獬豸(ヘチ)カイチ:해치 全48回(全24話) 2019年放送 朝鮮時代 SBS
第21話 視聴率 5.5% 第22話 視聴率 7.0%
quetalsurinoさんより |
第21話・第22話 あらすじ
ミン・ジンホン(イ・ギョンヨン)はオ・デピョンを殺害した少女を逮捕し司憲府(サホンブ)に現れると、ウィ・ビョンジュ(ハン・サンジン)は、ヨニン君(延礽君)/イ・グム(チョン・イル)が「殺主契」の存在を知っていたことを疑い、ノロン派の怒りをかうことになります。困った状況に置かれたヨニン君は、彼女に上着を渡すと、事件現場で彼女を目撃していたことを認めます。しかし、王はヨニン君に弁解する機会を与えると、ノロン派の更なる怒りをかうことに。。。
パク・ムンス(クォン・ユル)と茶母(タモ)のヨジ(コ・アラ/Ara)は、ミン・ジンホンが子供たちを逮捕することを知りながらも止めることができず、多くの子供たち(殺主契)が命を落とすことになります。貧しいことから平民から奴隷になることや、子供たちを売買する親までいる、不公平な世の中が存在するのが当たり前のことだと語るミン・ジンホンは、階級社会においての士大夫の地位を守る必要性を語りますが、ヨニン君は子供たちが犠牲になったことに心を痛める。
ヨニン君は殺主契と関わったことから、漢城府に移されることになります。ヨニン君を助けようとする王は何もできず。。。移送途中、子供たちを守るため傷だらけになったパク・ムンスとヨニン君はお互いの存在を確認すると涙を流し、世子から廃位される危機を迎えたヨニン君をソロン派が支持しようとしますが、結局、ノロン派と共にヨニン君を世子から廃位させる話し合いの場が準備されることになりますが、景宗(キョンジョン)の姿はなく。その頃、王はヨニン君を訪ね、王としての役目を果たし、必ずヨニン君を守ると約束します。
ノロン派及びソロン派と共にヨニン君を廃位させる話し合いに姿を現した王は、ヨニン君の釈放を命じ、ミン・ジンホンからの避難を受けることになります。
自由の身になったヨニン君は、広場に立つと、殺主契が存在する理由を述べ、王に即位した時は、貧しい者からではなく、土地の所有者から税金を取ると宣言する。ヨニン君は両班たちからの非難を受け、平民からは支持されることに。。。人々は、城門の前に號牌(ホぺ/身分を現わした札で、現代の身分証明書に当たる)を置き、ヨニン君の廃位を反対する民の意見が拡散・・・ソロン派は民の声に耳を向けようとしますが、ノロン派のミン・ジンホンの姿勢は変わらない。
一方、夜になると王宮を出たヨニン君はパク・ムンスを訪ねます。監察になっても思うように人のために働けないことにもどかしさを感じるムンス。一方、ヨジはヨニン君を側でサポートするため、宮女になりたいと、ヨニン君に話します。側で守りたいと語るヨジは、もしも宮女になったら、ヨジの手を握り、「こんなことも許される・・・」とヨニン君は顔を近づける。。。
第21話・第22話 感想
純粋なヨジの気持ちがとてもカワイイ!
側でヨニン君を守りたいと、語るヨジは宮女になることの意味を知らない様子で、説明に苦しむヨニン君が取った行動に胸キュン!困った顔をするヨニン君にドキドキしました。
ヨジの手を握ってキスした?ように見えましたが、もしかしたらキスはしなかった?どっちなのかわからず、バタバタしているとドラマが終わってしまいました。次の話で確認することになるのでしょうか。
ミン・ジンホンをはじめとするノロン派からヨニン君を守ったのは、景宗でした。初めは頼りない王様ってイメージでしたが、ヨニン君の言葉に勇気をもらったのか、王としてやるべきことをする!弱い王様と言っても一国の王なので、ヨニン君をかばう姿にホッとしました。
どのようにしてヨニン君が王様になっていくのかが、興味深く描かれ、今話は特にハラハラしたけど、感動もあって楽しかったです。ヨニン君の語る言葉には力があって、カリスマもあって、王になるべき王子だったんですね。行動力もあって、世子として堂々とする姿勢がたくましい。
ミン・ジンホンはヨニン君を廃位させる計画ですが、民を味方につけたヨニン君を簡単に廃位さえることは難しそうですね。
監査になっただけでは公平な世の中に変えることができない力の弱さを実感したパク・ムンスも今後、より成長していくことになりそうですね。パク・ムンスとヨジの活躍に期待が高まります。
なんといっても、ヨジとヨニン君のロマンスが一番気になるところで、ヨニン君はヨジに恋していることに気づきそうですね。恋の経験のないヨジもヨニン君に特別な感情を抱いていることに気づきそうで、二人のロマンスにも注目!
