朝鮮弁護士 조선변호사 2023年放送 MBC 金土 全16話
marikoさん |
第3話視聴率2.9%
第3話あらすじ
ある夜、領議政ジェセが王の部屋から出てくる。女官が部屋に入ると、王が意識を失っている。亡くなってしまったのだ。その後、ヨンジュとホン氏は、ある本を探していた。朝鮮時代の大典(重要な法律の書)だ。そこにジェセが来て、王の書簡を保管する部屋に入ったことを咎める。ヨンジュは本を持ち出そうとしているのがバレて、没収されてしまう。しかし、実は本をすり替えていたので、本を持ち出せた。
現王ヒュルは、自分に力がないことを嘆いていた。ヨンジュは垂簾聽政(皇帝が幼い時に、皇后・皇太后のような女性が代わって摂政政治を行うこと)が終わっても、戦いは続くので、臣下を育てて力をつけることを勧め、大典を渡す。法を利用して、世の中を良くしようとするヨンジュにとっては、外知部ハンスが必要なのだ。
ヨンジュはハンスに助手にしてくれるように頼んでいたが、ハンスは相手にしない。そこに、事務所として使っている船に穴があいたと連絡がくる。ヨンジュは、「自分を助手として受け入れてくれたら、事務所を提供する」と約束する。ハンスはソウォン閣に事務所を構えることに。ヨンジュは「ソウォン閣の部屋代を払え」と言うが、ハンスは「ヨンジュが助手になるのに相応しい能力があるか、試験をする」と、はぐらかす。ハンスが外知部になった理由の巾着を見せ、「巾着を作れ」と命じるのだった。
その頃、ヨンジュには、ある人からの手紙が来る。いろんな場所を旅している人のようだ。
ジェセの息子ジソンは、漢城府の判尹(漢城府の最高官職)になるよう命を受ける。
一方、ハンスは下僕の服を盗み、フング派の大臣たちの宴に侵入する。ハンスは次のターゲット、パク・ジェスを覗き見ている。ハンスは大臣たちが酒を飲んで、吐血するのを想像するが、ハンスは両親が殺された理由を知ってから、大臣たちを殺すことにする。
ジェセたちフング派の大臣たちは、派閥の相談をしていた。人事を動かして、力をあるのを見せつける計画を立てる。
ハンスは亡くなったチャン大房の言葉を思い出すが、王が犯人ではないのかと疑い始めていた。
ヨンジュが助けた女性は、体中にあざがあった。女性は夫パク・ジェスが妓生と浮気をしていたのは知っていたが、父の葬儀後も夫ジェスは家に妓生を連れ込む。妻は、ジェスが妓生に「義父を殺した」と話しているのを聞いてしまう。妻は、怒って部屋に乗り込み、「訴訟すると宣言する」が、ジェスから暴力をふるわれてしまう。
ジェスは、フング派の宴で、ジソンに妻の手作りの朝鮮人参を贈る。ジソンは断るが、周りの勧めで口にする。しかし、「この場で1番、苦労した者が食え」と、下僕のふりをしたハンスに渡してしまう。
その時、フング派の大臣たちに、貴重な壺が運ばれてくる。領議政ジェセから、部下たちへの贈り物だった。
ヨンジュはジェスの妻の事情を聞き、「女性は一生我慢して暮らさなければいけないのか」と激怒する。「何か方法を探ろう」と励ますのだった。
領議政ジェセは、「お前は俺の息子なのだから、何でもしてもいい。しかし、あいつらを自分の民だと思い、温かく包みこめ。そうすれば、お前に国は転がってくるだろう」とアドバイスする。
ヨンジュはハンスたちに、賄賂として食事でもてなす。「ジェスの妻が夫を告訴するのを助けてほしい」と頼むのだった。ハンスは「男に生まれ変わらないと無理だ」と、軽くあしらうが、ヨンジュはしつこく頼む。聞き入れてくれないハンスに、ヨンジュはハンスの弱みを握って、なんとか引き受けさせようとする。ホン氏はドンチをゲームに誘い、ハンスの情報を聞き出そうとするが、無理だった。
