朝鮮弁護士

朝鮮弁護士 11話・12話 あらすじと感想






朝鮮弁護士 조선변호사 2023年放送 MBC 金土 全16話 

marikoさん

第11話視聴率3.6%

第11話あらすじ

院相・領議政ジェセはヒュル王に、「あなたは素晴らしい王の血縁だというだけで、王座に座っているだけ。誰が信じて従うのか?」と問う。ヒュル王は、「王にふさわしいと証明する」と、宣言する。「一番に成し遂げるべきことは、王に挑戦する者を倒すこと」と言うが、ジェセに「刀を使いことは難しいはず」と言い返されてしまう。

ヨンジュは大妃に会いに行き、「ハンスをどうするのか?」と尋ねる。大妃が教えてくれないので、ヨンジュは短刀を出して、大妃を脅す。大妃は、ハンスとヨンジュの噂が本当だと確信し、怒るのだった。大妃は「朝鮮のためであり、お前のためだ」と言うが、ヨンジュは「二度とハンスと関わらないので、助けてください。守るという約束を守れる公主にしてください」と、頭を下げる。大妃は「近くには置けないが、助ける」と約束する。

そうして、ハンスは輿から逃げることができたのだ。ところが、ハンスは逮捕され、ヨンジュが公主だと知られてしまう。ハンスは、ヨンジュに「どういうことだ?違うだろ?」と訊く。ヨンジュは、「本当なの」と答える。ハンスは呆れる。ハンスは役人に「俺を逮捕するんじゃなかったのか?」と訊くが、役人は「公主様が止められたので…」と答える。ハンスは、「公主が嘘つきかも知れないのに?公主の助けは受けない」とヨンジュを睨み、役人に自分を連れて行くよう指示する。ハンスは、チュン大監を殺した容疑で裁判を受けることに。

ソウォン閣に戻ったヨンジュは、ハンスが用意していた結婚指輪と手紙を見つける。ハンスからの「怒ってごめん。短刀なんかをプレゼントして、お前を危険にさらした。これが本当のプレゼントだ。お前を守るから、心配するな」という手紙だった。

ヨンジュはハンスを助けようとするが、ジソンは「今は危険だ。公主がすべきことをしてください。王室を危険にさらさないでください。私の父がどんな人か知っているではないですか」と止める。ヨンジュは「あなたを利用してもいいと、言っていましたよね?そうしてもいいですか?」と訊く。

ハンスは、「チュン大監を殺した真犯人を見つけるのは難しいから、私が犯人ではないという証拠を見つけろ」と、ドンチに指示する。

ウンスは、ハンスが逮捕されたと知る。その後、ドンチは船場で、高価な装飾品が入った箱を見つける。どこかから、「犯人を見つけるなら、富が必要なはずです」と女性の声がする。ドンチは声の主を探すが、見つけられない。ウンスが物陰から、ドンチを見ているのだった。ウンスはジェセにハンスの逮捕のことを訊くが、ジェセは「大妃のせいだ。公主と引き離すためだろう」と嘘をつく。

ヨンジュは、ハンスを助けるために、ジソンとの結婚を決める。ホン氏は、女性としてのヨンジュの幸せを心配するが、ヨンジュは「女性としての幸せは、ソウォンとして経験したから充分」と答える。

ジソンは牢屋にいるハンスに、ヨンジュと結婚すると知らせる。ハンスはヨンジュとの思い出に涙する。

ハンスが拷問を受けている間、ドンチはハンスのアリバイを探していた。ドンチは裁判所に、証人たちを連れて来る。現れたのは、ハンスが助けた人々だった。役人は、「証言は適当にするものではない。罰を受けても証言するのか?」と脅す。しかし、人々はひるまない。チュン大監が殺された時間、ハンスは違う場所にいたと証言する。外にまで証人たちが集まってきて、ハンスを助けてくれるよう頼む。役人は、「ハンスに助けられた者の証言は信じられない」と一蹴する。

そこへ、チョルスの部下が現れる。「私はハンスから助けられたことはないが、ハンスを尾行していたので、ハンスの無実を知っている」と証言する。役人は、ハンスを釈放するのだった。

