韓国ドラマ時代劇 あら感

朝鮮弁護士 7話・8話 あらすじと感想

朝鮮弁護士





朝鮮弁護士 조선변호사 2023年放送 MBC 金土 全16話 

marikoさん

第7話視聴率3.8%

第7話あらすじ

ジソンは、ハンスがヨンジュを抱きしめているのを見る。ヨンジュはハンスに、「私も父に謝れなかった。でも、もう父は許してくれたんじゃないかと思う。ハンスさんのご両親も同じはず。そうではなければ、あなたがこんなにカッコいいはずがない」と伝える。

里長はハンスに、「手紙が奪われたのは、公主様のせいだ」と言っていた。それを思い出したハンスは、「公主様だった」と、つぶやき、気を失う。ジソンは、倒れたハンスを助ける。ホン氏は、ハンスが「公主様」と寝言を言うのを聞いて、驚くのだった。

ヨンジュはジソンにお礼を言うが、「助けないでください」と頼む。ジソンは、ハンスの父の話をし、「関わらない方がいい。ハンスを助けるのは、国に反逆するのと同じだ」と忠告する。しかし、ヨンジュは聞き入れない。ヨンジュはハンスの実家に走って行き、壁の家族の絵を見て、「私のせいだったなんて」、と泣く。幼いヨンジュが、ハンスの父の手紙を預かったのだが、ジェセがその手紙を奪った。その後、王が亡くなったのだ。

ハンスは、幼い自分が崖から川に飛び降りる夢を見ていた。ようやく目覚めたハンスは、酔ってコンジュとジソンに迷惑をかけたことを思い出す。恥ずかしくなり、川で顔を洗いに行くが、また川に落ちてしまう。ハンスは、過去を思い出してパニックになる。しかし、そこにヨンジュの幻想が現れる。ハンスはヨンジュを抱きしめた気持ちになり、落ち着きを取り戻すのだった。

ヨンジュはお参りをしていた。ハンスの両親の供養をしてくれたようだ。ハンスは、誰かが供養をしてくれたのを見つけて、不思議に思う。

ハンスとドンチは、「漢陽で急いで会わなければいかない人がいる」という。ヨンジュは、「ハンスが真実を知ったら許してくれないのではないか」と、心配していた。その時、村では、祭りが開かれていた。ヨンジュは「私の誕生日でもあるので、祭りの見物がしたい」と頼む。ハンスは「1日遅れても、公主はいなくならない」と思い、ヨンジュの頼みをきくことに。ヨンジュは、1日だけ考える時間がほしいのだった。

その頃、妓女たちが、男たちに捕えられていた。妓女たちは、チョルスの部下たちに帳簿の在りかを訊かれる。チョルスは、ハンスの元にあった、帳簿をヨンウに渡す。ヨンウは、ハンスの故郷がチョンサンだと知る。ヨンウは上官の命令で、ジェスたちと老婆に金を渡し、事を進めたのだ。ヨンウは、ハンスの父、カン・オンジクを思い出す。ハンスの正体に思い至るのだった。

ハンスは祭りの競技に参加し、ヨンジュのために靴を賞品としてもらう。ヨンジュは「牛一頭をもらうべきだった」と怒るが、ハンスは「誕生日プレゼントだ。お前をもっと良い場所に連れて行ってくれる靴だ」と言い、ヨンジュに靴を履かせる。その後も、ヨンジュはハンスの真心を感じるのだった。

ハンスは子どもの頃に水に落ちてから、水が怖かったが、ヨンジュに助けられて平気になった。ハンスはヨンジュに、「お前のおかげで自分が変わった。それに、妹の代わりに慰めてくれて、ありがとう」とお礼を言う。ヨンジュは、「私の人生の目標を、あなたが幸せに生きるために助けることにします」と答える。「私がいつかあなたを失望させる日がきたら、今日のことを思い出してください。今日から私がする、すべての行動は、あなたのためです」と言い、部屋を出るのだった。ハンスは照れ笑いする。

一方、ヨンウの息子が問題を起こし、逮捕される。酔った息子は村人に因縁をつけ、暴行してしまったのだ。ヨンウの息子が暴行した相手は、老いた父を残し、亡くなってしまった。

