獬豸(ヘチ)カイチ:해치 全48回(全24話) 2019年放送 朝鮮時代 SBS
第9話 視聴率 6.0% 第10話 視聴率6.4%
daisySSさんより |
第9話・第10話 あらすじ
ヨンリョン君(延齡君)の死は突然死と処理されたことに怒りを感じるヨニン君(延礽君)/イ・グム(チョン・イル)は、ミルプン君(密豊君)/イ・タン(ジョン・ムンソン)が関わっていることをミン・ジンホン(イ・ギョンヨン)に伝えます。しかし、ミン・ジンホンは政治においての真実は状況や立場によって変わるものだと語り、力のない王子ヨニン君にできることはないと罵る。何もできないヨニン君は、ヨンリョン君とハン・ジョンソク(イ・ピルモ)の死を悲しむだけ。。。
1年後、
典獄署(チョノクソ)から囚人が脱獄する事件が発生し、報告を受けた景宗(キョンジョン)は、ソロン派の支持で世子から即位したものの、ソロン派とノロン派に挟まれ、発言もしっかりできず、全く力のない王。ソロン派とノロン派の対立はさらに激しくなり、ノロン派は世継ぎがいない景宗に、王位継承者を決めるよう圧力を入れ、王妃は養子を迎え入れるため、適切な王子を捜し始めます。
ハン・ジョンソクが事故死ではなく、何者かに殺害されたことに気づいたヨジ(コ・アラ/Ara)や仲間たちは、司憲府(サホンブ)を辞めさせられ、パク・ムンス(クォン・ユル)は科挙(クァゴ、朝鮮時代の公務員採用試験)に合格するため、試験を受け続けます。
一方、ダルムン(パク・フン)から入手した情報から、ヨニン君(チョン・イル)は、典獄署(チョノクソ)から囚人が脱獄した事件の背景にノロン派がいることに気づきます。ウィ・ビョンジュ(ハン・サンジン)が逃した囚人の一人が連絡を絶ち困っていることを知ると、ヨニン君は抱えている悩みを解決できると申し出ます。
清からの訪問中の使臣を受け入れるよう命じられたヨニン君は、意外な人物と再会することになります。現れたのは清から戻ったミルプン君(密豊君)。ミルプン君は必ず王座を手に入れるとの強気の発言に、ヨニン君は激しい怒りを覚えます。
ミルプン君の愛人、チョン・ユニョン/ボクダン(ペ・ジョンファ)が王妃と親しくしているところを目撃したミン・ジンホン(イ・ギョンヨン)は、ミルプン君が戻ってきた目的が、王の養子になることだと気づくと不安になる中、ミン・ジンホンはヨニン君から「思うままに動いでくれる王子が必要では?」と問われる。
第9話・第10話 感想
ヨニン君は王になる決心を固めた?
イ・イギョムがヨニン君を王にするため動き出すかと思ったら、世子が王位を継承することになりましたね。王になることを夢みたことのない王子ができることはないと、ミン・ジンホンから罵られてヨニン君は、身をひそめ1年間、チャンスが訪れるのを待っていた様子でした。
ダルムンとの関係を維持し、情報を得てきたヨニン君。ソロン派とノロン派の激しいぶつかり合いが描かれ、無能な王の姿しか描かれないのかと思ったら、予想外の人物の登場で、今話の終わりには再び緊張する展開が面白い!ミルプン君が朝鮮に戻ってきたことで、ヨニン君が政治の世界に足を踏み入れるきっかけとなるようです。
ミルプン君が世子に選ばれ、王位を継承することになることを恐れるミン・ジンホンは、ヨニン君の突然の提案に驚き、今話が終わりました。果たしてヨニン君と手を組むことになるのでしょうか。1年前に旅立つ前に残した言葉の通り、戻ってきたミルプン君は、王位を継承するための準備を終えたのか、自信に満ちた姿!ミルプン君が世子になることは何があってもとめないといけないヨニン君。
次の話ではミルプン君とヨニン君の本格的な対立が描かれるようですが、ヨジやパク・ムンスもヨニン君に協力することになるのか、政治的にはどんな展開になるのかが読めないので、ワクワクします!