チョン・イルの演じるヨニン君がどんどん好きになりそうです!
第23話 視聴率 5.7% 第24話 視聴率 6.7%
quetalsurinoさんより |
第23話・第24話 あらすじ
王と共に(親耕禮/王が自ら耕作の手本を見せる儀式)に参加したヨニン君(延礽君)/イ・グム(チョン・イル)は、王とは違い手慣れた様子で着々と仕事をこなす。。。ヨニン君の一生懸命な姿に感銘を受けた農民は、将来、必ず素晴らしい王になると彼を称えると、笑顔でヨニン君を見つめていた王、景宗(キョンジョン)の顔から笑顔が消えます。
一方、ヨジ(コ・アラ/Ara)は、宮女になりたいと伝えた後にヨニン君が取った行動が理解できず戸惑い、悩む。。。ヨニン君はヨジに謝った後も、ヨジに見せた自分の反応に後悔し、上宮になったチョホンは、ヨニン君がヨジに恋していることを話すと、ヨニン君は驚いて強く否定。。。
パク・ムンス(クォン・ユル)は、捕盗庁(ポドチョン)の巡官だった夫を亡くした女性が、夫の死に不信感を抱いて葬儀を行わない状況が続いていることを知ります。巡回中、橋の上から転落死したはずの夫の体には、他殺を疑わせる。。。捕盗庁(ポドチョン)からは早く、葬儀を進めるよう妻に圧力をかけ、パク・ムンスが調査を始めます。
調査を始めたムンスは、ウィ・ビョンジュ(ハン・サンジン)に邪魔されながらも、調査を進め、吏曹正郞(吏曹に属し、人事を担当する正5品の官位)のクォン・イクス宅の執事が事件と関わっていることを知ります。外出を禁止された時間、財宝を運んでいるところを巡官に見つかり、口封じのため殺害されていた。
ヨニン君は、ミン・ジンホンが動く前に、人事権を握る吏曹正郞の座からノロン派のクォン・イクスを失脚させ、ユン・ヒョクに吏曹正郞を任せようと素早く動きます。一方、ソロン派に重要な人事権を奪われる危険を感じたミン・ジンホンは、ミルプン君(密豊君)/イ・タン(ジョン・ムンソン)と手を結び、ヨニン君を狙った反逆が始まります。
ミルプン君は、ヨニン君と王との信頼関係を壊すため、人を使って景宗に上書を挙げさせる。その内容を確認した王は怒りに包まれ・・・、ヨニン君の前に現れたミルプン君は、「逆風が始まった」と語る。
第23話・第24話 感想
ミルプン君の計略で危機を迎えたヨニン君!
あきらめることなく、チャンスを狙っては度々ヨニン君を攻撃するミルプン君ですが、今度の反撃は思った以上にヨニン君にとっては、難しい難関となりそうですね。ミン・ジンホンをはじめとするノロン派は生き残りをかけて、ヨニン君を廃位させるしかない状況。ヨニン君が迎えた困難をどのように乗り越えるのか、ワクワクします!
そばでヨニン君を守りたいと思ったヨジは、ヨニン君の反応に困惑し悩みながらも、ヨニン君の恋心にはまだ気づいていない様子。ヨジに気持ちを気づかれなかったことに安堵しながらも、ヨニン君のちょっと寂しそうな表情を見せたように見えました。「男心」に関してコッソリとアボンに相談するヨジ。。。でも、パク・ムンスはヨニン君のヨジへの気持ちに気づいたようで、勘違いかもしれませんが、三角関係を匂わせているように感じました。
ダルムンとチョン・ユニョン/ボクダンの関係も描かれました。ダルムンがミン・ジンホンに協力していたこと、ダルムンの持つ情報力や影響力を知るミルプン君は、ダルムンに協力を望みますが、ダルムンはきっぱりと断りました。
ミルプン君が刀を突きつけても全く動じないダルムンは、逆に手で刀を握り、ダルムンの手から血が流れ落ちるとチョン・ユニョンがミルプン君をとめるシーンが登場し、チョン・ユニョンはダルムンへの未練が残っているようで、ダルムンもユニョンを強く押し出せない。ミルプン君に王位を必ず継がせるしか生き残る道がないと、泣きながらダルムンを説得するユニョンの姿が描かれ、ダルムンがヨニン君を裏切ることになるのでしょうか。
ヨニン君を信じながらも、警戒する景宗(キョンジョン)は、果たしてどのような選択をするのか、次の話への期待が高まります!フュージョン時代劇も嫌いではないけど、正統派時代劇を観るのは楽しいことだと改めて実感しました。実在した王の物語で、時代背景も忠実に再現しながらも、これまでそれほど描かれることがなかった話も登場するので、興味深いです。
ヘチ(カイチ) 25話・26話と27話・28話 あらすじと感想
ヘチ(カイチ) あらすじ 視聴率 キャスト 感想 相関図 |