放送予定
【日本放送】
●サンテレビ 全24話(2023/8/25から)毎週 月-金曜日 13:00~ 放送
●BS-TBS 全24話(2023/4/17から)月~金曜日7時から 字幕
●BS-TBS 全24話(2022/9/5から)月~金曜日12:59から 字幕
●テレビ大阪 (2022/7/12から)(月)月~金曜 11:59~
●テレビ東京 全24話(2022/3/30から)月~金曜日8:15から 吹替[二] +字幕
【韓国放送期間】2019年2月11日~4月30日まで(月・火) 午後10:00~/70分
獬豸(ヘチ)カイチ:해치 全48回(全24話) |
2019年放送 朝鮮時代 SBS |
視聴率平均視聴率 6.98% 最高視聴率8.4% 第1回視聴率6.0% |
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あらすじ身分の低い宮中の掃除婦から生まれた王子のイ・グム ( 李昑 )が、 科挙試験を準備中のパク・ムンスと、 司憲府の茶母のタル・ムンと共に王の統治権を手に入れる過程を描いたドラマ |
相関図 |
キャスト主要人物 チョン・イル 延礽君(ヨニングン)イ・グム 役 王になってはいけない問題児皇太子 若いころの英祖(李氏朝鮮時代の21代国王)第19代の王である粛宗の息子 クォン・ユル パク・ムンス役 情熱に溢れた科挙の準備生。貧しい少論の出身。男気と情熱は人一倍だが、勉強ができない。 Ara ヨジ役 司憲府の茶母 朝鮮最高のガールクラッシュ(女性も憧れる女性)多言語を操り変装術や武芸に秀でている。 パク・フン ダルムン役 乱れた髪と鋭い目を光らせる姿で、町のならず者 村のごろつき組織の頭で武芸の達人。 イ・ギョンヨン ミン・ジンウォン役 老論勢力の実質的なボス 吏曹判書→左議政 画像出典:https://programs.sbs.co.kr/ チョン・ムンソン “密豊君・李坦”役 延礽君反対の位置に立つ 昭顕世子の子孫で祖父が昭顕世子の3男が祖父に当たる。 ペ・ジョンファ チェ・ユニョン(ボクタン) ミルプン君の情人、キム・チャンジュンの側女 ハン・サンジン ウィ・ビョンジュ 司憲府執義、南人派 没落した南人両班家の家に生まれた衛兵主。優れた天才的頭脳を持つせいで荘園合格でイプギョク、 司憲府の監察になる。 司憲府 チョン・スンウォン チュ・ヨンハン(30代半ば) 司憲府房主監察 司憲府は大きく二つの部類の勢力がある チェ・ミンチョル ユン・ヒョク(30代前半) 司憲府監察 評判の老論一族の子弟。司憲府内二つの部類の一つである。 チョン・ペス チャンダル (40代)司憲府所由、パク・ムンスの部下 アン・スンギュン アボン(20代前半) 司憲府所由、パク・ムンスの部下 捜査能力も高い。チャンダル と毎日喧嘩の愛憎関係。 キム・ジョンス イ・イギョム(60代) 司憲府大司憲→吏曹参判、老論派 大酒のみ
イ・ピルモ ハン・ジョンソク(30代半ば) 司憲府監察 老論出身だが 家と縁を切って監察として穏当な使命を果たそうと努力する人物。 宮殿 ハン・スンヒョン 景宗(キョンジョン) (30代前半)朝鮮第20代王、粛宗とチャン・ヒビンの息子 イ・グムの異母兄 ナム・ギエ 仁元(イノン)王后(40代) 粛宗の継妃 ノ・ヨンハク ヨルリョン君(20代前半) イ・フォン 朝鮮の王子、イ・グムの異母弟 イ・グムが好きで従う唯一の人物。 ソン・ジイン ソニ王后(20代半ば) 景宗の継妃 14歳の年齢で景宗の継妃に その他の人物 チェ・スイム ソ氏 (20代後半) イ・グムの妻 パク・ジヨン ハ・チョホン(20代後半) イ・グムの協力者、酒売りから尚宮 ハ・ソングァン チャドン (50代) イ・グムの協力者 彼の最も忠実な助言者である。 ト・ギソク ケドル (30代前半)ケドル派の頭 イグムと親交がある ソ・ウニュル ハン・ジュンジェ(7 歳) ハン・ジョンソクの息子 イ・ウォンジェ キム・チャンジュン(70代) 領議政、老論派 イ・ウォンジェ キム・チャンジュン(40 代) 領議政、老論派 ハン・ジサン ト・ジグァン(30代) ジグァン派の頭、妓楼の主人 ベールに包まれた人物 ホン・ジンギ クンテ タルムンの右腕 タルムンの目だけ見ても、彼が望むものを気付ほど。 |
スタッフ 脚本:キム・イヨン、演出:イ・ヨンソク |
コメントより |
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チョン・イル ドラマランキング (韓ドラの鬼・外部リンク) |
予告動画
話数ごとのあらすじと感想
●以下話数ごとのあらすじと感想 / 作品感想ネタバレ有
話数ごとのあらすじと感想
※24話版は1・2話が1話になります。
daisySSさんより |
●以下作品感想
daisySSさんより |
●ヘチのシンボルで知られる司憲府(サホンブ)を中心に描かれる、若き頃の英祖(ヨンジョ)が主人公の正統派時代劇!