ヨンジュたちは、ソウォン閣に戻ってくる。捕えられた妓女たちが戻ってきて、帳簿を奪われたことを謝る。ハンスは、急いで公主を探す。

ジソンに会いに行ったハンスは、土下座をし、「公主様に会わせてください」とお願いする。ジソンは、ハンスがヨンジュの正体を知らないことに驚く。ジソンはハンスに、代わりに一つの訴訟を頼むのだった。

ハンスは刑務所に行き、殺人犯に会う。「悔しいことがあれば言え」と言うが、犯人は口を開かない。帰宅したハンスに、子どもが「父は殺人犯じゃありません。殴った人は、他の人です」と訴える。奴婢は、主人を訴えられないのだという。父の主人が犯罪を犯したので、身代わりになったのだ。ハンスは、ヨンウの息子が真犯人だと知り、訴訟にやる気を出す。ハンスは事情を手紙にする子どもを見て、自分の子ども時代を思い出すのだった。

ヨンジュは、ハンスが危険な訴訟を引き受けることに反対する。ハンスは、「最初は復讐だったが、人らしく生きたいし、外知部らしくなりたくなった」と説明する。しかしヨンジュは、「命が危険だ」と止める。ハンスは、「お前がいるから、俺は大丈夫だ。大切な人をおいて、無謀なことはしない。心配するな」と約束する。ヨンジュは、ハンスに抱きつく。その時、ハンスの背中に矢が刺さる。胸には、投げられた短刀が刺さる。ハンスは、ヨンジュを逃がそうとする。

血まみれになったハンスは、宴をするヨンウの元に現れる。ハンスは、「7年前にあなたが殺したカン・オンジクの息子、カン・ハンスだ。最高の外知部でもある」と宣言する。そして、子どもが書いた書状を突き付けるのだった。

第7話感想

いよいよ本格的に、ハンスと悪者たちの戦いが始まりました。ハンスの正体がヨンウたちにバレて、危険になってきましたね。ハンスの無事が心配です。

ハンスの父の手紙を預かったのがヨンジュだったなんて、驚きました。自分のせいで父が亡くなり、ハンスの父が亡くなり…、どれほど自分を責めたことでしょう?本当に悪いのは領議政ジェセなのですが、ヨンジュが罪悪感を抱く気持ちも分かります。ハンスは心からヨンジュを信頼しているのに、どうなってしまうのでしょうか?

ハンスはヨンジュのおかげで、心が強くなっています。ヨンジュを思い出して、水恐怖症を克服して水に飛び込めるようになって、さらに祭りの競技でもヨンジュの応援で頑張れるハンスを見ていると、胸が熱くなりました。ハンスは、本気でヨンジュが好きなのですよね。ヨンジュもハンスを好きなようですが、ハンスの父のことを思うと、言い出せないでしょう。2人には、過去を乗り越えてほしいです。

ジソンはハンスに訴訟を頼みますが、悪い大臣たちを一掃しようとしているのでしょうか?ハンスを陥れようとする、悪意はないと信じていますが…。ジソンがヨンジュを心配しているのは、婚約者だからなのでしょうか?恋愛感情があるのか気になります。ヨンジュに素性を隠して手紙を送っているようだし、いつからヨンジュを気にかけていたのか、ジソンの心情も描かれてほしいです。

ドンチとホン氏は、仲良くなってきていますね。賭けをするときも息が合っていたし、ホン氏がドンチに憎まれ口を叩くのも微笑ましいです。ドンチは、ハンスより年上だったのですね!病気で生死をさまよっていた幼いハンスに、「兄貴と呼ぶ」と約束してしまったドンチが可愛くて、笑ってしまいました。

『朝鮮弁護士』は、ロマンスと復讐、謎解きがちょうど良いバランスです。想像していたよりも、明るくて痛快なので、お勧めできます!

