太宗イ・バンウォン 태종 이방원 2021年放送 KBS 1TV 全32話
第3話視聴率8.8%
daisySSさん |
第3話あらすじ
クァク・チュンボからイ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)の屋敷に暗殺目的の刺客が侵入したことを伝えられたイ・バンウォン(チュ・サンウク)、急いで父の屋敷に向かいますが、街中がお祭りの雰囲気で前に進めない状況。馬から降りると人ごみの中を進み屋敷に到着します。
屋敷を訪れたお客の中にキム・ジョとチョン・ドゥクが攻撃を始めた時、彼らの動きに気づいたイ・バンウォンは、父を助けるため身を乗り出し、イ・ソンゲをかばって刺されてしまう。二人のうち一人の刺客は、計画が失敗したことに気づくとその場で自害。もう一人はその場で捕まり、次男バンガンの取り調べで、廃位されたウ王の命令でイ・ソンゲの命を狙ったことを自白。。。
刺傷が原因で意識が戻らないイ・バンウォンを心配する父イ・ソンゲは彼の側を守り、連絡を受けて駆け付けたイ・バンウォンの妻ミン氏(パク・ジニ)は心配そうに夫を見つめるしかない。意識を取り戻したイ・バンウォンは、このままでは家族、、、家門が全員皆殺しされる事態へと発展する可能性があると、父に今後に対して決意を固める必要があると、心配を告げる。
頭脳が優秀なイ・バンウォンを巻き込むことを拒んでいたイ・ソンゲに第2婦人のカン氏(イェ・ジウォン)は、今後は武力ではなく計略的にことを進める必要があり、正式にイ・バンウォンを一族の体表者としてたたえ、彼の力を借りる時がきたとアドバイス。
イ・ソンゲの協力者たちが集まった場所、イ・バンウォンも出席すると、廃位され島流しされたウ王とその息子チャン王を高麗王朝から追い出す計画を考え始めます。しかし、民が納得する正当な理由なしに、二人を追い出すと方法はなく、、、悩む状況。
イ・バンウォンの「王が邪魔なら片してしまえばよい・・・」と語る過激な発言に、チョン・モンジュ(チェ・ジョンファン)は同意することが出来ず、不快感をあらわす。新王朝を迎えることを反対するチョン・モンジュ(チェ・ジョンファン)と同じ意見を持つ長男のバンウ(オム・ヒョソプ)は、高麗への忠誠を守るべきだと強く考え。
チョン・モンジュの反応を確認したイ・バンウォンは軽率な発言をしたことを反省しますが、反乱者と呼ばれることを避けるために、これまで本音を語ることが出来なかったイ・ソンゲは、息子を非難するのではなく、はげまします。
生まれた息子を見つめていたイ・バンウォンは、何かにひらめき父イ・ソンゲを訪ねると、ウ王とチャン王を完全に排除できる方法があると告げ、「ウ王はシンドンの息子、、、ウ王の息子チャン王もシンドンの血を受け継いでいることから、二人は高麗王朝の王氏ではなく、シン氏だととらえることが出来るため、偽物を廃位し、本当の王氏の血を受け継いだ王を立てる」と語る。
翌日、チョン・ドジョン(イ・グァンキ)にイ・バンウォンの考えを告げると、その理由なら廃位をすることが可能だと語る。大妃のアン氏に圧力を加え、計画通りに幼いチャン王を廃位させ、王氏の血を受け継ぐ人物を高麗最後の王、コンヤン王として即位させます。イ・ソンゲや側近たちの思い通りに動く王を立てたはずが、コンヤン王はイ・ソンゲを警戒し、イ・セクとビョン・アンヨルに最も中心的な地位を与える。
第3話感想
高麗最後の王、コンヤン王の登場!
エンディングでは、コンヤン王は、イ・ソンゲに振り回されないことを決意したかのように、対立的な姿を見せ、イ・ソンゲは「家臣です・・」と自身の立場を強いられるような返事をするところで終わり、今後、コンヤン王とイ・ソンゲの対立が本格すると予想されます。
家門のために力になりたいと願っていたイ・バンウォンは、カン氏(イェ・ジウォン)の後押しもあり、イ氏を体表する立場となり、早速父にとって最も脅威な存在だったウ王と息子チャン王まで排除することに成功!
