袖先赤いクットン (そでさきあかいくっとん) 옷소매 붉은 끝동 Red Sleeve 2021年放送 MBC水木 全16話
第15話視聴率14.3%
daisySSさん |
第15話あらすじ
ソン・ドクイム(イ・セヨン)にキスしたイサン(イ・ジュノ)は、翌朝、ドクイムに王宮から出ることを命じ。翌朝、王宮を去ったドクイムの部屋を訪れると、先王からプレゼントされた祖母暎嬪(ヨンビン)李氏の本だけが残されている。本の間に、破られた禁書のページを発見したイサンは疑問に思います。
1年後、チョンヨン郡主の屋敷に住みながら平凡な生活を送るドクイムは、偶然、ホン・ドクロ(カンフン)と街で再会します。狩りに出かけたイサンは雨のため、チョンヨン郡主宅で一夜を過ごしていくことになり、屋敷内でドクイムとすれ違う。
「二度と姿を見せるなといったはずだが・・・」と怒りのこもった発言をするイサン。その後、ドクイムの言葉を耳にすると、彼女を皮肉ります。「王の女になった後、後宮になれない宮女がどのようなみじめな人生を送ることになるのか、お前が最も恐れていることではないのか」と質問すると、ドクイムに近づく。。。しかし、何も起こることなくその夜、イサンは王宮に戻り、ドクイムは涙を流します。
王宮からの命令で宮女として復帰することになったドクイムは、ホン・ドクロと挨拶を交わし、ドクロの最後の言葉が気になるものの、王宮に戻ります。ドクイムを王宮に呼び戻したのはイサンの母である惠慶宮。イサンが新しい後宮として和嬪ユン氏を迎えることになり、そのお世話係をすることになったドクイム。ドクイムを忘れるため、新たに迎え入れた和嬪ユン氏に誠意を尽くすと決心するイサンは、宮女たちの中にいるドクイムを発見すると、驚く。
和嬪ユン氏の命令で向かった先、イサンは入浴の準備中で、ドクイムを見たイサンは、彼女が王宮に戻り、後宮の宮女として働くことを皮肉る。「一生死ぬまで王以外の男が許されない王宮の中で、好きでもない王の側で一生を過ごすことが、もしかするとお前にとって最適な罰にとなるだろう」とのイサンの言葉に、ドクイムの表情は暗く。
一方、和嬪ユン氏はドクイムを警戒し、嫉妬のあまりドクイムをいじめ始めます。ホン・ドクロは亡くなった妹のあとを追い、自ら命を絶ち、、、イサンに手紙を残します。そこには、幼い頃、禁書の一ページを破ってイサンを危機から助けたのが自分ではなかったことを明かし、幼い宮女がいたことを伝える内容。
ホン・ドクロの手紙を読んだイサンは、その時の宮女がドクイムだったのかを確認するために、和嬪ユン氏のもとに向かいます。突然の王の登場とドクイムの行方を尋ねる王に、嘘を告げる和嬪ユン氏。近くで洗濯をする音が聞こえてくると、その先に向かったイサンは、ドクイムの手があかぎれした手を見ると、怒りを爆発させます。
その後、母を訪ねたイサンは、なぜドクイムを再び王宮に呼び戻したのかを尋ねる。「あの子があなたを幸せにできるから。サン、幸せになりなさい」と語る母の言葉に何も答えられないイサン。ホン・ドクロが亡くなったことを知ったドクイムは、一人彼の死を悲しみ、涙を流します。
ドクイムを発見したイサンは、ドクイムが泣いている理由を聞くと、幼い頃自分を助けた宮女がドクイムだったのかを尋ね、、、「過ぎたことです」と返事するドクイムに、自分を見守り何度も助けたことへの感謝の言葉を伝えます。
もう後には戻れないのか、、、と語るとドクイムが自分の愛を再び拒否すると思った王は、それ以上の言葉を発することなく、その場を去ろうとする。その時、ドクイムがイサンの服の袖にそっと手を置くと、、、ドクイムを強く抱きしめるイサン。
第15話感想
イサンは自分の気持ちに応じてくれないドクイムを王宮から出し、、、今話では1年後再会するストーリー!
傷ついたイサンの毒舌にドクイムが涙を流すシーンでは、切ない気持に、、、それでもすれ違う度にドクイムを意識するイサンの表情にドキドキ!様々な感情が混じり合う素敵な一話でした。ドクイムが王宮から出た後、妹の屋敷で生活ができるよう配慮したイサン。
これまでツンデレぶりを見せていたイサンが、第15話では冷たい王様のキャラクターで登場し、エンディングではいつものように優しく一途にドクイムを想うイサンに戻った感じ!これまで各話、本当に楽しく視聴しましたが、今話はこれまでで最もテンションの上がる展開でした。
ドクイムへの気持ちを諦めたイサン、、、その時、彼の服の裾にそっと手を置いた時は、これで二人のロマンスは幸せなエンディングを迎えることになると、ホッとさせられました。
ホン・ドクロがどのような最後を迎えるのかが気になりましたが、自分の嘘を正し、イサンとドクイムをつなげるキューピー役を果たすことになりました。視聴率の高さから第1話延長されることになり、果たしてイサンとドクイムがどのようなエンディングを迎えることになるのか、期待が高まります!!
