還魂 (かんこん) 환혼 2022年放送 tvN 土日 全20話
neroさん |
第11話視聴率4.989%
第11話あらすじ
「俺も会いたかった」と伝え、ムドク(チョン・ソミン)から受け取った選抜試験の貼り紙を差し出すチャン・ウク(イ・ジェウク)。するとムドクは、ウクへの想いがバレないようにとそれを燃やしてしまいます。そんなムドクに、目には見えない心書を読む術を学んだと明かすウク。「目に見えないものを見ようとするときはこうして、集中して見つめる必要がある。そして相手の名前を呼ぶんだ、ムドク」その瞬間、改めてウクへの想いに気付かされるムドク。
なんとかウクへの感情を隠そうと考えたムドクは、それが愛おしさではなく、毒薬のせいだと話します。つまりウクがムドクに会いたがっていたのは、毒の中毒症状に過ぎないとムドク。毒に冒されただけだというムドクの言葉に、ウクはショックを隠せません。
その頃、ムドクの荷物を預かったパク・ダング(ユ・インス)は、その中に見覚えのある笛を発見し、首を傾げます。その笛はソ・ユル(ミニョン / NU’EST)が大事にしていたもので、確かにタニャン谷へ置いてきたはず…。なぜユルの笛をムドクが持っているのかと不審に思うダング。
ダングから木笛の件を聞いたユルは、自分があげたと嘘をつきます。その後、橋の上でムドクを待つユル。しばらくしてムドクが現れると、ユルはふたたび笛をムドクに渡します。一方、ダングからユルがムドクに笛をあげたと聞いたウクは、気が気ではありません。さらに2人が街で一緒にいるところを見たと聞き、思わず言葉を失うウク。ムドクが想いを寄せているのが自分ではなくユルだと考えたウクは、穴があったら入りたいと布団にくるまります。
翌朝、松林での本格的な訓練初日にも関わらず、まったく部屋から出ようとしないウク。しまいには、家に帰ると言って松林を出て行く始末。ウクにつづいて松林を出ようとするムドクでしたが、選抜試験を経て松林の下人となったムドクは、許可なしに松林を出ることはできないと言われてしまいます。
ソ・ギョン先生が書いた心書を持ってチン家を訪ねたパク・ジン(ユ・ジュンサン)は、先客の正体が他でもない天附官のチン・ム(チョ・ジェユン)だと知り、不審に思います。今もなお、生死のわからない長女ブヨンの帰還を信じてやまないチン・ホギョン(パク・ウネ)。そんなホギョンの切実な想いを利用しようと考えたチン・ムは、盲目の少女たちを集め、ブヨンの肖像画と一番よく似た少女を選出します。チン・ムが目をつけたのは、ムドクを追ってサリ村からやってきたソイ(ソ・ヘウォン)でした。
まったくやる気のないウクにしびれを切らしたムドクは、世子コ・ウォン(シン・スンホ)に賭けを申し出ます。松林の術士と対決し、一度でもウクが勝つことができればウクの勝ち。すべての勝負に負ければ、ムドクが持つ青い卵の飾りを世子に差し出すというのです。何も知らずに松林へ戻ってきたウクは、突然の決闘に驚く暇もなく、アッサリと負けてしまいます。よりによって自分があげた青い石を賭けに使ったと知り、憤りを隠せないウク。
そんななか、ダングから天附官のチン・ムが行方不明のブヨンを探しているようだと聞いたパク・ジンは、イ・チョル(イム・チョルス)のもとへ。もしチン・ムが鎮妖院までもを手に入れれば、松林の力を持っても対抗できないだろうとパク・ジン。
その頃、チン・ムは氷の石を使って、またしても還魂術を行っていました。その一部始終を見守る顔を覆った人々。その中には、チン・ムがブヨンの替え玉に選んだソイの姿も。するとチン・ムは、ブヨンになりすまして母ホギョンの心を掴み、ここに連れて来いと命じます。
第11話感想
せっかく想いが通じ合ったかと思いきや、またしてもすれ違う2人・・
前回、「会いたかった」とムドクに想いを伝えたウク。しかし、同じく自分の中に生まれた恋心を必死に隠そうとするムドク。結局、ムドクの心ない一言によって、ウクはムドクが自分ではなくユルに想いを寄せていると勘違いしてしまいます。それにしても、ストレートに告白したウクに対して、毒薬だなんて…。いくら自分の気持ちを隠す為だとしても、ウクにとってはショックですよね。
ここに来て、急にスピードダウンしてしまった感が否めません。なぜ2人の恋愛模様をこんなにもじらすのか。。もう既に答えは出ているというのに、ちょっとじれったい展開が続きます。
一方、ムドクの中にいるナクスへ、想いを募らせるユル・・これまた、ユルの一方通行な感情が切ないです。今のところ、ムドクがナクスであることを知っているのはウクとユル、そしてイ先生の3人だけ。もっとムドクが還魂人であることがバレるかどうかとヒヤヒヤさせられるかと思いましたが、序盤以外はそんなこともなく、平和です。
ムドクの無茶ぶりによって松林の術士らと対決することになったウクですが、弾水法を身に着けたとは言え、ロクな修練をつんでこなかったウクにとって、彼らに勝つのはそう簡単なことではなく…。果たしてウクは見事勝利を勝ち取って、ムドクの石を取り返すことができるのでしょうか。
第12話視聴率7.091%
第12話あらすじ
