婚礼大捷 (こんれい たいしょう) 혼례대첩 The Matchmakers 2023年放送 KBS 月火 全16話
neroさん |
第15話視聴率5.0
第15話あらすじ
合同婚礼当日、新婦のイェジン(オ・イェジュ)はずっと思いを寄せていたブギョム(チェ・ギョンフン)のことが忘れられず、家を飛び出す。そうとも知らず、三姉妹とイェジンのお相手シヨル(ソン・サンヨン)らが続々と屋敷に到着。
娘イェジンの部屋で置手紙を発見したパク氏夫人(パク・ジウォン)は、気が気ではない。
夫人は最初から、イェジンには別の想い人がいることを知っていた。
しかし、「あんな男にイェジンをやるわけにはいかない!」とパク氏夫人は憤る。ひとまず代役を立て、婚礼の儀を問題なく執り行うとパク氏夫人。
世子(ホン・ドンヨン)が到着すると、パク氏夫人は孫のグンソク(キム・シウ)を連れて出迎える。ジョンウ(ロウン)も同席し、一緒にお茶を飲むなか、世子はかつて姉である王女の式に参列した日のことを振り返った。
あの日、朝から何も口にしていないという王女を心配し、世子は自分の薬菓(韓国の伝統菓子)を持って姉に会いに行った。世子が持ってきた薬菓をおいしそうに頬張った王女は、そのまま帰らぬ人に…。
実はその薬菓にこそ、毒薬が盛られていたのだ。これに気づいたジョンウは、パク氏夫人に「あなただったのですね」と声をかける。
ところが、パク氏夫人は「もう過ぎたこと」と言ってまったく悪びれる様子を見せない。そんな夫人に、ジョンウは王が左議政の罪を許したのは死んだ長男のためだと明かす。「結局、あなたの欲深さが王女だけでなく、あなたの息子までもを殺したのです」と告げ、その場を後にするジョンウ。
一方、式の準備がすすめられるなか、新郎側にも問題が発生。なんと二女ドゥリ(パク・ジウォン)の相手である16号の曠夫が、別の女性とすでに婚礼を済ませてしまったという。
どうやらジョンウの活躍をよく思わない判尹(漢城府の官職)が、三姉妹の婚礼を失敗させようと先に手を打ったようだ。
これに憤怒したのはジョンウではなく、シヨル。シヨルがドゥリの運命の相手だと知るジョンウは、「むしろよかった!」と言って、シヨルをドゥリの相手にさせようと考える。
スンドクもまた、ドゥリがシヨルに渡したのと同じ蝶の刺繍の入ったポソン(靴下)を履いているのを見ていた。こうして16号の曠夫に代わって、ドゥリのお相手にシヨルが立つことに。
ドゥリの相手は見つかったものの、このままでは新郎新婦が1組足りない。そこで代わりに新婦のフリをして式場に向かったのは、スンドクだった。
ふと顔を上げたスンドクは、目の前に立つ新郎のジョンウを見てビックリ。もともと新郎役はジョンウの付き人オボン(キム・ヒョンモク)が務める手はずになっていたが、礼服のサイズが合わず、仕方なくジョンウが代役を務めたのだ。
なんとか式は滞りなく終わり、ほっとしたのも束の間。判尹は先ほど式にいたのが、本物の新郎ではなくジョンウではないかと疑う。
その頃、新郎新婦たちはそれぞれの相手と新房と呼ばれる個室にいた。そこで初夜を迎え、その様子を近所の人々がこっそり覗き見るというのが伝統だという。シヨルとドゥリはわざと明かりの下で顔を寄せ合い、見物人に自分たちの顔を見せつけた。
予定ではブギョムのもとへ向かったイェジンを小間使いが呼び戻し、ブギョムとイェジンが新房で初夜を迎えるはずだった。ところが、待てど暮らせど2人は現れず。
そんななか、ジョンウとスンドクが待つ部屋の前で、判尹と言い合いになるパク氏夫人の声が聞こえてくる。
