太宗イ・バンウォン 태종 이방원 2021年放送 KBS 1TV 全32話
第27話視聴率9.3%
daisySSさん |
第27話あらすじ
成人した世子のイ・ジェ(イ・テリ)は、父であるテジョン王イ・バンウォン(チュ・サンウク)からの勉強の圧力に、父への反抗心は大きくなります。弟チュンニョン大君と自分を比較し、勉学に対する姿勢に対して指摘されると、「自己流」をアピールします。チュンニョン大君をほめる父テジョン王に反感を持つヤンニョン大君は、王宮から出ると妓房に向かい、父への不満を解消します。
しかし、世子が外出したことを知った王は、世子として正しくない行動を取ったことに、怒りをぶつけ、王と世子は更に対立することになります。
父への反抗心を隠せない世子のイ・ジェ。朝鮮一の権力者であり、王のイ・バンウォンも息子の教育に関しては苦戦。そんな世子に母のウォンギョン皇后(ミン氏/パク・ジニ)は、親子関係において親は必ず子供に折れるとのアドバイスをすると、「これからは自らの意見をしっかりお伝えしなさい」と語り、父イ・バンウォンを恐れる世子にアドバイスをする。
母のアドバイスを受けた世子は、行動にでる、、、食事を拒否する息子を心配した東宮殿に現れたイ・バンウォンは、声をあげると食事を取るよう命令します。しかし、全く意志を曲げない世子の姿に、結局は世子の要求をのむ王。
太上王であるイ・ソンゲとは和解できずにいたイ・バンウォンは、ある夜、世子の教育で苦戦し悩んでいると父のことを思い出します。過去、自分も父に同じく反抗したことから、父イ・ソンゲを訪ねると、世子とのことを語るとため息をつき、涙を見せます。父イ・ソンゲにこれまで息子として父を傷つけたことを口にすると、許しを求めます。そんな息子イ・バンウォンの姿に、これまで息子を許すことが出来なかったイ・ソンゲの気持が動きます。
テジョン王の誕生日、、、家臣たちと食事を取っているところを訪ねたイ・ソンゲは、初めてイ・バンウォンを王として認める言葉をかけて、親子は和解。1408年(テジョン8年)、、患っていた病気をこじらせて息を引き取るイ・ソンゲ。
弟チュンニョンのアドバイスを聞いて父の元に向かった世子。父を亡くしたイ・バンウォンを慰めようとした行動、、、世子を発見すると、いつものように声をあげて非難する父イ・バンウォン。しかし、イ・ソンゲを亡くした悲しみから、泣き崩れ、、、世子を抱きしめる王の姿に、これまで反抗的だった世子が父を理解するきっかけとなる。
上王のイ・バングァは、落ち込む弟イ・バンウォンと甥で世子のイ・ジェを誘って出かけます。王宮内で出来事が起きるたびに、仲裁をしてきたイ・バングァのおかげで、イ・バンウォンと世子の関係も肯定的に変っていきます。
気持ちをあらためた世子は、本気で勉強を始めた矢先、母方の祖父であるミン・ジェが亡くなります。王イ・バンウォンとは違いミン家に対して肯定的だった世子に、母のウォンギョン皇后は、「ミン氏家門の勢力をなくすため、これから叔父たちを処刑にするよう求める声が高まります」と語ると、王が王たちを殺すことを考えていると伝える。
「その時は、世子としての考えを王様だけではなく、家臣たちにも伝えてください。王位を継承する世子の考えを無視できないはず」とアドバイス。
王妃ミン氏(ウォンギョン皇后)の予想通り、ミン・ムグとミン・ムジルを殺すよう求める家臣たち。母の望みとは違い、叔父たちを処刑することに賛成する世子の言葉を聞いた、母ミン氏は、叫ぶ。
第27話感想
朝鮮を建国した初代王が亡くなる!
これまで幼い頃の世子の姿は何度か登場しましたが、成人した世子イ・ジェが本格的に登場したのは、今話からです。イ・テリが演じる世子とチュ・サンウクが演じるイ・バンウォンの親子対決、、、反抗する息子にさすがもイ・バンウォンもお手あげでした。
絶対に和解することができないと見えた父イ・ソンゲと息子イ・バンウォンが和解をした後、イ・ソンゲが亡くなるまでの展開が早いです。祖父イ・ソンゲの死後、母方の祖父であるミン・ジェまで亡くなり、世子イ・ジェが廃位されてヤンニョン大君になるまでを次の話で描くことになります。三男のチュンニョン大君と世子の本格的な対立が始まることが予想される展開でした。
全32話の編成でイ・バンウォンの一生を描くことになるため、展開は本当にはやいです。正統派時代劇の場合、放送が長すぎて負担になると思われている方には、スピード感ある展開が続くため、見やすいです。
イ・バンウォンを主人公にしたドラマは他にもありますが、このドラマで重点をおいて描くテーマは、「家族」ということで、この点を念頭に置いてドラマを視聴すると、イ・バンウォンをより理解することができると思いました。
母から叔父たちを助けるようお願いされた世子、、、しかし、彼は母の望みとは違う選択をする発言をし、次の話で何がおこるのか、緊張するエンディングでした!
