仮面の王 イ・ソン(君主~仮面の主人~) 군주 – 가면의 주인 全20話 (※オリジナルは35分の全40話)
第9話 あらすじ
世子を殺そうとしたテモクを訪ねてファグンは、祖父テモクに頭領は自分の好きな人だと言い、今度手を出したら自殺すると脅す。そして頭領の命の代わりに自分が大行首になると取り引きを持ちかける。さらに辺首会の元老の前で銅すら管理できない、どうしようもないミスを犯した辺首会で自分が大行首になればまとまると言い放つ。そんなファグンの父ウジェは揚水庁長テホからファグンが大行首になろうとしていることを聞き、自分が無能ではないことを証明するため、ケシ畑を管理すると言い出す。
一方、吏曹正郎パク・ムハはカウンに問い詰められて、仕方なく頭領が辺首会と闘っていると知らせる。カウンを痛い目に遭わないように、わざと隠してきたと知り、今まで頭領の言動を理解する。
teikokuさんより |
第9話 感想
チョンスとガウンが結ばれることを願う気持はあるものの、ファグンにあそこまでされるとファグンを憎くも思えず辛いです。しかも、ファグン、コンがガウンを始末しようかと持ちかけられても断りました。相手を引きずり下ろすのではなく、自分が相手より上に行こうと発想は嫌いじゃないです。そんな一面を見せつけたファグンが辺首会に戻るのは、少し複雑です。
ウ・ボが地盤固めを始めました。これまで、辺首会を倒すとは言っているものの、全く先が見えませんでした。しかし、朝廷での勢力作りが始まると、いよいよその日が近づいているという期待が出て来ます。漠然としていた辺首会との戦いが、少し見えてきたような気がします。
辺首会において、テモクは絶対的な存在だと思っていましたが、そうでもないのでしょうか?テモクといえども、長老達の意見には逆らえない立場なの?驚いたのは、辺首会が朝廷より歴史が長かったということ。そんなところに入り込んだテモクは、やはりただ者ではないですね。
ファグンの父がチムの花畑にこだわっていましたが、辺首会の最大の脅威はチムの毒だと思います。そこに目を付けるなんて、ファグンの父も侮れない。今後、後継者問題でファグンともめることにでもなるのでしょうか?できることなら、内輪モメで自爆してくれると良いのですが。
またメチャンに怪しい行動がありました。花畑から逃げてきた女の子・ヤンが描きかけた地図を完成させたのはメチャンですよね。一瞬、メチャンは描きかけの地図を隠すのかと思いましたが、それどころか、しっかり描き直して渡しました。メチャンは花畑の場所を知っているのでしょうか?もしかしたら、辺首会に入り込んでいるスパイがいて、メチャンはそのスパイの手下とか?今後も、メチャンは要チェックです。
王に扮しているイソンとコムルの対面シーンにジーンときました。何も事情を知らないコムルの無邪気さが、いっそうテモクの怖さを引き立てます。でも、イソンが自分を犠牲にしてチョンスを守った姿に、感動。頼りないイソンですが、やるときはやりますね。イ・ソンが亡くなったことで絶望していたイソンですので、イ・ソンが生きていることを知り、少しは前向きになってくれると良いのですが。
ガウンが最後に1日欲しいと言ったとき、少し大袈裟な気がしていましたが、あの時からガウンは女官になる決断をしていたのでしょうね。自由の身として最後の日。という覚悟があったから、父のお墓参りに行ったのだと思います。お墓までの道のりがとても綺麗でした。あの美しい景色の中を楽しそうに歩いている二人はとてもお似合いです。最後はこんなシーンで締めくくって欲しいです。
第10話 あらすじ
お互いの気持ちを確かめたカウンと頭領こと世子イ・ソン。父ハン・ギュホの復讐のために王宮に行く決心をしたカウンは、やっと全ての準備を終えて王宮に向かう。そんなカウンが王宮に行くという事実を知ることになった世子イ・ソンはカウンの名前を呼びながら追いかけるが、門の前で止められてしまう。その頃、王宮ではカウンが宮女になって戻ってきたのを見て喜ぶ王こと賎民イ・ソン。大妃はイ・ソンにカウンが王宮の掟を身につけてこそ側室の任命書を下すと言う。
一方、ようやく王宮に入ることが許された世子イ・ソンはカウンに合うが、カウンは自分はもう宮女だと言って冷たくあしらう。そんなカウンの態度が理解できない世子イ・ソンだったが、ウボとチョンウンにもカウンはもう宮女なのだとなだめられてしまい……。
teikokuさんより |
第10話 感想
ひとり辺首会と戦うチョンスを見て、ガウンも戦う決意をして宮殿に入ったのだと思いますが、イ・ソンとしては納得できるワケがありません。自分がチョンスだと明かして、これからはガウンと一緒にいられると思ったのに。二人とも、自分達のことは二の次だからこじれるばかり。ガウンの気持も、イ・ソンの気持も分かるので辛いです。
メチャンの正体が見えてきました。まさか、第3の人物がいたとは。サンソン尚膳。国や宮廷に波風を立てたくないだけなのか、それとも何か野望があるのか。これまで存在すら知らなかったのに、突然浮上してきました。イ・ソンが懐かしんでいるようでしたが、気になる存在です。
傀儡の王イソンと、チョンスことイ・ソンの対面シーンは、先日偶然見かけたときと大きく違っていました。イソンはイ・ソンの話からガウンの事を虹に例えていると分かったはずなのに、虹を見ていないと答えました。これは、イソンがガウンを譲れないという思いがあったからですよね。ある意味、イ・ソンに対する宣戦布告?イソンは、イ・ソンとガウン、二人の気持ちを知っているはずなのに、自分の立場を利用してまでガウンを傍に置いておきたいのでしょうか?
これまで、イソンはイ・ソンのために身代わりになったと思っていましたが、昔から好きだったガウンを前にして決意が揺らいでしまったのか。自由も、希望も、命さえも握られている状況下で、ガウンはただ一つの光で生きる希望となったのだと思います。そうだとしても、これだけ苦しめられているのイソンなのだから、彼を責めることはできません。
テモクは相変わらず鋭いです。さすがのファグンも、テモクの前で隠し事を抱え続けるのはムリのようです。ファグンがイ・ソンを守るためだけに辺首会に戻ったとは思えません。一体ファグンの目的は何なのか。まさか、辺首会をさらに大きくして国と一体化し、イ・ソンの妃になろうとしているとか?でも、下手に動くと、鋭いテモクのことだから、頭領の正体もイ・ソンの正体も突きとめてしまいそうで怖いです。
過激な人物が戻ってきました。ホン将軍。ウ・ボはホン将軍とは違う考えのようですが、生涯戦い続けるかも知れないだなんて、あまりにコクです。決断を迫られて、イ・ソンはどうするのか。一か八かに賭けるより、ウ・ボに従いもっと機が熟すのを待つべきだと思いますが、イ・ソンの決断は如何に…。次回が楽しみです。
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