韓国ドラマ時代劇 あら感

王女ピョンガン 月が浮かぶ川 全話あらすじと感想 キャスト・相関図 視聴率






放送予定

【日本放送】

●BS日テレ 全30話(2024/11/7から)月~金曜日17時から2話連続放送 字幕

●BS日テレ (2024/6/6から)月~金曜日の13時から

●テレビ大阪2024/5/15(水) 08:00

●テレ東(2024/2/23から)月~金曜日8:15から 吹替[二] +字幕

●【日本初放送】NHK BSプレミアム 全22話(2021/10/31から)日曜日21時から 吹替[二]

【韓国放送期間】 2021年2月15日~4月20日まで

邦題:王女ピョンガン 月が浮かぶ川

原題:月が浮かぶ川

王女ピョンガン 月が浮かぶ川

달이뜨는강 

2021年放送 KBS 2TV月火 全20話

視聴率

平均視聴率 7.49% 시청률 最低視聴率第1回前5.5% 最高視聴率第4回後9.4%

出典:http://program.kbs.co.kr/

あらすじ

高句麗が人生の全てだった王女ピョンガン(キム・ソヒョン)と愛を歴史にした将軍オンダル(ジス)、運命に屈しない2人の若者の純愛を描いたフュージョン時代劇ロマンス

6世紀半ばの高句麗(コグリョ)。国王の長女、ピョンガン王女は、聡明で正義感が強く、将来は父の跡を継いで君主になり国を守るという夢を持っていた。一方、国境を守る順奴(スンノ)部族のオン・ヒョプ将軍の息子オン・ダルは、父に憧れる無邪気なわんぱく少年だ。
朝廷では強大な力を持つ桂婁(ケル)部族のコ・ウォンピョがほかの2部族と結託し、王座を奪おうとしていた。ヨン王妃はピョンガン王女を連れ、ひそかにオン・ヒョプ将軍に助けを求めに行くが、敵の陰謀により、王宮に戻ることなく殺されてしまう。逃亡中にオン・ダルとはぐれたピョンガン王女は行方不明に。そして、オン・ヒョプ将軍は部族の民を守るため、王妃を殺した逆賊の汚名を着せられ命を落とすことに。

8年後、記憶を失っているピョンガン王女は、「カジン」という名で、高句麗の王族を襲う刺客集団の一員になっていた。やがて、カジンに、国王を暗殺しろという命が下される。そのころオン・ダルは、目立たぬように「バカとなって生きろ」という父の遺言に従い、山奥で養母とひっそり暮らしていた。やがて偶然再会した2人は強くひかれあっていくが…。

出典:NHK 新番組情報 海外ドラマ『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』

相関図

出典:KBS

キャスト

主要人物たち


出典:KBS

キム・ソヒョン 剛直で賢い姫、王女ピョンガンと冷徹で残酷な殺し屋のヨム・ガジンの2役。
高句麗ピョンウォン王の一人娘。 「姫」である時には、賢く、大胆。チョンジュバンの殺し屋、ガジンの仕事の時は、シニカルで冷徹。時には残酷。例外的に「オンダルの前」では、ガタガタと震え、時にはナイーブ。無能な父と利己的な奸臣を追い出し、崩れた高句麗の栄誉を立て直さなければならないという目標に向かって、走って行くヒロイン。
女性初の高句麗太王を夢見るほど、野心家のように見えるが、国と民を守りたい気持ちだけは本気だ。始まりは「復讐」だったが、次第に「大義」のために、自分だけの戦いをすることになる。


出典:KBS

ナ・イヌ オンダル役 ピョンガンの剣になって、彼女の意を成功させてやる!
以前は、スンノブの族長を務めてきたオンヒョプの息子。 現在は、大城山のゴースト、あるいはバカ者のオンダル。幼い時から、好奇心、冒険、男気を持っていた熱血少年。今では世界万物すべてを愛する非暴力主義者。密猟者がは
った罠に陥った動物を解放し、干ばつのためのどが渇いた動物たちのために、山のあちこちに井戸を掘るほど、繊細で純朴な人物。
しかし、一度戦いになると、その破壊力はすごい。走るのが速く、力や技術で四壁をよじ登り、ジャンプ力まで備え、両手を自由自在に操り、武芸の達人で、彼に比類する相手は
ない。 何かを奪ったり、所有するために戦う人々とは異なり、誰かを守るためだけに戦う。


