太宗イ・バンウォン 태종 이방원 2021年放送 KBS 1TV 全32話
第7話視聴率7.4%
daisySSさん |
第7話あらすじ
父が王になるためには絶対に排除しないといけない人物、チョン・モンジュ(チェ・ジョンファン)、、、眠る彼に剣を向けるイ・バンウォン(チュ・サンウク)。しかし、チョン・モンジュを殺害することが出来ず、目を覚ましたチョン・モンジュはすぐに状況を把握。翌朝、父が成し遂げようすることを反対して欲しくないとお願いするイ・バンウォンの言葉に無言のチョン・モンジュは、一枚の手紙を残し開成(ケソン)に戻ります。
チョン・モンジュに協力するイ・セクが再び勢力を取り、イ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)側と対立する構造、、、コンヤン王はチョン・モンジュを昇進させると、明から帰国中の世子を迎えるために黄海道(ファンヘド)に向かうよう命じられます。イ・ソンゲに任務を任せるよう申したのがチョン・モンジュだと知らせると、高麗を裏切るような反乱計画をやめるよう伝える。
イ・ソンゲが軍を連れて開成から出発したあと、残された妻のカン氏(イェ・ジウォン)とイ・バンウォンの妻のミン氏(パク・ジニ)は、チョン・モンジュの行動を注視すると、対策を立てようとする。帰国した世子は、即位した後のことをイ・ソンゲによろしく頼む。
イ・ジランと共に狩りに出かけたイ・ソンゲは、チョン・モンジュをどのように排除するかに口論となり、、、異なる意見を見せる二人。久々の狩りを楽しむことにしたイ・ソンゲ、その時彼に向って何かが飛んできて、落馬。転落した時、大きな岩に頭をぶつけて意識を失ってしまう。
チョン・モンジュと本格的な対立を見せる重要な時期、転落して昏睡状態に陥ったイ・ソンゲ、、、医院はできることがないとかたると、不安を見せるカン氏とミン氏。イ・ソンゲの不在をチャンスに、チョン・モンジュは、王宮からイ・ソンゲの側近たちの弾劾をあげ始めたことで罰を受け、島流しの刑を受ける。
イ・ソンゲだけではなく、チョン・ドジョンの勢力まで弾劾を受け、家門の存続の危機を迎えたと気づいたカン氏は、亡き母のお墓を守るイ・バンウォンに連絡をすると、状況を説明。父の状態を確認したい・バンウォンは、危険だと知りつつも開成にイ・ソンゲを連れて戻る必要があると判断すると、行動に起こす。
途中意識を取り戻したイ・ソンゲは自分が健在であることをアピールするために、装う。イ・ソンゲの健在を知ったコンンヤン王は、不安を感じて戸惑いを見せます。イ・ソンゲを阻止する最後のチャンスだと気づくチョン・モンジュは、王の命令なしに勝手な行動を起こすような人物ではないことから、決断を下せない王をもどかしく思う。
チョン・モンジュの命を奪って彼を排除することをイ・ソンゲが禁じていたことから、チョン・モンジュに手を出せないイ・ソンゲの部下たち、、、しかし、このままだと家門や側近たちの命が危険にさらされると判断したイ・ソンゲがついに決心を固める。
第7話感想
高麗が滅亡し新しい国である朝鮮が建国されるまでのストーリーを進めるためなのか、チョン・モンジュと対立するイ・ソンゲのストーリーはそれほど緊張感なく描かれた気がします。主人公がイ・バンウォンということもあり、イ・バンウォンに焦点を置いたストーリー展開が期待されますが、ジョン・モンジュの死をめぐり親子イ・ソンゲとイ・バンウォンの間にできる溝がどのように描かれるのかが、個人的には最も楽しみです。
何があってもチョン・モンジュの命を奪うことを禁じたイ・ソンゲ。彼の命令を背く部下や側近はいなく、、、今話、イ氏一族だけではなく、これまでイ・ソンゲを支持した家門や勢力まで含み命を落とす状況でついにイ・ソンゲが決断を下すことになるのか、第8話の予告編を確認すると、チョン・モンジュが命を落とす危機を迎えることになる様子です。
これまでイ・ソンゲが主人公となるドラマが多く放送されていることから、歴史的にどのような状況でチョン・モンジュが命を落とすことになるとは分かりますが、これまでとは違う観点から描かれる可能性があるのでしょうか。
3年間、母のお墓を守ることになったイ・バンウォンですが、イ・ソンゲが落馬して負った事故のせいで再び開成に戻ることになり、本格的な高麗を滅亡させる時が近づいていることが分かりますね。イ・ソンゲが狩りで事故にあることは、もしかしてコンヤン王の命令により準備されていた計画なのでしょうか。
自分に脅威となるイ・ソンゲを排除することに失敗したコンヤン王は、結局王位を譲る展開へと進むことになる。命を懸けた新たな国の建国が迫るなか、イ・バンウォンの今後の計画が気になる!
