獬豸(ヘチ)カイチ:해치 全48回(全24話) 2019年放送 朝鮮時代 SBS
第33話 視聴率 7.5% 第34話 視聴率 8.2%
quetalsurinoさんより |
第33話・第34話 あらすじ
景宗(キョンジョン)の病状がひどくなると、王妃は準備された煎薬を飲ませようとします。しかし、毒が盛られている可能性がある理由からヨニン君(延礽君)/イ・グム(チョン・イル)は、煎薬の内容を調べるまで王に薬を飲ますことを禁じ、主治医ではない医官に王の診察を任すよう命じます。王妃と臣下は、ヨニン君の対応に不満をあらわしますが、特に右議政(ウイジョン)が反発。
状況を静かに監察していたミン・ジンホン(イ・ギョンヨン)は、政治的に危険な選択を迫られた際、すべてを正そうとするのではなく、時には責任逃れと知りながらもそれを選択するのが王になろうとする者としての心構えとなると助言し、ヨニン君は意識の戻らない王を心配そうに見つめながら、葛藤します。
一方、茶母(タモ)のヨジ(コ・アラ/Ara)は、ヨニン君のために宮女になることを決心し、準備を進めますが、王宮内の緊迫な状況から、早くも宮女として王宮に入ることに。ヨジを宮女に任命したのは大妃でした。ヨニン君の側で彼を守りたいと願うヨジの願いが叶うことになりますが、ヨジは宮女になったことをヨニン君に明かさず、遠くから心配そうに彼を見守ります。
ミルプン君(密豊君)/イ・タン(ジョン・ムンソン)を疑ったパク・ムンス(クォン・ユル)は、直接彼を訪ね、問い詰めます。ミルプン君は企みを明かす。捕まった夜、内医院に立ち寄ったことを知ると、ヨニン君が必ず毒を疑い煎薬をとめるはず・・・王はいずれ亡くなることになり、すべては適切な処置を取らなかったヨニン君の責任となり、王を殺した人物がヨニン君になるはず。。。その言葉にパク・ムンスは激怒!しかし、ムンスにできることがない。
集められた医官たちに王を診察させ、王の命を助けるため懸命に励むヨニン君。王の意識は戻らず、イ・グァンジャの提案で、最後の手段として解毒作用のある薬を準備し王に飲ませます。その後、意識を一時的に取り戻した王は、最後の言葉を残すと死を迎えることになり、ヨニン君は深い悲しみから、涙を見せます。
王の死を悲しむ中、右議政(ウイジョン)を中心としたソロン派は、王が亡くなった理由は、ヨニン君の対応に問題があったと指摘し、王位継承者として相応しくないと語る・・・その時、登場したヨニン君。
第33話・第34話 感想
王が亡くなってしまいました!
毒を盛られたと主張するヨニン君は、それを証明することができず王が亡くなった時は、その責任を問われてしまうことになるのに・・・と思いながら、ハラハラしちゃいました。
内医院で準備した煎薬をそのまま飲ませて王が亡くなっていたら、ヨニン君が非難されることはなかったはず。でも、毒が入ったものと知りながら、責任逃れをするため王の命が奪われるのを沈黙するようなタイプの王子ではなかったヨニン君。ヨニン君への対抗心を燃やすミルプン君って、ヨニン君の性格や考え方を熟視していたから立てられた計画でした。観察力と行動力面ではミルプン君ってすごくエネルギッシュな人物でした。行き過ぎた行動のため、悲劇的な結末を迎えることになりますが。。。
王に使われたのは猛毒で、解毒剤が存在しないもの。ダルムンは、チョン・ユニョン/ボクダン(ペ・ジョンファ)の指示で、内医院で働く医女を使って王に毒を飲ませたことを突き止めますが、医女は既に殺害された後で、すべてがミルプン君の計画だったことを証明することができない状況。
このまま王が亡くなると、ヨニン君への避難が高まることを知りながらも、王を必死で助けようとするヨニン君が可哀そうに見えました。ヨニン君が王に即位することは決まった事実ですが、この困難をどのように乗り越えることになるのか、これからも緊張感のある展開は続くことになるのでしょうね。
怪我をしていたコ・アラがドラマに復帰!ヨニン君のために宮女になったヨジが活躍することになるのでしょうか。側で守りたいと宮女になったヨジとヨニン君のロマンスも復帰??政治色の強い展開が続いているのでロマンスシーンなしでも、話しの展開は十分面白いと思いました。でも、二人の再会シーンとかをみて、ドキドキさせられそうな気がします。
