韓国ドラマ時代劇 あら感

婚礼大捷(こんれい たいしょう) 9話・10話 あらすじと感想

婚礼大捷





婚礼大捷 (こんれい たいしょう) 혼례대첩 The Matchmakers 2023年放送 KBS 月火 全16話

neroさん

第9話視聴率

第9話あらすじ

仲介人のヨジュ宅が殺人犯だと知ったジョンウ(ロウン)は、スンドク(チョ・イヒョン)を呼び出す。困惑するスンドクを見て、噂は本当だと思い込むジョンウ。

ショックを隠せないジョンウは、なんとか弁明しようとするスンドクを置いて、一人で立ち去ってしまう。しばらくして、スンドクはジョンウが言っていた「殺人犯」とはどういうことかと考える。

その後、オボン(キム・ヒョンモク)からヨジュ宅(パク・ファンヒ)が左議政の長男を殺した罪で指名手配されていると聞いたスンドクは、急いでチョンス(チョン・スンギル)のもとへ。

すべて知っていたのかと聞くスンドクに、「ヨジュ宅が誰かを殺したりできる人ではないことは、あなたもよく知っているでしょう?」とチョンス。

チョンスの話によると、ヨジュ宅は濡れ衣を着せられ、夫は死亡。その後、監獄からなんとか一人で逃げ出したという。

真犯人がいまだに見つかっていないと知ったスンドクは、ヨジュ宅の濡れ衣を晴らすために8年前の事件について調べることに。兄スング(ホ・ナムジュン)に協力を仰ぎ、事件の詳細をつかもうとするスンドク。

一方、スンドクと別れ、一人でメン家の仲介を行うことになったジョンウは、何に対してもまったくやる気が起きず。医師はそれを、“恋煩い”と呼んだ。

ジョンウとは別にメン家の屋敷を訪ねたスンドクは、三姉妹の母チョ氏夫人(チェ・ヒジン)もまた、かつて双縁術士だったことを知る。双縁術士とは、運命の相手を見抜くことができる力を持つ人のこと。

そしてスンドクと亡くなった夫イングク(ユン・ヨウォン)はなんと、チョ氏夫人が双縁術士として最後に結んだ縁だったのだ。

チョ氏夫人の話を聞いたスンドクは、やはり自分の運命の相手はイングクに間違いなかったと言い聞かせ、ジョンウへの想いを断ち切ろうとする。

同じ頃、ジョンウもまた婚礼の日取りを伝えるためにメン家へ。どうしてスンドクと一緒ではないのかと三女のサムスン(チョン・ボミン)に聞かれ、思わず涙を流すジョンウ。そんなジョンウを見かねたサムスンは、翌日ジョンウを訪ね、今日もまたスンドクが家に来ることを伝えた。

物置に隠れ、こっそりスンドクの様子を確認するジョンウ。その頃、ヨジュ宅を探す推奴師がメン家に向かうのを知ったオボンは、慌ててその後を追う。先回りして、物置にスンドクを連れて行くオボン。そこにいたジョンウを見て、スンドクは思わずハッとする。

慌てて引き返そうとするスンドクだったが、ジョンウはその手をつかんで引き止める。そして、「どうせ死ぬなら…!」とスンドクを力強く抱きしめるジョンウ。

推奴師が帰って行くのを確認したスンドクは、ジョンウの手を振りほどいて物置の外へ出る。そんなスンドクに、行くあてがないならうちに来いと伝えるジョンウ。しかし、スンドクはそれを断り、「私は大監様を好いてはいません」と一言。

一人残されたジョンウ。その後、チョ氏夫人に呼ばれたジョンウは、「相手に気持ちを強要するのは、愛ではありません」と言われ、何も言えなくなってしまう。

ひとまずスンドクが濡れ衣だという8年前の事件について調べることにしたジョンウは、そこでスングと顔を合わせる。スングとスンドクの関係を疑いつつも、スングもまた自分と同じ考えだと知ったジョンウは、協力を仰いだ。

その後、ジョンウから8年前の事件に関して呼び出されたスンドクは、ヨジュ宅としてジョンウの屋敷へ赴く。そこで事件によく似た小説を読んだことがあると話したスンドクは、小説の作者を探すことに。

作者と思わしき人物が寺にいると聞いたスンドクは、ジョンウと共に寺を訪ねるのだが…。

第9話感想

本格的にヨジュ宅が濡れ衣を着せられた8年前の事件について調べることになったスンドク。事件を調べていくうちに、スンドクは今回の事件によく似た小説を思い出します。

8年前に書かれたその小説。前回スンドクらがイ・チョオクの死の真相を暴いたのと同じく、当時、何者かによって事件の真相が語られていたのです。さっそくその作者に会いに寺へ向かうスンドクとジョンウですが、突然の雨に近くの小屋へ避難。

そこでジョンウは、改めてスンドクの気持ちを確認しようとするのでした。

果たして、スンドクはジョンウの問いになんと答えるのか。すでにお互いがお互いを想い合っていることは明確なのに、スンドクが未亡人であるということが大きな壁となって2人を阻みます。今だったら、まったく問題がないように思われますが、、当時の時代背景を考えると、スンドクが別の誰かに想いを寄せることはそう簡単なことではありません。

それにしても、ここに来てあからさまにスンドクに猛アプローチをかけるジョンウが、健気というかなんというか。物置で思わずスンドクを抱きしめたジョンウが、とってもキュートでした。まさに純情男。

今のところ、スンドクはまだヨジュ宅という設定を貫いていますが、このまま上手く隠し通せるのでしょうか。いっそのことすべてを明かして、楽になって欲しいものですが、、次回の展開にも期待です。

