王になった男 왕이 된 남자 全16話 2019年放送 tvN 朝鮮時代
第11話視聴率 9.316%
quetalsurinoさんより |
第11話 あらすじ
王妃ユン・ソウン(イ・セヨン)に正体がバレてしまったハソン(ヨ・ジング)は、嘘をついたことで大切なソウンの心を痛めてしまったことを悲しみます。王妃がハソンの存在に気づいたことを知ったチョ内官は、都承旨イ・ギュ(キム・サンギョン)に連絡を入れる。ソウンへのハソンの気持ちを知っていたチョ内観は、動揺するハソンを心配そうに見つめます。
イ・ギュはこれまでのことをすべて王妃に話し、王イ・ホンが既に亡くなっていることまで伝えます。混乱を招かないためにも、このままハソンが王の役目を果たす必要があることを訴えます。しかし、すべてを知ったソウンは、王宮を出る決心をします。王宮に残って欲しいと伝えるハソンに、王妃はこれまでを振り返ると、父を助けたのも、王宮の外で共に楽しい時間を過ごした相手が、すべてイ・ホンではなく、ハソンだった知ります。失望した王妃は、ハソンを振り切って王宮を出る。。。
王妃が勝手に王宮を出たと知った大妃は、ソウンを廃妃させるようハソンに圧力をかけます。イ・ギュはソウンの命を守る方法は、彼女を廃妃させることだとハソンを説得し始めます。しかし、ソウンなしでは王のふりを続けることが無理だと語るハソンは、必ずソウンを王宮に連れ戻すと約束して王宮を出て、ソウンのもとに向かいます。イ・ギュはハソンを守るために、彼が王宮をあけていることを秘密にします。
王妃ソウンが向かった先は、絶島安置(重罪を犯した犯人を無人島などに島流し)」になった父のもと。命を捨てる覚悟を決めたソウンは、父との最後の時間を過ごし、ハソンとの思い出を振り返ります。荒れていた王から、東宮(ドングン、王子)だった頃のイ・ホンに戻ったと思っていたのが、イ・ホンではなく、ハソンだった。ソウンは自分の気持ちを動かしたのが誰だったのかを、考え始め。。。ソウンを追ってきたハソンは遠くから彼女の姿を見守ります。
翌日、一人崖に向かったソウン。身を投げ出そうとした時、ハソンが現れ彼女をとめます。ハソンは心に秘めていた気持ちを語り始めます。王宮で何度も死の危機を感じた時、自分を強くしたのは、笑う王妃ソウンと一緒に居たいと願ったからと・・・死なないで欲しいと、自分のために生きて欲しいと・・・ソウンへの正直な気持ちを打ち明けます。
ハソンの言葉に、心が動き始めたのかソウンは彼を見つめます。その時、ソウンを狙う男に気づいたハソンは、飛んでくる矢からソウンをかばいます。背中に矢が刺さったハソンの姿に「王様!」とソウンが声を上げる。。。
第11話 感想
絶妙なタイミングで終わった第11話。ハソンとソウンの気持ちがすごくよく伝わって、とても悲しい話でした。ソウンが命を捨てる決心をした理由は、ソウンが恋したのがハソンだったからでしたね。イ・ギュの予想通り、まっすぐな性格の王妃ソウンは、真実を知って葛藤、結局は死を選択しようとした!
涙ながらにソウンに気持ちを伝えるハソンの言葉は、ソウンがハソンにおくった手紙に書かれたのと同じ内容でした。お互い同じ気持ちだったことを確認し、ハソンの真っすぐな告白に心が動き始めた様子のソウン。
ソウンの狙った男はシン・チスの部下でしょうか。ソウンをかばって怪我をしたハソンに、ソウンは「王様」と呼び終わりましたが、これはソウンもハソンを王として認めたって意味だったのでしょうか。毎話、面白い展開が続きますが、第12話への期待はこれまで以上に高まります。
ハソンと王妃ソウンが登場する時に流れるテーマ曲は、シューベルトの「セレナーデ」。韓国時代劇で、主人公が登場するシーンに流れる曲がクラシック音楽だったので、驚きました。でも、今ではこの曲が流れると、「王になった男」のハソンとソウンを真っ先に思い浮かべてしまうほど。
このドラマに登場するのは切ないメロディーのシューベルトのセレナーデは、彼が亡くなる前の最後の歌曲集に収録されたもので、恋人に対する切ない気持ちを綴った内容ですが、より良い世界を作るために王になろうとしたハソンの夢は儚いものだった・・・的な切ないエンディングになりそうなのと、ハソンとソウンの恋は叶わないようなエンディングになるそうで、話が進展すればするほど、気になります。果たしてどんなエンディングをむかえることになるのでしょうか。
王宮を出て王妃ソウンを連れ帰るまでハソンに与えられた時間は3日間でした。その理由は、明からの使臣を迎え入れることになっているからでしたが、シン・チスは予定を一日も早く使臣を到着させました。約束されていた日程で、使臣を王が迎え入れるとイ・ギュが何とか、時間を稼ぐことには成功しましたが、果たしてハソンは予定通りに王宮に戻ることができるのでしょうか。
時代劇で発揮するヨ・ジングの演技力と、22歳とは思えない存在感がすごくいい!
