朝鮮弁護士 조선변호사 2023年放送 MBC 金土 全16話
marikoさん |
第1話視聴率2.8%
第1話あらすじ
外知部であるハンスは、「法律は誰にでも平等で、公平を求めるのが訴訟だ」と信じていた。それを助けるのが、外知部の仕事だ。ハンスは外知部の仕事をするために、漢陽にやって来る。
一方、ヨンジュは公主だという身分を隠して、ソウォン閣で働いている。ヨンジュと客主であるホン氏は、弱い民を助けていた。
チャン氏商団の梅酒は、評判が悪かった。チャン氏の部下は、評判が良いパク氏の店に行って、因縁をつけ暴力をふるう。パク氏はハンスの元に逃げて来るが、ハンスのせいで見つけられてしまう。パク氏が先に梅酒を売っていたのに、商団の許しなく梅酒を売るのは、禁止なのだという。そこにヨンジュが止めに入り、ヨンジュの部下ユンが助けに来て、事なきを得るのだった。ヨンジュは、ハンスを睨む。
ホン氏は、チャン氏の部下に、壊れた物の弁償を求める。しかし、ホン氏はパク氏には弁償を求めない。ヨンジュはユンに、梅酒の売買について調査を命じるのだった。
パク氏は「梅酒を売れないから、捨てるしかない」と思っていた時に、“雇用訴訟”ののぼりを掲げた船を見つける。パク氏はハンスに相談をすることに。ハンスはパク氏を助けなかった理由を聞かれると、「あの時は雇用されていなかったから、助けなかった」と開き直るのだった。パク氏は「悔しいなら訴訟をしろ」と煽られ、怒って帰ろうとする。ハンスは「誰が話しを聞いてくれるのか?ずっとそんな調子で生きるのか?」と大声をあげるのだった。
パク氏は他の外知部にも相談しようとするが、「チャン氏商団を相手にしたくない」と断られる。パク氏は漢陽を去ることに決め、金を借りにソウォン閣に来る。ヨンジュはパク氏を哀れに思うのだった。
ヨンジュは公主の正装に着替え、従弟のヒュル王に会いに行く。ヨンジュは王が本心を話すことができる、唯一の相手だ。ヨンジュは日頃から、世間のことを王に話していた。ヨンジュは王に梅酒を飲ませ、「庶民にも飲ませたいが、独占販売する者のせいで売れないのだ」と訴える。王は、便宜を図ることを許可する。
領議政ジェセのところに、王から文書が届く。しかし、ジュセは王を後回しにする。その夜、パク氏の家に火がつけられる。母の足に火がつく大惨事だ。パク氏はハンスの元に、訴訟を頼みに来る。ハンスは、従弟として訴訟するという。漢城府から、詐欺だと誤解されるのを防ぐためだ。パク氏にサインをさせようとしたその時、ヨンジュが止めに入る。「ハンスは怪しい」と止めるが、他に頼るものがないパク氏は、サインしてしまう。
その時、王からの使いがヨンジュの元に来て、「方法がなかった」と伝える。一方、チャン氏は部下に暴力をふるい、訴訟を起こされたことを怒るのだった。部下は、チャン氏の後ろ姿を睨む。
その夜、ヨンジュは両班が服を燃やそうとしているのを見つける。ハンスがパク氏の火をつけていたのだ。ヨンジュはハンスを責めるが、ハンスは「人を助けるのと、私を罪人だと突き出すのと、どちらが大事か?」と言い張る。
訴訟の日。商団は事前に、漢城府の大監に賄賂を贈っていた。ハンスは独占販売を禁止することは国法に書いてあると主張し、チャン氏側は「独占販売を許可する判例がある」と対立する。しかし、ハンスは相手が出してきた判例が、明の判例だと言い出す。ハンスは法でも新聞でも、何でも忘れない能力を持っているという。