判尹は先ほど式で見た新郎が実はジョンウではないかと、それぞれの部屋を回って新郎の顔を確認していたのだ。慌てて部屋から出ようとするジョンウとスンドクだったが、その瞬間、部屋の扉が開き…。
第15話感想
絶体絶命のピンチに見舞われたジョンウとスンドク。このまま2人が代役を務めたことがバレてしまえば、これまでの苦労が水の泡となってしまいます。果たして、2人は無事この窮地を乗り切ることができるでしょうか。
そして、これまで家のため・・とひたむきに自分の想いを抑え込んでいたイェジンがついに、ブギョンのもとへ走りました。もっと早くから自分の気持ちに正直になっていれば、ここまで大事に至らなかったのでは?という疑問もありますが、むしろ今このタイミングだったからこそ、こんな大胆な作戦が組めたのかなとも思いました。
シヨルとドゥリが結ばれたのは、本当によかったです。それにしても、ドゥリと結婚したいと言っていた16号の曠夫は一体何だったのでしょう。直前で判尹の娘と結婚するなんて、、まぁドゥリがこんなろくでもない夫をもらわなくて、心底ほっとしました。
婚礼の後の新房の風習(?)も、なかなか衝撃的でした。汗 初夜を近所の人たちに覗かれるなんて、どういうことなのか。ちょっと理解しがたいです。
また、これまでずっと謎だった王女の死の真相も明らかになり、スッキリしたようなちょっと悲しいような。。結局はジョンウの言う通り、すべてはパク氏夫人の欲のせいだったようです。若くして命を落とした王女が可哀想でなりません。。
次回はいよいよ最終回。どんな展開が待っているのか、楽しみです。
第16話視聴率5.8
第16話(最終回)あらすじ
家を飛び出してブギョンとの逃避行を選んだイェジンだったが、夜遅くに屋敷に戻ってくる。実はイェジンが結婚を破談となった女性として後ろ指を指されることを懸念したブギョムが、イェジンを説得して連れ帰ったのだ。
部屋に入った2人は、そこで婚礼服を着て待つスンドクとジョンウの姿を見て驚く。そこへ、部屋にいるのが新郎のフリをしたジョンウだと疑う判尹が…!
間一髪、判尹が見たのは布団の上で抱き合うイェジンとブギョムだった。イェジンが悲鳴を上げると、慌て判尹は屋敷から立ち去る。
残されたパク氏夫人はふたたび扉を開け、そこにいるイェジンとブギョム、そしてスンドクらを見て愕然とした。すべてがスンドクの仕組んだことだと考えたパク氏夫人は、スンドクにビンタを食らわせる。
思わず「一体何のつもりですか!?」と声を上げるジョンウだったが、スンドクがそれをさえぎった。
同じく止めに入ろうとするイェジンに向かって、「お前には失望した」と吐き捨てるパク氏夫人。夫人の怒りは収まらず、そんな母に向かって、イェジンは自分自身の選択だったと話す。一緒にいたブギョムもイェジンとの婚礼を許して欲しいと頭を下げるが、パク氏夫人は聞く耳を持とうとしない。
同じ頃、式の手伝いを終えて帰宅したヨジュ宅(パク・ファンヒ)を出迎えるドンゴン(キム・ドンホ)。食事を作って待っていたドンゴンは、手づくりの花冠を差し出し、ヨジュ宅にプロポーズ。娘のボクヒ(イ・イェジュ)に見守られるなか、2人はささやかな結婚式を挙げる。
これ以上スンドクを一人でこの家に置いておけないと考えたジョンウは、今すぐにでも一緒に逃げようと誘う。しかし、大丈夫だと言ってそれを断るスンドク。
その後、スンドクは事情を説明しようとパク氏夫人の部屋に向かうが、スンドクの顔を見るなり、「夫と弟を殺してまで守り抜いたというのに…、お前がすべて台無しにした!」と夫人は怒鳴りつけた。
夫人は知らなかったのだ。スンドクと一緒に娘のイェジンが立っていたことを。
母が父と叔父を殺したと知ったイェジンは、ショックで家を飛び出そうとする。しかし、そんなイェジンを落ち着かせ、一緒に乗り越えようと励ますブギョム。