出典:KBS

イ・ジフン コ・ゴン役
ピョンガン姫は、我のもの!
上部コ氏ケルブ嫡統長者、コ・ウォンピョの長男。ケルブの地、ソンハク山の城主。抱える先人が1千人を超える、太学シニア出身のエリート将軍。一目で見ても「王族」であることが分かる程度に、品位と権威が感じられる。


出典:KBS

チェ・ユファ ヘ・モヨン役
高句麗をもて遊ぶつもり!
ソノブ嫡統長者、ヘ・ジムンの養女。美貌。 周到な性格。頭の回転が速く、資産運用 이재(理財)に有能であり、薬草を扱う実力も優れている。父ではなく、実質的にソノブを導いている、実力者。しかし、隠している秘密がある、ミステリーな女性。

皇居の人々


出典:KBS

キム・ボムレ 太王ピョンウォン王役 
私の間違いを正し、高句麗の王権を取り戻す!
高句麗のオセロ。 反転の太王。 ピョンガンの父。
干ばつ時には、おかずの数を与えるといわれるほど、民を大切にして、慈愛深く、寛容な性格の聖君であった。 しかし、実権を握った臣下たちに押されながら、鋭敏で疑問の多い性質に変わる。


出典:KBS

チャ・グァンス チンピル役
よく育てた1人の娘は、10人の息子に勝る!
クァンノブの大家。 第2王妃ジンの父。 王室の外戚。孫ゴンムが太王になってほしい。 小心で、気弱だが、娘の力を背に負って、いばり散らす。


出典:KBS

キム・ジョンヨン コン・ソン役
ピョンガンの乳母。 8年前に姫が行方不明になった後、一人で木蓮堂(姫宮)を守った。毎年姫のチョンドジェ (* 仏教用語) 천도제 が戻ってくるたびに、涙したので、ピョンガンが生きて帰ってきたとき、誰よりも喜んで感激した。


出典:KBS

キム・ソヒョン ヨン・ワンフ役
8年前に死亡したピョンガンとウォンの母。 真のノブレス・オブリージュ。高句麗の王侯として、民のための仕事が何なのか、常に悩んで実践しようと努力した人物。


出典:KBS

ソン・オヒョク テガム役
太王を祀る宦官の頭。 ピョンウォン王の最側近であると同時に、コ・ウォンピョの指図を受けて、王室の動向を報告する脅威的な人物でもある。


出典:KBS

アン・シヌ キム・ピョンジ役
ソノブ出身以前に高句麗の新しピョンウォン王の友。
出身家系もこれと言って見ることなく、特性もなく、守らなければならない家族もなく、誰からも牽制されていない人物。 その透明な履歴のおかげで、高句麗の貴族会議の議長を 代々(任期3年)を再任することができた。


出典:KBS

ワン・ビンナ ジン妃役 ピョンウォン王の継妃。ずば抜けたオフホワイトの嬌びを売る性格で、王の心を得て、王子ゴンムを生んだ。虎視眈々と、太子ウォンを追い出し、ゴンムを王位に上げようとする。


出典:KBS

キ・ウンセ ヒョン妃役
ピョンウォン王の後宮。育ちの良い、典型的な貴族の女性。見えれば見てしまい、聞こえれば聞いてしまい、おしゃべり好きの気性のために、不本意にも禍いの元を作ることもある。一言でいうと、ちょっとおどけたタイプ。

スンノブ (キシンゴル) 순 노부 (귀신 골) *高句麗初期の政治勢力


出典:KBS

カン・ハヌル オンヒョプ役 
オンダルの父。 スンノブ族長。 高句麗の武将。国と不足に対する義務と責任を果たす手間で、存分に愛してあげられなかった息子への申し訳ない思いを胸に抱いたまま、濡れ衣を着ている。


出典:KBS

ファン・ミョンイ サシ役
オンダルの乳母。 非暴力平和主義者。 許しと理解し、共に生きる生活重視。オンヒョプ族長様の生前の意思に基づいて、オンダルに武芸も教えず、人の大切さ、命の重さ、生活の知恵だけを強調する。