ハンスは、「ここが朝鮮である以上、国法が優先されるべきだ」と、大声で主張する。ハンスの部下ドンチが民を扇動して、大声を上げさせる。ハンスは勝利した。チャン氏に商売を邪魔させず、今までの保証もさせることに。ヨンジュはハンスを見直すのだった。しかし、ハンスが明の判例だと言ったのも、根拠のないハッタリだった。
ハンスは報酬として、パク家の祭祀に使う道具を報酬として持って行こうとする。パク氏の母は、「恩は今じゃないと返せないから、持って行かせなさい」と言う。ハンスは母の髪飾りまで持って行こうとするが、ヨンジュが止める。その時、ハンスがパク氏の家に火をつけたとして、ハンスとドンチは逮捕されてしまうのだった。
その後、パク氏の母は、「ハンスは恩人だ」と言い出す。母は、家族の負担になりたくなくて、首つり自殺をしようとしていたのだ。その時、火があがり、母は商売道具を守ろうとしていた。すると、ハンスが現れ、「どうせ死のうとしていたのに、貴重なものを助けてどうするのか?母が自殺したら、残されたものは毎日が地獄だ」と助言し、母は反省した。
一方、ハンスは、子ども時代を思い出していた。ハンスの母は自殺していたのだ。その後、家に火がつけられた。追手から逃げたハンスは、崖から川に飛び降りる。
ヨンジュは、ハンスのしたことは悪いが、法律で人を助けたことに感心していた。父である先王が「民を助けるのは王ではなく、法でなければらない」と言った言葉を思い出すのだった。
パク氏の母が、「火事は自分の故意だ」と訴えたおかげで、ハンスたちは20回棒打ちにされて、出てくることができた。
チャン氏は訴訟に負けたことで、商売の信頼を失ったことに怒っていた。ハンスが同じ妓房にいると知り、後をつける。追手に気付いたハンスは、走ってきたヨンジュを連れて、逃げる。ヨンジュはハンスを誤解していたことを謝るのだった。しかし、ハンスは「火をつけたのは本当だから、謝る必要はない」と言う。その時、2人はチャン氏の手下に見つかり、頭を殴られる。
気が付くと、ハンスは井戸の上に逆さ吊りにされていた。ハンスは、最初からチャン氏を怒らせるために、訴訟を仕掛けていたのだ。ハンスには、チャン氏が譏察軍官だった時の恨みがある。ハンスはチャン氏を助けると言い出し…。
第1話感想
時代劇で弁護士(外知部)のお話は珍しくて、面白いです。しかも、主人公が正々堂々とした正義の味方キャラクターではなくて、一癖も二癖もある、正義とは言いがたいキャラクター…。斬新な切り口で面白いですね。なぜかハンスがロバに乗っているのも、独特なハンスのキャラクターをうまく表現しています。原作は同名『朝鮮弁護士』のウェブトゥーンで、人気の作品です。
この時代は貧富の格差がすごかったでしょうから、弱い者が可哀相ですね。今話ではパク氏が酷い目に遭っていましたが、先に梅酒を売っていたのはパク氏なのに、不公平が酷すぎます。チャン氏は元譏察軍官で役人だったようですが、商団でやっていることは、ただのチンピラですね。
ハンスはチャン氏に恨みがあるようで、チャン氏に近づいたのも計算づくでした。幼い頃に母を自殺に追い込まれていますから、並々ならない恨みのはずです。あんなに幼い子どもが外知部になるまで努力したのですから、想像を超えた苦労だったでしょうね。ハンスの過去が気になります。
公主ヨンジュを演じるキム・ジヨン(アイドルグループ・宇宙少女のボナ)は、ドラマ『二十五、二十一』で人気になりました。外見の美しさは以前から際立っていましたが、公主の正装に着替えると、さらに美しかったです。ヨンジュは、身分を隠してソウォンとして生きています。ヨンジュはすぐにハンスの手柄を認め、素直な性格をしていますね。好感度が高い、女性主人公になりそうです。
