私の国 나의나라 【韓国放送期間】2019年10月4日~
第11話視聴率4.412%
quetalsurinoさんより |
第11話あらすじ
ナム・ジョン(アン・ネサン)は、自分を待つ人物がソ・フィ(ヤン・セジョン)だと確認すると、驚きを隠せず。フィは冷静にと取り引きを持ち出します。ケソンやウィジュで商売人として成功を収めたことをしたナム・ジョンは、突如ソ・フィがハニャンに戻った理由を疑い始める。王族(イ・ソンゲの家族)を買収するためには奪われた金を取り戻す必要があるナム・ジョンは、フィが要求する商権を譲ります。
一方、ソ・ヨンを失ったことから、父への復讐を誓うナム・ソノ(ウ・ドファン)は、家臣の国をつくることを夢みる父から夢を奪うため、王イ・ソンゲの下部となり、父を狙うチャンスを待つ。
イ・バンウォン(チャンヒョク)は乱を起こすための計画を進行中。。。しかし、乱を正当化させる理由が見つからない中、情報を落ち込んだソ・フィ。6年前、毒のせいで命を失いかけたソ・フィを助けたのも、その後のソ・フィをサポートしてきたのも、イ・バンウォンだった。
ナム・ジョンは家臣たちと王族たちを集め、太祖/王イ・ソンゲに譲位を求め、世子を王とする計画を実行するための会盟祭を開く予定。ナム・ソノは父が家臣の国をつくることを夢みているのではなく、王位を手に入れようとする野望を持っていることに気づき、ナム・ジョンも野望を隠そうとしない。
王の譲位を求める決意を持った者たちがナム・ジョンと共に会盟祭を開くことをナム・ソノから報告された王は、ナム・ジョンの勝手な行動を問題視しようとしますが、ナム・ジョンが先手を打ち、譲位の求め家臣たちはナム・ジョンの意見に賛成。イ・バンウォンは無言の状況から危機を感じた王。世子を守るためには譲位することができない。。。イ・バンウォンが世子の命を狙うことを予想しながらも、父として息子イ・バンウォンの命を自ら奪うことはできない王は、計画を立てます。
王宮を留守にし、その間イ・バンウォンとナム・ジョンを戦わせる計画。ナム・ジョンは大君(王子)たちを殺す命令を下し、ナム・ジョンへの復讐を誓うソ・フィは、ナム・ジョンの命令を伝える手紙を横取りすると、イ・バンウォンを攻撃しない限り勝ち目がないことを伝えると、ナム・ジョンに復讐を誓います。
ナム・ジョンとの正面対決を避けることができなくなった状況で、王が王宮を出て移動を始めたことを知ったイ・バンウォンは、父の気持ちを確かめるため、彼を訪れます。しかし、自分を利用してナム・ジョンの勢力を排除しようとする父の姿に苦笑い。イ・バンウォンが父から聞きたかった言葉は、「これまでよく頑張ってくれた」の一言。
父への期待を最後まで捨てられなかったイ・バンウォンは、結局、命を懸けた戦いを選択する。
第11話感想
ドラマは後半部が始まると、緊張感や展開のスピード感が落ちることがありますが、このドラマは第10話から緊張させる展開が始まり、第11話もペースを維持し期待通りのハラハラする展開でした。
第11話は王子の乱が始まることを示唆する展開が続き、フィにとっては妹の命を奪ったナム・ジョンへの復讐を実現するための一歩を踏み出すことになり、イ・バンウォンにとっても戻れない橋を渡ることになりました。実際に橋を壊すシーンが登場しましたが、物理的に橋を壊すという意味と、生き残りをかけて戦うしかないイ・バンウォンの状況をあらわしているので、印象的なエンディングシーンでした。
もしもイ・バンウォンが求めていた父の温かい一言があったとすれば、王子の乱は起きなかったのでしょうか。兄弟を殺し、幼い世子まで殺害する、、、悲劇的な出来事は起きなかった??