ハンスはパク・ジェスの弱みを知るため、浮気をしていた妓生に、話を聞く。「パク・ジェスが離婚訴訟をしたら?」と思いつく。ソウォン閣に帰宅したハンスは、ホン氏たちが朝鮮人参を食べているのを見て、パク・ジェスの妻が告訴しようとしているのだと気付く。しかし、妻はソウォン閣から消えていた。
その時、ヨンジュは巾着をハンスに渡す。パク・ジェスの妻の、破れた服で作ったのだという。ヨンジュは、「この布には、ジェスの妻の涙がしみ込んでいるはずだ。悔しい人の恨みを晴らしたい。ジェスの妻を助けてほしい」と、改めて頼む。
ハンスたちは、ジェスの妻が刑務所に入れられているのを発見する。朝鮮時代では、悪いことをした妻を、夫が刑務所に入れることができるのだ。ハンスはジェスの妻に、離婚訴訟をするように勧める。しかし、ジェスの妻は、世間に後ろ指をさされるのを心配する。
するとハンスは、「親から譲り受けた財産を守ることが、金目当てのジェスへの一番の復讐だ」と、離婚を勧める。そして、「あなたが自分の足を折るくらいのことをすれば、勝訴できる」と言い出す。それを聞いたヨンジュは、「誰のための復讐なのか?」と怒りだす。「あなたを解雇して、正しい手続きに従って、勝訴する方法を見つけ出す」と宣言するのだった。
第3話感想
チャン大房を殺したパク・ジェスは、とんでもない悪党ですね!妻に暴力までふるって、最低です。夫が妻を刑務所に入れることまでできるなんて、男女差別すぎませんか?ヨンジュの言う通り、女性だからと言って、ずっと我慢していなきゃいけないなんて、ひどいです。ハンスまで「男に生まれ変われ」と言うなんて、腹が立ちます。朝鮮時代は、それが当たり前だったのでしょうね。
ジェスの妻も、「離婚したら世間から白い目で見られる」と心配していましたが、ひどい時代ですね。自分の父を殺した夫と離婚するのをためらうなんて、今だったらあり得ないですよね?ジェスの妻がきっちり復讐して、勝利してほしいです。女性に不利な法律のようなので、ハンスに良い案があるのか、心配ですが…。
ドラマですから、ハンスの復讐したい相手に、次々と訴訟を起こすことができますね。ジェスの妻の訴訟はさすがに簡単ではなさそうですが、痛快に勝ってほしいです。
領議政ジェセは部下の扱いが上手くて、生真面目な息子ジソンとは対照的です。やはりジェセは国を狙っているのですね。「国がお前に転がりこんでくる」とジソンに言ったのには、「野望が大きすぎる!」とツッコミたくなりました。
ヨンジュはハンスを解雇するなんて、大丈夫なのでしょうか?ハンスは道徳に反したことを言いますが、根は良い人なので、ジェスの妻のことも悪いようにはしないと思うのですが…。ヨンジュが転びそうになっている時に、「気をつけろ」と怒ったり、貧しい病人を助けたり、時々ハンスの優しさを感じます。
ホン氏が転びそうになったドンチを助けるシーンでは、おもしろくて笑ってしまいました!もしかしたら、ロマンスが始まるのでしょうか?ソウォン閣のクッパも美味しそうだし、ホン氏も良い人だし、ソウォン閣に行ってみたいです。
第4話視聴率2.7%
第4話あらすじ
ハンスはヨンジュに、「法が男女に不公平なのに、正攻法はできない。できたら師匠として仕えてやる」と馬鹿にする。ヨンジュは怒って、立ち去ってしまう。
ジェスは土地の権利書などを確認していた。ジェスの妻は、親の財産を守れるか悩む。
ヨンジュはホン氏たちに、「新しい外知部を雇う間、ジェスを調べるように」と命じ、弱点を掴もうとする。そして、妻を良く知る人たちから、署名を集めるように命じる。
