王になった男 왕이 된 남자 全16話 2019年放送 tvN 朝鮮時代
第13話視聴率 10.002%
quetalsurinoさんより |
第13話 あらすじ
妹ダルレを人質に取ったシン・チスに正体を明かしたハソン(ヨ・ジング)。
ダルレを助けるためなら、どんなこともすると誓いハソンを満足そうに見つめたシン・チスは、ハソンに土下座を求めると、ハソンはダルレのために言われるがまま従ってしまいます。広大のハソンが王の代わりになれたことには、都承旨イ・ギュ(キム・サンギョン)の協力があってこそ、対立的な立場のイ・ギュを処罰することを申し立てる。シン・チスは、妹の命を助けるためにもシン・チスに協力するしかないハソンの立場を利用する計画を進めます。
すべてはシン・チスの計画通り進むはすでした。しかし、シン・チスに土下座までして妹の命を助けようとしていたハソンの表情が変わり、シン・チスの悪事を暴き始めます。ダルレと王を対面させ、兄と呼ばせるとすべてはシン・チスの思い通りになるはず・・・とすべてを否定するシン・チス。ハソンの妹を王の前に連れてくると、王が兄ハソンなのかを質問する。しかし、ダルレは王の格好をした兄を確認すると、王は兄ではないと、否定します。王が王ではなく、同じ顔を持つ広大だと訴えるも、証明することに失敗したシン・チス。
予想外の展開に唖然とするシン・チスの罪を証明する人物を登場させたハソン。殺害される前に助けられキム上宮(ミン・ジア)は、シン・チスが王イ・ホンを廃位せる反逆を準備していたことを証言し、シン・チスは処刑させることに。一方、シン・チスの息子シン・イギョムは、ダルレの身分が低かったことから暴行の罪には値しないと訴えますが、感情的になったハソンはシン・イギョムに罰を下します。
一方、王妃のユン・ソウン(イ・セヨン)は、これまでのみ続けていたお茶が、妊娠させなくする効果があるもので、非常に毒性の強いものだと知ると、子供を産めない体になってしまったことに強い衝撃を受けます。ハソンには本当のことを伝えられず。。。しかし、すべてを知ってしまったハソンは怒りを抑えきれず大妃の元へ向かい、怒りをぶつける。
感情的になったハソンは、大妃に廃妃を言い渡そうとますが、急いで駆け付けたイ・ギュにとめられ、状況を把握します。これまで大妃を廃位できなかったのは証拠が不十分で、罪を証明できないと逆に攻撃される隙を与えるだけど、感情に流され行動してしまったハソンを避難します。
荒れた様子を見せるハソンとは違い、冷静さを保つ大妃の態度に不安を抱くイ・ギュは、流刑になった王妃の父、ユン・ホジュンを訪れます。しかし、王妃の父は何者かに殺害され。。。
第13話 感想
展開が早く、ストーリーラインがしっかりしたドラマは、ぶれることなく楽しめる!
面白い!
ハソンは妹の復讐を果たし、予想外の逆転がありました。シン・チスが処刑されるまではスピード感あって、話の展開がすごくはやかったので、あっという間の一話でした。ハソンを演じるヨ・ジングの演技が高く評価される理由が分かります。
明るい世界の実現のため、王イ・ホンを毒殺してまでもハソンを完璧な王に仕立てたイ・ギュが、感情のまま暴走するハソンの姿に、イ・ホンを重ね合わせたような気がしました。顔は同じだけど、話し方や表情が全く違うハソンとイ・ホンのはずですが、第13話で見せたハソンの表情は、一瞬イ・ホンが戻ったのかと、思わせるほどイメージがかさなりました。
最初は何も知らず始まった王宮での生活、王妃と恋に落ち自ら王宮での生活を選択し、何度も命の危険を感じたハソンですが、考えてみるとイ・ホンが王になるまでと同じような環境。やはり、王宮での生活、政治の世界を知ってしまったことでハソンも変わってしまったのでしょうか。「民」のための新たな国を夢見たイ・ギュの選択は、イ・ホンではなくハソンだったのに、二人は結局同じような道を辿っていることを警告するような雰囲気もあった第13話でした。
今後は大妃とハソンの対決になるようで、姿を消したキム上宮が生きていたこと、シン・チスが亡くなる前、姪のソンファダン(ソ・ユナ)に残した言葉など、ハソンを危険な身に追い込む可能性がまだまだ残っており、予想外の逆転が繰り広げられそうです。実在した光海君の話にベースがあるのかと思って観てきましたが、時代背景が似ているけど、描かれる王様のイメージは、架空の王様が登場するファンタジー歴史ドラマです。
子供が産めない体になってしまったことを知ったソウンが、声出して泣く場面が登場しますが、本当に悲しい気持ちになりました。声を出して泣くのに何もできない時のもどかしさ。。。さりげない気持ちで観てきたはずなのに、いつの間にか感情移入してしまっていました。ソウンの父が流刑地で殺害されて発見されたことで、第14話では緊張感のある展開が再び始まりそうですね。
2018年に放送された作品の中では、「大君(テグン)~愛を描く(原題)」のハラハラ感と、「100日の郎君様」のドキドキ感が同時に楽しめたのが、この「王になった男」でした。「太陽を抱く月」、「オレンジマーマレード」、「テバク」と続き「王になった男」まで、時代劇=ヨ・ジングと言われている理由に納得がいきます。