期待以上の完成度!
「夜警日誌」や「太陽を抱く月」に出演したチョン・イル主演の最新、時代劇!チョン・イルが演じるのは朝鮮王朝第21代王の英祖(ヨンジョ)は、朝鮮時代のルネサンスを築いた王様。王子だったヨニン君の時代から即位するまで、その後のイ・インジャの乱までを描く作品で、意外と知られていない英祖(ヨンジョ)の若き頃を中心に描き、実史とフィクションが上手にミックスされて構想が面白い作品でした。
「華政」、「イサン」、「ドンイ」や「馬医」を手掛けた脚本家による最新作で、政治色が強い展開が後半は続きますが、ダラダラする展開はなく、エピソードも多様でドラマチックな展開が続くなか、成熟していく王子ヨニン君の姿が、すごくよかったです。チョン・イルの演技は話が進むにつれ、王子から王へと変わっていく演技もよかった。
ヨニン君(チョン・イル)が恋に落ちる茶母(タモ)ヨジをコ・アラ(Ara)が演じていますが、ロマンス時代劇ではないので、正統派時代劇が好きな方でも楽しめる程度の内容になっています。ヨニン君に協力する人物として、朝鮮時代を代表する暗行御史(地方官の不正や汚職などを摘発するため王名で動く秘密観察)として知られるパク・ムンスも登場しています。長く続いた派閥争いに不満を持ったナミン(南人)出身のイ・インジャが起こした反逆事件をきっかけに、藩平制度を実施することで身分や出身などを問うことなく、官僚を公平に起用することになる背景が分かりやすく描かれました。
ドラマのタイトルになっている「ヘチ」は、獅子の形をした善悪を区分する神獣。災いをはらう力もあると言われ、司憲府(サホンブ)を表わすシンボル的な存在で、このドラマでは司憲府(サホンブ)を中心に話しが展開されます。司憲府(サホンブ)は、官吏が不正を行っていないかどうか監察したり、現行の政治について論じたり評価する朝鮮時代の政府機関ですが、王の耳や手足になって捜査する権限もあり、即位後、腐敗した政治を正し、公正さの重要性を大事にした王が真っ先に改革を進めることになる政府機関です。
ヨニン君が即位するまでの様子と共に、起きた連続殺人を捜査することになるので、朝鮮時代を背景にした捜査ドラマ的な要素も加わり、ドラマの前半と後半ではそれぞれ違ったテイストの時代劇となっていて、時代劇としては非常に展開がはやいと感じました。
ドラマ「ドンイ」は、ヨニン君の母を主人公にしたドラマですが、卑しいムスリを母として持つことから苦悩する若き王子時代から、即位後は、王として自分が信じる道を進み、最終話のエンディングは、明るい世界をつくろうとするポジティブな王の姿が描かれ、感動的な最後でした!
短いけど強烈的な印象を残したイ・インジャが初めて登場した時は、王を演じるのがチョン・イルではなくコ・ジュウォンだったら・・・と想像しましたが、最終話まで観終わった結果は、このドラマで描こうとしたヨニン君の姿は、チョン・イル以外は考えられないものでした。明るく前向きな微笑のチョン・イルが演じる王の姿が、予想していた以上によかったです。
典型的な時代劇のようで、ドキドキする新鮮なドラマでした。最近のトレンドとしては時代劇よりも現代劇が多い韓国ドラマですが、時代劇の放送が増えるといいですね。同じ脚本家の作品では「華政」や「馬医」も好きだったので、チャンスがあればもう一度みなおしするのもよさそうです。
同じ時代を背景にしたフィクション時代劇「テバク」は、イ・インジャを中心に描かれ、ヨ・ジングがヨニン君を演じている作品です。個人的な感想としては「テバク」をみた後に、このドラマを観ることをお薦めしたいです。