ところで、誰が、ハンスが火事を起こしたと告げ口したのでしょうか?パク氏の母のわけがないし、ヨンジュでもなさそうです。ハンスの裁判を見ていた若い男性の正体も、気になります。火事の告発者と、その男が繋がっているかも知れません。
ともすれば暗くなりそうなテーマのドラマではありますが、演技がユーモラスなので、明るい雰囲気でストーリーが進みます。これからの進展が楽しみなドラマです。
第2話視聴率2.9%
第2話あらすじ
ハンスは、貧しかったが、幸せだった両親との子ども時代を思い出していた。ある時、ハンスは家の玄関で、便所を借りに来た女とすれ違う。その女が忘れて行った袋の中に、高価そうな龍の置物が入っていた。ハンスは捕えられ、譏察軍官だったチャン氏に殴られる。ハンスはチャン氏へ復讐するために、外知部になった。
一方、現在に戻り、チャン氏に捕えられたハンスは隙を見て、縄を切る。「チャン氏が手に入れたがっている絵を手に入れてやる」と取引をする。チャン氏は領議政ジェスに渡す賄賂として、絵を欲しがっていたのだ。ハンスは、刑務所に捕えられているピョ氏を解放して、絵を手に入れてやると提案する。
ヨンジュは「自分を担保とすれば良い」と言い出す。ヨンジュはハンスを信じたいのだという。ヨンジュはハンスがどこまでできる奴なのかを知りたかったのだが、正直に言うわけにいかないので、「ハンスに恋をした」と嘘をつく。ハンスはヨンジュを人質として残し、5日で絵を手に入れる約束をする。誰かに謝罪をされたのは初めてだったハンスは、ヨンジュが気になり始めていた。
ハンスは刑務所にいるピョ氏を訪ね、「助けてやる」と取引する。しかし、ピョ氏は子どもたちを拉致して、売ろうとしていた。ピョ氏は「朝鮮を無事に発つことができるように、船も用意するように」と条件を出す。ハンスは、チャン氏に「裁判で証言をするように」と頼むのだった。
チャン氏の部下チョルジュは、ハンスに悪だくみがあるのではないかと疑っていた。チョルジュはヨンジュを解放し、ハンスを監視するように命じる。ヨンジュは、ハンスに勝負を挑む。「凶悪犯のピョ氏を助けるのは反対なので、ハンスが負けたら、裁判を諦めろ」というのだ。酒をたくさん飲んだ方が勝ちの勝負で、ハンスが負ける。しかし、それは酔ったフリで、実はヨンジュは酒ではない壺をハンスに教え、代わりに「本当の理由を教えろ」と言っていた。
一方、チョルジュは男に金を渡し、ハンスと親しい妓女オウォルの情報を得ていた。
その後、ピョ氏の裁判が始まる。チャン氏は「ピョ氏と一緒にいた」と証言する。しかし、ピョ氏は「知らない奴だ。俺は1人でいた」と大声をあげる。さらに、「こいつが真犯人だ。俺が犯人じゃないと知っているのは、チャン氏だ」と言い出す。チャン氏は「絵をくれると言うので、偽証しただけです」と慌てる。チャン氏は「チョルジュと一緒にいた」と言うが、チョルジュは「チャン氏と一緒にいたが、真犯人はチャン氏だ」と証言する。事前にハンスがチョルジュに近づき、子どもたちが拉致されているところへ案内して、ドンチにその姿を目撃させていたのだ。「濡れ衣を着せられたくなければ、ハンスに有利な証言をしろ」と命じていた。
チャン氏は、その日、悪いことをしていたので、何をしていたかを明かせない。チャン氏が「記憶がない」と言うと、チャン氏は記憶が戻るまで捕らえられることに。解放されたピョ氏は、ソウォン閣で受け取った書をハンスに渡す。
図画署(図画を担当する官庁)では、チョルジュは絵を大監に渡していた。しかし、その晩、大監はチャン氏に証人として呼ばれる。すべては大監の指示だったのだ。チャン氏によると、以前も謀反の濡れ衣で、無実の人を陥れたという。怒った大監はチャン氏を殴り、帰ってしまう。