ヨニン君の時代と全く一致するわけではないですが、ドラマ「馬医」の中で幼い頃の粛宗(スクチョン)が登場しているので、ミルプン君とヨニン君が対立する関係にある理由や時代背景を理解するための参考になりそうです。
第35話 視聴率 7.4% 第36話 視聴率 8.2%
quetalsurinoさんより |
第35話・第36話 あらすじ
王位を継承する資格などないと強く反発する右議政(ウイジョン)を中心にしたソロン派。その言葉にヨニン君は、自分の能力を証明するためこれまで挑んできたことを振り返り、涙を流す。。。王を死なせたことへの罪悪感と、ヨニン君が王位を継ぐことに強い反対があることから、すべてをあきらめようとする。しかし、イ・グァンジャはヨニン君に、王位継承者として相応しいのを証明するか、誤解されたまま逃げ出すかの選択を迫る・・・。
世子が正式に王位継承するまで残された時間は6日間。ヨニン君は大妃に一刻も早く王位を継承したい気持ちを伝えると、王として生きていく決心をしたヨニン君を悲しそうに見つめると、彼の望み通り、ヨニン君がすぐに王位を継承できるよう命じます。
右議政(ウイジョン)の強い反対を押し切って、ヨニン君は即位します。王になったヨニン君を見つめるミン・ジンホン(イ・ギョンヨン)の表情は明るい一方、右議政(ウイジョン)は険しい表情を見せます。英祖(ヨンジョ)に即位したヨニン君に辞表を提出するイ・グァンジャ。今後は王としてノロン派の力を借りるべき時期が来たことをイ・グァンジャはアドバイスすると、世子に選ばれて以来、イ・グァンジャから多くを学んできたヨニン君は、ショックを受ける。
その後、パク・ムンスも司憲府(サホンブ)を辞め旅に出ます。パク・ムンスが残した手紙を読んだヨニン君は、これまで側にいた仲間を守れなかったことを悲しみ、王としての力を得るため、ノロン派と協力せざる負えない状況に置かれる。。。
その後、ウィ・ビョンジュ(ハン・サンジン)が処刑される前に、逃亡したことを知らされたヨニン君は、不安になりながら、ミルプン君(密豊君)/イ・タン(ジョン・ムンソン)が監禁されている場所に、確認の人を送ります。逃亡したウィ・ビョンジュが向かった先はミルプン君の元で、突然現れた、ウィ・ビョンジュの姿に驚くミルプン君。
景宗(キョンジョン)の死後、動き出したのはイ・インジャ(コ・ジュウォン)。。。
第35話・第36話 感想
ヨニン君にとって最大の宿敵となる相手、イ・インジャが登場しました!必ず登場するとは思っていましたが、これまで一度も登場することなく、いつ登場するのだろうと、待っていた相手。誰が演じるのか気になっていましたが、イ・インジャを演じるのはコ・ジュウォン。
コ・ジュウォンが出演している時代劇は「王と私」や「鉄の男キム・スロ」。「王と私」では成宗(ソンジョン)を演じています。「頑張れチャンミ」、「伝説の魔女」や2019年放送の「悲しいとき恋する」などに出演し、連ドラの主人公を演じるほどで存在感のある演技力の持ち主です。
個人的には、「テバク~運命の時~」でイ・インジャを演じたチョン・グァンリョルのイメージがいまだ強く残っているせいか、イケメンのイ・インジャの姿が新鮮!これまでの優しいイメージとは違い、鋭い目つきが、今後ヨニン君と対立し、激しく動き出すイ・インジャの乱を予感させます。
やっと王位を継承したヨニン君にとって、再び大きな危機が訪れることになります。イ・インジャが王位を継承する人物として選んだのはミルプン君ですが、実際にミルプン君はイ・インジャの乱で犠牲になった王子の一人。歴史ドラマとしては話しが面白くなってきました。
今話は、王の死後、ヨニン君の内面の葛藤も描かれ、誤解されながらも王になることを選んだヨニン君の決心や、王位継承を選択したことでヨニン君が大きなものを失ってしまう。ヨニン君を王にするため、イ・グァンジャやパク・ムンスが辞表を提出し、ヨニン君の側から離れることになり、大雪名仲間を失ってしまったヨニン君。でも、ミン・ジンホンの圧力の結果ではなく、ヨニン君のために自らの政治人生を犠牲にしたイ・グァンジャの決断はカッコよかったです。
井戸に何かを混入する怪しい人物が登場しましたが、原因不明の病気が流行り始めたのと関連がありそうで、王になったヨニン君はこの問題をどのように解決していくのか楽しみです。
ヘチ(カイチ) 37話・38話と39話・40話 あらすじと感想
ヘチ(カイチ) あらすじ 視聴率 キャスト 感想 相関図 |