韓国ドラマ時代劇 あら感

婚礼大捷(こんれい たいしょう) 3話・4話 あらすじと感想

婚礼大捷





婚礼大捷 (こんれい たいしょう) 혼례대첩 The Matchmakers 2023年放送 KBS 月火 全16話

neroさん

第3話視聴率4.0

第3話あらすじ

王命を受けたシム・ジョンウ(ロウン)と協力して、メン家の三姉妹の中媒を行うことになったチョン・スンドク(チョ・イヒョン)。ジョンウが掲げた条件は次の通り。三姉妹の婚礼は5月中に終わらせる必要があり、中媒の過程にはすべてジョンウが同行すること。そして、婚礼の相手はジョンウが持参した曠夫名簿から選出するというものだった。

少なくとも2年以上更新されていないその曠夫名簿の信憑性を指摘したスンドクは、ひとまず名簿は無視して、同じく婚期を逃した曠夫の中から相手を選ぶことで合意。さらに今後は中媒のプロである自分のやり方に、全面的に従ってもらうとスンドク。

進行中の別の案件が終わり次第三姉妹の中媒に取りかかると告げ、スンドクはその場を後にする。

スンドクの言う進行中の別の案件とは、他でもない義妹の中媒だった。もちろん義母のパク氏夫人(パク・ジヨン)に正体を明かすわけにいかないスンドクは、自分に名前を貸してくれたヨジュ宅(パク・ファンヒ)に代わりにパク氏夫人と会って欲しいと頼んだ。

翌日、門の前に現れたヨジュ宅を見て、ほっと安堵するスンドク。スンドクに言われた通り、ヨジュ宅はスンドクの義妹イェジン(オ・イェジュ)の婚礼相手に、成均館大司成の息子を挙げた。もともとパク夫人らとは敵対関係にある大司成だが、向こうからの縁談とあって、まんざらではない様子。

一方、ジョンウはとある毒物を購入するため、明国の商人を訪ねていた。その毒物とは、他でもないジョンウの亡くなった妻、ヒョジョン公主(パク・チェヨン)が飲まされたと考えられる毒物だった。ジョンウは王女の死を病死ではなく毒殺だと考えていた。

その頃、同じく毒物を手に入れた人物がもう一人。それはスンドクの義理の父、チョ・ヨンべ(イ・ヘヨン)だった。実はヨンべは8年前にも、この毒を手に入れたことがあるという。

翌朝、約束通り待ち合わせ場所へ向かったスンドクは、またもや馬にひかれそうになるジョンウを救った。スンドクに抱き寄せられ、ドキドキが止まらないジョンウ。

そんななか、スンドクは三姉妹の中媒が上手くいったとしても、2か月以内にすべての婚礼を執り行うのはむずかしいのではと話す。本来、長女の婚礼が終わって6か月が経ってから、次女の婚礼を行うのが常識だからだ。するとジョンウは、3人の婚礼を同時に行えばいいと提案。スンドクもまた、この意見に賛成した。

その日、スンドクらは婚礼に前向きな三女のサムスン(チョン・ボミン)の協力のもと、上の2人を説得する予定だった。ところが、約束通り2人の前に現れたサムスンは、何者かに追われており…。サムスンにつづいてその場に現れたのは、なんとスンドクの兄スング(ホ・ナムジュン)!

実の兄に正体がバレることを恐れたスンドクは、慌てて家の中に隠れる。そこで三姉妹の母チョ氏夫人(チェ・ヒジン)と対面したスンドクは、改めて三姉妹の中媒を行うことを許可して欲しいと交渉した。

その頃、男装して卑わいな小説を書く三女のサムスンを告発すると脅し、三姉妹に協力を仰ぐジョンウ。タイミングよく漢城府の従事官に追われていたことから、すっかり上の2人もジョンウの言葉を信じたようだ。こうして無事、三姉妹の中媒に立つこととなったジョンウとスンドク。

帰り道、スンドクは物知りなジョンウに「雙縁術士(サンヨンスルサ)」について尋ねる。雙縁術士(サンヨンスルサ)は人々の縁を見抜く力を持つ人物のことを指すが、あくまで噂話でしかなく、実在するかどうかもわからないという。

そんななか、三姉妹のもとへ多くの貢物とスンドクではない別の中媒人がやってくる。中媒人の話によると、兵判宅の旦那が長女のハナ(チョン・シネ)を妾として迎え入れるというのだ。

怒ったチョ氏夫人がこれに反発すると、その場にいた漢城府の男らに捕まってしまう。

知らせを聞いたジョンウは願ってもない話だと喜んだが、もちろんスンドクは大激怒。ジョンウの思い通りにはさせないと、立ち上がったスンドクは…。

第3話感想

ここに来て早くも交渉決裂となってしまったジョンウとスンドク。どうやらスンドクは、チョ氏夫人が捕まった一件をジョンウの仕業だと思ったようです。

ジョンウの御命遂行を妨害すると宣言したスンドクでしたが、果たしてどうなることやら。

三姉妹の母チョ氏夫人は、他の母親たちと同じように娘たちの婚礼を望んでいたようです。その気持ちを知ったスンドクは、かならず三姉妹を幸せにすると約束。スンドクは本当に、チョ氏夫人が言う「雙縁術士(サンヨンスルサ)」なのでしょうか。

また、ジョンウは8年前に婚礼の途中で亡くなった王女の死について、独自に調べていました。王女は病死ではなく、毒殺だった・・?

