韓国ドラマ時代劇 あら感

婚礼大捷(こんれい たいしょう) 13話・14話 あらすじと感想

婚礼大捷





婚礼大捷 (こんれい たいしょう) 혼례대첩 The Matchmakers 2023年放送 KBS 月火 全16話

neroさん

第13話視聴率4.4

第13話あらすじ

ジョンウ(ロウン)を始末しようと屋敷に乗り込んだボクギ(イ・スンウォン)は、ジョンウが自分たちの企てた謀反について、詳細に調べ上げていたことを知る。

慌てて戻ったボクギは、姉であるパク氏夫人(パク・ジウォン)に、ジョンウの屋敷から持ち帰った1枚の掛け軸を見せる。

掛け軸に描かれていたのは他でもない、スンドク(チョ・イヒョン)の肖像画だった。

嫁のスンドクがジョンウと恋仲にあると知ったパク氏夫人は、ひとまずボクギにこの件を口外しないよう告げる。

同じ頃、パク氏夫人の言いつけに背いてジョンウを助けに向かったスンドクは、ジョンウから今夜、義父ヨンべ(イ・ヘヨン)とボクギが殺人の罪で逮捕されると聞かされる。一家の一大事だと、慌てて屋敷に戻るスンドク。

スンドクが戻ると、すでにヨンべとボクギが連行されていくところだった。その後、外出禁止の命に背いたスンドクを、パク氏夫人は離れに閉じ込めた。

まったく反省の色が見られないヨンべに向かって、王(チョ・ハンチョル)は世子を暗殺しようとした謀反の罪で罰せられるか、嫁殺しの罪で罰せられるか選べと言う。

書房でスンドクからの手紙を受け取ったジョンウは、小間使いからスンドクが離れに監禁されていると聞いてますます心配した。

そんななか、毒を飲んで生死の境をさまよっていた宮女が目を覚ます。ジンソン君を守るため、謀反の罪を罰しないことにしようとした王とジョンウにとっては、非常に不都合な状況。

同じく知らせを聞いた淑濱パク氏(王の後宮、ジンソン君の母)は、息子のジンソン君が罰せられるかもしれないと聞き、頭を抱える。

一方、このまま家門を終わらせるわけにいかないパク氏夫人は、トンノ派の会合にジョンウを呼び、皆の前で一連の騒動をジョンウが解決してくれるだろうと話す。その後、2人きりになったジョンウに、取引を持ちかけるパク氏夫人。

夫人に呼ばれて屋敷に向かう途中、スンドクはちょうど屋敷から出てきたジョンウとすれ違う。

夫ヨンべの面会に訪れたパク氏夫人は、本当に長男の嫁を殺したのかと聞く。「見たことをすべて実家に話すと言われ、仕方がなかった」と答えるヨンべに向かって、「よくも私の息子を…!」と、パク氏夫人は思わず声を震わせた。

次の日の夜、パク氏夫人はスンドクに、夫の部屋からとある物を持ってくるよう告げる。パク氏夫人が持ってくるよう命じたのは、かつてジョンウの妻であった王女を死に至らせた例の毒薬だった。何も知らないスンドクは、言われた通り毒薬の入った包みをパク氏夫人に渡す。

弟ボクギの面会に訪れたパク氏夫人は、「明日にはここから出られる」と話し、毒を盛った酒と料理を差し出す。何の疑いもなく、酒と料理に口をつけるボクギ。

その後、ヨンべのもとへ向かい、パク氏夫人は事前に用意しておいた遺書をヨンべに見せる。憤慨するヨンべだったが、背後から淑濱パク氏と夫人の小間使いがヨンべの首を絞める。

パク氏夫人の狙い通り、“人は死を前にして嘘をつかない”という考えから、ヨンべが残した遺書に目を通した王は、ヨンべに対する罪をすべて無罪に、そしてボクギに関しては、イ・チョオク殺人を認めていたことから殺人罪のみ残したまま、それ以上の家門への追及はしないと公言。

しかし、王がヨンべを許すことにした本当の理由は他にあった。それは命をかけて王への忠誠を果たそうとした、長男インヒョンに対する思いからだった。

一方、ヨンべとボクギを殺したのがパク氏夫人だと気づいたスンドクは、はじめて義母に対して不信感を抱く。

塀を越えようとしたスンドクの前に現れたのは、ジョンウ。ジョンウも自分に会いたくて塀を越えようとしたと考えるスンドクは、気をよくする。

ところが、ジョンウは自分がスンドクに会いに生きた理由を、会いたかったからではなく、もう手紙を寄こさないようにと伝えるためだと話し…。

第13話感想

ついに動き出したパク氏夫人。夫だけでなく、血のつながった弟まで手にかけるとは、、本当に恐ろしい女性です。

パク氏夫人にスンドクとジョンウの関係が知られてしまった以上、ジョンウも簡単にはスンドクに近づけなくなってしまいました。おそらく第13話のエンディングでジョンウがスンドクを突き放そうとしたのは、スンドクに危険が及ばないようにするため。

しかし、すでにジョンウへの想いに気づいてしまったスンドクにとっては、そう簡単に諦められるわけもなく…。今まではジョンウが追う側でしたが、今度はスンドクが追う側になりそうです。

また、あらすじには登場していませんが、義家族の騒動で一度はサムスンとの婚礼を取りやめようと考えたスンドクの兄スング。そんなスングに自分が養ってやると言ったサムスンが、なんとも頼もしくってキュートでした。この2人、見ていて本当に微笑ましいです。

