暗行御史:朝鮮秘密捜査官

暗行御史:朝鮮秘密捜査団 15話・16話(最終回) あらすじと感想






暗行御史:朝鮮秘密捜査団 암행어사: 조선비밀수사단 2020年放送 KBS 2月火 全16話

第15話視聴率8.8% 12.0%

neroさん

第15話あらすじ

何とか兵士たちを追い払い、屋敷のなかへと向かったイギョム(キム・ミョンス)でしたが、盗賊団の長ゲスは既に手おくれの状態でした。兄のように慕っていたゲスの死に、心を痛めるイボム。「さっきあの場で観察師を殺すべきだった!」と怒りをあらわにするイボム(イ・テファン)に、イギョムはもしそうなれば、ピョン・ハクスの罪は一生暴かれないままだったと言います。

これに納得のいかないイボムは、「兄上がピョン・ハクスの命を救いました。もし人々が命を落とすようなことがあれば、死をもってその対価を払わなければなりません」と一言。

一方、ダインが暗行に同行したと知った都承旨テスン(アン・ネサン)は、チェ武監に様子を見に行くよう指示します。チェ武監は不本意ながらも、「王命だ」と言われ、仕方なく全州へと向かうことに。

兵を総動員しても盗賊らを捕まえられなかったと知り、怒りに顔を歪めるピョン・ハクス。盗賊の1人が怪我を負ったと聞いた部下が、町医者を訪ねます。その頃、なかなか熱の下がらない村人の娘を連れ、医者を訪ねていたスンエ。ハクスの部下に見つかってしまったスンエは、そのまま屋敷へと連れて行かれます。しかし、部下の連れて来た女がスンエだと走らず、牢屋へ入れておけと言うハクス。

屋敷の前で、連行されるスンエを見たイギョムは、ハクスの部下を捕まえ事情を聞くことに。どうやら男たちが若い女性を捕まえ、奴隷として売りさばいているとようでした。全州に来てすぐに泊まった宿で、自分たちを売ろうとしていた女主人を思い出したイギョムは、宿へ向かいます。そこにいたのは、なんとチェ武監でした。

チェ武監と合流したイギョムらは、スンエが連れて行かれたとされる場所へ。そこで牢屋に入れられたスンエの姿を見つけると、イギョムは大丈夫だと視線を送ります。客商のふりをしたイギョムは、ここにいる奴隷らをすべて購入したいと告げます。これに驚いた男は、イギョムを奥へと案内します。

その頃、イギョムが暗行御史だと知った観察師は、キム・ビョングンのもとへ。すると、「私に良い考えがある」とビョングン。ビョングンは今すぐ御史を捕まえ、イギョムが盗賊団のイボムの兄で、主犯だと明かせと言うのです。

観察師ピョン・ハクスは、ビョングンに言われた通り、イギョムの前に姿を現します。そこへ隠れていたチェ武監らが現れ、イギョムを救出。イギョムに出頭の仕度を整えるよう伝えるダインでしたが、チェ武監はダインを連れて宮廷へ帰ると言います。これに激しく反発するダイン。しかし、イギョムもまた、チェ武監に従うようにと告げます。

イボムは盗賊団を率いて、ピョン・ハクスを討つ計画を立てていました。人々を集め、襲撃の準備をすすめるイボム。一方、暗行御史を逃してしまい、後がなくなったピョン・ハクスは、再びキム・ビョングンに意見を仰ぎます。するとビョングンは、噛まれる前に噛んでしまえと言い、兵を率いてイギョムを捕らえろと命じます。

そんななか、奴隷のなかにスンエがいると知ったピョン・ハクスが動き出します。牢屋に入れられたスンエを見つけると、外へ連れ出すハクス。翌朝、イギョムはダインに先に漢陽へ戻るよう告げ、チェ武監にダインを頼みます。道中、鳥の死骸を目にしたダインは、「不吉な予感がする」と呟きます。

ダインを送り出し、チュンサムと2人になったイギョムは、出頭の準備をすすめます。するとそこへ、大勢の兵を引き連れたピョン・ハクスが現れ…。

第15話感想

本格的に復讐に乗り出したキム・ビョングン。。

ピョン・ハクスだけなら何とかなりそうなものの、背後に立つキム・ビョングンの存在に、さすがのイギョムも押され気味ですね。兵を率いて現れたピョン・ハクスは、イギョムを逆賊として捕らえると言います。果たしてイギョムは、このピンチをどう切り抜けることができるのでしょうか。

いよいよ次回は最終回となりましたが、まだまだ展開が読めません。最終回までこんなにハラハラドキドキする作品は、久しぶりかも?

単純ながらも毎回スカッとするシーンの連発で、とても楽しく視聴しています。これまで時代劇はキャラクター設定が難しくて、ちょっと苦手、、と思っていたのですが、食わず嫌いならぬ“見ず嫌い”は駄目だな~と実感しました。今後は、時代劇にも積極的に挑戦していきたいです。

さて、観察師の不正を暴こうとするイギョムの前に立ちはだかる、キム・ビョングンという大きな壁。一筋縄ではいきそうにありませんが、イギョムがどんな機転を利かせるのか見どころです。さらに、こちらも裏で秘密裏に動き始めたイボムら。法で解決しようとするイギョムの行動を理解できないイボムでしたが、最後はどちらが微笑むのか?これまた楽しみですね。

ダインはというと、チェ武監によって一足先に漢陽へ。ただ、不吉な予感を察したダインが、いざという所でイギョムをサポートするのでは、と期待が高まります。最後まで気の抜けない展開となりました!

