伝えるウク。しかし、ジンは還魂人も氷の石もこの世に存在してはいけないと話し、見つけ次第それを消し去ると言います。これを受けて、何としてもジンよりも先に氷の石を手に入れようと考えるウク。

ジンに謹慎を言い渡されたウクは、ムドクを連れてキム・ドジュ(オ・ナラ)が待つ家へ。するとそこには、ドジュに密かに想いを寄せるイ先生(イム・チョルス)が。松林に戻れば最後の決闘が待っていると知ったイ先生は、謹慎中に一緒に釣りでもしないかと誘います。イ先生が言う釣りがただの釣りではなく、修練の1つだと知ったムドクは、快くウクを送り出すことに。

一方、王室に還魂人が潜んでいると考えたジンは、鎮妖院の力を借りようと院長のチン・ホギョン(パク・ウネ)を訪ねます。しかし、失踪した長女を見つけ出すと約束したチン・ムの肩を持ち、ジンの頼みを断るホギョン。その頃、チン・ムは着々と、偽物のブヨンをホギョンのもとへ連れて行く準備を進めていました。

連日のようにイ先生と修練に出掛けるウクに、差し入れを持って行こうとするムドク。そんなムドクに、ドジュは法事の準備を手伝ってくれといいます。ドジュが用意したのは、ナクスの父チョ・チュンとその娘の供養でした。父と自分の名前が書かれた祭壇を見て、人知れず涙を流すムドク。

翌朝、謹慎が解かれ松林へ復帰したウクは、さっそく最後の決闘に挑みます。すると決闘が始まる前、世子は最後の決闘で勝った者には、褒美としてムドクを差し出すと宣言。これには動揺を隠せないウク。さらに対戦相手としてウクの前に現れたのは、他でもないユルでした。

第13話感想

なんと最後の決戦相手はユル!!

これは驚きの展開となりました。決闘の前日、謹慎が終わったことを告げにウクの家へ向かったユル。そこでユルは、祭壇の前で涙を流すムドクを見つめるユルの姿を見ていました。さらに、じき治水(チス / 術士のレベルを表す言葉)に達するというユルは、故郷のあるソホ城へ戻ると告げ、その際に一緒に連れていきたい人がいると話していました。それがムドクであることを知るウク。

本当に2人は、このままムドクを賭けて決闘を繰り広げることになるのでしょうか。イ先生との修練を終えて家に戻ったウクの態度から、ウクもまた、治水に到達したように見えました。とはいえ、これまでの経験値を考えると、ユルの方が実力は上な気が…。どちらが勝っても、何かしらのわだかまりが残りそうですね。

一方、ソイという少女を着々とブヨンに仕立て上げていくチン・ム。ブヨンの父ウタクの証言をもとに、耳の後ろに赤いホクロを書き足し、さらに左腕に傷痕を刻み込みます。そして、それらはすべてムドクの身体にも・・

やはりナクスが還魂術を行ったムドクは、ブヨン本人で間違いなさそうです。いくら本人に似せても、鎮妖院の扉を開けることができなければすぐに偽物だとバレてしまいそうですが、、チン・ムのことだから、何か別の考えがあるのでしょうか。

10話を過ぎたあたりからちょっとスピードダウンした感が否めません。続編の関係もあって進度を調整しているのかもしれませんが、もう少し早い展開を期待したいです。

第14話視聴率7.600%

第14話あらすじ

イ先生と一緒に湖で修練を積んだウクは、ついに金の魚を釣り上げることに成功します。家に戻ったムドクは、ウクに治水の段階に達したことを報告。一方、ムドクが最初からウクに実戦を経験させるために決闘を申し込んだと知った世子は、憤りを隠せません。ムドクを呼び出し、今度は陰陽玉の代わりにムドクを賭けると話す世子。さらにムドクがウクへ絶対的な信頼を寄せることに嫉妬した世子は、陰陽玉を池に放り投げてしまいます。

ウクがムドクの為に氷の石を手に入れようとしていると考えたユルは、2人が一緒にいては危険だと思います。そんななか、世子からなんとしてもウクを負かせと言われ、決闘を承諾するユル。てっきり別の術士が相手だと思っていたウクは、目の前に現れたユルを見て驚きを隠せません。

