韓国ドラマ時代劇 あら感

太宗イ・バンウォン 21話・22話 あらすじと感想

太宗イ・バンウォン





太宗イ・バンウォン 태종 이방원 2021年放送 KBS 1TV 全32話

第21話視聴率9.5%

daisySSさん

第21話あらすじ

イ・バンウォン(チュ・サンウク)は妻ミン氏(パク・ジニ)が彼を王にするために励んだ理由が、自ら皇后になるためだと知ると、権力への妻の野望に戸惑いを見せます。イ・バンウォンの誤解を解くために夫を説得するミン氏。しかし、ミン氏の話しに耳を向けないイ・バンウォン。

その時、チョ・ヨンムが現れ、二人の会話は中断となり、、上王のイ・ソンゲが王宮から出たことを知らされると、父が東北部に向かったと予想。上王を探すようチョ・ヨンムに命じ、部下を連れて東北部に向かいます。途中、過去を振り返るチョ・ヨンム、、反乱(ク―デター)を起こす意志がなく、東北部にとどまる決心をしたイ・ソンゲを説得したのが自分だったこと、その後、イ・ソンゲを裏切った自分の姿に後悔する様子。

兄ジョンジョン王(イ・バングァ)を訪ねると、王を王宮から逃がしたことを非難します。苦しむ父の姿をそのまま傍観することが出来ず、親不孝なことをこれ以上したくなかったと語ると、王位を譲渡すると告げます。

三軍部に集まった節制使(朝鮮王朝時代、各鎮営に設けられた従三品の宦官の官職)たち。イ・バンウォンは私兵たちを三軍部に移籍させるよう命じ、彼の命令に反感を持つ節制使たち。特にイ・ゴイが猛反発します。

ハ・リュンはミン・ジェを説得するようイ・バンウォンにアドバイスします。ミン氏家門がイ・バンウォンの考えに賛同していること、私兵を持つことを諦めることで、そのほかの家臣たちも従うことになると。。。

軍に関する意見が違った日から、戻らないイ・バンウォンを気にするミン氏は、イ・バンウォンの考えに反対しないことを伝えるために、彼を訪れます。一方、ミン家では、父ミン・ジェが息子ミン・ムグ(キム・テハン)とミン・ムジル(ノ・サンボ)に私兵廃止に賛同するよう説得をしますが、息子たちは反対を続けます。「世子嬪のお考えだ。従うべき」だと強気の発言をするミン・ジェ。

王宮を出て目的地に到着したイ・ソンゲは、東北と西北の軍人と食料、武器を確保するよう命じると、準備が整い次第、自ら戦争を率いると告げます。

クォン・グンを通じて上書をあげるよう命じるミン・ジェ。一方、パク・ウンには私兵廃止に非協力的な節制使を罰する必要があるとの上書をあげるよう準備させます。イ・スクボンには兵士たちを三軍部に移籍させ、武器を返却することをお願いする。

上王と話しをしたチョ・ヨンムは、「裏切者は必ず罰を受ける」との言葉を聞かされ複雑な心境でハニャンに戻ると、武器を没収されているところを目撃し、兵士を傷つけます。私兵廃止に非協力的だったことから、イ・バンウォンからしばらくの間島流しの刑を受け。。。上書が正式にあげられたにもかかわらず、反対意見を出し続けるイ・ゴイは地方派遣となり、私兵廃止を反対する者への絞め、反対意見を打ち消すイ・バンウォン。

即位する日が決まったことを妻のミン氏に伝えるイ・バンウォン。彼の言葉に「私に臣下になれと命令されているのですか」と反発するミン氏。

朝鮮第3代、テジョンに即位したイ・バンウォン。

第21話感想

正統派時代劇と言えば、複雑な政治の世界を描くため、一話の進みが非常に遅いことが特徴ですが、このドラマは本当に展開がはやく登場する人物への理解力がなくても見やすく描かれています。

王宮から出た上王のイ・ソンゲは、予想されていたとおり、軍隊をあつめ戦争の準備を始めます。イ・バンウォンが父イ・ソンゲを王宮から出すことなく監禁のような状態にした理由も、父が全国の兵士たちを集めて反撃をする可能性があったから。。。

今話ついに第3代王として即位したイ・バンウォン。すべては彼の計画通りに進んでいるように見せますが、最も協力者であった妻ミン氏の意外な対立で、二人の間の溝は今後更に深まることに成ります。

高麗生まれのイ・バンウォンは、王が軍隊を支配することができず、軍を支配していたのが、王権を取り巻く貴族たちだったため、王権を強化することが出来なかったことを目撃したことから、新たに建国された国では、王権強化のために軍の支配権を王が持つという政策を視野にいれて、私兵廃止を進めることになります。

その過程で、妻ミン氏との対立が始まり、最終的には義理の父や義理の弟たちを殺害する出来事へと発展するため、その葛藤が本格的に始まったことを意味するイ・バンウォンの即位式の様子。ミン氏の不参加でイ・バンウォンの即位式が始まり、、、次の話では二人の対立が本格化することになりそうです。

