韓国ドラマ時代劇 あら感

婚礼大捷(こんれい たいしょう) 11話・12話 あらすじと感想

婚礼大捷





婚礼大捷 (こんれい たいしょう) 혼례대첩 The Matchmakers 2023年放送 KBS 月火 全16話

neroさん

第11話視聴率4.3

第11話あらすじ

端午の祭りに参加したのは今回が初めてだと話すジョンウ(ロウン)。これに驚いたスンドク(チョ・イヒョン)は、来年からは外に出て見物するようにと話す。するとジョンウは、「来年からは君と一緒に端午の祭りを見物するつもりだ」と言って、新たな身分の書かれた本を差し出す。

これには驚きを隠せないスンドク。一方で、いまだに自分を仲介人のヨジュ宅だと思い込むジョンウに申し訳なく思った。

そんななか、ブランコに乗りながら向こうから歩いてくる世子(ホン・ドンヨン)の姿を見たメン家の長女ハナ(チョン・シネ)が、慌ててブランコを降りる。世子は今しがた、後ろをつけていた怪しい2人組の男に連れ去られてしまったのだ。

騒ぎを聞きつけ、同じくその後を追うスンドクとジョンウ。途中で同じくブランコを降りようとして失敗した12号の曠夫が近くにいた女性に抱きかかえられるのを見たジョンウは、またしても胸の痛みを感じる。そして、曠夫に向かって「その女性を離すではない!」と告げる。

ハナと世子を見失ってしまったジョンウは、向かいから歩いて来る推奴師を見て、とっさにスンドクを庇う。しかし、推奴師は2人には目もくれず…。

視線の先にいたのは、スンドクが名前を借りた本物のヨジュ宅(パク・ファンヒ)。慌てて駆け寄るスンドクだったが、ヨジュ宅を追っていた推奴師は、かつてヨジュ宅の逃亡を手伝った元従事官だという。

ヨジュ宅の無事を確かめるため、こうしてずっと彼女の行方を探していたというドンゴン(キム・ドンホ)。一方、ジョンウはスンドクがヨジュ宅と呼ぶ女性を見て、ならば自分の隣にいるヨジュ宅は一体何者なのかと疑う。

その頃、ハナのおかげで助かった世子だが、またもや男たちに追いつめられてしまう。行き場を失くした2人を救ったのは、ジョンウとスンドク、そしてドンゴンだった。

なんとか男たちを追い払うと、ジョンウは世子を連れて宮へ。どうやらハナもまた、世子の正体に気づいているようだ。

ジョンウが世子を無事連れ帰ったと知り、ほっと安堵する王と王妃。その後、ジョンウは王に、ハナに会うために世子が宮を抜け出したこと、そして何者かがハナのフリをして世子に手紙を送ったことを伝える。

書房でジョンウを待つ間、スンドクはジョンウから渡された書物に挟まれていた手紙を目にする。それはジョンウが書いた、プロポーズの手紙だった。

しばらくして、ジョンウが書房にやってくると、そこで待っていたのは“ヨジュ宅”ではなく、両班の嫁の姿をしたスンドクだった。自らのジョンウに対する気持ちを明かしたうえで、自分が息子を持つ両班の人間だと伝えるスンドク。

「もう会わない方がいい」と告げ、スンドクはその場を後にする。

帰り道、ジョンウのもとへ次から次へと新たな相手を見つけた曠夫たちがやってくる。このままでは三姉妹の婚礼が失敗に終わってしまうのではと不安がるオボン(キム・ヒョンモク)をよそに、自由になってもスンドクと結婚できないのでは意味がないと落ち込むジョンウ。

一方、ジョンウが会っていた僧侶が死んだミン大監の息子だと知ったヨンべ(イ・ヘヨン)とボクギ(イ・スンウォン)は、動揺を隠せない。2人の会話を聞いたパク氏夫人(パク・ジヨン)は、長男の死に自分の知らない何かがあることに気づく。

改めてハナの結婚相手を見つけようと、先日命を救った少年の身分を調べようとするスンドク。しかし、肝心のハナは知らないの一点張り。仕方なくスンドクは、少年の身分を知るであろうジョンウに連絡する。

書房で会ったスンドクに、例のお方はダメだと伝えるジョンウ。一方でジョンウもまた、ハナと世子が運命の相手だということに気づいていた。

これを知ったスンドクは、ジョンウこそが双縁術士なのではないかと考える。さっそくメン家の母、チョ氏夫人(チェ・ヒジン)に会いに行くと、夫人もまた、ジョンウが双縁術士に間違いないだろうと話す。

第11話感想

双縁術士はスンドクではなく、ジョンウ??

これまでジョンウが若い男女を見て、胸を痛めていた理由がついに明らかとなりました。てっきり女性かと思われていた双縁術士ですが、まれに男性の双縁術士もいるとのこと。スンドクは自分が双縁術士でないと知り、ショックをあらわにします。

スンドクにとっては、家族を騙してでも仲介の仕事をつづける名分が欲しかったのでしょう。そんなスンドクに、ジョンウは改めて自分とスンドクが運命の相手ではないかと話します。

しかし、スンドクの運命の相手は亡くなった旦那様。これは元双縁術士だったチョ氏夫人が証言しています。

これまでの流れを見る限り、スンドクの相手は間違いなくジョンウのような気がしますが、、運命の相手が一人だけ、ってわけでもないでしょうし、スンドクももう少し自分の気持ちに素直になって欲しいですね。

