私の国 나의나라 【韓国放送期間】2019年10月4日~
第15話視聴率3.900%
quetalsurinoさんより |
第15話あらすじ
ナム・ソノ(ウ・ドファン)の突然の攻撃を受けたソ・フィ(ヤン・セジョン)。。。自分の力で世界を変えられないことに気づくと、これまで自分を利用した王を殺害し、イ・バンウォン(チャンヒョク)の命まで奪う計画を伝えると、これ以上関わらないよう忠告。
狩りがある日、出かける準備をするイ・バンウォンは、再び兄弟同士で争い命を落とすことに気持ちが晴れない。その頃、ナム・ソノは怪我をして戻れないソ・フィのアジトを訪れ、イ・バンウォンをサポートする軍を攻撃します。その過程でパク・ムンボクが大きな怪我を負います。
移動中イ・バンウォンは兄イ・バンガンと鉢合わせになると、二人の間に緊張が走ります。イ・バンウォンを恐れる兄弟たち、イ・バンガンはイ・バンウォンを世子として認めることができず始まったイ・バンガンの乱。。。命を懸けた兄弟の戦いが始まります。ナム・ソノが姿を現すと、勝利を確信するイ・バンガンでしたが、ソノの目標はイ・バンウォンだけでなく、イ・バンガンまで消す計画。
過去、ナム・ジョンが殺された後ソノを殺さなかった理由を語るイ・バンウォンに怒りを抑えきれないソノ。攻撃を始めますが、イ・バンウォンも簡単に倒れる相手でもなく、フィが連れた軍が現れると状勢が変わります。傷ついたソノは急いでその場を離れ、、、彼を追うソ・フィ。フィがソノとパク・ソンロクを負った理由は、安全な場所に避難させるためでした。
イ・バンガンの乱は失敗に終わり、兄が起こした乱の背後に父イ・ソンゲがいたことを認めさせます。イ・バンガンの乱が失敗したことで、イ・ソンゲはイ・バンウォンを世子として認めざる負えない状況。ついに望み通りに世継ぎとなったイ・バンウォン。イ・ソンゲは汚名を掛けられ処刑されたソ・ゴムに関して再調査することを命じ、対立。
一方、ソ・フィから伝えられた場所に身を隠したソノ。ソノを夜通しで看病したソ・フィは、妹ソ・ヨンの刺繡をソノに渡すと、これまでソノが感じてきた痛みを理解できなかったことを謝り、親友としての配慮が欠けていたことを後悔。ソ・フィの言葉にソノは涙を流します。
ソ・フィは父ソ・ゴムの死に疑問を抱き、ソノと共に父が何故死刑になったかを調べ始めます。イ・ソンゲからイ・バンウォンの武術の師匠がソ・ゴムだと教えられると、これまで父に関して語ることのなかったイ・バンウォンを疑い始めるフィ。
新たな国をつくろうとするイ・ソンゲとは違い、最後まで高麗を守ろうとしたソ・ゴムを殺したのはイ・バンウォンでした。父を殺した人物がイ・バンウォンだと知ったフィは衝撃を受け。。。フィよりも先に、ソ・ゴムの死の真相を知ったソノは、イ・バンウォンがこれまでフィを利用してきたことに憤りを覚え、直接復讐するためイ・バンウォンの屋敷に乗り込みます。パク・ソンロクとナム・ソノ二人では、イ・バンウォンへの復讐を誓うには力不足。パク・ソンロクは死を迎え、斬られ倒れたナム・ソノに一撃を加えようとするイ・バンウォンの前に現れたソ・フィ。
父の死も、自分を利用したことをもすべて水に流す代わりに、親友のソノを助けると語るフィ。「これが大君も僕の最後・・・」と語るトフィの弓矢はイ・バンウォンに向けられます。イ・バンウォンは「できる限り、遠くに行くんだ」と語るとフィとソノを行かせる。
第15話感想
第15話はイ・バンガンの乱が失敗、親友だったソ・フィとナム・ソノの関係が修復、予想外の事実が明かされ緊張を緩めることができないワクワク展開でした。父ソ・ゴムの死に、イ・バンウォンが関わっていたことが明かされ、イ・バンウォンではではなく長年の友人ナム・ソノを選択した今話のエンディング。
ソ・フィ、ナム・ソノ、イ・バンウォンや朝鮮を建国したイ・ソンゲまで、それぞれにとっての「私の国」とはどんな国かが、興味深く描かれました。ソ・フィが命がけにこれまで戦い続けた理由は、家族や大切な人々を守るためでしたが、父を殺したのが他でもなくイ・バンウォンだったことを知り、命を懸けて親友のナム・ソノを守ろうとしましたが、果たしてソノとフィはどのようなエンディングを迎えるのでしょう。
今話でもウ・ドファンの繊細な演技が心を響かせました。ソ・フィとナム・ソノがお互いに剣を向け合う関係になったことが非常に残念だったので、友人としてソノに手を伸ばすフィの姿に感動!ストーリーの展開は後半部になって、さらに面白くなり無駄のないストーリの展開が特徴的でした。
このドラマも歴史時代劇でよく登場する高麗末期から朝鮮初期までの波乱な時代背景を舞台にストーリーが展開されるドラマには「六龍が飛ぶ」や「鄭道伝(チョンドジョン)」等、代表的な作品などがありますが、「私の国」ではこの時代を舞台にしたドラマに必ず登場するチョン・ドジョンを登場させる代わりに、架空の人物ナム・ジョン(アン・ネサン)を中心に話が展開されるところが新鮮で面白いと思いました。
第4話までは高麗末期を描き、第5話からはイ・ソンゲが建国した朝鮮が始まる展開へと、1388年から1392年までの4年間がサラっと流された時は、ドラマがどんな風にどこまで描かれるのか疑問に思ったこともありましたが、すべてを詳細に描く展開でなくても史実と出来事の流れやイメージを上手に残せば、歴史ドラマとしても十分に楽しめることが分かりました。
架空の人物と実在した人物を上手にミックスすることで、何度も登場する時代でも新鮮に感じました。このドラマは面白い!!