出典:KBS

チョン・ウク サ・ウナム役
スンノブの元老。 キシンゴル村長。 民と目の高さを合わせる、思いやりのある、穏やかな性格の持ち主。オンダルを息子のように愛する。


出典:KBS

キム・ドンヨン サ・プンゲ役
サ・ウナムの息子。 スンノブで苦しめられて育った、オンダルとは長い友。オンダルと言い合いしながらも、決定的な瞬間では、兄弟よりも濃い友情を表す。


出典:KBS

オ・アリン ウォリ役
キシンゴル(ファジョンミン村)で真に実力を持つ者。 百済流民出身。 はっきりした性格で、たくましい。年齢は幼いが、時々若年寄りのような声で人々を驚かせている。


出典:KBS

イ・サンチャン ソッグ役
軍営の厩舎で働いて、ひどい仕打ちに耐えて逃げた。リンチされて、死にかけていたところをオンダルが発見して、キシンゴルに連れて来た。無口で無愛想に見えるが、実際には俗情が深く、義理も知っている男だ。


出典:KBS

ウォン・ウ ピルグ役
長安城築造に動員されたが、夜逃げした。この山、あの山へ流れて、草木のように疲労しながら、一日一日を延命し、狩りに出てきたオンダルに会って、…キシンゴル住民になった。


出典:KBS

ユン・アジョン ホンメ役
キシンゴルに住む婦女 (アナク 아낙)。 言葉が多く、程度多く、お節介焼きも手広い。戦争で夫と子供を失った身分だが、今はキシンゴルに欠かせない、家事の切り盛りがうまい人。

ケルブ 계루부 *高句麗初期の政治勢力


出典:KBS

イ・ヘヨン コ・ウォンピョ
王座は我らが上部コ氏のものである!ケルブ嫡統長者 고추가。高句麗貴族会議の首長。제가회의의 수장. 冷酷、無慈悲で、用意周到である。いつか内部コ氏を追い出し、上部コ氏が大王になる日を夢見ている。


出典:KBS

ユン・ジュマン コ・サンチョル役
上部コ氏一族。ケルブ嫡統長者で、コ・ウォンピョの右腕。あらゆる危険な任務と厄介な仕事を引き受けており、ウォンピョに忠誠を捧げる。

ソノブ 소노부 *高句麗初期の政治勢力


出典:KBS

チョン・インギョム ヘ・ジウォル役
お金はすなわち、権力である!
ソノブの長(族長)。対外貿易をする上部のマネージメントをして、莫大な資金を確保する。最も裕福な部族だが、その富を維持するためには、ケルブのコ・ウォンピョの顔色を見なければならない。

チョンジュバン


出典:KBS

ハン・ジェヨン トゥ・ジュンソ役 
殺し屋集団チョンジュバンのリーダー。살수 집단 천주방 방주. 魔術と占いも可能な彼は、本来は高句麗の吉凶禍福を占う、皇室所属のコピー(卜師)であった。


出典:KBS

リュ・ウイヒョン タ・ラサン役
チョンジュバン殺し屋。 タ・ラジン双子の兄。はっきりした性格の妹とは異なり、人を殺す殺し屋ではナイーブで鈍い性格である。 暇さえあれば妹と言い合いをするが、兄弟愛は深い。


出典:KBS

キム・ヒジョン タ・ラジン役
チョンジュバン殺し屋。タ・ラサンの双子の妹。物の言い方が荒く、腕白小僧のような性格に加え、顔も似ているので、人々はしばしばタ・ラサンと勘違いする。それでもピョンガンより、自分が女性だとの意識が強くて、ピョンガンがオンダルと会った時に、それなりの恋愛コーチまでしたほどである。


出典:KBS

ムン・ジンスン マ・テモ役
チョンジュバンの殺し屋。殺さなければならない相手に、慈悲はない。老若男女問わず、剣を振り回す。リーダーの寵愛を切望するが、いつもピョンガンの陰に隠れている。


出典:KBS

チョン・ウンピョ ヨム・ドゥク役
チョンジュバンのメンバー。ピョンガン(ヨン・ガジン)を育てた継父。素朴で善良な性格。自家製塩を作って売って、残りの利益と、その過程で得た情報をチョンジュバンに提供する。戦争で妻と娘を失って、貧困に喘ぐなか、チョンジュバンに入った。