そして、これまたハナの運命のお相手はやはり世子。しかし、こちらも身分の差が邪魔をして、、ここに来て順調に思われた仲介にも黄色信号が灯り、不安な展開がつづきます。

第12話視聴率4.3

第12話あらすじ

改めてハナの相手に先日会った少年を選ぶスンドク。その過程で、スンドクは少年の正体が他でもない世子であると知る。

つづいて二女の相手を選ぶこととなり、スンドクは以前ジョンウが挙げた16号の曠夫はどうかと話す。さっそく16号に会いに行くと、なんと彼もまた、メン家の二女ドゥリ(パク・ジウォン)に求婚を申し出ようとしていたという。やはりジョンウの双縁術士の力は本物だと、感心するスンドク。

その帰り、スンドクはジョンウをかつて住んでいた家に連れて行く。意外にも幼い頃、同じ地域に住んでいたという2人。

家を出ると、向こうからスンドクの義母パク氏夫人が歩いてくる。思わず顔を背けるスンドク。そんなスンドクに気づいてか、ジョンウはスンドクの手を引いて小道に逃げる。

パク氏夫人がヨジュ宅に会いに来たのだと知ったスンドクは、慌ててその後を追う。パク氏夫人は、ヨジュ宅がジョンウと共に例の僧侶に会ったと知り、その詳細を聞こうとして訪ねたのだった。しかし、何も知らないヨジュ宅は答えることができない。

パク氏夫人が8年前の事件について気になっていると知り、胸を痛めるスンドク。その夜、いつにも増して酒を飲もうとする義妹イェジン(オ・イェジュ)を心配したスンドクは、意中の相手との結婚を考えたことはないのかと聞く。するとイェジンから返ってきたのは、意外な言葉だった。

「早くにお兄様たちを亡くして、私には選択の余地はなかった。私だけでも良家に嫁いで、グンソクが出世したときには力になってあげたい」とイェジン。そんなイェジンの言葉を聞き、スンドクは自分のことばかり考えていたことを深く反省する。

翌日、書房にジョンウを呼び出したスンドクは、婚礼に必要なものを書き出したと言って、書物を差し出す。そして、仲介を降りると告げようとするも、そこへオボンが。スンドクの様子に気づいていたジョンウは、オボンに「よくやった」と一言。

スンドクが左議政家の嫁だと知らないジョンウ。王女が飲んだ毒を売ったのが明の通訳官だと知ると、謀反を企てたのが左議政とその義弟ボクギだと王に告げる。これを聞いた王(チョ・ハンチョル)は、逆賊の血縁として罰せられるまだ幼いジンソン君のことを心配した。

王との謁見を終えて外に出たジョンウは、そこで教え子のグンソク(キム・シウ)と出会う。グンソクから「母上です」と紹介されたのは、なんとスンドクだった。これにはショックを隠せないジョンウ。そしてたった今、王に左議政の謀反を告発したばかりだと思い出す。

慌ててジョンウが向かったのは、スンドクの兄スング(ホ・ナムジュン)のもと。スンドクを逆賊の血縁として死なせないよう、ジョンウはスングに協力を仰ぐ。

その頃、ヨンべとボクギは今度こそジョンウを始末しようと作戦を立てていた。

義母のパク氏夫人が8年前に死んだ息子のことを想って胸を痛めていることを知ったスンドクは、ついに決意を固め、自分がメン家三姉妹の仲介を行うヨジュ宅であることを明かす。そして、ジョンウと共に僧侶から聞いた8年前の真実を話すスンドク。

スンドクから真相を聞いたパク氏夫人は、ショックを隠せない。ひとまずイェジンとグンソクにはこの件を伏せておくよう告げ、今後一切の外出を禁じるパク氏夫人。スンドクもまた、大人しく夫人の言葉に従った。

謀反ではなく、別の罪で左議政とボクギを追放しようと考えるジョンウは、自殺した長男の妻ユ氏夫人の死に目をつける。調べをすすめるなか、ヨジュ宅を助けた元従事官のドンゴン(キム・ドンホ)から、ユ氏夫人の遺体をヨンべが木にくくりつけるのを見たという証言を得る。

一方、いつものように夕食の準備をすすめたスンドクは、使用人からヨンべとボクギがジョンウの殺害を企てていると聞かされ、驚く。慌てて家を飛び出したスンドクは、ジョンウのもとへ。

スンドクのおかげで難を逃れたジョンウ。するとスンドクは、これまでひたむきに隠してきたジョンウへの想いを明かし、ジョンウにキスをする。同じくジョンウもスンドクを抱きしめ、唇を重ねた。

第12話感想

ついにお互いの気持ちを確かめ合ったジョンウとスンドク!

一時はどうなることかと思いましたが、ジョンウの命が危険だと知ったとき、スンドクは自分の中で何よりも大きくなっていたジョンウへの想いに気づきます。結果的に、ヨンべとボクギの策略が2人にとってナイスアシストになりましたね。

それにしても、まるで玉ねぎかっていうくらい、次から次へと出てくる左議政家の不正の数々。まさかグンソクの実母、ユ氏夫人まで殺していたとは。。もう弁解の余地はありません。

しかし、謀反として2人を訴えてしまえば、嫁であるスンドクも罰せられてしまいます。そこでジョンウとスングが考えたのは、別の罪名で2人を罰すること。

ヨンべはユ氏夫人殺害、ボクギはイ・チョオク殺害の罪で。こうすれば家族にまで被害を被ることを避けることができると考えたのです。

王自身も、幼いジンソン君が逆賊の一味として罰せられることを望んでいませんでした。果たして、ジョンウらの作戦は上手くいくのでしょうか。

そして、ついに結ばれたジョンウとスンドクですが、2人の未来にはまだまだ障害が多いのも事実。2人はそれを乗り越え、夫婦となることができるでしょうか。クライマックスまで目が離せません。


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