第12話視聴率 8.695%
quetalsurinoさんより |
第12話 あらすじ
王妃ユン・ソウン(イ・セヨン)をかばって倒れたハソン(ヨ・ジング)は、安全な場所に運ばれ、命に別状がないことを確認したソウンは安堵。ハソンの気持ちが伝わったのか、ソウンはハソンと共に王宮に戻る決心を固めます。
一方、シン・チスの計略で明からの使臣を一日早く受け入れることになった都承旨、イ・ギュ(キム・サンギョン)は、王の不在を知らさないために、命がけの抵抗を続け、ミンからの使臣は約束通り、翌日王と会うことに。。。ハソンが怪我を負ったと知ったイ・ギュとチョ内官はハソンが予定通りに王宮に戻られるのか不安になります。
翌日、約束した時間になっても王が現れないことで、明の使臣は不満をあらわし、このまま王が現れないことを願うシン・チス。しかし、遅れて到着したハソンは、皇帝へのプレゼントを準備するために狩りに出かけていたことを伝えると、プレゼントを差し出します。ハソンが差し出したプレゼントは虎の皮・・・しかし、尻尾がない!
王妃のソウンは、ハソンと一緒に王宮に戻ることなく、亡くなった王イ・ホンのために3日間、誠意を込めて「茶禮(亡くなった先祖を供養するための簡単な法事、祈りの義)」をあげます。その後、ソウンが王宮に戻ると、待っていたかのように大妃が王妃の出宮を問題視します。ソウンを大妃から守ったハソンは、逆に王宮をあけていた間の大妃の言動を持ち出し、大妃に対抗します。
ジンピョン大君と大妃の間に亀裂が入り、シン・チスは王を廃位させ、自分の思い通りになる新たな王として、ジンピョン大君を即位させる計画を進め、明の使臣との内密な関係を深めます。周辺国との戦争のため、1万人の支援軍を朝鮮から派遣することを要求したミンの使臣。要求に応じるべきだと告げるシン・チスに、ハソンは「平民を犠牲にすることなく、士大夫(両班の中でも政治などを主導するトップ階級)が中心となって、出兵すればよい」と反論し、シン・チスを黙らせます。
ハソンの妹のダルレは、兄に瓜二つの王が、大同法に実施に伴い平民からの意見を集めるために出かけたことを知ると、顔を確かめるため現れます。その時、シン・チスの息子シン・イギョムの姿を目撃したダルレが怯え始めると、ダルレを守ってきたカプスがシン・イギョムを攻撃し捕まることになり、ダルレに気づいたシン・チスが彼女を連れ去ります。
ダルレが持っていた短剣を確認したシン・チスは、王の正体を確かめるため、短剣を使うことに思いつき、ハソンと二人きりになることに成功。剣は先王から世子に選ばれた記念に贈られたものでしたが、そのことを知らないハソンは、シン・チスの計略に引っかかり、自分の正体を明かしてしまいます。
第12話 感想
大妃と対立するシーンではハラハラする緊張感、最後のシーンでは自ら秘密を明かしハラハラする驚きまで、次がどうしても気になってしまう描き方がとても上手で、オリジナルの映画とは違い、ハソンと王妃ソウンの胸キュンするロマンスも素敵で、どのエピソードもシーンも無駄が全くない!
4話も残して宿敵シン・チスに正体がバレてしまったハソンですが、今後どんな展開を迎えることになるのでしょう。妹のダルレがハソンを危険にさらすことになると予想はしていましたが、こんな形でシン・チスに招待がバレてしまうたいことになるとは思わなかったです。ハソンが王ではなく広大だと知った時のシン・チスの笑う顔は、すべてを手に入れたような勝利に満ちた表情。対立していたイ・ギュもハソン、ソウンまで危ない状況に置かれないことを願いたいです。
ダルレをシン・チスのもとから助け出すと、この危機を乗り越えられそうですが、両班を襲った罪で捕らわれることになったカプス。カプスを厳しく罰するように求める臣下たちの動きもあり、ハソンがどのような選択をするか、ハラハラが続きそうです。
王妃ソウンはハソンと共に歩むことを決心し、王宮に戻ってくることになりました。ハソンは願いが叶うと言い伝えられている榛(はしばみ)の実をソウンにプレゼントすると笑顔のソウン。この時初めて自己紹介し、お互いの名前を教え合う二人の姿にドキドキしました。ソウンの名前を聞いたハソンは綺麗な名前と答え、ハソンの名前をしったソウンは、温かな名前と答える。お互いをどう思っているのかすごく分かりやすい場面でした。
亡くなった王イ・ヒョクのために祈りを捧げるほど、ソウンはイ・ギュ(キム・サンギョン)の思った通りの真っすぐな性格でした。そんな真面目なソウンが、身分を乗り越えハソンを受け入れたところを見て、「恋」ってすごいと再確認しました。時代劇を観て、これほど心がほろっと温まる経験をしたのは久々です。偽物の王ではなく、いつからか自分の力で考え応対するハソンの姿に、激しく荒れていた本物の王イ・ヒョクの姿が思い出せないほど、ドラマの進行と共に、ハソンが本物の王になったようで、幸せなエンディングを期待します。
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王になった男(韓国ドラマ) 視聴率 あらすじ キャスト 感想 相関図 |
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