ハンスは父の幻想を見て、「ようやく答えが分かりました」と、つぶやく。子ども時代のハンスは、「どうして私たちは貧しいのですか?尊敬されても、お金持ちにはならないのですか?」と、父に尋ねていた。父は、「金持ちになろうとしたら、利己的にならなければならない。しかし、法律は全員に公平でなければならない。だから私は金持ちになることはない」と答えていたのだ。ハンスは、「私は豊かな者になるという、夢を叶えました」と、父に報告する。

ドンチは船場に行き、大声で「贈り物をくれて、ありがとう。ハンス兄さんは、すぐ元気になるだろう。困ったことがあれば、来てほしい。私たちが助けるから」とお礼を言う。陰で聞いているウンスは、胸を熱くする。

ハンスは、ヨンジュにからかわれていたのかと、涙を流す。そこに、ヨンジュが現れるが、ハンスはヨンジュを拒絶する。ハンスは「親しくなる前に、距離をとって欲しかった」と言うが、ヨンジュは「あなたが必要だったから」と答える。ヨンジュはハンスに、律官カン・オンジクの手紙を渡す。封筒だけが残っているという。中身はジェセに奪われ、先王が亡くなったのだ。ヨンジュは「すべてはジェセのせいだ」と訴える。ハンスは「私に近づいたのも、騙したのも、すべて復讐のためだったのか?」と呆れる。ヨンジュは「私たち2人のためだった」と主張するが、ハンスは、「先王の責任がないのは、確かなのか?」と訊く。ハンスは、「お前は私にとって、呪いで、悪縁だ。私たちが一緒にいることはない」と言い残し、去る。

王室の外で、ハンスが叫んでいた。王が外に出ると、ハンスは「贈り物を持ってきました」と言い、王から渡された札を出す。ハンスが「私は王の友です」と言うと、王は「そうだ。私の友だ」と答える。王と2人で話すハンスは、「私が誰なのか、公主様から聞いていないのですか?」と尋ねる。ハンスの父のことを知った王は、「殺された父への、罪滅ぼしをしろというのか?」と訊く。ハンスは「どんな暮らしを守りたくて、人の死を軽んじるのですか?」と笑う。「王の民を守ることができると証明してください」と言い放つのだった。

ヨンジュはハンスと王の元へ走るが、先にジソンが王の元へ到着する。王は、「今日は公主の誕生日だ」と知らせるが、ハンスは帰ってしまう。ハンスは前に、ヨンジュの誕生日だと言われたのも嘘だったと思う。ヨンジュは、自分が履いている靴が、ハンスからもらった靴ではないと気付き、靴を脱いで歩き出す。

その時、ハンスとヨンジュはばったり出会う。ハンスはヨンジュを無視するが、ヨンジュが脱いだ靴を、ヨンジュの足元に持ってくる。ハンスは、「私が公主様に靴をあげたことを覚えていますよね?公主様がどこにでも行けるように願いましたが、私がいる場所にだけは、来ないでください。お誕生日おめでとうございます」と伝える。ヨンジュは、「私たちが一緒にいることはできないが、一緒に戦える方法を探す」と決意するのだった。

ハンスは、赤ん坊を背負って、船の事務所に帰ってくる。新しい依頼人だという。「朝鮮の本当の主人にする」と宣言する。

第11話感想

傷ついたハンスが切なくて、可哀相です。ヨンジュも可哀相ですが、ヨンジュは復讐心の方が強いのかな?という気がします。復讐を通してでも、ハンスと一緒に目標を達成したいという気持ちも、理解できるような、できないような…。復讐なんかよりも、ハンスの気持ちを第一に考えてほしかったです。ハンスが傷つくのも、当然ですよね。そもそも最初から、ハンスを利用するために近づいたのですから。ヨンジュにとっては、復讐と恋愛がセットだったのでしょうね。ハンスは、ヨンジュを許すことができるのでしょうか?これからヨンジュが挽回することは難しい気がします。

ヒュル王はジェセに牽制されて、やる気を出したようですね。かっこいいです。命がけの戦いですから、本気を出さないといけないですよね。ハンスと王の関係も、どうなるのか気になります。ハンスは、王を利用するつもりなのでしょうか?