予定通り戦いの火ぶたが切られると、これまで9回の決闘で相手から学んだ術を次々と披露するウク。精進閣内でトップの実力を誇るユルと互角にやり合うウクを見て、ムドクは満足げに微笑みます。そして自ら水を生み出すと、それを使って弾水法をくり出すウク!一進一退の戦いが繰り広げられるも、やはり実力の差によって、ウクは惜しくもユルに負けてしまいます。

試合後、驚くべきスピードで治水の段階に達したウクを囲む術士たち。ムドクのもとへ向かったユルは、自分の下人になったからといって、何も変わることはないと言ってムドクを安心させます。その後、1つだけ頼みがあるとユル。じき故郷へ戻る予定だと明かしたユルは、一緒に連れていきたい人がいるとし、ムドクに協力して欲しいと言います。それが自分だとはつゆ知らず、快く応じるムドク。

ユルとの戦いで負傷したウクは、セジュク院で治療を受けることに。その頃、世子が放り投げた陰陽玉を探すムドク。そんななか、ダングの助けを借りてセジュク院を後にしたウクは、ユルと楽しそうに話すムドクを見てショックを隠せません。

じき誕生日を迎える娘のチョヨン(アリン / OH MY GIRL)へ、美しい髪飾りを送るチン・ウタク(チュ・ソクテ)。髪の毛をとかすふりをして、ウタクはチョヨンの首筋に針のようなものを刺します。すると、傷口から出てきたのは赤い糸のような物体。それをつかみ取ると、ウタクは不気味な笑みを浮かべます。

一方、やっとのことで世子が池に捨てた陰陽玉を見つけたムドクは、それを持ってウクのもとへ。しかし、ウクがホ家の孫娘ユノク(ホン・ソヒ)と一緒にいるのを見て、思わず落ち込むムドク。そんなムドクに、自分がイ先生の弟子になった訳ではないと証明する為、ウクはムドクをぎゅっと抱きしめます。そして、ムドクにキスをするウク!去り際、ムドクは先ほど見つけた陰陽玉を見せ、ウクを安心させるのでした。

その後、ジンに呼び出されたムドクは、そこにサリ村から自分を連れて来た仲介人の男がいるのを見てハッとします。男からすべて聞いたと話すジンに、思わず動揺するムドク。しかし、男はムドクが目の見えないふりをして逃走を図ったと明かし、もともと目が見えなかったことをジンには伏せていました。男を見送った後、その足でチソル楼へ向かうムドク。

仲介人から言われたソイという少女が気に掛かったムドクは、教えてもらった宿へ足を運びます。しかし、そこにあったのは首から血を流して倒れる仲介人の姿。さらにその場に現れたジンがムドクを見て、「お前が殺したのか」と剣を向けます。

第14話感想

ついにその正体が疑われることとなったムドク・・

さらに殺人の濡れ衣まで着せられ、ムドクは窮地に立たされてしまいます。実は仲介人がムドクの目がもともとは見えなかったということを伏せたのは、ウクのおかげでした。ムドクの正体がバレるのを心配したウクは、事前にチソル楼の女主人に金を渡し、口止めを頼んでいたのです。どこまでもムドクを守ろうとするウクの姿に、胸キュンでした。

一方、ムドクと別れた後、王に呼ばれたイ先生と共に宮廷へ向かったウク。するとイ先生は、あろうことか自分が還魂人であることを王の前で告白!イ先生が還魂人だという事実にも驚きましたが、まさか王の前でそれを暴露するとは。イ先生の狙いとは一体・・

王が自分を呼び出した理由が王室に潜む還魂人を探し出すことだと知るイ先生は、望み通り還魂人を見つけ出して見せると言います。そんなイ先生の言葉に、最初からムドクの正体に気付いていたと知るウク。

今話はなかなか進展が多く、非常に面白かったです。ウタクがチョヨンの首筋から抜き出した、赤い糸?のような物も気になりますね。もしかすると、本当にソイが鎮妖院の扉を開ける力を手にしてしまうかもしれません。

そして、突然のウクとムドクのキス!キスにもビックリしましたが、その後の2人が何事もなかったかのようにごくごく自然だったのにも驚きました。もうお互いの気持ちを隠さないことにしたのでしょうか。

前回までのゆったりとした雰囲気から一転、今話は色々と話が急展開を見せ、次回にも期待が持てそうです。続編となるシーズン2ではヒロインがチョン・ソミンからナクス役のコ・ユンジョンに変更となるとも言われていて、これまた詳細が気になります。まずはシーズン1でどれだけストーリーが進展するのか、楽しみです。


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