翌日、ジョンウのもとへスンドクの息子グンソク(キム・シウ)から手紙が届く。スンドクの身に何かあったと思い、慌てて屋敷へ出向くジョンウ。それは他でもない、パク氏夫人が差し向けた罠だった。
ジョンウが部屋に入っていくのを待ち、カギをかける夫人。戸惑うスンドクとジョンウに向かって、夫人は「あなたがうちの嫁を強姦したと通報したので、じき義禁府から兵が来るでしょう」と告げる。
すべてを受け入れる覚悟を決めたジョンウは、スンドクには最後まで2人の関係を否定するようにと話した。スンドクはそれを拒んだが、そこへ義禁府が。
知らせを聞いた王(チョ・ハンチョル)は信じられないといった様子で、ジョンウが監禁される牢屋へ。しかしジョンウは、すべて自分の責任だと言って罪を認めた。
つづいて牢屋にやってきたのは、パク氏夫人。勝ち誇った様子のパク氏夫人に向かって、ジョンウは「あなたが使ったあの毒薬、使った本人を破滅させるというのは本当だったようですね」と微笑む。
書房では、なんとか2人を救う方法はないかと皆が額を寄せ合うも、その日の夜、ジョンウに薬殺刑が下されることに。王はパク氏夫人にハメられたと証言すれば、今すぐにでも刑の執行を取り消すと話したが、ジョンウは静かに首を振った。
こうして、薬を飲んだジョンウはその場に倒れこむ。同じ頃、スンドクは義母のパク氏夫人に自決を迫られていた。
ひと月後、王の計らいでなんとか一命をとりとめたジョンウ。スンドクが自決したと思い込むジョンウは、すっかりふさぎ込んでいた。そんなジョンウの前に、王がやってくる。
王は表向きは死んだことになっているジョンウに新しい名前を授け、全国の恐女・曠夫(年頃を過ぎても結婚しない男女)の縁結びをして来いと命じる。重たい腰を上げて指示された場所へ向かったジョンウは、それがかつてスンドクと共に訪れた、スンドクの生家だと気づく。
ふと顔を上げると、そこに立っていたのは他でもないスンドク。実はスンドクもまた、自ら死んだことにしてこの家でずっとジョンウが来るのを待っていたのだ。こうしてお互いの無事を確認した2人は、王の命令通り、縁結びの旅に出かけるのだった。‐完‐
第16話(最終回)感想
一時はどうなることかと思いましたが、最後はジョンウとスンドクが新たな身分で再スタートを切るというなんとも幸せなエンディング。2人の最高の笑顔が見れて、本当によかったです。
合同婚礼を挙げたメン家の三姉妹も、それぞれの相手と幸せな生活を送っていました。とくに最後の最後で相手をチェンジしたシヨルとドゥリには、新たな命が…!
相変わらずラブラブなスングとサムスンにも安心しました。イェジンはというと、こちらもブギョムと一緒に新しい生活をスタート。甥のグンソクも一緒です。
結局、あれだけ必死に守ろうとした家にただ一人残ったのは、パク氏夫人だけ。夫人が守ろうとしたのは、家なのか家族なのか。どちらにしても、「孤独」だけが残ってしまいましたね。
世子を殺そうと謀反を企てた張本人であるパク氏夫人が何の罪に問われないのは納得しがたいですが、夫人が罰せられればイェジンやグンソクもただでは済まされないと考えれば、これで良かったのでしょう。
笑いあり、涙あり、そして胸キュンありで、最後まで楽しめました。とくに、王女の死や世子の暗殺を巡った陰謀など、過去の事件が次々に明かされていく場面は手に汗握るものがありました。ラブコメ、時代劇、サスペンスの要素がバランスよく配合されていて、面白かったです。
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