次回は少しばかり、ジョンウとスンドクの間に溝ができてしまいそうですね。あまり長引かないといいのですが、、次回の展開にも注目です。

第14話視聴率5.0

第14話あらすじ

パク氏夫人から言われた言葉が気にかかるジョンウは、スンドクに気持ちが変わったと告げ、彼女を遠ざけようとする。しかし、もちろんスンドクには受け入れられず…。

ジョンウの後押しもあって、メン家の長女ハナ(チョン・シネ)は、晴れて世子(ホン・ドンヨン)の妻となる。

一方、父の死を受けて、イェジンはますますふさぎ込んでいた。そんなイェジンの気持ちなどまったく無視するかのように、予定通り婚礼話をすすめていくパク氏夫人。

左議政として名声を轟かせていたチョ氏一家だが、ヨンべの葬儀には誰も姿を見せなかった。しかし、パク氏夫人は動揺せず、娘イェジンの婚礼をメン家の婚礼と合同で行うと話す。

これにはスンドクも驚きを隠せなかったが、ひとまず言われた通り婚礼の準備をすすめることに。

思いを寄せるブギョム(チェ・ギョンフン)がメン家の二女ドゥリ(パク・ジウォン)と婚礼を挙げると知るイェジンは、合同挙式に猛反対。そんなイェジンにスンドクは端午の祭りの夜、ブギョムから辞退の申し出があったことを伝えた。

式の詳細を伝えるべく、メン家に向かったスンドク。今回は仲介人のヨジュ宅としてではなく、左議政家の嫁として。ヨジュ宅が左議政家の嫁だと知り、三女のサムスン(チョン・ボミン)は驚きながらも喜ぶ。サムスンにとっては、スンドクが義理の妹になるからだ。

その頃、ジョンウは世子から双縁術士の悲しい伝説について聞かされていた。人々の縁を結ぶ双縁術士だが、自身の運命の相手は短命で、一人で生きて行かなければならないというのだ。これを聞いたジョンウは、婚礼の儀の当日に亡くなった王女のことを思い出す。

いてもたってもいられず、同じく双縁術士だったメン家の母チョ氏夫人(チェ・ヒジン)を訪ねるジョンウ。実はチョ氏夫人もまた、運命の相手をはやくに亡くしているという。

不安な気持ちのまま外に出たジョンウを待っていたのは、スンドク。スンドクの説得に負け、ジョンウは今しがたチョ氏夫人から聞いた話を伝えた。

王女の死が自分のせいではと自分を責めるジョンウに向かって、「決して大監様のせいではありません。だからそんな伝説に惑わされないで下さい」とスンドクは励ます。

ジョンウと話したことで、スンドクの中でも何か答えが見つかったようだ。その日の夜、スンドクはパク氏夫人に、自らの考えを述べる。そして、これからは家族を守るための自分なりの方法を見つけ出してみせるとスンドク。

王妃に謁見したパク氏夫人は、世子の婚礼を祝いながら、ジンソン君をジョンウと共に使節団へ送り出してはどうかと提案。これを聞いた王妃は、むしろジョンウこそ世子のそばに必要な人材だと考える。

王妃の話を聞き、王はジョンウの上訴(王女との結婚を無効にするというもの)を正式に受理すると告げた。

パク氏夫人の指示で新たな仲介人を選ぶことになったスンドクは、あえて口の軽いイ氏に仲介を任せ、左議政家の娘イェジンと兵判家の息子シヨル(ソン・サンヨン)の婚礼について、人々に触れまわらせる。

それは左議政家の健在を世に知らしめる、パク氏夫人の策だった。

そんななか、本物のヨジュ宅(パク・ファンヒ)が漢陽を離れると知ったスンドクは、彼女の想いを寄せるドンゴン(キム・ドンホ)との仲を取り持とうと考える。2人は運命の相手ではなかったが、スンドクには2人が末永く幸せに暮らす未来が見えていた。ジョンウに頼み、2人が運命の相手だと伝えてもらうスンドク。

その日の帰り、スンドクはこれ以上自分に気のないフリは辞めてくれと話す。スンドクの強気な態度に、ジョンウもついに折れた。

一方、パク氏の狙い通り、メン家の婚礼に世子が直々に参列することが決まる。おかげで官僚たちもこぞって式に参列するだろうと、パク氏夫人はご機嫌だった。すべてはスンドクのおかげだと喜ぶ夫人を前に、スンドクは戸惑いを隠せない。

婚礼当日、3人の新郎と3人の新婦がそれぞれ入場。ふと向かいの新郎の姿を見たスンドクは、そこに立つジョンウを見て驚き…。

第14話感想

どういうわけか、新郎新婦として式場に現れたジョンウとスンドク。これは一体どういうことでしょう。おそらく式に問題が生じ、2人がピンチヒッターを務めたか何かでしょうが。

それにしても、このまま式がすすめば2人は晴れて夫婦に??驚きのエンディングでした。

一度はスンドクと離れる決意をしたジョンウでしたが、今回もスンドクの方が一枚上手でしたね。あんなにストレートに気持ちを表現されたら、ジョンウじゃなくても受け入れてしまうはず。やはり仲介の神というだけある。テクニックが並大抵ではありません。

そして、相変わらず自分の利益のことしか考えていないパク氏夫人。スンドクは純粋にそれぞれの運命の相手を見定めただけだというのに、結局はパク氏夫人を喜ばせることになってしまいました。

これは困った展開に。ここらで盛大に婚礼を台無しにして、パク氏夫人をぎゃふんと言われたいところです。

さて、ドラマも残すところ2話となりました。最後はどんなエンディングが待っているのか、楽しみです。


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