ジソンは、性格が悪くなったのか、強気になりましたね。ハンスへの嫉妬でしょうか?他の男を助けるために自分と結婚しようとしている女なんて、それでも好きなのが不思議です。結婚しても最初は良いかも知れませんが、ずっとヨンジュが自分を好きでいてくれているのか、不安になりそうですよね。そんな人生は歩んでほしくありません。ジソンはお父さんにも恵まれていないし、好きな人からは愛してもらえないし、気の毒な人生です。どこかでヨンジュを割り切って、強く生きていってほしいなと願います。

ホン氏とドンチも、切ないです。ホン氏はヨンジュに仕えている以上、ドンチと親しくするわけにはいかないですものね。ようやくホン氏もドンチへの気持ちを自覚したのに、離れることになるなんて、悲しいです。

ホン氏は、本当にヨンジュの靴を捨ててしまったのでしょうか?ソウォンとしての思い出を忘れさせるためだとしても、荒治療ですよね。

ハンスが最後に連れてきた赤ちゃんはどんな作戦に使うのか、気になります。ジェセの力が強すぎて、どんな方法でも勝てない気がしてしまうのですが…。今回は拷問を受けてしまったし、ジェセに勝つためには、もっと危険な目に遭いそうです。

ウンスは、まだジェセの悪だくみに気づいていないようですね。早くハンスの元に帰ってほしいです。ハンスもウンスと再会することを願っていますよね。ジェセの近くにいるのは危険なので、早く離れられますように…。

第12話視聴率3.2%

第12話あらすじ

ハンスが酒を飲んでいるとき、赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。チョルスの部下、チュスが赤ん坊を抱えていた。ハンスは「どうした?助けてやる」と申し出る。チュスは、泣きながら事情を話し出す。チュス兄弟は、自分たちの土地を持つのが夢だった。「3年間、畑を耕せば自分の土地になる」という法を信じて、土地を耕し始める。しかし、土地を耕しているときに、チュスは兄を怪我させてしまう。チュスは名前と家族を捨てて、逃げてしまった。

兄は1人で土地を耕し続けて、畑ができた。しかし、様子を盗み見していたウォン大監が「自分の土地だ。私が見た時は、休耕地だった」と主張し、土地を奪われてしまう。チュスの兄の妻は、隠れて穀物を収穫しようとしているところ、捕まってしまう。兄は亡くなった。チュスは、ハンスに助けを求める。赤ん坊は、亡くなった兄の子どもだったのだ。ハンスは「ちょうど復讐をしたかった奴らだ」と、復讐を誓う。

しかし、権力者が土地の権利を主張しているので、簡単ではない。ハンスはジソンに相談して、訴状を書いてもらう。ハンスが土地訴訟をすると知ったヨンジュは、ハンスを助けようとする。しかし、ジソンから「私たちを困らせるために、訴訟をしているのです。私たち両班が一番土地を持っているので」と言われてしまう。

チュスは、ウォン大監に訴状を見せる。ウォン大監は、ジェセに「土地を持つ、両班全員のための訴訟です。相手がハンスです」と、助けを求める。ハンスの名を聞いたジェセは、目の色が変わる。

ハンスはチュスの兄を知る農民たちに、「チュスの兄が、“賦役”(小作人が農地で無償労働をすること)をしていた」と、訴訟で証言してくれるよう頼む。訴訟に証人たちが来てくれるが、彼らは「チュスの兄は脚が悪かったので、一緒に賦役をしに行かなかった」と嘘の証言をする。農民たちが嘘の証言をしたのは、人質をとられていたからだった。

ヨンジュは、ジェセの目を引くことを思いつく。ジソンと一緒にジェセに会っている最中、ハンスが訪問してくる。ハンスはジェセの部下に案内された陶芸の部屋で、ジソンとヨンジュに会う。ジェセは結婚祝いに、ヨンジュに壺を渡す。ジェセは、「民の助けにならない法は、変える」と言い出す。そして、ハンスに「私が法を変えるから、君が混乱を収拾しろ」と命じる。ハンスは、「ジェセはウォン大監が申請書を偽造をしていたと、気付いている」と、つぶやく。

ヨンジュはハンスに、「言ってくれれば、助けたのに。私たちの土地も危険になるから?」と尋ねる。ハンスは、「当然あなたを信じられないからです。嘘ばかりで、真実というものがあるのですか?」と責める。ヨンジュは「父の復讐を誓った時、どうだった?あなたは、私の刀だっただけ。それが唯一の真実よ」と言い渡す。ハンスは、「あなたの目的を知りながら、一緒にいるジソンが気の毒だ」と言う。