第16話視聴率10.2% 14.0%

neroさん

第16話(最終回)あらすじ

ピョン・ハクスと兵に囲まれたイギョムは、チュンサムに馬牌を託し、出頭を行うよう告げます。しかし、途中で捕まってしまったチュンサムは、馬牌を奪われてしまい…。屋敷に連れて行かれたイギョムは、そこで顔から血を流すスンエと対面。さらにハクスの言葉から、イボムとスンエが、かつて自分を守る為に逃げ出したことを知ることになります。

一方、漢陽へ向かう道中で、イボムが観察師を討つ為に人々を集めていると知ったダインは、イギョムにこの事実を伝える為、再び全州へ戻ると言います。最初は反対していたチェ武監でしたが、ついにはダインの説得に負け、イギョムのもとへ。

何とか牢屋から出ようと、看守の男に声を掛け、鍵を手に入れたイギョム。しかし、鍵を開け外に出た瞬間、そこには行守軍官の姿が。行守軍官に連れられ、奴婢場へ連れて行かれると思ったイギョムでしたが、途中で男は縄を解きます。そして、「私も御史の味方につきます」と男。実は前々から、観察師や官僚たちのやり方に違和感を感じていたのです。さらに観察師の部屋から持ち出した馬牌を渡すと、スンエを安全な場所へ運ぶと行守軍官。

その日、男たちを連れたイボムが監営へと乗り込みますが、なかには誰もおらず。不審に思ったイボムの前に、兵を率いたピョン・ハクスが姿を現します。さらにその隣には、不気味な笑みを浮かべるキム・ビョングンの姿が。

翌朝、兵を率いたイギョムが出頭しようとすると、そこへダインとチェ武監が駆け付けます。何か問題が生じたのかと聞かれ、事情を説明するイギョム。するとチェ武監は、ピョン・ハクスがキム・ビョングンと手を組んだようだと話します。さらにダインから例の手紙を受け取ったイギョムは、ひとまず人々が捕らえられている奴婢場へと向かうことに。奴婢場を制圧し、一足先に監営へと向かうイギョム。

門番がいないことを不審に思いつつ、中へ入ったイギョムは、縄で縛られ倒れるイボムを見つけ駆け寄ります。そこへ、キム・ビョングンと共にピョン・ハクスが登場。するとピョン・ハクスは、盗賊の仲間でないことを証明する為、イボムの首を斬れと命じます。もちろんそんな気は到底ないイギョムは、剣を地面に投げつけます。

次の瞬間、奴婢場で捕まえた罪人らを連れたダインが。ピョン・ハクスが人々を捕まえ奴婢場へ送り込んでいたという事実を明かすと、イギョムは兵士たちの善意に訴えかけることに。すると次々に、武器を捨てる兵士たち。

兵士に捕まったキム・ビョングンは、手に持った短刀でイギョムに襲い掛かろうとします。イギョムの代わりに刃を受けたイボムは、その場に倒れこみ…。力尽きたイボムを見て、イギョムは遺体を運ぶよう命じます。

漢陽へ戻る途中、木の陰からこちらを伺うスンエに気付いたイギョムは、チュンサムらに先に行くよう告げ足を止めます。スンエの隣には、なんとイボムが!実は死んだと見せかけて、イボムを救ったイギョム。礼を言うイボムに、イギョムはまたいつか会える日が来るだろうと言います。

宮廷に戻ったイギョムは、王からイボムとの関係について尋ねられ、正直に弟だと返答。その上で、イボムらの目的は民の声に耳を傾けて欲しいというものだったと伝え、民衆の想いを伝えるイギョム。民衆の望む生き方について聞かれ、イギョムは「人間らしい生き方です」と答えます。

平凡な時間を取り戻したイギョムでしたが、そんななか新たな御史の任務が…。

第16話(最終回)感想

イギョムの暗行御史としての任務はまだまだ続きそうですね。

最後の最後までハラハラする展開が続き、とくにイボムが倒れたシーンでは、本当に胸が痛かったです。まさかのイボムを救う為の一芝居だったとは、まんまと騙されました。イボムが倒れた瞬間、イギョムはその耳元で「今この瞬間、お前はここで命を落とした」と囁きます。盗賊団の長であるイボムの死をもって、すべてを解決しようと考えたイギョム。

イボムが死んだらスンエはどうなっちゃうの、、と不安でしたが、最後は皆ハッピーエンドで良かったです。ただ、せっかく結婚かと思われたイギョムとダインは、またしても暗行に邪魔される結果に(笑)

イギョムの新たな任務は、御史のフリをして官僚から賄賂を受け取ろうとする人物がいるというタレコミでした。王も都承旨もイギョムの無実は知っているものの、事実を確認する者が必要だと言います。結局、他に適役はいないと言われ、仕方なく暗行へ出掛けるイギョムでした。

そんなイギョムを待っていたのは、チュンサムとダイン。やっぱり暗行は3人揃って、ですよね~。この3人のやり取りが好きすぎて、是非ともシリーズ化して欲しいです!

暗行へ出掛ける前、チュンサムに自由を与えたイギョム。泣きながら礼を言うチュンサムの姿に、思わずホロリとしてしまいました。韓国版「水戸黄門」とも言われる暗行御史をモデルにした作品は他にもあるようなので、別の作品も見てみたいです。本作は台詞の言い回しなども現代劇に近く、若い方でも見易い内容になっていたと思います。

私のように、普段時代劇を見ない人でも気楽に見られる作品でした。オススメです!

暗行御史:朝鮮秘密捜査団 全話あらすじと感想 キャスト・視聴率

 


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