今話登場するシンドンという人物はコンミョン王の時代を生きた僧侶のことで、王の信頼を得て権力を得た人物。朝鮮を建国した李朝(イ氏家門)では、実際にウ王とチャン王は、このシンドンの子孫であると主張したようです。シンドンに関しては、2005年にMBCで放送されたドラマもあります。
2回の王子の乱を通じて、兄弟たちの命を奪い王位についたイ・バンウォンのストーリーがメインに描かれることになるようで、今話でもイ・バンウォンと兄弟の間に存在する意見や考えの違いが協調されました。
嫉妬からイ・バンウォンの行動のすべてが気入らない四男のバンガン(チョ・スンチャン)。コン王に続きチャン王まで廃位させたことから、長男のバンウ(オム・ヒョソプ)もイ・バンウォンに反感を持ち始めた姿が描かれ、今後、兄弟の間に激しい戦いへと進むことになります。
第4話視聴率9.2%
daisySSさん |
第4話あらすじ
イ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)を警戒するコンヤン王は、彼の思い通りに動かないという意志を伝えるように、イ・セクとビョン・アンヨルをイ・ソンゲよりも高い地位につくよう命じると、集まった家臣たちの前で、イ・ソンゲにとって王がどのような存在なのかを尋ね、、、「家臣です」と答えるイ・ソンゲ。父が公の場で恥をかかされたことを知ったイ・バンウォン(チュ・サンウク)は怒りを抑えきれず、次男バングァ(キム・ミョンス)の協力を得て、コンヤン王への圧力を掛け始めます。
王宮の周りに部下たちを集めると、わざと大きな足音を立てて、いつでも王の命を狙うことが出来るという暗黙の圧力、、、その音に恐怖を感じたコンヤン王は、イ・バンウォンを呼ぶと目的が何かを尋ねます。「命を維持したければ、何もしないで静かにいてください。」と要求するイ・バンウォン。コンヤン王は、大妃のアン氏を訪ねると感じる恐怖感を語り、、、イ・ソンゲをさらに警戒するようになります。
自ら任命したイ・セクとビョン・アンヨルの人事をなかったことに命令すると、廃位されたウ王とチャン王を処刑するよう命じ、、、イ・ソンゲは二人の命を助けるよう王を説得しますが、命令は実行されウ王は最後までイ・ソンゲへの恨みを語りながら命を落とす。10歳になったチャン王も処刑されたことで、父の考えが理解できず迷う姿を見せる長男のバンウ(オム・ヒョソプ)。
バンウ(オム・ヒョソプ)は反乱者の息子ではなく、より良い高麗を再建するために父と共に戦ったことを語り、高麗への忠誠心を持ち続けます。しかし、長男の問いに反乱を起こすつもりはないと返事することない父の態度に、イ・ソンゲが意図することに気づいたバンウ。
ウ王とチャン王が処刑されたことで、開成(ケソン)から出ることを決めたイ・ソンゲ、、、カン氏(イェ・ジウォン)は反対しますが、イ・ソンゲは彼女の反対を押し切る。イ・バンウォンから考えを聞かされた妻のミン氏は、夫イ・バンウォンが成し遂げようとすることの危険性を語り説得しますが、イ・バンウォンの意志は固いことを知ります。
イ・バンウォンの計画で一族が反乱者の家族となってしまうことに失望した長男バンウ(オム・ヒョソプ)。父の命を二度も狙ったウ王をお排除したことを正当化するイ・バンウォンの言葉に、バンウは悲しそうな表情を見せます。「これからはそれぞれの道を進みましょう」と語るイ・バンウォンの言葉に、長男のバンウは剣を抜きます。
「この方法しかお前を止めることが出来ないから・・・」と語りますが、結局弟の命を奪うことが出来ず涙を見せ、「父と僕の考えを応援してください。今後も家族として一緒に進みましょう」と語るイ・バンウォンの言葉と差し伸べた手を、バンウは受け入れる。
第4話感想
父イ・ソンゲとイ・バンウォンに反対的な態度を取っていた長男のバンウも、二人の計画を受け入れたような今話のエンディング!
第4話を視聴した感想は、高麗から朝鮮建国へのストーリーを早めに進めて、イ・バンウォンが王位につくまでの争いを中心にドラマを進行させる予定なのか、これまでの大河ドラマと比較しても展開が早い気がしました。
今話は長男バンウとイ・バンウォンが対立する構造でストーリーが進みますが、父とイ・バンウォンの計画を受け入れるしかないバンウ、、、歴史上、早くに亡くなり初代王イ・ソンゲの後を継ぐのは次男のバングァとなります。
今話でも、コンヤン王に恐怖感を与えるため、イ・バンウォンに協力する兄の姿を描き、、、強い武士の一面を見せたバングァですが、即位後には意外と簡単にイ・バンウォンが王位を継ぐための計画に抵抗することなく、協力することになる人物。
兄弟同士のケンカが起きた際、強く叱っていたイ・ソンゲですが、今話イ・バンウォンに剣を向けるバンウの姿を黙って見つめるだけで、阻止しようとしない、、、これはイ・ソンゲの中での心理面での変化と言えるのでしょうか。
イ・バンウォンの強い後追いがある前は、反乱者と称されることを恐れ、ゆっくりと王権への道を進んだとすれば、今後はイ・バンウォンと共に強い意思を持って新たな国を建国する意欲を見せるようにもとらえることができ、歴史ドラマは描かれ方によって様々な解釈ができるとのが面白いです。
10歳に過ぎなかったチャン王が命を奪われたことが、イ・ソンゲが恐れていた民を怒らせる結果となり、イ・ソンゲに対する非難が上がる状況、、、この状況をイ・バンウォンはどのように解決することになるのでしょうか。
第3話ではイ・ソンゲへの敵対心を見せていたコンヤン王が、今話でイ・ソンゲを恐れ、態度を変えたことで、高麗から朝鮮への流れに拍車をかけることになりそうです。
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