第10話視聴率

第10話あらすじ

雨宿りをしながら、スンドクはこれまで隠してきた自らの胸の内を明らかにした。「大監様が私と目を合わせてくれなかったとき、とても胸が痛かった。私も大監様のことが好きです。でも、亡くなった旦那様を忘れることはできません。」

雨が止むと、2人は小説を書いたと思われる僧侶に会いに行く。実は僧侶が書いた小説は、他でもない僧侶自身のことを書いた実話だった。

左議政の長男インヒョン(パク・ソンジン)と愛し合ったのは、僧侶本人だったのだ。部屋で抱き合う2人の姿を目にした父ヨンべ(イ・ヘヨン)は、息子の不祥事に腹を立て、その場で2人を切りつけた。幸い僧侶は一命をとりとめたが、インヒョンは即死。

ライバル関係にあったミン大監(僧侶の父)がヨンべに協力したのも、息子が同性愛者であることを隠そうとしたためだった。

こうしてヨジュ宅の無罪が明らかとなったが、確たる証拠がない以上、法的に証明するのは難しいだろうとジョンウ。帰り道、引きつづき仲介をつづけてもいいと告げ、ジョンウはその場を後にする。

その日の夜、ジョンウは僧侶から聞いた話にあった、謀反を証明する証拠が何かと考えた。

一方、ジョンウへの思いで複雑なスンドクは、兄スングから「辛かったら家に戻ってこい」と言われ、それまで抑えていた想いを爆発させる。スンドクにとって、夫イングクは運命の相手で、例え病気があろうと縁談を継続させようとするほど愛した男性だった。自分が勘違いしていたと知り、謝るスング。

スンドクの義父ヨンべは、部下からジョンウがすすめる三姉妹の婚礼が順調だと聞き、焦りをあらわにした。三姉妹の婚礼が上手くいけば、世子の婚礼を遅らせる口実がなくなってしまうからだ。

しかし、ヨンべの妻パク氏夫人(パク・ジヨン)は、すでに策を打ってあるという。メン家の長女ハナ(チョン・シネ)と世子が文通しているのを知ったパク氏夫人は、ハナになりすまして端午の祭りに世子をこっそり宮の外へ誘い出した。

息子グンソク(キム・シウ)の授業の日、家庭教師のジョンウがあらわれると、スンドクはいつものように隣の部屋に身を隠す。2人の会話に耳を傾けたスンドクは、ジョンウもまた、死んだ王女を心から愛していたことを知る。

三姉妹の縁談を決定づける端午の日、パク氏夫人が宮へ出かけたのを見計らって、スンドクはヨジュ宅の格好で会場へと向かった。

トップバッターは三女のサムスン(チョン・ボミン)。しかし、約束の時間になってもお相手の23号曠夫が現れない。そんななか、足を滑らせて川に落ちてしまうサムスン!近くにいたスングが慌てて駆けつけ、サムスンの身体を抱き上げる。

その後、岩の上で身体を乾かすなか、スングはサムスンに結婚を申し込んだ。これには驚きを隠せないスンドク。そんなスンドクの手を引き、ジョンウはその場から離れた。

同じ頃、相撲会場では前日の夜にスンドクの義妹イェジン(オ・イェジュ)と挨拶を済ませていたシヨル(ソン・サンヨン)が、三姉妹の二女ドゥリ(パク・ジウォン)の前でかっこいいところを見せようと奮闘。ところが、ドゥリに目を奪われている隙に、あっという間に倒されてしまう。

一方のイェジンはというと、婚礼前最後だと、意中のブギョム(チェ・ギョンフン)を訪ねていた。

予定とは少しちがうものの、それぞれがそれぞれの相手と楽しい時間を過ごすなか、ジョンウとスンドクは長女ハナが現れる予定のブランコ乗り場へ。作戦通りハナが12号の曠夫とブランコに乗るのを見届けた後、ジョンウはスンドクを人気のない場所へ連れて行く。

そして、「死んだ夫を忘れる必要はない。私も王女を忘れたわけではない。きっと、これからもずっと忘れられないだろう。だが、君を好きな気持ちは確かだ。君もそうではないか?」と告白。

第10話感想

てっきりスンドクの返事を受けて気持ちを整理したかのように見えたジョンウでしたが、より一層彼女への想いを確信し、改めて愛の告白。。なんともロマンチックなエンディングでした。

スンドクもまた、ジョンウへの断ち切れない想いに胸を痛めていましたね。イングクこそが運命の相手だと思いながらも、ジョンウに対する気持ちに気づいてしまったスンドク。肝心のイングクがもういないことから、スンドク自身も複雑な心境でしょう。

ジョンウの心のこもった、ストレートな告白が素敵でした。いつもはちょっとおっちょこちょいで頼りない部分もあるジョンウですが、こういった男らしい一面もあるなんて、、ますます惚れてしまいそうです。

また、個人的に今話のハイライトは、やはりスングのプロポーズ!前回あんな感じでバッサリとサムスンの求婚を断ったというのに、今話はジョンウに負けずスイートなスングの姿が見られました。これはもう、サムスンでなくともメロメロではないでしょうか。2人の恋が成就したことが、一番うれしいです。

それにしても、スンドクの義兄インヒョンを殺したのが、他でもない義父ヨンべだったとは。。これまた衝撃。どうやら妻のパク氏夫人も、この件は知らないようです。

夫人がこの事実を知ったとき、どんな反応を見せるのか。注目です。


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