第16話視聴率17.0%
daisySSさん |
第16話あらすじ
イサン(イ・ジュノ)は「会いたかった」とソン・ドクイム(イ・セヨン)に気持ちを伝え、寄り添うドクイム。その頃、和嬪ユン氏は大妃キム氏を訪れると、ドクイムが男と会っていると伝え、彼女を罰するようお願いします。
翌日、イサンと話し合う大妃キム氏は、島流しされている兄の病状が悪化したことを伝え、イサンに取り引きを持ち出します。しかし、政治的な理由で大妃キム氏の願いを受け入れることができないイサン。大妃キム氏は、和嬪ユン氏と手を組むことを決めると、イサンに夜、和嬪ユン氏を訪ねるようアドバイスします。ドクイムが関係していると気づいたイサンはその夜、和嬪ユン氏のもとを訪ねる。
ドクイムが男と会っていると話すと、処罰を求める和嬪ユン氏の言葉に、イサンは驚きながらもドクイムを信じていると語り、、、ドクイムが会っていた男は彼女の兄で、武士として合格し王宮に出入りすることになったばかり、兄であることを明かすと兄が思悼世子(サドセジャ)と共に反乱を起こそうとした護衛武士の息子であることが明るみになることから、正直に話せないドクイム。
その時、イサンの母、惠慶宮が登場し二人が兄弟であることを伝えます。兄だと知った後も和嬪ユン氏は、引き下がることなく思悼世子が罪人だったと語り。父を侮辱する発言にイサンが怒りを見せます。イサンを怒らせたことに、和嬪ユン氏はそれ以上主張することができない。
イサンはソ尚宮に、その夜、ドクイムを寝室に通す準備をするよう命じます。準備を終えたドクイムはイサンに「以前お話された、私への罰ですか。」と尋ね。イサンはいつも友人たちや兄を優先させるドクイムにガッカリした気持ち、、、そして彼女を愛している気持ちを伝えます。ドクイムは、「王様にとっては一夜限りでしょうが、私はすべてを失います」と語ると、迷う様子。イサンはドクイムが拒むなら、ドクイムを一生忘れると語ると、、、「この手を放すべきなのか・・・」と語る。
返事のないドクイムに諦めた様子のイサン。その時、ドクイムがイサンの手を握り、二人はキス。一夜をすごすことになる。しかし、それから10日間、イサンはドクイムのところに姿を現すことなく、不安になるドクイム。彼女に考える時間を与えたかったと伝え、何事もなかったかのように現れたイサン。不安そうに自分を見つめるドクイムを安心させるよう、イサンは彼女を強く抱きしめます。
イサンを待つだけの日々が続きドクイムは、それでもイサンと過ごす時間が幸せ。ドクイムが妊娠したことを知ると笑顔が消えないイサン。急いでドクイムの元に向かっていた王は、何かに気づくとドクイムではなく、数年間不妊が続く王妃のもとに向かいます。
ソ尚宮からそのことを知らされたドクイムは、王の女として生きていくという現実を受け入れ、、、朝方、ドクイムが気になったイサンは彼女のもとを訪れると寝顔を見つめる。
ドクイムは「宜嬪ソン氏」と称され、イサンと幸せな時間を過ごす。
第16話感想
和嬪ユン氏のドクイムへの強い嫉妬の結果、危機を迎えることになったドクイム。男と内通していたとの罪を掛けられるも、相手が兄だと明かすことができず、、、否定することができないドクイム。彼女と兄の関係を証明したのはイサンの母、恵慶宮でした。
ドクイムが宮女のままだと彼女を守ることができないと、決意を固めたイサン、、、しかし、望まないドクイムを無理やり手に入れることはなく、最後まで彼女の意思を尊重しようとします。ドクイムは一夜きりの王の女となることを恐れ、最後まで王への自分の気持ちを伝えることなく。正直、王への自分の気持ちを隠し続けるドクイムの考えが理解できないところもありましたが、一人の男性と一人の女性として結婚生活を続けたいと願う気持ちを持つのは当たり前だと思いました。
結局、今話二人は結ばれ、王に最も愛される女性として王宮で生きていくことになりますが、自由だった宮女とは違い、王宮から外出することも自由に動くことも許されない環境でドクイムがどんな気持ちでイサンが訪れるのを待ち続けたのか、切なさも伝わりました。
少しの時間を見つけてはドクイムと過ごすことを大切にするイサン、、、夢を見て目が覚めてドクイムが側にいることをホッとするイサンの姿が登場するエピソードでは、彼のドクイムへの気持ちが伝わりました。
ドクイムはイサンから愛され、妊娠、、、宜嬪ソン氏と称されました。
第16話は、ドクイムの視点からストーリーが展開され、このままドラマのエンディングを迎えてもおかしくない一話でした。しかし、1話延長となったので、イサンとドクイムのストーリーのエンディングは次の話で続きます。
第17話視聴率17.4%
daisySSさん |
第17話(最終回)あらすじ