司憲府(サホンブ)を辞めさせられたヨジは、ハン・ジョンソクの死の真相を明かすための調査を辞めていたわけではなかったようで、司憲府(サホンブ)に忍び込んだヨジが見つかりそうになった時、ヨニン君に助けられました。1年が経って、ヨニン君とヨジが再び協力し合うことになりそうです。
ドラマ「オクニョ」にも登場した典獄署(チョノクソ)は、今でいう刑務所の事です。
第11話 視聴率 5.0% 第12話 視聴率6.4%
daisySSさんより |
第11話・第12話 あらすじ
ヨニン君(延礽君)/イ・グム(チョン・イル)の「王子が必要では・・・?」との提案にミン・ジンホン(イ・ギョンヨン)は驚き、二人が一緒に居る姿を目撃したソロン派のイ・グァンジャ(イム・ホ)は疑問を抱きます。一方、世継ぎがいない王は、ノロン派から自分を守ってくれる強い存在を求め、ミルプン君を養子にすることを検討中。しかし、大妃の仁元王后(ナム・ギエ)のひどい反対にぶつかります。
科挙(クァゴ、朝鮮時代の公務員採用試験)を受けたパク・ムンス(クォン・ユル)は、完璧な回答用紙を提出し、間違いなく合格したと確信します。しかし、試験の結果を確認した結果、合格者の中にパク・ムンスの名前はない。。。一方、ヨジはチョホンを通じてヨニン君が命を懸けた計画を進めていることを聞かされ、ヨニン君の考えや計画が気になり、彼の尾行を始めます。
1年前から、パク・ムンスが落選し続けることに理由があると気づいたヨニン君は、科挙(クァゴ、朝鮮時代の公務員採用試験)が公平に行われていないことを知ります。ユン・ヒョク(チェ・ミンチョル)は、科挙不正問題に関する状況を提供されますが、捜査が進まない。
ミン・ジンホンを中心とするノロン派は、ミルプン君が戻ってきたことに敏感に反応し、ノロン派が支持する別の王子アンゲ君は過去問題になった王族の不正問題にかかわっていることから司憲府(サホンブ)の調査対象となります。典獄署(チョノクソ)から囚人が脱獄する事件が発生してから、いまだ行方が分からない囚人の一人。ウィ・ビョンジュがわざと脱獄させたことが知られるとノロン派が関わっていたことが明らかになってしまうことから早く囚人を見つけ出さないといけない状況で、ヨニン君(チョン・イル)が逃げた囚人を見つけ出します。
しかし、ミルプン君側も脱走事件はノロン派が仕立てたものだと気づいて、ヨニン君の後を追い、見つけ出した囚人を横取りします。その後、ミルプン君はミン・ジンホンに、脱獄事件の真相を明かさない条件で、王位を継承する世子に選ばれるよう支持することを要求します。ヨニン君の後を追っていたヨジは、ミルプン君の家来から攻撃を受けるヨニン君を助けると、ヨニン君が1年間ハン・ジョンソクとヨンリョン君(延齡君)の事件の真相を追及してきたことを知ります。
ノロン派を揺さぶり始めたヨニン君は、ノロン派が分裂すると確信し。。。
第11話・第12話 感想
時代劇の場合、展開が遅いと感じることがありますが、このドラマは思った以上に展開がはやいです。面白い!
今話も緊張感あふれる展開が続きました。逃げた囚人をミルプン君も狙うと知っていたヨニン君の計画通りに事が進み、ミン・ジンホンをはじめとするノロン派は生き残るためそれぞれの見解を出す。様々なエピソードが描かれましたが、すべての出来事の裏にはヨニン君がいたってことですね。
ヨジもパク・ムンスもヨニン君を誤解していたことに気づき、今後、ヨニン君に協力していくことになりますが、科挙不正問題を捜査することになったユン・ヒョク(チェ・ミンチョル)は、名門ノロン派の家系出身者で合理的な考えの持ち主。試験に不正があったことが明らかになれば、今度こそパク・ムンスが科挙に合格し、起用されることになるんですね。ヨジ、チャンダル、アボンも司憲府(サホンブ)に戻ってくることになるのでしょうか。
次々に起きる出来事に、ミン・ジンホンはヨニン君を警戒し始め、ダルムンにヨニン君を監視させる。ヨニン君はダルムンが自分を監視し行動をすべて、ミン・ジンホンに報告するだろうと気づいています。ダルムンは、ヨニン君に情報を提供しながらも、ミン・ジンホンとの関係も維持している状態。今後、ダルムンとヨニン君の関係がどのように発展していくのか、楽しみです。
力がないがゆえに、危険だと知りながらもミルプン君と手を結ぼうとする王は、なぜかヨニン君を警戒する様子。ヨニン君ではノロン派から自分を守るほど力がないと感じているからでしょうか。一方、朝鮮に戻ってきたミルプン君は、また殺人を犯してしまう。
揺れ始めたノロン派は、分裂の危機にあり、ミン・ジンホンは結局ヨニン君と手を結ぶしか生き残る方法がなさそうで、ヨニン君が王になるまでの険しい道のりは、次の話から本格的に始まることになるのでしょうね。
身分が低い母を持つヨニン君を王子として認めなかったノロン派は、ヨニン君を支持することになるのも近い!
クォン・ユル 권율 獬豸(ヘチ)カイチ:해치 (2019年) パク・ムンス役 |
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生年月日: 1982年6月29日 本名:クォン・セイン |
SBSドラマ「走れサバ! 」(2007)でデビュー、最近では、tvN月火ドラマ「ゴハン行こうよ2」(2015)を通じて、注目される。 |
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ヘチ(カイチ) 13話・14話と15話・16話 あらすじと感想
ヘチ(カイチ) あらすじ 視聴率 キャスト 感想 相関図 |