第16話視聴率3.951%
quetalsurinoさんより |
第16話(最終回)あらすじ
イ・バンウォン(チャン・ヒョク)からナム・ソノ(ウ・ドファン)を守ったソ・フィ(ヤン・セジョン)。イ・バンウォンの屋敷を出ると意識を失ったソノを連れて向かったのは妓房のイファル。パク・ムンボクの治療を受け、一命を取り止めたソノ。フィは過去、妹ヨンと交わした会話を思い浮かべると、親友ソノの存在の大きさを改めて感じ、彼を必ず守ると誓います。
ハン・ヒジェ(キム・ソルヒョン)は、イ・バンウォンがフィとソノの命を必ず狙うと心配。彼女を安心させるフィは、ヒジェへの気持ちを告白します。ナム・ソノがイ・バンウォンを殺そうとしたことが知られると、世継ぎとしての立場が揺らぐことから、正式に世子として選ばれた後、二人の命を狙おうとするイ・バンウォン。
イ・ソンゲは、息子たちが血を流すことを避けるため、世継ぎがいない王の養子になったイ・バンウォンが世子となることを認め。イ・ソンゲは北方を号令した将軍、ソ・ゴムの部下たちを動かし、イ・バンウォンと対立させる計画。。。イ・バンウォンがソ・ゴムを殺したことを知った彼の部下たちの怒りを恐れるイ・バンウォン。イ・バンウォンの計画通りにならないことを条件に、親友ソノの命を助けて欲しいとフィは、イ・バンウォンに直談判。
イ・ソンゲはフィを殺し、イ・バンウォンの仕業に見せかけ、息子イ・バンウォンを殺す計画。イ・ソンゲの計画に乗らないよう説得するため北方に向かったソ・フィ。父の部下と戦争中傷ついた人々を受け入れ形成された町。イ・バンウォンは世子冊封日までに、その証を持って戻るよう伝え。イ・バンウォンはソ・フィを殺すため部下を送ります。
王になると歯向かった全員を殺すことを知るソ・フィは、イ・バンウォンを説得するため、王宮に向かい。彼を一人で行かせないソノも加わり、二人の最後の旅が始まります。イ・ソンゲはイ・バンウォンの世子冊封のための儀式に参加することなく、王になる野望を叶えたイ・バンウォン。
王宮に到着するとソノとフィは中に入るため戦いをはじめ、フィをイ・バンウォンの前に行かせるため、ソノが援護。ソノは一人で戦いを続け。。。イ・バンウォンの前にたどり着いたフィは、「なぜ約束を守らなかったのか?」を問います。大切な人々を守るため自分の命を差し出したフィは、倒れたソノを見つけます。最後の会話を交わしたソノは息を引き取り、イ・バンウォンと約束した通り、フィも命を落とす。。。
第16話(最終回)感想
幸せなエンディングを期待しましたが、悲しすぎるエンディング!特に、フィとソノが死を迎えるラストシーンでは、涙がこみ上がりました。
ヤン・セジョンもウ・ドファンの演技はそれぞれの良さがあり、本当に最終話まで名演技でした。ソ・フィとハン・ヒジェのロマンスもサッドエンディング。振り返ると、二人のロマンスは涙と試練の連続で、時代劇特有の切なさが残ります。
大切な人を守るため死を選んだフィ。感動のあるストーリーでしたが、フィとソノの両方が死ぬエンディングは予想外だったので、衝撃的でした。幸せなエンディングを迎える展開を描くには、舞台になった朝鮮初期は混乱の時代だったのでしょうか。イ・バンウォンが目指した「国」はどんな国だったのか、正直、理解ができない部分もありますが、このドラマはそれぞれの解釈で結論付けることができる展開とエンディングでした。
第1話から予想ができない展開が続き、ドラマの後半部はイ・バンウォンとい・ソンゲの対立が激しさを増す中、二人の政治的な対立に巻き込まれていくフィ、ソノとヒジェの姿が印象的でした。親友だったフィとソノが対立し、二人の関係が修復できない程すれ違ってしまうと思った予想は外れ、二人の友情を守ろうとする姿が印象的でした。史実とフィクションがミックスされ、ブロマンス、ロマンス、アクションまで楽しめるこんなタイプの時代劇が増えていくのでしょうか。
チャンヒョクをはじめとするキム・ヨンチョル、イン・ギョジン、チ・スンヒョンやイ・ユジュンの演技まで、ドラマを楽しめる要素が多かった気がします。特に、王位への野望を秘めたイ・バンウォンを演じるチャンヒョクの演技も強烈な印象を残し、ウェルメイドで完成度の高いドラマでした。
本格的なアクションシーンと映画のように躍動感のあるストーリーラインから目が離せない!個人的にはナム・ソノを演じたウ・ドファンの演技が一番好きでした。歴史時代劇が嫌いな方でも楽しめる作品だと思います。
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