8年前に同じ毒薬を手にしたというチョ・ヨンべがなんとも怪しいですね。8年前に一体宮廷で何があったというのか。そして今またもや毒薬を手にしたヨンべが、何かをしでかしそうで不安です。。

第4話視聴率3.9

第4話あらすじ

三姉妹が使うスゲチマ(頭からかぶる布)を注文するなか、長女の婚礼に反対したチョ氏夫人が漢城府に捕まったと知るスンドク。

数日前、兵曹判書のパク・ボッキ(イ・スンウォン)は、24歳を過ぎた女性が貧しさ以外の理由で嫁に行かない場合、その親と漢城府が責任を問われるという話を聞き、メン博士の長女ハナを妾に迎えようと考える。実はハナに霊が憑りついたという噂を流したのも、他でもないこの男だった。

チョ氏夫人の件を知ったスンドクは、見張りに金を渡して夫人の面会に向かう。刑の執行まで時間を稼いで欲しいと告げ、つづいて兄スングに会いに行くスンドク。スングの協力を得て申聞鼓(シンムンゴ)を叩いたハナは、これまでの兵曹判書の不正を告発する。

間もなく、申聞鼓が受け入れられてチョ氏夫人は刑の執行を免れた。弟の不祥事を知ったパク氏夫人は何もせずにじっとしているよう告げたが、左議政のチョ・ヨンべはなんとかこの事態を収拾しなければならないと話す。その後、ヨンべに言われてジョンウを訪ねた兵曹判書。

借金の利子として娘たちを次々に妾として連れ込んだこと、そして今回のハナの件に関する名分を考えて欲しいと言われ、ジョンウは言われた通りにそれなりの名分を考えてやる。

ところが、都承旨によって読み上げられた事由には、兵曹判書の知らない続きがあった。ハナの婚礼を取り下げ、さらには百姓たちに対する借金の利子もすべて無効にすると言われ、慌てる兵曹判書。それはすべて、ジョンウの計画通りだった。

3日前、チョ氏夫人の逮捕がジョンウの仕業だと勘違いしたスンドクは、「旦那様にはガッカリです!」とジョンウを非難。これを受けて、ジョンウは「私はお前を失望させるような、そんな男ではない。今回の件は私が解決してやる。」と一言。

ジョンウの機転によってチョ氏夫人は無罪放免となり、妾となった少女たちも無事に解放された。

それからしばらくして、スンドクに会いに客主へ向かったジョンウは、奥の隠し部屋で待つスンドクと対面。本格的に三姉妹の仲媒大作戦について共有し合った2人は、さっそく三姉妹に会いに行く。

スンドクの考えた作戦とは、お釈迦様の誕生日である初八日(チョパイル)に、寺に集まった曠夫らと目を合わせることで三姉妹の相手を選ぶというものだった。「男女が恋に落ちるのに必要な時間はわずか4.5秒」と語るスンドク。そんなスンドクもまた、夫と視線を交わして恋に落ちたという。

三姉妹に会いに行ったスンドクは、さっそく「一目ぼれ作戦」の練習を開始。練習相手となったのは、ジョンウだ。それぞれの特徴を生かして、絶妙な指示を送るスンドク。

その頃、母方の祖父母の家へ行くという予定をキャンセルして、イェジンは一人でどこかへと向かった。イェジンが会いに行ったのは、初恋相手のブギョム(チェ・ギョンフン)のもと。イェジンは初八日の祭りに誘うも、畑の仕事が忙しいと言ってブギョムはそれを断る。

一方、宮廷では世子に仕える女官の一人が原因不明の病に倒れ、不安に駆られる中殿(チン・ヒギョン)。すぐにでも世子を宮廷の外へ避難させる必要があると訴える中殿だったが、不可能だと王(チョ・ハンチョル)はいう。

初八日当日、ヨジュ宅としてジョンウと会うため、化粧ができる場所を探してさまようスンドク。しかし、人目を避ける場所はどれも若い男女で埋まっていて、なかなかいい場所が見つからない。

そんななか、向かいから歩いてくるジョンウとすれ違ったスンドクは、木の枝にスゲチマが引っかかって落ちてしまう。慌てて拾おうとするスンドクだったが、先にそれを拾ったのはジョンウ。そしてふと、スンドクの顔をじっと見つめたジョンウは…。

第4話感想

実の兄でさえ見抜けなかったスンドクの正体に、ジョンウが気づく・・?

第4話のラストは、なんともハラハラドキドキな展開となりました。果たしてジョンウは、目の前の女性がヨジュ宅(=スンドク)だと気付いたのでしょうか。

前回のエンディングでてっきり交渉決裂かと思われた2人でしたが、ジョンウがしっかり事情を話して、スンドクの誤解を解いていたようですね。それにしても、スンドクはなにかと早合点してしまう性格のようですね。いつも怒られてるジョンウがちょっと可哀想。。苦笑

三姉妹の仲媒に関しては今のところ順調のようですが、心配なのは宮廷でのヨンべを始めとした世子を狙う者たちの動き。毒薬を口にした女官は、結局そのまま死亡。最初から世子を宮廷から出すため、女官に毒を飲むよう指示したヨンべ。

さらには、世子の身を案じた中殿が、王に内緒で世子を宮廷の外へ避難させてしまいます。これは困ったことになりました。

一方、これまたなにやら訳ありな様子のヨジュ宅。8年前にスンドクとその兄スングによって命を救われたヨジュ宅ですが、彼女を追う謎の男もいて、一体どんな過去を抱えているのか、、気になります。


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