朝鮮時代では、夫が妻を追い出すことができる、7つの悪い行動が決められていた。ジェスは財産を守るように、ヨンウから指示され、妻にスパイをつける。
ヨンジュはジェスのスパイを、外知部として雇ってしまう。ジェスはハンスを呼び出し、「妻に会ったのか?」と訊く。ハンスは土下座をして、「離婚訴訟は諦めた」と平謝りをする。ジェスはハンスに、「妻に悪い点があると証明しろ」と命じる。ジェスが開催した宴で、皆が妻の悪口を言い出す。それを聞いていたハンスは、話を振られ、「それを官衙(役所)に行って、話せばいい」とアドバイスする。
ヨンジュは、ミョンウォルに「得意の手づくり化粧品を販売できる店を、用意する」と提案し、ジェスの妻のために証言してくれるように頼む。
ヨンジュは宴にいるハンスを見つけ、「ジェス側についたのか?」と責める。ハンスは「お前のためだった。お前が越えようとしている山が高すぎるから」と言い訳するが、ヨンジュは巾着を渡し、「あなたに期待した私が馬鹿だった」と去ってしまう。
ハンスは酔ったジェスに、さらに酒を飲ます。「本当にミョンウォルを信じられますか?ミョンウォルが外知部に会っているのを見ました。賄賂まで受け取っていました」と吹き込む。怒ったジェスはミョンウォルの元へ行き、暴力をふるい、ミョンウォルは意識を失ってしまう。それを見つけたハンスは「医院へ連れて行こう」と言うが、ジェスは「そのままにしろ。自殺したことにしろ」と言い出す。ハンスは、もしや母もそのように殺されたのではと疑う。ドンチは、ミョンウォルを医院に運ぶが、ミョンウォルの命は助かるかどうか、分からないという。
ハンスは妓房についたミョンウォルの血を掃除していた。その時、背後から短剣を突き付けられる。
その頃、ヨンジュは部屋から何かがなくなっているのに気付く。一方、ジェスは、領議政ジェセに助けを求めていた。ジェセは「訴訟をしっかりすれば、何も起こらない」と慰める。ジェスは必死に書物を燃やすのだった。
ジェセの妻は、ハンスの言葉が正しかったと思い、自分の足を痛めつけ始める。ヨンジュは、ハンスを探しはじめる。
気が付くと、ハンスは船に縛られていた。チョルスは「お前の目的は分からないが、訴訟が終わるまで大人しくしておけ」と言われ、縛られていたのだ。しかし、船が浸水しはじめる。
ヨンジュは、ハンスに伝言を書いた灯篭(風船)を飛ばす。縄をほどいたハンスは、たいまつを振り、大声で助けを求めていた。ハンスはヨンジュの巾着を落としてしまい、ふと空を見ると、灯篭を見つける。
ジソンは父ジェセに、ジェスの離婚訴訟について尋ねる。ジェセは「部下の功に恩返ししようとしているだけだ」と説明するが、ジソンは反対する。するとジェセは「ヨンジュがソウォン閣にいるらしいな」と明かし、「ヨンジュが関わっているのか?大人しくしておけ」と言い聞かす。
一方、王ヒュルはジェセから、「大妃も人事に賛成している」と言われ、王の印を押す。ヨンジュの「力のある臣下を配備して、力をつけなければ」という言葉を思い出すのだった。
ジェス夫婦の訴訟が始まろうとする頃、ハンスはひょうたんを浮輪にして、海に飛び込む。ジソンは、ジェス夫婦の裁判を担当することに。裁判が始まる直前、ハンスがヨンジュに運ばれながら、やって来る。ハンスは「国法を犯したのは、夫の方だ」と訴える。ジェスの外知部は、「ジェスが用意した社会的地位が高い証人の方が、信頼できる」と主張する。しかしジソンは、「差別はしない」と宣言するのだった。