第22話視聴率10.0%

daisySSさん

第22話あらすじ

第3代王に即位したイ・バンウォン(チュ・サンウク)は、自ら罪が深いことを認めると、強い朝鮮を作るために勢力を尽くす姿勢を見せます。王権を揺るがす勢力がいる場合は、厳しく罰していくと語ると、ミン氏の弟たちミン・ジェ(キム・ギュチョル)とソン氏(イ・ウンギョン)は、、ミン氏の力を借りて王に即位したイ・バンウォンの態度に不満を見せます。

父ミン・ジェも不当だと感じるものの、相手は王。家門が没落し命を落とすことを恐れ、息子たちに目立った動きをしないよう伝えます。ミン氏(パク・ジニ)の母であるソン氏(イ・ウンギョン)は、王妃として王宮に迎え入られる準備を進めますが、「臣下になり、政治に口出しをしないことが王の考え・・・」と伝えると、今だ王妃として迎え入れられないことに不安な表情を見せます。

上王となったイ・バングァは、イ・バンウォンが即位するにあたり、最も協力したミン氏の家門を抑えようとする弟を心配。しかし、過去、カン氏が莫大な力を持ち、父イ・ソンゲをコントロールしたことを否定的に考えるため、妻ミン氏が権力を利用することを許さない頑固な姿勢を見せます。

ミン氏はこれまで一生懸命に夫をサポートしたことを後悔する様子。ミン氏の家では姉が不当な扱いを受けることに不満を見せますが、何もできない状況。

ミン氏を王妃に称えるべきだと上書が全国からあげられ、これ以上ミン氏を迎え入れずにはいられないテジョン王イ・バンウォン、、、ミン氏の入宮を命じます。母ソン氏は、娘が王宮でも快適な生活が送られるよう、彼女の好物を作ることが上手な下女をつけます。

イ・バンウォンの娘たちと三人の息子たちは既に王宮内での生活を始め、ついにミン氏が王妃として冊封され、中宮殿で過ごすことになります。

王妃として冊封された夜、王イ・バンウォンは、中宮殿で夜を過ごすことを拒否すると、別の宮女を寝所に入れ、、、その後日も王妃ミン氏を拒否し続けます。娘たちや息子たちには良き父の姿を見せる王ですが、王妃とは距離を置き、二人の冷め切った関係を子供たちと共に解決しようとする王妃の考えまでも拒否する王。

王宮内で娘が受ける扱いに不満を持った父ミン・ジェは、これまでは息子たちに軽率な行動を取らないように注意しますが、娘を心配する気持ちから全国の儒生たちを動かせ、王が毎晩異なる宮女を寝床に入れ、既に3人の後宮たちがいることを批判する上書があがると、義理の父ミン・ジェを疑う王は、代表で上書をあげた人物を取り調べます。

拷問に耐えることなく、ミン・ジェの命令で動いたことを打ち明け、、、そのことを知った王は激怒。母シン氏の配慮で一緒に王宮に入ったミン氏の下女まで、王の承恩(侍女が王の寵愛をうけて寝所に入ること)を受けることになり、その夜、ミン氏は王の寝所まで押し入りますが、部屋の中に入ることができず、、、そのことを報告されたイ・バンウォンの怒りは爆発。

王妃ミン氏の力を排除するため、上書をあげさせたミン・ジェを逮捕させ、新しい王妃を迎え入れると宣言。

第22話感想

即位したイ・バンウォンは王権を強化するために、先ずはミン氏が持つ政治的力及び影響を完全に排除するために、妥協することのない姿を見せました。過去、些細なことまで妻に伝え、意見を聞いたり力を借りるなど、仲睦まじい姿を見せていたのとは一転して、ここまで冷たくする必要があるのか考える程の仕打ち。

過去、父イ・ソンゲがカン氏の強い影響を受けて、幼かったイ・バンソクを王子に選んだことから、同じ過ちを犯さないために努力する考えは理解できますが、極端すぎ判断のせいで、逆にミン氏を敵にするようなことになり、、、国の安静を揺るがす結果を出したような気がします。

太上王イ・ソンゲは、お寺の側に小さな宮殿を建てて余生を過ごすと見せかけ、息子イ・バンウォンを騙すと戦争の準備に励みます。イ・ジランはハニャンで起きていることを耳にすると、心配そうな表情を見せます。太上王から女真族の力をかりて息子イ・バンウォンを排除するために協力して欲しいとお願いされたことを拒否し、地方で静かな生活を送っていたイ・ジランが再びハニャンの政治の世界に戻ることになるのでしょうか。

テジョン王イ・バンウォンと王妃ミン氏の対立が夫婦の問題から王家対ミン家のたたかいへと発展することで、緊迫する状況を迎えることになりますが、イ・バンウォンに対等な意見を出すほどの強い女性ミン氏、、、王宮内での生き残りをかけた本格的な戦いが始まることになります。

太宗イ・バンウォン 23話・24話 あらすじと感想

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