獬豸(ヘチ)カイチ:해치 全48回(全24話) 2019年放送 朝鮮時代 SBS
第41話 視聴率 7.3% 第42話 視聴率 8.0%
quetalsurinoさんより |
第41話・第42話 あらすじ
イ・インジャが率いる反乱軍は王宮を目指し、ハニャンに向けて更なる勢いをつけ、両班だけではなく、腐敗した政治に加担する平民の数も増える。ヨニン君(延礽君)/英祖(ヨンジョ)(チョン・イル)
の正当性を問う反乱軍は、ミルプン君(密豊君)を新たな王として即位させる計画で、王位を狙う王族として、ミルプン君はすべてを掛ける決心をします。
ミルプン君の取っては、反乱を成功させることの他、後戻りはできない状況。
各地で勝利を挙げる反乱軍がキョンサン道を狙って戦いをひろげていることを知ったヨニン君は、急いで軍をキョンサン道に送ることに。。。一方、ハニャン内での反乱軍の計画が失敗したことを知ったウィ・ビョンジュ(ハン・サンジン)は、反を成功させるためには必ず、ハニャンを落とす必要があることを訴え、イ・インジャと対立するように。しかし、王位への野心を燃やすミルプン君が反乱軍をまとめます。
軍隊を派遣するにあたって、多くの犠牲者を出すことを心配するヨニン君は、建国以来、最も大規模の反乱が起こったこと、犠牲者が既に多くいることに責任を感じます。そんなヨニン君の姿にミン・ジンホンはヨニン君の協力を約束します。
反乱がイ・インジャを中心とする南人(ナミン)出身によって計画されたことを知ったヨニン君は、反乱がおきた背景を分析し始めます。没落した南人(ナミン)の家門出身者は、出世することもできず、不公平な状況が長く続いたことを知るヨニン君は、ソロン派のチョ・テグに、南人(ナミン)の家門の出身者と話しあえる場を設けて欲しいと要求し、チョ・テグはヨニンが平和的な方法で反乱を止めようとすることに気づきます。
しかし、最も大きな権力をもつノロン派の反対を心配するチョ・テグ。ヨニン君の意図を知ったミン・ジンホンは、ノロン派のリーダーとして、ヨニン君の意見には対立的な反応を示し、反乱軍がハニャンのすぐ近くまで攻めている状況から、急いで戦略を練るパク・ムンス。反乱軍を待ち構え、攻撃する予定の軍・・・しかし、既にイ・インジャに流れていたことから、イ・インジャが率いる反乱軍は別のルートで王宮を目指し。。。
第41話・第42話 感想
反乱を成功させ王座を狙うミルプン君は、持っていた財産をすべて使って、人々に米などの食料をわけることで、多くの犠牲を出すことなく王宮を目指し進んでいく状況。このまま王宮に到着することになるのか、ハラハラする展開は次の話しでも続くことになりそうです。
ノロン派、ソロン派、ナミン(南人)などの出身によって、代々続く不公平から起きたナミン(南人)のイ・インジャによる反乱の根本的な解決として、ヨニン君が持ち出した策は、藩平(平等に)制度でした。
しかし、長年権力の中心にあったノロン派のミン・ジンホンは、平等に起用されることでノロン派が権力を失うことになることを恐れ、反対する立場が描かれました。でも、ミン・ジンホンの考えが変わるきっかけになりそうなシーンが登場したので、今後、ミン・ジンホンがヨニン君に協力することになるようですね。
粛宗(スクチョン)の時代に、ノロン派やソロン派による争いが激しかったことを考えると、イ・インジャの乱がおきることになった背景を、これまで十分理解することができました。でも、このドラマで描かれるミルプン君のイメージがちょっと思っていたのと違った感じです。
最後のシーンは、反乱軍を引っ張るリーダーとしてミルプン君が登場しますが、そこまで積極的に反乱を引っ張ったイメージがなかったので、ちょっと意外でした。ドラマが始まってからずっと描かれたミルプン君とヨニン君の対立的な立場も、そろそろ終わりを迎えることになりますね。
藩平(平等に)制度を解決のキーとして持ち出した英祖(ヨンジョ)は、果たしてソロン派、ノロン、ナミン(南人)を説得し、どのように反乱を終わらせることになるのか、ワクワクします。若き時代の英祖(ヨンジョ)のストーリーは思った以上に面白かったです。
あと3話で最終話を迎えることになるので、そろそろドラマのエンディングが気になります。