第8話視聴率4.4%

第8話あらすじ

ハンスはヨンウに、「守令(地方官)は、すべての民の父のはず。私もかつて、あなたの息子でした。どうして私たちの家族を酷い目に遭わせたのですか?あなたの警告に答えるために来ました」と言い、書状に血判を押す。

ハンスは、ヨンジュに看病されていた。ハンスは、「私がお前を信じているから、お前の前で倒れるのだろう」と、笑う。そして、ヨンジュが怪我しているのを見て、怒るのだった。ハンスは、「今後は無謀に助けようとするな、お前に何かあったら一生、後悔する。これからは他の人のように平凡に生きたい。結婚したり、子どもを産んだり、こういうことも…」と言って、キスをする。ハンスは、「プロポーズしているんだ。だから待っていてくれるか?」と尋ねる。ヨンジュは「私も告白することがあります。この訴訟が終わったら話すので、待ってくてください」とお願いする。ハンスは「お互いを待とう」と約束する。

ヨンジュはジソンに会いに行き、「どうしてハンスさんに、危険な訴訟を頼んだのですか?」と責める。ジソンは「彼がしていることが、復讐ではないのか気にならないのですか?」と返すが、ヨンジュは「ハンスさんのすることなら、復讐でも構いません。あの人を守ることだけに集中します。これから、朝鮮を相手にして戦わないといけないので」と宣言する。ジソンは、「だから私の助けが必要かも知れないと会いに来たのですね。公主だと明かさないのですか?」と嘆く。ヨンジュは「もしかしたら、あなたは正義に立ってくれるかも知れないから。正体を明かすのは、今ではありません」と言い、席を立つ。ジソンは「どうして顔を怪我したのですか?」と訊くが、ヨンジュは「何でもありません」としか答えない。

ヨンウは、「濡れ衣を着せた奴は、まだ自白しないのか?」と怒っていた。領議政ジェセの耳に入る前に、事を終わらせようと焦る。濡れ衣を着させられた男の妻は、刑務所に食べ物を差し入れしていた。出てきた妻に、チョルスは「説得は上手くいったか?」と尋ねる。

一方、濡れ衣を着せられた男は、「殺したのは私だ」と自白してしまう。「殺したら、借金が踏み倒せると思ったのだ。そして、その気持ちを息子にバレてしまった。そんな親として、生きられない」と説明する。

しかし、妻はチョルスに、「夫にやってもいない罪を被れとは言えません」と宣言していたのだ。チョルスは「両班として生きたくないのか?」とそそのかすが、息子は「両班ではなくて、父さんの息子として生きたい。弱い人に罪をなすりつける偉い人ではなくて、父さんの方が尊敬できる」と言い返す。

息子は父の面会に来る。息子と会った父は心を変え、ハンスに助けを求める。ハンスは「助ける」と約束する。

裁判中、ハンスは「真犯人はヨンウの息子だ」と主張する。しかし、役人は、「証拠でもあるようだな。では、お前の命をかけろ。罪のない人を罪人にする危険性があるから、お前こそ命をかけるべきだ」と言い放つ。ハンスは、「当然、そのようにいたします」と言い返す。

その後、訴訟がキャンセルになる。担当の役人が、来られなくなったのだという。その頃、濡れ衣を着せられた父は独房の中で、痙攣していた。ネズミが毒殺されている。訴訟をさせないように、殺そうとしているようだ。怒った子どもは、ヨンウの家の扉を叩いて訴える。ヨンウは、子どもを投げ飛ばす。ハンスはヨンウから、「お前のせいで死ぬのだぞ。私の権力で、訴訟はずっとキャンセルされる。法は権力者が動かしている」と罵られる。ハンスは、「訴訟は諦めた方がいいようだ」と、子どもに告げる。

ヨンウの息子は、ストレスで精神に支障をきたしていた。科挙にも、落ち続けている。ストレスのせいか、試験中に筆が進まないのだ。父ヨンウから、「お前を産んだ、私の責任だ」と言われ、やけ酒を飲んだ息子は、暴行を働いてしまったのだ。

ヨンジュは王に会いに行くが、王の元に領議政ジェセが来て、ヨンジュに会わせないようにする。その頃、ジソンはヨンジュを心配して、会いに来る。ヨンジュは、「王に訴訟を助けてもらいたい」と説明するが、ジソンは「焦っては、かえってしくじる。私が王様に話を通しておきます」と約束し、ヨンジュを帰す。

ハンスは良いアイデアを思いつき、チョルスに金を渡す。「正しい道に戻る機会を与える。訴訟だけが、勝つための唯一の道ではない」と、説得する。しかし、実はホン氏が事前にチョルスに根回ししていたのだ。