ハンスはチャン氏に、「7年前に家族を殺された」と明かし、誰が黒幕なのかを訊く。チャン氏は王が黒幕だったと明かし、「商売も農業もできないくせに、法を変えたかったのか。変化を望めば、代価がつくものだ」と悪態をつく。
ハンスの父の裁判で、子どもだったハンスは「荷物を置いていった者の顔を知っているので、1時間だけ待ってください」と頼むが、父は殺されてしまう。その後、母は自殺した。ハンスは今も、その悪夢に苦しめられている。
ピョ氏は明の偉い人の船に乗せられて、絵を盗んだ奴だと見破られる。ハンスは、朝鮮を発つ船を用意するという約束を果たしたのだ。拉致された子どもたちは、親の元へ帰される。
ヨンジュはハンスに「どうやって作戦を思いついたのか?」と質問する。ハンスはヨンジュに「お前は本当に俺のことを好きなんだな。だが、これ以上、俺の周りをうろつくな」と言い、ヨンジュは呆れて帰ってしまう。
一方、チョルジュは商団の主人になっていた。ハンスは最初から、商団の主人を替える作戦だったのだ。しかし、チョルジュはハンスを警戒していた。ヨンジュはハンスを尾行していて、ハンスが商団のトップを替えたことに気付く。
ハンスは、自宅に復讐する相手の似顔絵を壁に貼っていた。チャン氏の絵を燃やす。そして違う男の似顔絵を見ながら、「次はお前だ」とつぶやくのだった。
チャン氏の事件を聞いた領議政ジェセは、ヨンジュの行方を気にし始める。一方、ヨンジュは、「ハンスの助手になる」と言い出す。ヨンジュは王に、「ハンスを私の味方にするので、お金をください」と許しをもらっていたのだ。
第2話感想
ハンスの頭の回転の速さに感心します!事前にいろんな罠を仕掛けていて、それがハンスの思い通りに動いていくのが痛快です!ヨンジュがハンスを気にするのには、納得します。ハンスのような人が近くにいたら、気になって仕方ないですよね。ヨンジュにも目的があってハンスに近づいているようですが、そうでなくても頭が良い男性は魅力的なので、気持ちが分かります。
ハンスの入浴シーンでは、筋肉がすごかったですね!どんなに鍛えたら、あんな肉体になるのか…。韓国の俳優は、筋肉自慢の人たちが多いので見慣れてきましたが、ハンスの肉体はすごかったです(笑)
ハンスはチャン氏をやっつけることに成功しましたが、ハンスよりも悪い奴がいましたね。権力をもっと持っている奴が悪いのは、よくあることですが、弱肉強食は怖いです。
王がなぜ、ハンスの父を殺したのでしょうか?大きなことを夢見る人間が、邪魔だったのでしょうか?王以上に権力を持った人物はいないので、ハンスは苦戦しそうです。今の王(ヨンジュの従弟)は当時は子どもだったはずなので、前王のことでしょうか?
今もトラウマに苦しむハンスは、可哀相ですね。母性をくすぐられます。ハンスは本気でヨンジュに恋したようですが、ヨンジュに他の目的があると知ったら、ショックを受けそうです。
領議政ジェセが、明の偉い人と会っていました。ジェセも王の書簡を無視したり、悪い奴のようですね。1話でハンスの裁判を見ていた若い男は、ジェセの息子でした。
『朝鮮弁護士』は復讐ストーリーですが、暗くないので、楽しめます。2話では、『応答せよ1988』のテクの父役だった、チェ・ムソンが右參贊役で出てきて、嬉しかったです!悪者のような予感がするので、残念ですが(笑)
若い俳優たちも魅力的ですが、年配の俳優たちも、有名で実力派揃いな人たちばかりなので、今後が楽しみです!