イサンとドクイムの長男で世子の文孝世子は、麻疹にかかり亡くなる。妊娠中で麻疹にかかったことのないドクイムは、息子の最期を見守ることができず悲しみのあまり体調を崩し、、、食事がとれない状況。イサンは悲しむドクイムに王族としての立場を伝えると、お腹にいる子供のためにもドクイムに強くなって息子の死を乗り越えて欲しいと願う。
息子を失った悲しみに暮れていたドクイムは、友人のヨンヒが姿を見せないことに疑問を抱きます。王宮で勤務する武士と恋に落ち、内通した罪で逮捕されていることをしると、強いショックを受けます。法や規則に従うべきだと語るイサンに、ヨンヒを許して欲しいと切り出すことができず、ヨンヒは死刑となります。
元気を取り戻したドクイムは、自分だけが息子を亡くしたのではないと、王として生きる重みから親として息子を失った悲しみを表現できないイサンの気持ちに気づくと、イサンを慰めます。
体調を壊しているイサンの元を訪れたドクイムに、以前のように詩を読んで欲しいとお願いするイサン。ドクイムが彼のために本を読み、イサンは「大切な人々が亡くなっていく。。。でも、僕たちが一緒にいれば乗り越えられる」と語る言葉に、「王様は強いお方です。大丈夫です」と優しくなぐさめるドクイムの言葉に、彼女の顔を愛おしそうに触れるイサン。
ドクイムに熱があることに気づいた瞬間、ドクイムは気を失い、、、そのまま数日間、目を覚ますことなく、付き添って彼女を看病していたイサン。イサンが便殿でいる間、目を覚ましたドクイムは、ソ尚宮に友人のキム・ボクヨンとソン・ヨンヒに会いたいと、二人を呼んで欲しいと頼みます。しかし、ソ尚宮は王にドクイムの意識が戻ったことを伝え、駆け付ける。
目を覚ましたドクイムの口から自分ではなく、友人たちに会いたいとの言葉を聞かされると、寂しそうな表情を見せるイサン。イサンは「ドクイムを宮女のままにしていたらと、、、」と語り始め、自分を愛したのかを聞くドクイムの言葉に、愛したと答えるイサン。
これまで聞かされることのなかったイサンへのドクイムの気持ちを尋ねるイサンに、ドクイムは最後まで「愛していた」との言葉を残すことなく、そのまま息を引き取ります。ドクイムが亡くなった後、二度とドクイムのことを思い出さないと心に決めたイサンは。
王としての任務を果たすため、世継ぎのために新たに後宮を迎え入れたイサンは、その後、より良い世の中をつくるため懸命に務め、太平聖代(混乱のない平和な時代)を迎えることになります。中年の年になったイサンは、心の中に封印してあったドクイムへの自分の想いに気づき、提調尙宮となったヨンヒから、ドクイムの遺品を受け取ります。
ドクイムの遺品が入った箱の中を確認したイサンは、ドクイムが自分を愛したことを知り、、、彼女との思い出を振りかえると涙を見せます。
時間が過ぎ、持病が悪化したイサンは目を閉じるとドクイムを思い浮かべ、そのまま夢に落ちる。夢はイサンがドクイムと最も幸せに過ごした時、、、便殿に戻るよう話すドクイムの言葉にイサンは自分が夢の中にいると気づきます。ドクイムを亡くした時の悲しみがよみがえり、、、夢の中のイサンは便殿に向かう代わりに、ドクイムに近づくと彼女を強く抱きしめます。お互いに温かい笑顔を見せるイサンとドクイム。
第17話(最終回)感想
涙のエンディングでした!
最終話の視聴率は17.4%!!
幸せなエンディングを迎えると思っていましたが、最終話ではドクイムの死が描かれ、その後、太平聖代(混乱のない平和な時代)を築くために、王として働き続けたイサン、、、最後、夢に落ちったイサンは、ドクイムとの愛を選び、、、死を迎えたということでしょうね。
第17話はイサンの視点から描かれた一話。世子を麻疹で亡くし、その後、ドクイムまで亡くす。イ・ジュノが演じるイサンは、個人的にすごく好きでした。夢の中にいると気づいたイサンが選んだのは一生かけて愛した初恋の相手ドクイムだったという、涙ありの感動ラブストーリー。王に一方的に愛されて断ることができなかった宮女、、、とうネガティブな感想もありますが、個人的にはドクイムとイサンはお互いを愛したと思います。
悲しいエンディングを迎えましたが、最後に登場するドクイムとイサンの会話、、、に心が癒されました。実在した宜嬪ソン氏に関しては、王となったイサンが直接残した文献があるようです。朝鮮時代の歴史を振り返ると、王が自ら後宮に関する文章を残したことがなかったという点から、やはりイサンにとってドクイムは特別な存在だったようですね。
実在した王様を主人公に描いたドラマで、歴史的な背景にフィクションが加わった内容でしたが、非常に面白く視聴することができました。
赤い袖先 全話あらすじと感想 キャスト・相関図 視聴率 |
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