第28話視聴率11.7%
daisySSさん |
第28話あらすじ
世子イ・ジェ(イ・テリ)が叔父たちを処刑にするべきだと語る言葉に、母のウォンギョン皇后ミン氏/パク・ジニ)はショックを隠せない。便殿(王が平生起居した宮殿)から追い出されて王妃、、、テジョン王イ・バンウォン(チュ・サンウク)は、世子に「育ててくれた叔父たちを処刑にしないといけない理由を言いなさい」と質問する。
「世子として些細な感情で叔父たちを許すわけにはできません」と返事する世子。テジョン王はミン・ムグ(キム・テハン)とミン・ムジル(ノ・サンボ)に自決を命じ、ファン・ヒから王の命令が下されたことを知らされた王妃ミン氏は、衝撃から王に弟たちを助けるよう涙で訴えます。
便殿の外で弟たちの命を助けうよう訴える王妃の泣き声、便殿の前から動くことなく、涙で訴えていた王妃ミン氏は、意識を失い。。。次男のヒョリョン大君と三男のチュンニョン大君は、倒れた母の姿を目撃すると、彼女を心配し動揺します。
倒れた母を抱きかかえて涙を流す二人の王子たち、、、その様子をすべて知りながらも、王は全く動じない。ミン・ムグ(キム・テハン)とミン・ムジル(ノ・サンボ)兄弟には、王から毒薬が下され、配所(流配地)で、毒薬を飲んで二人は亡くなります。
二人の息子を亡くしたソン氏夫人は悲しみに浸り、同じく強いショックを受けた母、ウォンギョン皇后を訪ねた世子は、「反対しても、叔父たちの命を助けることは出来ませんでした。できるだけ早く王位を継承し、叔父たちの命を奪うよう求めた家臣たちを処分します」と語ると、母を慰める。
しかし、世子の言葉に「将来のために叔父たちを犠牲にしたのか」と尋ねると、世子から背を向ける王妃。
王妃を心配して中宮殿を訪れた王子たちと遭遇した世子。二人の王子に母の側を守るよう命じる世子。三男のチュンニョン大君は世子に、「叔父たちを守ることが出来ました。なぜ命をかけて叔父たちをまもらなかったのですか?」と反発する。
母の側を守るチュンニョン大君の姿に、「あなたが生まれた時、本当に幸せでした。亡くした息子たちが戻ってきたような気持ちになり、安堵の涙を流しました」と語る母の言葉に、母を優しく見つめる。
王妃の弟たち、ミン・ムフュルとミン・ムフェに官職が任されたことを知ると、残された弟たちの命が危険にさらされることを心配する王妃ミン氏は、官職を断るよう忠告しますが、既に何度も断っている状態で、これ以上断ると、逆に罪に問われると、難しい立場に置かれたミン氏の弟たち。
ジョンジョン上王の妃である大妃が持病を理由に亡くなり、王宮では彼女の死を悲しみ、テジョン王は、王宮内での飲酒を禁止します。
二人の王子ヒョリョン大君と三男のチュンニョン大君は父の命令に従い、行動を慎む中、世子は外出して妓房遊び、帰りに妓生まで連れて王宮に戻り、、、大妃が亡くなった悲しみを全く見せない姿。
王宮に戻った世子を待つチュンニョン大君は、王の命令に背いただけではなく、妓生を王宮に連れて戻ったことを指摘。「明朝、便殿にお越しください」と語ると王に世子の行動を非難する上書をあげたことを語る。
その言葉に、世子は弟への怒りを爆発させます。翌朝、「なにをしても、世子として王になれると思ったのか?と語ると、王位を継承するのが必ずしも長男のイ・ジェではない可能性があることを示唆するテジョン王の言葉に驚く世子。
第28話感想
チュンニョン大君対世子のイ・ジェ!
ミン・ムグとミン・ムジルに毒薬が下され、、、二人は死を迎えました。残された王妃の二人の弟が望まないにもかかわらず、官職を与えられたことで、王妃ミン氏の不安は深まる。すべてを見守ってきたチュンニョン大君がついに、兄である世子に反対的な立場を表明し、二人の間の葛藤が第29話では本格化されることになりますね。
祖父たちの死を経て、王権に対する考えがかわり、真面目になったように見えた世子でしたが、、、叔父たちを助けることが出来たにも拘わらず、何もしなかった世子。王になる気質ではないようで、兄のことを非難する立場となったチュンニョン大君!
「何をしても王位を継承するのと思っていたのか?すぐに王位を継承しても立派な王になれる王子がすでにいる」と語り、王が考えを変えれば、イ・ジェが世子ではなくなることを意味するテジョン王の言葉に、ついに世子が廃位され、イ・ジェがヤンニョン大君になる時が近づいているようです。
王が意味する別の王子が、弟のチュンニョン大君であることに気づいた世子は、チュンニョン大君への怒りを見せ、本格的な王子たちの対立が始まることになります。
チュンニョン大君を演じるのは、「ラケット少年団」に出演した俳優のキム・ミンギです。
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