放送予定
【日本放送】
●BSテレ東 全33話(2024/7/2から)月~金曜日10:55から 吹替[二] +字幕
●【参考】テレビ大阪 全33話(2024/6/26から)月~金曜日8:00から 吹替[二] +字幕
●テレ東 全33話(2024/4/5から)月~金曜日8:15から 吹替[二] +字幕
●WOWOWプライム 全32話(2023/4/28から) 金曜日19時から2話連続放送 字幕
●KNTV 太宗イ・バンウォン 全32話(2022/10から)9/28に第1話先行放送 字幕
【韓国放送期間】 2021年12月11日~2022年5月1日
邦題:太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~
原題:太宗イ・バンウォン
太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~ 태종 이방원 |
2021年放送 KBS 1TV 全32話 |
視聴率平均視聴率 9.9% 시청률 第1回視聴率8.7% 最低視聴率第6回6.7% 最高視聴率第28回11.7% |
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あらすじ高麗(コリョ)という旧秩序を崩して朝鮮という新しい秩序を作っていく“麗末鮮初(政治的激動期だった高麗末から朝鮮初期までを意味する)”の時代に、誰よりも朝鮮の建国に積極的だったリーダーのイ・バンウォンの一面を新たに描き出す。
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相関図
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キャスト主要人物
チュ·サンウク イ·バンウォン役 イ・ソンゲが威化島で回軍を断行した時、バンウォンは命をかけて家族を守り抜く。そして「父の大業」を成し遂げるために尊敬していた師匠チョン·モンジュの首を切る。 その時からだった。自分を暖かく眺めていた父の視線は冷たくなったし、仲良くしていた家族は、それぞれ異なる心の内を抱いて別れた。そしてあれほど願っていた新しい国、朝鮮が建国された時、イ・ソンゲはイ・バンウォンを徹底的に排除させた。 沸き立つ怒りと挫折感で焼き入れられたバンウォンは、絶対権力を勝ち取るために、兄弟たちに、そして父についに刀を抜き取る。 父親を抑えて兄弟をベア王にのし上がったイ・バンウォン。権力は分けることができないため、功臣を警戒して王妃を追い出すことで寂しい王都の道を歩いて行く。 そして最後には悔恨の人生を振り返りながら自分が背負っていた王の重さを世宗に伝える。
キム・ヨンチョル イ·ソンゲ役 彼は紅巾賊に会っても倭寇に会っても一度も戦いで敗れたことがなかった。みんな勝利した。 そして最後には高麗という巨大な相手まで倒した。しかし、息子のイ・バンウォンとの戦いでは2度も負けてしまう。 無敗の人生を生きてきた彼の心臓には永遠に癒されない深い傷が刻まれる。 しかし、朝鮮の未来のために···。 彼は息子の手を握っては目を閉じる。
パク·ジンヒ 元敬王后閔氏(げんけいおうこう・びんし) 溶岩のように熱い高麗の女傑! 冷たい朝鮮の掟に閉じ込められて死んでいく!進取的で情熱的な女丈夫でバンウォンを王にした実質的キングメーカーであり、朝鮮の第3代王妃。富と名誉を兼ね備えた名門家の女性で、幼い頃から美しく聡明であることに有名だった。 閔氏はイ·バンウォンにヨ·フンミン氏一族の能力と人脈を動員して役に立つ勢力を作る。また、イ・バンウォンが王位につくまでの困難で緊迫した過程を、前で引いて後ろで押してくれながらいつも一緒にいる。 そしてついに王妃の座につく。そのようにすべてが叶ったと思った時、信じた太宗は閔氏をだんだん縛りつけ、閔氏の家門を破壊する。 共に苦難を乗り越えてきた夫婦で、 大業を共に成し遂げた同志だった2人は凄絶な戦いを始める.
イェ・ジウォン 神徳王后康氏 (しんとくおうこう・こうし) 康氏は権力の動きを捉えて機敏に動かし、夫のイ・ソンゲを開京貴族社会に安着させ、息子と娘ともに有力な家門と結婚させ、政治的立場を広げた。 康氏は朝鮮が建国された後、チョン·ドジョンをはじめとする大臣を懐柔して脅迫し、自分のお腹の中で生まれた末っ子バンソクを世子に座らせるのに成功する。 しかし、まるで天が康氏を捨てる決心をしたかのように、彼女は急に病気になり、幼い息子たちを置いて目を閉じる。イ・ソンゲに「幼い世子の面倒を見てほしい」という切実な遺言を残しつつ。 イ・バンウォンの家人たち
オム·ヒョソプ バンウ役
キム·ミョンス バングァ役
ホン·ギョンイン バンウィ役
チョ・スンチャン バンガン役 イ・ソンゲと韓氏の間に生まれた4番目の息子。
イェ·スジョン 神懿王后韓氏 (しんいおうこう・かんし)
ソン·ドンヒョク イ·ジラン役
テ・ハンホ イ・ファサン役
イ·ウォンバル イ・ファ役
キム·ギュチョル ミン・ジェ役
イ・ウンギョン 宋氏
キム·テハン ミン·ムグ役 元敬王后の弟
ノ・サンボ ミン・ウジル役 元敬王后の弟
キム·ジンソン バンソク役 イ・ソンゲと神徳王后康氏の間に生まれた末息子。康氏の努力で世子になったが、世子らしい姿を見せることはできなかった。結局、幼い頃に自分の命を救ってくれた、腹違いの兄、イ・バンウォンの剣で死を迎える。