神徳(シンドク)王后は息を引き取る時も幼い息子たちを心配しましたが、彼女が恐れていた通り、王子たちの命が危険な状況。ナム・ジョンとイ・バンウォンの正面対決が近づいています。自ら父への復讐を誓ったナム・ジョンが父を守る側に立つとなるとソ・フィと対立することになりますが、二人が最終話で迎えるエンディングがそろそろ気になってきた第11話。
ソ・フィの顔色の悪さから、彼の命がそれほど長くない気がして、命がけの復讐となりそうです。今の勢いのままドラマが展開されることを期待します。主人公のソ・フィとナム・ソノ以上に熱演を見せたのは王イ・ソンゲと息子イ・バンウォンですが、キム・ヨンチョルの演じる王とチャンヒョクの演じる王子の間に存在する緊張感が伝わるほどの名場面が登場しました。チャンヒョクが出演する時代劇が好きな方には、お薦めしたい作品です。
父と対立する選択をせざる負えなくなったイ・バンウォン。。。このドラマで王子の乱をどのように描くかも楽しみです。
第12話視聴率4.761%
quetalsurinoさんより |
第12話あらすじ
イ・バンウォン(チャンヒョク)は橋を壊すと王宮を目指し、イ・バンウォンの動きを報告された王はナム・ジョン(アン・ネサン)の命を狙うだけで終わらないことに気づくと、急いで王宮に戻る準備を始めます。一方、ナム・ジョンもイ・バンウォンが戦争を起こそうとしていることに気づくと、王子たちを王宮に呼び、殺す計画を立てます。王が危篤との嘘の連絡を王子たちに送ったことを知ったナム・ソノ(ウ・ドファン)は、父の行動が乱を起こす名分を与えるだけになると軽率な行動に出ないよう父を阻止しようとします。
しかし、嘘の王命を利用したナム・ジョンが兄イ・バンガンを殺害しようとしたとことを理由に、イ・バンウォンは戦争を宣言。ナム・ジョンもイ・バンウォンとの正面対決を準備します。妓房のイファルでは王が王宮に戻っているとの通(トン)をもらうと、王が到着する前に事を終わらせないとソ・フィ(ヤン・セジョン)の命が危険に陥ると判断したハン・ヒジェ(キム・ソルヒョン)は、直接、通(トン)を持って状況をソ・フィに報告します。
ソ・フィが率いる部隊も攻撃するための名分が必要な状況、、、思政門の前で時が訪れるのを待つ。しかし、現れた禁軍(王の軍隊)と衝突することに。王宮に向かっている王は破壊された橋を渡ることができず、遠回りして王宮に戻るしかない状況で、軍部に息子イ・バンウォンを捕まえるよう命じます。険しい山道を選び予想よりも早くハニャンに戻る王。その報告を受けたハン・ヒジェは何とかして王の到着を遅らせる必要がある。王は想定外の邪魔が入り足止めを受け、イ・バンウォンは時間との戦い。王が現れる前に攻撃をする必要があると語る兄の言葉に、必ずソ・フィが姿を見せるまで待つ姿勢をつらぬくイ・バンウォン。
ソ・フィが到着すると、ナム・ジョンがいるチウォルタンを攻撃するよう命じられ、イ・バンウォンは禁府をターゲットに移動。チウォルタンでソ・フィを待っていたのはナム・ソノ。激しい戦いが始まり、ソ・フィとナム・ソノの戦いが始まります。ソ・フィの剣がナム・ソノを倒し、父ナム・ジョンとソ・フィの戦いが始まる。しかし、ソ・フィの剣に倒れますが、ナム・ジョンは堂々とした態度で最後を迎える覚悟を決める姿に、ソ・フィは怒りを感じる。ソ・フィが一撃を加える前に、現れたイ・バンウォンによって斬られたナム・ジョン。。。
王は殺害された世子の姿を確認すると、最後まで守れなかったことを悔やみ号泣。その姿を冷たく見つめるイ・バンウォンは、世子を死に追いやったのは父イ・ソンゲであると語る。しかし、王は兄弟を殺したイ・バンウォンの行動を批判。。。
第12話感想
ソ・フィの復讐は終わった!!
ナム・ジョンが亡くなり、復讐のために突っ走ってきたソ・フィは、戦いが終わった後の犠牲者が多いことに気づく。。。ソ・フィが流す涙が印象的でした。ヤン・セジョンの演じる繊細な演技や声のトーンとか大好きでしたが、このドラマでも繊細な演技、表情と完璧な主人公です。
ヤン・セジョンが主人公のはずなのに、今話でもイ・バンウォンを演じるチャンヒョクの演技は、主人公が誰なのかを疑う程、主人公以上に主人公のような存在。チャンヒョクの演技と彼の持つカリスマに、期待以上に面白かったです。主に戦うシーンが多かったですが、一話でイ・バンウォンの王子の乱を描き、無駄のない演技。
今話で描かれたのはイ・バンウォンが起こした王子の乱ですが、チョン・ドジョンと対立する立場にあったイ・バンウォンがチョン・ドジョンの勢力を排除することに成功した出来事で、さらっとチャン・ドジョンの死を描き、ナム・ジョンの最後とナム・ソノにスポットを当てた展開が総合的に王子の乱を成功させ、イ・バンウォンが権力の中心に立つことをあらわします。この乱では結果的に異母兄弟の王子たちが亡くなることになります。後に、次の王子の乱が起きることになりますが、その乱を起こしたのは兄のイ・バンガン。
このドラマでもイ・バンガンが登場し、次の王子の乱が起きることを予想することはできますが、彼がひとりで乱を計画することができない、、、となると、命を取り止めたナム・ソノがイ・バンガンと共に新たな乱を起こす???と予想できますね。父が亡くなる姿や最後の言葉など、憎しみしかなかった父のはずが、彼の死を目の当たりにしたソノの表情が揺れました。ソノの気持ちの変化は次の話で詳細に描かれるといいなぁ。
やはり、親友だったナム・ソノとソ・フィの最終対決なしでは、ドラマが終わらないのでしょうか。ソノとフィの対決が避けられないのは悲しいけど、史実と比較してみることができ、ドラマはますます面白くなっていきます。
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