チョルスは、チュスを呼び出す。訴訟を諦めるように命じる。もともと王室に土地を託していたことにする、投託をするのだという。チュスは、「王室の土地を貸してもらうのだから、自分の土地になるのと変わらない」と、了承することにする。その提案をしたのは、ヨンジュだった。ヨンジュは、「これから、食べて生きる道を確保する方が大事だ」と主張する。

しかし、ハンスは「一生、他人の土地で食べていくことに変わりない」と怒る。上着を脱ぎ、農具で傷ついた体を見せ、「農民のように、ボロボロになって働いたことが1日でもあるのか?一生懸命に生きている人に、どうして偽造なんて提案するんだ?」と叫ぶ。ヨンジュは「他に良い案はないでしょ?それも無責任ではないの?」と言い返す。

判決の日。ハンスは、「訴訟を諦める。土地を元の通りにします」と宣言する。チュスたちは、兄の土地を掘り起こし、水浸しにしていた。ウォン大監は怒るが、チュスは「ご自分で元通りにしてください」と突き放す。

ジソンに助けを求めたウォン大監は、「奴隷を使うのは金がかかるから、あいつの土地に目を付けたのに」と怒る。ジソンが「では、土地を奪ったということか…」と言うと、ウォン大監は「土地を諦める!」と言い捨てる。チュスは、土地の権利を手に入れるのだった。ハンスは、「すべてを諦める覚悟をしたことで、道が開けたのです」とジソンに明かす。もともと土地は、低湿地だった。ウォン大監は騙されたのだ。

チュスは、「甥の名前をハンスにする」と、皆の前で宣言する。ハンスは、胸を熱くするのだった。チョルスは、さりげなく子ども用の靴を置く。その下には、手紙が入っていた。ヨンジュからの手紙だった。ハンスは表に出て、ヨンジュと話す。ハンスは、「おかげで自分の力で解決しました。ありがとうございました、公主様」と嫌味を言う。ヨンジュは「助けになれて、何よりだ」と答える。ハンスはヨンジュに子ども用の靴を渡し、立ち去る。ヨンジュからの手紙には、「ジェセの情報源を突き止めたかも知れない」と書いてあったのだ。

ハンスとドンチは、「ウンスは今頃、子どもでも産んでいるかな?」と想像していた。ハンスは両親に線香をあげながら、「私とウンスを見守ってくれていますよね?」と、つぶやく。

翌朝、ヨンジュの手紙にあった飲み屋に行ったハンスは、ウンスを見かける。ウンスは驚いて顔をそむける。飲み屋の中からジソンが出てくるが、ジソンとハンスは事態が分からないのだった。

第12話感想

悪賢い両班がいるものですね!金持ちだから、農民よりは楽をして生きているのに、それでも人が苦労して耕した土地を横取りしようとするなんて…。「奴隷を雇う金が高い」なんて、自分勝手ですよね。ハンスの悪知恵で、土地がチュスのものになって、本当に良かったです。

農民や身分の低い者たちが、身分の高い者たちのせいで簡単に命を落とすのが、悔しくてなりません。女性も振り回される運命だし、身分の低い者たちも振り回される…。生まれが一生を決めますね。弱い者たちのために戦うハンスを、応援したくなります。

ついにウンスとハンスが、顔を合わせました!幼いときに別れたので、ハンスはウンスの顔に気が付かないかも知れませんね。ハンスはウンスが幸せな結婚生活を送っていると信じているのに、真実を知ったらと思うと、胸が締め付けられます。妹が男に身を売ったりしているなんて、悲しすぎますよね。ますますハンスが傷つきそうです。ハンスの恨みは、解消する時が来るのでしょうか?

ヨンジュとハンスは、相変わらず火花が散っています。正面突破しようとするハンスと、現在のルールを利用して有利な状況にしようとするヨンジュ。なかなか2人が分かり合う日が来そうにありません。2人の考えの違いは、やはり育ちの違いのような気もします。

ジソンも弱い民を守るために、頑張ってくれていますね。ジェセの息子が、こんなに真っ直ぐに育ってくれたなんて、感動します。権力を持っているジソンが正しい信念に基づいて行動してくれれば、世の中も良くなりそうですね。ジソンには、これからも活躍してほしいです。

チュスはハンスに感謝しているようですが、チョルスはどうなのでしょうか?大臣たちの手足になって働いていましたが、たまにハンスのためにも動いてくれますよね。チョルスが最終的に、悪と善のどちらに立つのか、気になります。


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