第8話視聴率10.2%
daisySSさん |
第8話あらすじ
1392年、明るい昼間、誰もが目撃できる場所でチョン・モンジュ(チェ・ジョンファン)の殺害を命じたイ・バンウォン(チュ・サンウク)。これまでイ・ソンゲの計画を阻止するためにコンヤン王をサポートしたチョン・モンジュは、王の最終決断が下りない状況で、イ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)の屋敷を訪れ話し合います。
お互いできる限りのことをして、もしも新しい国が建国された時は、過去同じ目的を持って生きた同士として生きようと語るイ・ソンゲの言葉に、チョン・モンジュは笑顔を見せる。その後、父の命令に背き、チョン・モンジュを殺害したイ・バンウォン。イ・ソンゲに対する恐怖心を持たせるために誰もが目撃できる場所で、反イ・ソンゲのチョン・モンジュの命を奪ったことが王宮に伝わる。
唯一支えとなっていたチョン・モンジュの死を知らされたコンヤン王は、自分が決心をするのが遅すぎたと後悔。チョン・モンジュが死亡したことで、政治的な状況が変り、これまで犯罪者として扱われていたイソンゲの側近たちは解放され、チョン・モンジュと共にコンヤン王をサポートしていた家臣たちが逮捕されることになります。
チョン・モンジュの死を悲しむイ・ソンゲ、、、同じ目標に向けて進んでいた仲間だったチョン・モンジュを失ったことにひどく悲しむチョン・ドヨンは、イ・ソンゲを王にする計画を再び進める時がきたと、決意を固めます。
チョン・モンジュの命を奪うよう命令したのがイ・バンウォンだと知ったイ・ソンゲは怒りを抑えきれず、、、すべては父のための決断だったことを訴えるイ・バンウォン。しかし、彼は屋敷から追い出され、次男、三男、四男たちにも冷たく接するイ・ソンゲ。四男のバンガン(チョ・スンチャン)は、チョン・モンジュが殺害されたことに声をあげる。
イ・バンウォンの計画を既に知っていたカン氏(イェ・ジウォン)は、イ・バンウォンの怒りを確認すると、イ・バンウォンをフォローする発言をすることなく、、、父親でも成長した息子たちをコントロールするのは難しいと意味深げな発言をする。
イ・バンウォンが命令を裏切ってチョン・モンジュを殺害したことから、イ・ソンゲは幼い息子たちだけを側に置き、成長した息子たちとの交流を避ける状況となります。自分が産んだ息子をイ・ソンゲの後継者にする計画のカン氏(イェ・ジウォン)は進行中。父の許しがあるまで待ち続けるイ・バンウォンの息子たち。
第8話感想
「龍の涙」、「チョン・ドジョン」、「六龍が飛ぶ」や「私の国」等が、高麗が滅亡し朝鮮が建国された時代を扱ったドラマとなりますが、これらのドラマと差別化をつけるためにこのドラマでは、イ・ソンゲやイ・バンウォンを中心にした「イ氏」の家族を中心に描く点、政治性が強い内容というよりは、家族をベースにした家族ドラマとの印象を強く受けました。
政治色の強いドラマとは違い、権力を手に入れることで家族や兄弟の関係が変っていく様子を描く点、見やすい展開を続けてはいますが、イ・ソンゲがチョン・モンジュの殺害を命じたイ・バンウォンへの怒りを強く見せる理由は、イ・ソンゲとチョン・モンジュの政治的な同士としての姿を十分に描いていないため、なぜここまでするのか、、、と初めてこの時代のドラマに接する視聴者にとっては疑問を持たせることになる点が残念でした。
お互い協力し合っているように見えるイ・ソンゲの妻カン氏と、イ・バンウォンの妻ミン氏ですが、朝鮮が建国された後は、それぞれの目的に合わせて動くことになります。カン氏は自身の息子を後継者にする計画で、ミン氏は夫を義理の父イ・ソンゲの後継者にする計画。
今後、カン氏とミン氏が対立姿を見せることになりそうで、今話では、イ・バンウォンの望みとは違い、チョン・モンジュを殺害した件に関して、特に触れない点は、自身が産んだ息子を後継者にするための彼女の計画がすでに進んでいることを垣間見ることが出来ますね。
イ・ソンゲはチョン・モンジュを抱え込み、新しい国を建国することを目標にしていたようですが、最後までイ・ソンゲが更なる権力を握ることが高麗を裏切る反逆罪になるという考えを変えなかったチョン・モンジュ。
結局、チョン・モンジュが死を迎えたことでイ・ソンゲが新しい国を作り王になることが現実となる。信頼していた息子イ・バンウォンに裏切られたことから、果たしてイ・バンウォンとイ・ソンゲは今後、どのような親子関係を見せるか、家族ドラマとしてもワクワクする展開を迎えることになります。
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