ジソンは、ヨンウの息子に会いに行く。「証拠を見つけたが、ハンスに知られた。訴訟に負けたら、また親に恨まれるぞ」と吹き込む。息子は、「ハンスを止める」と走り出す。

ハンスを見つけた息子は、ハンスに殴りかかる。ハンスは、わざと息子をあおる。「もう1人でも息子がいたら」と、ヨンウの真似をするのだった。怒った息子は、陶器の破片でハンスを襲うが、領議政ジェセたちが窓を開けて、様子を見ていた。

息子は濡れ衣を着せたことがバレて、父が死刑になるよりは、自首することを選ぶ。息子はヨンウに、「自分の罪なので、自分が罰を受けた方がいい。どうせ、科挙にも受からない人間なのだから。父さんの息子として発ちます」と笑う。

臣下たちは、王にお願いしていた。「法は平等であるべきだ。ヨンウの息子だからと特別扱いされてはいけない」と訴える。領議政ジェセは、ヨンウに「責任を取れ」と言う。

領議政ジェセは「法の通りに、罰を与えてください」と、ヨンジュが手紙で予告していた通りに言う。王が心配するフリをすると、ジェセは「庇うわけにはいかない」と答えるのだった。ヨンウの息子は、首つりの刑に処される。ヨンウは、ジェセに怒りをあらわにする。しかし、ジェセは動ぜず、ヨンウを切り捨てる。

濡れ衣を着せられていた父は、解放される。ハンスは家族を守れたことを、亡くなった父に報告するのだった。ヨンジュは、ハンスの手を握る。

領議政ジェセは、墓の前で泣くヨンウの前に現れ、ヨンウを刺す。「急いで逝けば、息子と会えるぞ」と冷たく言うのだった。

領議政ジェセの家では、若い女性が、「私の兄が生きています。知っていましたか?」と訊いていた。ジェセは、「会ってみたいのか?それとも約束通り、自分の役目を果たすのか?」と問い…。

第8話感想

ヨンウの息子が本当に処罰されてしまうとは、驚きました。濡れ衣を着せられた人が助かって良かったですが、今回は過酷な話でしたね。ヨンウの息子はもちろん悪いですが、息子が死んだのも、ヨンウのせいのようなものですよね…。子どもの頃から息子にあんなに厳しく接するなんて、教育虐待みたいなものですよ。ヨンウの息子は、ストレスで精神症状があるようでしたし、現代の韓国の受験戦争を思い出しました。子どもが死んでから後悔しても、遅いですよね。

とはいえ、両班のストレス解消に弱い者が利用されるのは、許してはいけないです。無実の人が死ぬようなことにならなくて、安心しました。息子が正義感に溢れていたのも、勇気づけられましたね。大人になって嫌なことをたくさん経験すると、正義を信じる気力もなくなりますが、今回は息子が父に勇気を与えてくれたのだと思います。

それにしても、領議政ジェセは、血も涙もないですね。怖すぎますよ。あんなに身近で仕えてくれていた部下を、迷いもなく切り捨てるなんて…。ヨンウは、ジェセのために汚いこともたくさんしたでしょうし、苦労も多かったはずです。恨み言の一つでも言いたくなる気持ちも、理解できます。もちろん、悪いことをしているわけですが…。ジェセが容赦なさすぎて、怖いです。

最後にジェセと一緒に出てきた若い女性は、一体誰なのでしょうか?ジェセとはどんな関係なのか、兄とは誰のことなのか、気になります。

今話では、ジソンのヨンジュへの気持ちが描かれていました。ジソンはやはり、ヨンジュに恋心があるのですね…。ジソンはヨンジュを心配しているのに、ヨンジュはジソンの真心を受け取ってくれなくて、切なかったです。隠れたところでヨンジュを助けてあげているジソン…こういうタイプの2番手男子は、久々に見た気がします。

ハンスのプロポーズは、可愛かったですね!そして、ついにキス!最後はヨンジュから手を握っていたし、2人の両想いは確定ですね!ジソンには申し訳ないけれど、やはりハンスとヨンジュに結ばれてほしいです。いよいよドラマも半分が終わりました。毎回充実した内容で、目が離せません!


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