夜を歩く士 全20話
第17話 善なる心
クィは自分の子孫であるヤンソンをソンヨルの前で殺そうとする。クィに立ち向かったソンヨルはあっけなく倒れ、ヤンソンは彼を救うために自分の血を飲ませる。ところがその瞬間、ソンヨルは狂暴な吸血鬼に豹変。吸血鬼の本能に支配されたソンヨルは、徐々に人間の心を失っていく。一方、領議政はソンヨルが“宮殿に棲む吸血鬼”であるとでっち上げて、彼と内通した罪でユンを廃位することをクィに提案し、ユンとヘリョンを投獄する。
kashinekoさん |
イ・ジュンギの変貌ぶりがすごいです。今回はクィを倒す秘策であるヤンソンの血を飲んだことで本来のパワーが炸裂する回ですが、目がいっちゃってて、別人のようになった吸血鬼としての姿と、人間としてのソンヨルの姿、1人二役を演じていますが、その演技に迫力があります。これまでより更に激しいアクションが多いです。吸血鬼の本能と人間としての記憶の中で葛藤する姿に注目です。
また、今までよく知らなかったですがイ・ミョンヒ役のキム・ソウンが可愛いです。悪役としてもいいですがこの回では世孫(チャンミン)に対して素直になるので余計可愛く見えます。そしてソウンは世孫を助けるためにクィに身売りをします。そし最終的にクィが王座に就くことになります。クィは結構すぐ人を信じるような単純なところがあって笑えますが、色白で背が高く、端正な顔立ちのイ・スヒョクは吸血鬼役にぴったりだと思います。
第18話 新たに玉座に座る者
クィはユンを流刑に処し、重臣たちの前で自分が王だと宣言する。一方、ソンヨルは無事に目を覚ますが、狂暴化していた間の記憶は失われていた。そんな中、クィは国中に吸血鬼を放って民を襲わせ、自ら退治に向かう。民はクィを救世主と崇め、ソンヨルを宮殿に棲む吸血鬼だと誤解して恐れるようになる。ユンは苦悩するソンヨルを励まし、自分も黒衣団と共にクィと戦うと告げる。ヤンソンは民の誤解を解くため、小説の執筆を再開する。
kashinekoさん |
17話で理性を失い、暴れてしまったソンヨルでしたが、正気を取り戻します。暴れてしまった間の記憶を失っていましたが村の人からの反応で気づき、ショックを受けます。そんな葛藤するソンヨルの姿には母性本能をくすぐられます。イ・ジュンギさんはアクションとかも見事ですが、男らしい演技だけではなく、繊細な感情を表す演技もとても上手いと思います。
また、今までどことなく頼りがいのない世孫(チャンミン)でしたが、(一時は罪のないヤンソンを犠牲にしようとしてたくらいですし…)この回ではソンヨルと共に犠牲を出さずにクィを倒すという意志をしっかり持っていてやっとかっこよくなります。チャンミンさんのヒゲは個人的にはあまり好きじゃないですが(笑)、ファンの間では意外と好評だったようです。ヒゲをつけて世孫としての威厳を出したかったようですが、この回からようやく威厳を持ち始めています。これが秘策の1つである「王の意志」に繋がるんでしょうね。
第19話 夜士伝の結末
ヤンソンの小説「夜士伝」が人気を博し、ソンヨルを支持する民が増えていく。だが、クィを倒して自分も姿を消すというソンヨルの決意は変わらない。ユンは戦いが終わった後も生き続けてヤンソンを守り、自分の友になってほしいとソンヨルに告げる。そんな中、ヤンソンはクィの地下宮殿を爆破してはどうかとソンヨルに提案するが…。一方、クィは黒衣団を率いるユンを捕らえるため、ヘリョンを公開処刑すると宣言する。
kashinekoさん |
19話では、やっとお互いの気持ちを素直に表せるようになったソンヨルとヤンソンのしっかりとしたキスシーンも見どころの1つです。まだ何も解決する前ですが、やっとラブラブ期に入るわけですね。実際のイ・ジュンギさんは相手役が自分の実年齢とあまりに離れているので「ちゃんと恋人に見えるのかどうか」「親子のように見られたらどうしよう」と心配していたようです。でもとても好評だったようですし、好評だったせいか「今までやってきたドラマの中で一番キスシーンが多い。ありがたいですね。」とインタビューで語っていました。「どうすれば映像的に美しく見えるかを一番気にして、とても集中して演技したので、キスの感覚は正直覚えていない。」と語っています。演技に対してストイックな姿勢が伺えますね。ちなみに他作品「麗」では外見を若く見せるために14キロも減量したそうです。そんなイ・ジュンギさんの演技はどれも必見ですね。
第20話(最終話) 一筋の光
命懸けでクィを倒す決意をしたソンヨルは、黒衣団を集め、自分がクィと戦っている間に地下宮殿を爆破せよと指示する。一方、クィはソンヨルを迎え撃つため、宮中の人々をすべて吸血鬼に変えてしまう。これを知ったユンは、ヤンソンとホジンを連れて宮殿へ。ソンヨルは宮中を埋め尽くす吸血鬼を倒し、クィを地下宮殿に誘い込む。ヤンソンは地下宮殿でソンヨルを待ち伏せ、クィとの戦いに備えて自分の血を吸ってほしいと告げるが…。
kashinekoさん |
最終話では、クィ(イ・スヒョク)を倒すために宮殿を爆破するというなんとも大胆な作戦に出ます。今までの葛藤は何だったのかというくらい単純な作戦で、突っ込みどころ満載ですが、吸血鬼だらけの宮殿での闘いは今までのアクションの総まとめ的に激しく、ソンヨル(イ・ジュンギ)はヤンソン(イ・ユビ)の血を吸ったことで、また変貌をとげます。しかし欲望に打ち勝ちクィとの決闘を制します。アクションが大好きだというイ・ジュンギさんは子供の頃からテコンドーをやっていて、自分の特技だからそういう演技ができるうちに沢山出たいと言っています。見ていて爽快さを感じますし、特にこの回ではとても華麗なイ・ジュンギさんのアクションが沢山みれます。全体を通してもとてもアクションが多いので、イ・ジュンギさんのアクション作品が好きだという方は「夜を歩く士」は必見な作品だと思います。
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