ハンスは「妻から離婚はできないが、例外がある。国が、夫婦を強制的に離婚させられるのだ。ジェスは、妻の親から助けを受けたのに、恩を仇で返した」と追い詰める。そこに、ミョンウォルが入ってくる。怒り狂ったジェスは、ミョンウォルに掴みかかる。「あいつは幽霊です。死んだ妓女がどうして、立っているのか」とジソンに訴えるのだった。ミョンウォルは、「ジェスが糖尿病の義父に菓子を食べさせて、殺したのは事実です。そして、義父の財産で、遊び歩いていたのです」と証言する。ジソンは「妻を追い出したのは自分のためのようだ。殺人の裁判も別に行う」と判決を下す。
ハンスはジェスに、「地獄でチャン大房に会ったら、よろしくお伝えください」と伝える。ジェスは、ハンスの正体を疑うのだった。
実はミョンウォルの血は、本物の血ではなかった。ハンスのアドバイスで、ジェスを試していたのだ。ミョンウォルは、「ヨンジュが違う生き方を示してくれた」と感謝し、自分の得意な化粧品づくりを活かして生きていくことを決意する。
ミョンウォルは、ジェスの妻に謝罪する。ジェスの妻は、「罪は裁判で返してもらった、これからは人に迷惑をかけずに元気に生きていくように」と答える。ヨンジュはジェスの妻に、「離婚は国が許したものです。堂々と生きていきてください」と伝えるのだった。
ハンスが助かった理由は、ヨンジュが海に飛び込んで、ハンスを助けたからだった。目覚めたハンスはヨンジュの涙をぬぐい、慌てたヨンジュは船の上でバランスを崩す。ハンスは、船から落ちそうになったヨンジュを抱きかかえるのだった。ハンスは、「これで私の真心を信じてくれるか?」と訊く。ヨンジュはその時を思い出し、幸せに浸っていた。
しかし、その頃、ハンスは首つり自殺をしたジェスの前に立っていて…。
第4話感想
すごく面白くなってきました!裁判のシーンでは、息もつかせない緊張感!1話、約70分間ありますが、まったく飽きません。裁判の展開から目が離せなくて面白いし、ハンスにユーモアがあって、人柄に感情移入してしまいます。ハンスは復讐心に燃えていますが、かわいい部分もあるので、ハンスを守りたくなるのですよね。ハンスは本気でヨンジュを好きなようで、ハンスの想いに胸キュンしてしまいます。その分、ヨンジュがハンスを信じてくれないシーンは、切なかったです。ヨンジュもハンスを好きになってくれるでしょうか?
それにしても、ジェスは怖すぎます。妻にだけでなく、ミョンウォルにも暴力をふるうなんて!相手が変わっても、人は変わらないのですね。ミョンウォルが死んだかも知れないのに、「自殺を偽装しよう」なんて、発想が恐ろしすぎます。
あんな男と結婚するはめになった妻が、かわいそうです。どんなに悔しかったら、自分の足を痛めつけようとするのでしょうか?ミョンウォルは自分の力で生きていくことを決意しましたが、ジェスの妻のように、好きでもない男と結婚しなければならないのが当たり前だったのでしょうね。あの時代に生まれた女性たちが、かわいそうで仕方ありません。
ジソンとヨンジュは、どういう関係なのでしょうか?ジェセがヨンジュのことを話すということは、親公認の関係があるのでしょうね。前回ヨンジュが受け取っていた手紙と関係があるのか、気になります。
他にも、またいろいろと、疑問が出てきました。ハンスの母も、自殺に見せかけた他殺だったのでしょうか?ジェスが燃やしていた書物は何?ヨンジュが「なくなった」と言っていたのは、燃やされた書物なのでしょうか?ハンスの両親の死、前王の死と、大臣たちが関わっていそうです。
商団のチョルスは、やはり勘の良い人なのでしょうね。ハンスを疑っていました!チョルスは完全に悪人ではなさそうなので、今後どのような行動をするのか注目したいです。ドンチも、とぼけていて、いい味を出していますね。船の上では、ドンチとホン氏も密着していたので、前回の予想通り、ロマンスが始まるかも!?