還魂術によって年老いた客主の身体に入ってしまった男性。逃げ出した客主を追ったチン・ムは、還魂人であることがバレないよう、刺客を送り込んで男性を処理します。
松林では、相変わらず苦戦を強いられるウク。残る勝負は2回、対決の様子を見守ったユルは、勝負には負けたものの確実にウクの実力が上がってきていると言います。一方、ウクを心配してウクの部屋に向かったムドク。しかし、そこにいたのは差し入れを持ってウクを待つ、ホ・ユノク(ホン・ソヒ)でした。
ユノクがキム・ドジュが言っていた女性だと気付いたムドクは、どこか浮かない表情。その後、訓練館で水気を作り出すことに成功したウクが部屋に戻ろうとすると、思わずそれを引き留めるムドク。
その頃、ムドクから預かった青い石を見て、それが本来赤と青の対であるというチン・ムの言葉を思い出す世子。いっそのこと壊してしまおうかと水気を込めた瞬間、石が突然光を放ちます。同じく石が光るのを目にしたウクは、その光が射す方へ歩き出します。石の力によって引き寄せられた2人。しかし、その相手が世子だと知ったウクは、不快感をあらわにします。
そんななか、亡くなったカン客主の葬儀が行われ、葬儀場へ向かったパク・ジンとホ・ヨム(イ・ドギョン)。もし刺客に襲われたのが事実であれば、松林で詳しく調査する必要があるとジン。しかし、客主は流行り病で亡くなったことになっており、今夜にでも遺体は焼却する予定だと言われます。
どう考えても客主の死がおかしいと考えたジンは、イ先生のもとへ。実はこれまで、還魂術によって生まれたもう一方の肉体を処理する為、刺客を送り込んでいたチン・ム。それが他でもない、ナクスだったのです。ナクスが殺した相手がもしかすると還魂人だったかもしれないと気付いたジンは、ナクスもまたチン・ムに利用されていただけだと知ることに。
そんな2人の会話を偶然聞いたウクは、ムドクを優しく抱きしめます。一方、カン客主の火葬に立ち会うことにしたジン。ジンから前もって指示を受けていたユルは、客主の遺体にこっそり近づき、その身体に水気を送ります。火葬された遺体を確認したジンは、それが暴走し石化した還魂人であると断言。逃げ出した男を生け捕りにしようとするユルでしたが、チン・ムの手下によって阻まれてしまいます。その後、男の身体をセジュク院へ運び、ホ・ヨムに託すジン。
実際に還魂人の最期をこの目で見たユルは、同じく還魂人であることを隠して生きるムドクを心配します。一度暴走すれば還魂人であることを隠すことはできないとし、暴走した還魂人から人々を守ることが自分の役目だとユル。これに対し、ウクは「化物をちゃんと守っていれば、世の中は黙って動いていく」と語ります。
そんななか、キム・ドジュからお使いを頼まれたムドク。ムドクが差し入れを持って天附官へ行くと聞き、ウクも一緒について行くことに。その頃、天附官の地下室では、氷の石を要求する内官をチン・ムが処理しようとしていました。かつてナクスの父が働いていた天附官の中へ入った2人。そこへ、暴走して石化が始まった還魂人が現れます。つづいて部屋に入ってきたのは、他でもないチン・ム。
チン・ムが王室にまで還魂人を送り込んでいたと知ったウクとムドクは、すぐにその場を去ろうとしますが、よりによってチン・ムに見つかってしまいます。結界の中にウクを閉じ込め、ムドクを還魂人へ差し出すチン・ム。なんとか結界を破ってウクが外に出ると、反対に還魂人の水気を吸い取るムドクの姿が…。
第12話感想
暴走した還魂人から逆に気を吸い取ってしまったムドク!
これは一体・・無意識の内に相手の気を吸い取ったムドクは、ハッと正気に戻り、自分もいずれ暴走してしまうのかと不安になります。恐怖に怯えるムドクを抱きしめるウク。ユルとの会話でもあったように、ウクは最後までムドクを守ろうと決心したようです。還魂人であるムドクがどんな運命を辿るのか不安ではありますが、その傍にいつもウクがいると思うと、心強い限りです。
そして今話、新たに明らかになった衝撃の事実。なんと王妃もまた、還魂人だったのです!民を守るべき王妃がなぜチン・ムに力を貸すのかと不思議でしたが、まさか王妃までもが還魂人だったとは。。こうなると一体誰が還魂人なのか、ますますわからなくなってきました。
前回のじれったい展開から一転、第12話ではまたしても目まぐるしい展開が続きました。なんとか還魂人の攻撃を避けたウクとムドク。しかし、2人は無事に天附官から脱出することができるのか、気の抜けない状況がつづきます。自分の秘密を知られてしまった以上、チン・ムが2人を放っておくとは思えません。
さらに次々とムドクの身に起きる異変の数々・・やはりこれは、ムドクがチン家の長女ブヨンであることが関係しているのでしょうか。
そんななか、着々と偽のブヨンを使って、チン家を我が物にする計画を進めていくチン・ム。ブヨンの父までもがチン・ム側の人間だとわかり、これはもう、ソイがブヨンに成りすまして帰還を果たすのも時間の問題でしょう。次回も楽しみです。
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