出典:KBS

スタッフ /演出:ユン・サンホ、脚本:ハン・ジフン
作成:え

話数ごとのあらすじと感想 ●以下感想ネタバレ有

話数ごとのあらすじと感想

daisySSさん

●LALATV/BS日テレは全30話で放送。NHK BSプレミアムは全22話で放送

●以下目安

30話VER→1話~3話 → 20話 1話~2話

右の数字が30話VERになります。

王女ピョンガン 月が浮かぶ川 1話・2話 あらすじと感想 1-3
王女ピョンガン 月が浮かぶ川 3話・4話 あらすじと感想 4-6
王女ピョンガン 月が浮かぶ川 5話・6話 あらすじと感想 7-9
王女ピョンガン 月が浮かぶ川 7話・8話 あらすじと感想 10-12
王女ピョンガン 月が浮かぶ川 9話・10話 あらすじと感想 13-15
王女ピョンガン 月が浮かぶ川 11話・12話 あらすじと感想 16-18
王女ピョンガン 月が浮かぶ川 13話・14話 あらすじと感想 19-21
王女ピョンガン 月が浮かぶ川 15話・16話 あらすじと感想 22-24
王女ピョンガン 月が浮かぶ川 17話・18話 あらすじと感想 25-27
王女ピョンガン 月が浮かぶ川 19話・20話(最終回) あらすじと感想 28-30

作品感想

●高句麗の時代を背景にした説話がドラマ化!純愛を描いたフュージョン時代劇に心が温かくなるドラマ!

ピョンガン姫とオンダル将軍の純愛ラブストーリーを描いた話題作!

キム・ソヒョンとナ・イヌ主演のこのドラマの時代背景は、韓国の三国時代最も広い領域を統治し、軍事的に強いイメージを持つ高句麗。独特な世界観や政治観を持っていた新羅とは違う、高句麗の魅力を知ることができると期待した作品でした。ドラマの最もベースになっているストーリーは、純愛なラブストーリーなので、歴史物としてドラマを楽しむ方は、物足りなさを感じる可能性もあると思いました。

ただ、説話として伝わるピョンガン姫とオンダル将軍の物語に興味が惹かれた方は、最後まで楽しめるのではないでしょうか。ブロックバスター級の制作費に放送前に事前撮影を終えた作品ということもあり、韓国ではすごい話題を集めました。ただ、主人公オンダルを演じる俳優が第7話から交代となる出来事があり、既に撮影が終わったドラマの主人公オンダルが登場するシーンを別の俳優が撮影しなおす事態になったため、若干ストーリーの展開や映像面で完成度が落ちる気がしました。

個人的にはナ・イヌが演じるオンダルの方が一途にピョンガン姫(キム・ソヒョン)を想い続けるイメージにピッタリマッチングして第7話、8話を経て第9話あたりからは全く気になることなく最終話まで楽しめた作品だったので、高句麗を背景にしたドラマに興味がある方にはお薦めしたい作品です。

このドラマを視聴するため、オンダルとピョンガン姫の説話を調べたところ、二人の恋は悲しい結末を迎えていたことが分かり、ドラマの後半部では最終話のエンディングがすごく気になりました。最終話を見終えた感想としては、最終話の最後にオチがあるので、意外にも最後の最後に微笑みました。オンダル将軍(ナ・イヌ)とピョンガン姫(キム・ソヒョン)が迎えるエンディングを気にしながら最終話を見てもらいたいです。

ナ・イヌは2021年フュージョン時代劇として話題を呼んだ「哲仁王后」に出演した俳優。朝鮮時代の役から高句麗の将軍役まで、時代劇で見せた演技力が素敵なので、現代劇で見せる演技にも期待が高まる俳優です。素朴で純粋だけど、愛するピョンガン姫を守るために剣を握る姿が温かく描かれているので、新鮮なイメージを持った俳優が出演する時代劇を見たいと思っていた方は、楽しめると思いました。

「新米史官ク・ヘリョン」や「青い海の伝説」でイ・ジフンが見せた演技が好きだったので、個人的には恋の三角関係を形成することになるコ・ゴンを演じるイ・ジフンが最も気になりました。叶わぬ恋の相手、ピョンガン姫への気持や心の葛藤など、最終話で見せたコ・ゴンの姿が記憶に残るドラマでした。


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