第43話 視聴率 7.5% 第44話 視聴率 8.2%
quetalsurinoさんより |
第43話・第44話 あらすじ
イ・インジャが率いる反乱軍は必ずここを通ると確信するパク・ムンスは、静かに待ち続け。。。王宮内にいる部下から軍の戦略を知らされたイ・インジャ及びミルプン君(密豊君)/イ・タン(ジョン・ムンソン)は、安城(アンソン)を通り、ハニャンに進み続けます。
途中、危険を感じたイ・インジャ・・・パク・ムンスが率いる軍に攻撃を受け、先に進むことをあきらめ、後進を命じます。しかし、イ・グァンジャが率いる軍が後ろから攻撃を開始すると、イ・インジャはミルプン君と共に逃げる。逃げ遅れたウィ・ビョンジュ(ハン・サンジン)は逮捕され、残された反乱軍もとらえられ、危機にあったキョンサン道も反乱軍の手から奪い返します。
反乱の中心核にあるイ・インジャとミルプン君を逃したことを知った王宮にいるヨニン君(延礽君)/英祖(チョン・イル)は、再び反乱を企むことを恐れ、必ず二人を捕らえるよう命じます。捕まったウィ・ビョンジュは、逃げた二人の隠れ場所を知らせる条件で、命拾いしようとする姿に、パク・ムンスは容赦なく。
ダルムン(パク・フン)の前に現れたチョン・ユニョン/ボクダン(ペ・ジョンファ)がミルプン君の情報を提供すると、死を覚悟する様子。その姿に心を痛めたダルムンは、ヨニン君にチョン・ユニョンの命は助けて欲しいと願い、ダルムンの切実な気持ちが伝わったヨニン君は悩みます。一方、二人の会話を聞いていたユニョンは、ダルムンの気持ちに、涙を流します。
翌日、用意したお金をユニョンに渡すと、遠くに逃げて必ず生き残るよう伝える。ハニャンを後にするユニョンは、ミルプン君がハニャンに戻ったことを知ると、ミルプン君を時間稼ぎに利用しイ・インジャが逃げる計画だと直感します。
イ・インジャからハニャンに出向き、賛同する仲間を集めるよう伝えられたミルプン君。しかし、誰も姿を現すことなく不安になります。その姿を見ていたユニョンは、ミルプン君への情けから、彼の前に姿を現す。
ダルムンから知らされた隠れ場所に向かったパク・ムンスはついに、イ・インジャを逮捕することに成功。最後まで抵抗するイ・インジャの前に、ヨニン君が現れます。
第43話・第44話 感想
各地で起きたイ・インジャの乱は、失敗に終わりました!
パク・ムンスの活躍もあり、イ・インジャは逮捕され、ウィ・ビョンジュも逮捕。ミルプン君とユニョンは、どうなったのでしょう。初めてイ・インジャと顔合わせすることになったヨニン君の姿、たくましかったです。
ダルムンのユニョンへの気持ちを聞かされたヨニン君は、一緒に居るヨジ(コ・アラ/Ara)を見つめると、何があっても守りたい人・・・とは考え、ヨジへの気持ちに気づきます。ダルムンの気持ちを理解するヨニン君の姿が描かれました。でも、ユニョンは結局死ぬことになりそうで、悪女だったけど、振り返ってみると、可哀そうにも思えますよね。
反乱軍が捕まった後のヨニン君の対処は、それまで反乱がおきた時とは違うものでした。反乱に参加した平民に罪を問うことなく、反乱を起こした両班は失敗に終わると、直系の家族まで罪を問われるのが、それまでの慣例でしたが、加担した本人以外は罰しないと宣言します。ミン・ジンホンは、今後の見せ締めとして、罰することを提案しますが、ヨニン君は断固に許すことを選択します。
王の寛大さに知れ渡り、安堵する多くの人々。。。
ヨニン君/英祖が藩平(平等に)制度を約束するも、これまでの権力争いが長年続いたソロン、ノロン派、及びナミン(南人)まで、果たして実現することが可能なのか、不安に思うところもあるでしょうか。ヨニン君/英祖の誠実な態度に、ミン・ジンホンやチョ・テグが協力することになり、この反乱をきっかけに、それまであった不平をなくし、藩平(平等に)制度を開始し、長く平和な時代を築くことになるのでしょうか。
最終話に向け動き出した話し、どんな姿の英祖でドラマが終わることになるのか、感動もありそうで、最後まで期待!
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