オ·スンジュン バンボン役 イ・ソンゲと神徳王后康氏の間に生まれた第一子。世子に上がれなかった不満からバンソクをねたんでいたところに、1次王子の乱が起きる。この欄を通じて、ひょっとして自分が世子になる機会に来るのではないかと消極的に見守る弟と同じく結局兄たちの手にかかって死を迎える。
チャン·テフン イ・ジェ役 イ・ソンゲの三女であり神徳王后康氏の蘇生である慶順 (キョンスン) 公主の夫。イ・バンウォンと共にチョン·モンジュを刺殺して同じ船に乗るが、バンソクが世子に決まって遠ざかる。 結局、第1次「王子の乱」の時、イ・バンウォンの手によって殺される。 イ・バンウォンの政治的同志、または敵
イ・グァンギ チョン・ドジョン役 イ・ソンゲと手を携えて朝鮮を建国した革命家
チェ·ジョンファン チョン·モンジュ役 最後に残った高麗の忠臣であると同時に学者。
イム·ジギュ ウ・ワン役 高麗の32代王
ソン·ヨンテ チェ·ヨン役
ナム・ソンジン ハ・リュン役
キム·ボプレ チョ·ヨンム 役
キム·ゴン チョ·ヨンギュ役
ノ・ヨングク チュ・ジュン役
イ·ギヨル ナム・ウン役 高麗末の文臣
パク·ユスン ユン·ソジョン役
ナム·ミョンリョル イ・セク役
キム・ヨンギ クォン・グン役
イム・ビョンギ ピョン・アンヨル役 高麗末の武臣。イ・ソンゲを警戒するため、恭譲王(コンヤンワン)が霊三寺社に任命し、高麗復興を図ろうとしたが、金渚事件に巻き込まれ、結局殺される。
パク·ヒョンジュン 恭譲王
キム·ボミ 大妃役
パク·サンジョ チョ·ミンス 役
チョン·テウ イ·スクバン役
イ·ヒョンギュン パク·ウン役
パク·チルヨン ナム・ジェ役
アン·ホンジン パク·ポ役
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スタッフ /演出:キム・ヒョンイル、シム・ジェヒョン、脚本:イ・ジョンウ |
作成:え |
●以下感想ネタバレ有
話数ごとのあらすじと感想
daisySSさん |
作品感想
●麗末鮮初(高麗末朝鮮初期)の時期、朝鮮第3代王となったイ・バンウォンの生涯に焦点をあてた作品!
2016年に放送された「チャン・ヨンシル」以降、2022年、KBSで放送された最新の大河ドラマということで話題を呼んだ「太宗イ・バンウォン」。
このドラマの見どころの一つは、歴史に基づいた主人公のイ・バンウォン役をチュ・サンウクが演じ、朝鮮初代王のイ・ソンゲ役をキム・ヨンチョルが演じるなど、演技力の高い女優・俳優のキャストにあります。
もう一つの見どころは、大河ドラマの場合、長編ドラマとして編成されることが多い中、こちらの作品は全32話と、正統派時代劇としてはかなり短いため、歴史的に重要な出来事や事件を中心に、コンパクトにまとめられているため、韓国歴史に詳しくない方でも楽しめます。
ドラマは高麗の最後の王の時代から始まり、主人公イ・バンウォンが亡くなる1422年までを描き、主人公イ・バンウォンだけではなく、父イ・ソンゲ、イ・バンウォンの兄弟たち、王妃となったミン氏、息子たちのヤンニョン大君(イ・ジェ)やチュンニョン大君(イ・ド)まで、朝鮮建国の李氏王朝の三代にわたるストーリーとなっています。
これまでイ・ソンゲ、イ・バンウォンや、朝鮮王朝を代表する最も有名な王、世宗(セジョン)大王を主人公とする作品は多く放送されました。個人的にこのドラマを面白く視聴できた理由は、ドラマの中心にあるテーマが「家族」ということ。武官出身ではなく、イ・ソンゲの息子たちの中で唯一、文官出身だったイ・バンウォンが父と共に戦うことになる理由が、家族を守るためでした。
その後、父イ・ソンゲと共に戦い朝鮮を建国したイ・バンウォン、、、イ・ソンゲが王に即位した後、世子(王位を継ぐ王子)として選ばれたのが、イ・バンウォンの異母兄弟で幼い末っ子の王子だったことから、、、父に反感を持ち、王位への野望を隠すことができず、兄弟たちを犠牲にして王位を継承して太宗となる過程での、イ・バンウォンの苦悩など、心理面での変化も上手に表現出ているため、これまでとは違う視点でイ・バンウォンという人物を振りかえるきっかけとなりました。
また、KBS大河ドラマと言えば、スケール感のある戦いのシーンを演出することが特徴の一つですが、ドラマの前半部で戦いの様子が描かれ、韓国歴史ドラマ好きには懐かしい気持ちになりました。
イ・バンウォンを演じるチュ・サンウクの演技がすごく良かったですけど、イ・ソンゲ役を演じるイ・ソンゲ役を演じているキム・ヨンチョルの演技もさすが!キム・ヨンチョルは2008年放送された大王世宗ではイ・バンウォン役を、2019年放送された「私の国」ではイ・ソンゲ役、2016年に放送された「チャン・ヨンシル 〜朝鮮伝説の科学者〜」ではイ・バンウォンを演じているので、歴史ドラマが好きな方にとってはこれまでのドラマと比較して見られる楽しみがあり、お薦めします。
近年、フュージョン時代劇やロマンス時代劇が多く放送される中、正統派時代劇が好きな視聴者にとって貴重な作品となった「太宗イ・バンウォン」とも言え、正史に基づきこれまでとは違う視点からテジョン(太宗)の生涯を描いた2022年版の最新版時代劇は、「家族」というキーワードを念頭に置いて視聴されると、何倍もドラマを楽しむことができます!