個々の好みもあると思いますが、ダラダラしてしまう時代劇とは違い、最後まで楽しめる作品になりそうです。
第14話視聴率 8.698%
quetalsurinoさんより |
第14話 あらすじ
子供が産めない体になった王妃ユン・ソウン(イ・セヨン)を誘って、海が見える場所にたどり着いたハソン(ヨ・ジング)は、何があろうと一緒に居ようとソウンに気持ちを伝え、ソウンは彼の気持ちにこたえます。
王宮に戻った二人は、ソウンの父ユ・ホジュンが殺害されたことを知ると、ソウンが号泣する。彼女が悲しむ姿にハソンは、復讐を考え、最も疑わしいジンピョン君の屋敷を捜査するようムヨンに伝えます。しかし、決定的な証拠がない状態で行動を起こすことを反対する都承旨イ・ギュ(キム・サンギョン)と意見が分かれますが、諦めないハソンの姿に、イ・ギュは大妃を訪ね、ジンピョン君の居場所を確かめます。
イ・ギュが何を言っても大妃は全く応じない・・・イ・ギュは彼女を刺激し始めます。幼いギョンイン大君の最後の姿を語り始めると、大妃は怒りから震え始めます。息子ギョンイン大君を殺害したのは、シン・チスではなくイ・ギュだったことに、感情をむき出しにし。幼い息子を殺害された母として、王と王妃に復讐するため、ジンピョン君に殺害を促したことを語ります。外ですべての会話を聞いていたハソンが現れ、大妃がすべての罪を認めたことから、廃妃にすることを命じます。
その後、イ・ギュを不安そうに見つめるハソン。イ・ギュは本物の王イ・ホンと幼いギョンイン大君を殺害したことが知れ渡ると、今後のハソンを危険にさらすことになると判断し、すべての責任を取って都承旨を辞めると申し出ます。しかし、ハソンの応対はイ・ギュが思っていたものとは違っていた。彼らの命を奪ったことから一人でひどく苦しみ、孤独だったはずのイ・ギュの気持ちを察します。
ハソンの言葉にイ・ギュは涙を見せます。
すべてを知っても変わらないハソンの姿に、イ・ギュは心に秘めていた言葉を伝えます。王になって権力を手に入れると、人は変わってしまうことから、ハソンを心配していたイ・ギュ。信頼関係を維持するためには、疑いを持たずに信じ続けることが大切だと悟ったイ・ギュは、これからはハソンを信じて、迷わず進むことを違い、ハソンにクンジョル(最も丁寧で正式なお辞儀)をあげ、敬意を表します。その姿に、ハソンもイ・ギュに同じくお辞儀。お互いへの礼を表わす。
その後、部下から密書を渡すことに失敗したことを伝えられたイ・ギュは、牢獄にいるシン・チスが密書を横取りしたことに気づき、剣を向けます。その時、シン・チスの手下が現れ、シン・チスは牢獄から逃げることに成功します。
その頃、軍隊を連れたジンピョン君が王宮を目指す。。。
第14話 感想
王イ・ホンのために幼い王子を自ら殺害し、ハソンのために王イ・ホンを殺害したことイ・ギュ。すべてを知ったハソンの反応は、意外にもハソンらしいものでした。権力を手に入れた後、変わり果てたイ・ホンとは違い、ハソンは王になっても広大だった頃の気持ちを失っていませんでした。
ハソンに明るい朝鮮の未来を託しながらも、ハソンを100セント信頼することができなかったイ・ギュの気持ちも理解することができて、お互いに礼をあげる姿に感動しました。二人の間にある絆が強くなったようですが、イ・ギュはハニャンから、政治から離れることを考えていることから、何か新たな事件が起きそうと思ったら、シン・チスが逃亡することに。。。既に処刑されていたと思っていました。
軍隊を連れたジンピョン君の姿を最後に今話が終わったので、次の話ではジンピョン君とシン・チスの反乱の様子が描かれるのでしょうか。密書を手に入れ、ハソンが広大であることを知るシン・チスがハソンを廃位させ、ジンピョン君を即位させる計画のようですが、逆転が待っていそうで、次の話はハラハラする展開になりそうです。
ハソンの正体が明かされるのでしょうか。
モチーフになった光海君は追放され後に廃位、綾陽君が擁立され第16代王の仁祖(インジョ)が即位することになりますが、このドラマは光海君の時代背景や出来事を中心に描いていますが、ドラマと進行と共に描かれる王の姿は、光海君とはかなりイメージが違ってきて、逆に最終話で迎えるエンディングが全く読めなくなりました。
最も気になるのは、ハソンとソウンのロマンスの行方です。二人が迎えるエンディングが明るい幸せなものなのか、それとも悲しいものなのかですが、秘密を知るシン・チスがソウンへのハソンの気持ちを利用することになって、ハソンがソウンを助けるために姿を消すエンディングになる可能性もありそうと、勝手に色々と予想しちゃっています。
ヨ・ジングとイ・セヨンの演じる王と王妃が素敵で、ロマンス時代劇ではないこのドラマでこんなにもドキドキすることになるとは思っていなかったので、このドラマを観て得した気分になりました!
王になった男(韓国ドラマ) 視聴率 あらすじ キャスト 感想 相関図 |